年齢・性 | 原 因 | 部 位 | 観察期間 | 備 考 |
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43歳F | 衣服に引火 | 背部,腋窩,上腕 広範3度熱傷 | 359日 | 大学病院形成外科に入院。手術が必要と言われたが拒否。受傷7日後に受診。背部から腋窩にかけて全層白色壊死 |
46歳M | 調理中の鍋 | 前腕,大腿 | 4ヶ月 | 前医はゲーベンクリームで治療。受傷17日後に受診 |
48歳F | ヤカンの熱湯 | 腹部,鼠径部,大腿 | 340日 | 前医はフィブラストスプレーで治療。痛みで歩けなくなり、受傷13日後に受診 |
48歳M | 電気ポット | 臀部,大腿,下腿 | 前医はフィブラストスプレーで治療。痛みで歩けなくなり、受傷5日後に受診 | |
48歳M | 衣服に引火 | 胸部,腋窩,上腕 広範囲3度熱傷 | 2887日 | 受傷直後に受診。短冊カットにしたゴミ袋で治療 |
49歳M | スプレー缶のガスに引火 | 四肢 | 前医は石鹸洗浄と難航ガーゼで治療。看護師をしている妻が当院受診を勧め、受傷8日後に受診 | |
50歳M | 風呂 | 背部,腰部,両側肩,両側上肢 広範3度熱傷 | 前医はゲーベンクリームで治療。息子さんがネット検索して湿潤治療を発見。受傷4日後に受診したが、背部全体が白くなっている「ゲーベン壊死」の状態だった | |
50歳M | 調理用油に引火 | 顔面、上肢 | 301日 | 受傷6日後に受診 |
51歳F | 揚げ物油に引火 | 顔面,頸部,前腕,大腿 | 13ヶ月 | 受傷40日後に受診 |
51歳F | スプレー缶が爆発 | 顔面,両側前腕 | 受傷5日後に受診 | |
52歳F | 衣服に引火 | 上腕,背部3度熱傷 | 188日 | 病院皮膚科では石鹸洗浄を指示。激痛のため脱走。受傷7日後に受診 |
52歳M | 衣服に引火 | 手,下肢 | 前医は軟膏ガーゼで治療。痛みが強く脱走。受傷17日後に受診 | |
53歳F | 衣服に引火 | 顔面,頸部,胸部 | 731日 | 受傷2日後に受診。一部が肥厚性瘢痕となりドレニゾンテープで治療 |
55歳M | 薪ストーブの煙突 | 顔面,上腕 | 前医は石鹸洗浄を指示。以前から湿潤治療を知っていたため、受傷2日後に長野県から受診 | |
55歳F | 衣服に引火 | 背部、上腕3度熱傷 | 865日 | 〇〇病院形成外科に入院。石鹸洗浄、フィブラストスプレー、メロリンガーゼで治療。治療方針について主治医の間で意見対立。受傷43日後に受診 |
56歳F | 電気ポット | 顔面,頸部,背部 | 救急室では軟膏ガーゼで治療。知人は湿潤治療を知っていてハイドロコロイドを貼ってくれた。受傷4日後に受診 | |
57歳M | ガス爆発 | 顔面,胸部、上肢 | 台所のシンクに溜まっていたガスが爆発。受傷7日後に受診 | |
61歳F | ヤカンの熱湯 | 顔面,胸部 | 129日 | 受傷19日後に受診 |
64歳F | パスタの茹で汁 | 腹部,大腿 | ワセリンとラップで自分で治療。受傷3日後に受診 | |
64歳F | 薪ストーブ | 胸部,腋窩,上腕3度熱傷 | 375日 | 大学病院では直ちに皮膚移植しないと死ぬ、と説明された。受傷17日後に受診 |
66歳F | ストーブの上のヤカン | 腰部,大腿 | 193日 | 受傷直後に受診 |
66歳M | スプレー缶爆発 | 顔面全体,前腕全体,手 | 受傷直後に受診 | |
67歳F | 天ぷら油 | 前腕,臀部,下腿 | 290日 | 受傷直後に受診 |
67歳F | 衣服に引火 | 胸部,腋窩,上腕3度熱傷 | 581日 | 受傷直後に受診 |
68歳M | 鍋の熱湯 | 胸部,前腕 | 1399日 | 受傷3日後に受診。「私は料理人なので、美味い料理を出す店にだったら遠くても行くし、美味くもない料理しか出ない店にはいくら近くても行きません」と言っていた |
69歳F | 食堂で店員がお湯を落とした | 背部,肩 | 受傷2日後に受診 | |
69歳F | 衣服へ引火 | 胸部,上腕,手 | 受傷直後に受診。2ヶ月で問題なく治癒 | |
71歳F | 衣服へ引火 | 両側背部,腋窩,上腕3度熱傷 | 559日 | 〇〇病院形成外科に入院。受傷1ヶ月後に強引に退院。退院時、主治医は最後まで「早期に皮膚移植しないと感染して死ぬ。癌になって死ぬ」と喚き散らした |
71歳F | 衣服へ引火 | 背部,腋窩,上腕 広範3度熱傷 | 1947日 | 受傷直後に受診。300日で上皮化。1400日後に腋窩瘢痕拘縮に局所麻酔で連続Z形成術。上肢ROMは完全に正常で運動障害なし |
71歳F | 衣服へ引火 | 腋窩3度熱傷 | 638日 | 〇〇病院皮膚科に通院。石鹸洗浄、ゲーベンクリームで治療し、手術が必要と説明されたため脱走。受傷9日後に受診。11ヶ月で上皮化し、瘢痕拘縮なしに治癒 |
74歳F | 調理中に失神 | 顔面全体,手指 | 〇〇病院形成外科に入院。石鹸洗浄とゲーベンで治療。指は切断が必要と説明された。治療の苦痛がひどく、死んだほうがましだと家族に訴え、強引に退院。受傷2日後に受診 | |
75歳F | 寸胴の熱湯 | 前腕~手、臀部 | 受傷2日後に受診 | |
83歳M | 衣服へ引火 | 胸腹部全体,両側大腿 広範囲3度熱傷 | 765日 | 家族は入院を勧めたが酒が飲めなくなると拒否。自宅で湿布を貼っていた。受傷1ヶ月半後に内科を受診した際にヤケドしていることがバレた。 |