2016/02/29
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0229-1 -
「スクリアビン：練習曲嬰ニ短調 Op.8-12」の指使いを公開。左手の跳躍が連続する曲ですが，一部の音を右手に割り振ることで何とか弾けるようになりました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0229-6
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「糖質制限：何を食べてるの？」に［ウクライナで糖質制限］を追加しました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0229-2
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「コメを多食するバングラデシュに肥満者がいない」について,たがしゅう先生からのメールです。
バングラデシュの肥満、糖尿病に関する先生の御考察、大変興味深く拝見しました。
こういうエビデンスのない話に対しても、状況証拠を総動員して納得のいく仮説を導かれる先生のスタイルにはいつも驚かされます。
米多食＋脂質・蛋白不足の人達は、糖質過剰にも関わらず太ることができず慢性栄養障害の状態にあるという説は、バングラデシュの農村部に限らず、日本で低身長であった平安・鎌倉時代にも同様の現象があったであろう事が推察されます。非常に説得力のある説だと思います。
逆に言えば「太るためには米 多食＋高脂質・高蛋白の条件が必要」だとも言えます。
考えてみれば肥満ホルモンとしても知られるインスリンも21アミノ酸基のA鎖と、30アミノ酸残基のB鎖が2つのジスルフィド結合を介してつながったペプチドホルモン、すなわちタンパク質の仲間のようなものです。蛋白質がないと太れないというのもわかる気がします。
一方で私は太るというのは「高血糖の害から身を守る」側面があると感じています。たとえ高血糖にさらされても、脂質・タンパク質が十分にあって太るというシステムを駆動できる人は、ひとまず血糖を脂肪に置き換えるという方法によってその害から身を守ることができます。
しかしその緊急避難的なシステムも、繰り返されれば破綻し ます。その結果、若い頃は健康診断に引っかからない肥満だったのに、中年期以降はメタボ検診に引っかかる肥満へと移行していくという流れが今の日本にはあると思います。
ただそのような流れを示す理由として、「脂質・タンパク質を十分に摂っているから」という環境要因だけでは説明がつきません。なぜならば今の日本では国民がほぼ等しく高糖質・高脂質・高タンパクの飽食の環境におかれているにも関わらず、全員が全員肥満の流れに沿っているわけではなく、太っていない人も結構な割合で存在しているからです。
ここでもう一つ考えなければならないのは遺伝要因で、すなわち倹約遺伝子の存在です。
倹約遺伝子を適切に発現させている 人は、言い換えればインスリンを上手に使える人だと思います。すなわち倹約遺伝子が上手に使える人は、ある程度高糖質＋高脂質・高タンパクならばインスリンが十分に産生され、効率的に太ることができます。非常に発現が上手な人の場合には、1日1食でも十分に活動的な生活を維持することが可能です。
しかし倹約遺伝子がうまく発現できていない人は、高糖質＋高脂質・高タンパク質であっても、インスリンが上手に使えないという状況が起こりえます。例えるなら食材が存分にあっても料理の仕方がわからないために食べることができない状況のようなものです。それでも材料さえない人に比べたらまだましですなのですが、材料がなくて料理の仕方もわからない状態となればお手上げ で、もう絶対に太れません。
倹約遺伝子が働いていない人は、太るという高血糖からの防御システムが利用できませんので、ダイレクトに高血糖の害を受け糖尿病になりやすくなります。
私の仮説ですが、おそらくバングラデシュの人は全体的に倹約遺伝子がうまく使えていない人が多い集団なのではないでしょうか。
そう考えれば、「バングラデシュで糖尿病が都市で少なく，農村で多い」理由は次のように説明ができます。
- 都市部の人（高糖質＋高脂質・高タンパク質、倹約遺伝子↓）：遺伝的にインスリン使いにくいが、材料豊富なので肥満↑（ただし倹約遺伝子が発現している人に比べたらたかが知れているレベル）、肥満である程度は高血糖から身を守れるが、その能力が不十分で糖尿病↑
- 農村部の人（高糖質＋低脂質・低タンパク質、倹約遺伝子↓）：慢性栄養不足でインスリンが作れず肥満↓。遺伝的にもインスリン使えずダイレクトに糖尿病↑↑（都市部以上に多い）
もっと言えば倹約遺伝子の有無は人種差とか、遺伝的に不変とか考えられがちですが、最近のエピジェネティクスの考えでいけば、倹約遺伝子の発現の程度は環境要因の影響を大きく受ける、すなわち後天的にコントロル可能だと思います。
