24歳女。茨城県。母親は看護師で,筆者の講演を企画した医師が経営するクリニック(湿潤治療を行っている)で働いている。
2015年1月8日夜,自宅で熱した油の入った鍋をひっくり返し,顔面〜頸部〜前胸部,手に熱傷受傷。直ちに〇〇病院救急室を受診し,アズノール軟膏で治療。帰宅後,母親が湿潤治療のことを教えてくれ,顔面のみラップでの被覆にしたところ,直ちに痛みがなくなった。〇〇病院の熱傷治療が間違っていることを実感し,翌日,当科を受診した。
当科では,顔面はハイドロコロイド被覆材,頸部と胸部はプラスモイスト,手はプラスチック手袋で治療。
【顔面】
1月9日 | ハイドロコロイド被覆材 |
1月13日 | 1月19日 | 1月27日 | 2月24日 |
【頸部〜胸部】
1月9日 | 1月13日 | 1月19日 | 2月24日 |
【左手背〜前腕】
1月9日 | プラスチック手袋 |
1月13日 | 1月19日 | 1月27日 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1378/index.htm】