3歳3ヶ月(当院初診時)男児。父親の仕事で中国浙江省在住。
2012年12月28日(3歳0ヶ月),母親が料理をしているそばに行き,熱湯の入った鍋をひっくり返して顔面,全胸部,左上肢に熱傷受傷。直ちに上海の大学付属病院に入院となり,軟膏で治療。2013年2月9日に退院。
その後,日本に住む祖母が東京新聞のティファール熱傷の記事を教えてくれたため,日本への帰国に合わせ,当科を受診した。
初診時,高度の肥厚性瘢痕と左肘関節の瘢痕拘縮(伸展障害)を認めた。瘢痕が落ち着いた2013年4月上旬よりドレニゾンテープ貼付を開始した。その後,左肘は full extension できるようになった。
3月6日:全胸部 | 下顎部〜頸部 | 左上肢 |
3月29日 | 4月7日 1493日後 |
4月26日 1512日後 |
5月31日 1547日後 |
6月28日 1575日後 |
7月19日 1597日後 |
7月19日 伸展障害なし |
8月30日 1638日後 |