倹約遺伝子が発現するようになるためには、まずインスリンの材料が整うこと、そして食事回数が少なくなるようなシチュエーション、すなわち倹約しないと生きていけない ような状況に置かれることが必要条件ではないかと思います。
そういう意味ではバングラデシュの国民のように、慢性栄養不足になるような米多食状態に人は、インスリンの材料はないわ、糖質エネルギーがすぐに枯渇するので何度も食べないといけないわで、倹約遺伝子が発現しようがありません。
米多食＋低脂質・低タンパクという意味では、今のバングラデシュは言ってみれば日本の平安・鎌倉時代のような状況に思えます。しかし日本はその高度経済成長を経て、いわゆる食の欧米化によって、高糖質＋高脂質・高タンパクが国民の多数派を占めるように状況が変わっていきます。その結果、インスリンの材料が備わり、燃費の良いケトン体も使いやすい状況となり、今まで発 現していなかった倹約遺伝子が日本人の間で徐々に発現するようになってきているのではないかと私は想像しています。
ちなみに日本でも高糖質＋高脂質・高タンパクの状況におかれているにも関わらず、太るどころかやせている状態を維持する人、いわゆる「やせの大食い」という人がいると思います。こういう人は何度も何度も食べるために、倹約遺伝子が発現する間がないのではないかと勘ぐってしまいます。また消化吸収が悪いのか高血糖にさらされるわけでもなく、肥満にもならないので一見良い事のようですが、そんなに食べないと現状を維持できないというのは生命にとって危機的な状況であるように私には思えます。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0229-7 -
先日，気軽に虫が食べられるお店の高田馬場駅近くのミャンマー料理「ノング・インレイ」に行ってみました。私が行った時は，日本人の客よりミャンマー人（？）のお客さんの方が多かったです。
ナンパゥー（豚皮揚げ），サティ（豚串焼き），空芯菜の炒めもの，パパイアサラダなどを食べましたが，どれも適度にスパイシーで辛くて，おいしかったです。ただ，値段はちょっと高めかな？
飲み物はミャンマービール（缶ビール）とスパークリングワインの赤を注文しました。前者は普通のビールでしたが，後者はまるでジュースのような甘さで，こいつはハズレでした。普通のハイボールにしとけばよかった。
そして竹蟲（banboo warm）の唐揚げは安定の美味しさ！ もっと食べたいな，と思ったくらい美味でした。問題は値段（900円）の割に量が少ないこと。もっとたくさん食べたいのになぁ。本当はコオロギの唐揚げ（900円）も食べたかったんだけど，竹蟲とコオロギだけで1,800円はちょっとお高い。しかも写真で見る限りコオロギも量が少なめなんですよ。スパークリングワインの甘ったるさもあり，今回はコオロギはパス。
ちなみに，ナンパゥー（豚皮揚げ）を初めて食べましたが，「ポークおじさんの豚皮 お肉なんです」がいかに洗練されて美味であるかがよくわかります。「ノングインレイ」の豚皮揚げは「東南アジアっぽい・豚の皮っぽい臭い」が強くてちょっと癖があり，揚げ方もポークおじさんの方が一枚も二枚も上手で，おもわず，「お肉なんです」を食べたくなったくらいです。
というわけで，もしもこのお店に行かれるのであれば，最初に近くのお店（こことかここ）で食事を済ませ，その上で「みんなで竹蟲とコオロギを食べに行ってみない？」というノリで行ったほうがいいかもしれません。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0229-3 -
こんなメールをいただきました。
60代女性です。「皮膚移植をしなければやがてヤケドのあとは目立たなくなっていく」が，「移植された皮膚は何年経ってもきれいにならない」のです。
幼い頃腕に広範囲の火傷をしました。両親によると、医師から皮膚移植を勧められたものの経済的理由で手術出来ませんでした。成人後は、今さら痛いのは嫌と私が手術を拒みました。
先生の著作やブログを拝見し、むしろ手術せずにほんとに良かったと、母に告げた頃には既に認知症のため会話が難しくなっていました。糖尿病、認知症、肺炎で亡くなり一年ですが、長年娘に手術をしてやれなかったと負い目を感じていた事少し切ないです。
60年経った火傷の痕は、周囲と大差無い色あいになりました。
湿潤療法や糖質制限食が定着することを心より願っております。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0229-4 -
【シリア内戦激化の背景に「干ばつ」と「地球温暖化」】
この問題については私も以前取り上げた通りです。
