1歳0ヶ月男。
2016年7月30日,岩手県のホテルで棚の上でお湯を沸かしていたティファール電気ケトルのコードを引っ張って落とし,顔面・胸腹部などにヤケド。〇〇大学附属病院に救急搬送されて形成外科入院となった。毎日,石鹸でゴシゴシ洗われ,フィブラストスプレー®噴霧,バラマイシン軟膏ガーゼで被覆,という地獄のような治療が行われた。主治医からは重傷の3度熱傷なので皮膚移植が必要,と説明されたが,入院中からネットで熱傷治療について調べていたため,退院を希望。8月6日に退院。
8月8日,当科受診。皮膚移植は不要で深いヤケドではないと説明。顔面はハイドロコロイド被覆材で,体幹はズイコウパッドで治療。
11月,前胸部に軽度の肥厚性瘢痕を認め,シリコンジェルシートの治療を開始。
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2441/index.htm】