常識的に考えるとわかりますが，人は「食糧がたくさんあるから子どもを作ろう」と性交渉するわけではありません。ヒトは年がら年中発情する特異な霊長類であり，とりあえず近くに相手をしてくれる異性がいれば，コミュニケーションの手段としてとりあえず性交渉しますが，その際，妊娠・出産することまで考えているわけではありません。生まれた子どもを育てられる食糧状態であれば子どもを育てるし，そうでなければ嬰児殺し（＝育児放棄）してきました。また，遊動生活（決まった塒を持たず，1日に10～20kmを歩いて移動）自体が子育てに不利だったこともあります。先史時代（狩猟採集・遊動生活）のヒトの人口密度がほぼ一定に保たれていたのはこのためです。
逆の言い方をすれば，ヒトの個体数を抑制するリミッターは「得られる食糧量／遊動という生活様式」という要因しかなく，いずれか一つのリミッターが外れてしまうと，個体数は野放図に増えてしまうことになります。
シリアはかつて，降雨量は少ないながらも緑豊かな農業生産国・農産物輸出国でした。そのため，人口は2,000万人を超える国になりました。しかし，21世紀に入り，何年も旱魃が続くようになると農業生産は壊滅的な打撃を受け，食糧不足は政情不安の種となり，反政府活動が次第に激化します。これが現在のシリア内戦の発端であり，中央政府の力が弱まった地域に誕生したのがイスラム国です。
現時点では，シリア政府と反政府勢力間の停戦協定は守られていて，一応戦火は止んでいるようですが，イスラム国は停戦協定の対象外です。また，イスラム国に対する最大の戦闘組織であるクルド人部隊に対して，トルコは「クルド人勢力が強まるのは困る」という立場であり，ロシアは「敵の敵は味方」というわけでクルド人勢力を後方支援し，同時にシリア政府（アサド政権）を支持しています。これだけでも解決困難なのに，イランとサウジアラビアが対立し始め（幸い，両国の間にはイラクがあるため，直接の戦闘は起きないでしょうが），事態をさらに面倒にしています。
また，中東産油国は「石油価格が高ければ政情安定」しますが，現在のように石油価格が低迷すると政情は不安定になります（収入源はそれしかないから）。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0229-5 -
【野菜の糖を食べるバクテリアでわかった「良い」バクテリアが腸内健康を促進するメカニズム】
腸内細菌の研究，流行中。意味のある発見かどうかは不明だけどね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0229-8
2016/02/27
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「大阪梅田の痛ましい事故」についてのメールです。
梅田で痛ましい事故が起きましたが、この加害者とされる男性のフェイスブックで最近食べていたものが明らかになったようです。
桐山さんと同様、N=1ではありますが、インパクトを与える死亡事故だったのでご紹介いたします。
うどんが主食みたいで体重も110kgあったとか。報道では、大動脈解離や胸部大動脈瘤破裂などが起こったとされていますが、解剖の結果を待ちたいところです。
【大阪梅田暴走事故】運転手・大橋篤さん(51)のFacebookがヤバすぎる…これは病気になるわ…／【顔写真画像あり・奈良の会社経営者】2ch「うどんの食べ過ぎ・熱血教師」「不健康が原因か」この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0227-2 -
「コメを多食するバングラデシュに肥満者がいない」についてのメールです。
江部先生にバングラデシュ人について質問したら、バングラデシュでは現在猛烈な勢いで糖尿病が増えているとの事でした。しかし、「肥満率」がなぜ低いのかの返答無し。いよいよ混迷を極めている「バングラデシュにおける肥満と糖尿病の乖離」ですが，このサイトやこのサイトのバングラデシュに関する情報をまとめると次のようになります。
バングラデシュ人が昔から米を多食していたならば、昔から糖尿病が多かったはずですので、江部先生の仰る、現在糖尿病患者増大の要因は他にあるはずです。
もしかしたら、肥満率が低いということは、末期の糖尿病で痩せている人が多いということでしょうか？- 2000年にはコメは自給できているが，人口の40％が貧困層
- 労働者階級の多くは痩せすぎ。
- 知識人階級は肥満が多い。
- かつてはボッタ（魚と野菜のマリネ）と豆スープ，米飯の食事だったが，現在（の知識人階級？）は毎日肉料理を食べ，脂質摂取も多い。
- 糖尿病の簡易検査サービスを提供する薬局も普通に見かける
さらにこのサイトによると，- 村民の食事は炭水化物摂取が多いが，肥満者は見かけない。
- 国際糖尿病連合による20-79歳の糖尿病患者数の統計では，バングラデシュなど東南アジア地域だけが都市部より農村部に糖尿病患者数が多い
これらをまとめると，「農村部は肥満者はいないが，糖尿病患者が多い」，「太っているのは（都市部の？）知識人階級。都市部の糖尿病患者は農村部より少ない」となります。つまり，労働者階級と知識人，農村と都市では食事の様式が異なっていて，労働者階級，農村の食事（大量のコメを少量のおかずで食べる）は糖尿病を誘発し，知識階級と都市の食事（蛋白質と脂質が多く，糖質も多い）は肥満を生むのでしょう。そして，都市人口より農村人口が多ければ，「糖尿病患者が増加したが，肥満患者は多くない」となります。
『日本の長寿村，短命村』では「コメを多食する村に長寿村なし」と結論付けています。毎食，どんぶり数杯の米飯を塩辛い漬物で食べる秋田県では40代の早い時期に脳卒中で死亡する人が多い，と書かれていて，私が育った時代の秋田県はまさにそうでした。
だから逆に，糖尿病は少なかったのかもしれません。糖尿病が発症する前に死ねば，糖尿病は発生しませんからね。
そして，そんな秋田県でも生活水準が上がり，栄養状態が改善すれば若くして脳卒中で死亡する人が減り，寿命が延びて来ます。すると増えるのが糖尿病。事実，最近の全国統計では秋田県は人口あたりの糖尿病患者数は全国で上から5番目をキープする「糖尿病県」となっています。
もしかしたら，少し前のバングラデシュはこういう状況だった可能性があります。生活水準が向上して寿命が延長し，結果として糖尿病が増えたとではいうシナリオです。
肥満とコメ多食の関係ですが，知的労働者に肥満が多く，肉体労働者では少ないことから，「タンパク質摂取が極端に少なく，コメばかり食べる生活では栄養失調になり，肥満にならない」，「収入が上がりタンパク質摂取が増えてくると，糖質摂取が肥満を引き起こすようになる」とパターン化できそうです。
ではなぜ，バングラデシュで糖尿病が都市で少なく，農村で多いのか。これについては，まだ理由を思いつきません。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0227-3 -
【ダイエット飲料に驚きの「糖質」が含まれていることが判明！】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0227-1
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【メタボ気になる世代へ 糖質カットのラーメン、塩焼きソバ 小麦粉に代えトウモロコシ系物質など使い グリコ】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0227-4
2016/02/26
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0226 -
「コメを多食するバングラデシュに肥満者がいない」についてのメールです。
自分の考えを述べさせてください。
まず，米多食地域の米摂取量に対して肥満が少ないというのは，もともとの食事摂取量がエネルギー消費に比べて少ないということ(例えば肉体労働が多いなど…すみません，ここはあくまで自分の想像です…)と，多食地域のほとんどがアジア人で，アジア人のインスリン分泌量が欧米人と比べて低いとされていることから，糖質を取っても脂肪に代わりにくいのではないでしょうか。
次に，米摂取量が減っている日本人で肥満が増えているという点は，米以外での糖質摂取が増えているため(パンや麺類，砂糖など，ファストフードなどでの糖質と脂質のダブル摂取)，肥満が増加しているのではないかと考えます。
そのため，糖質制限により日本人が主食としている米の摂取を減らすことで，相対的な糖質摂取量が減り，肥満の解消に繋がっているのではないかと考えました。
私自身，糖質制限を実施中で，この件についてとても興味深く感じており，夏井先生のお考えを聞くことを楽しみに待っております。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0226-3 -
「コメを多食するバングラデシュに肥満者がいない」について私の考えをまとめてみます。
バングラデシュの1人1日あたりのコメ消費量は473g（おにぎり10個半），単純計算すれば1年で173kgとなります。農水省のデータによると日本のコメ消費量は1963年がピークで118kgですから，その頃の日本人の1.5倍のコメをバングラデシュの人たちは毎日食べていることになります。毎日，おにぎり10個半ということは，1日3食ごとにおにぎり3～4個食べている計算になります（ちなみに，『日本の長寿村，短命村』によると，秋田の短命村では大きな茶碗で4杯のご飯を毎食食べていた，とあるので，昔の秋田では現在のバングラデシュに匹敵する量のコメを食べていたことがわかります）。
となると，疑問が湧きませんか？ コメ以外は何を食べているのだろう・・・と。肉とか魚とか野菜とか，どのくらい食べているのでしょうか。おにぎり4個も食べたら，それ以上食べられるのかな・・・と。
「ベンガル人（＝バングラデシュ人）の体はコメと魚でできている」と言われるくらいコメ好き・魚好きの国民です。また，食事スタイルは日本同様に「主食と副食」という食べ方で，スパイスの効いたカレー味の副菜をおかずに主食（コメ）を食べているようです（ちなみに，「主食と副食」という食事スタイルは世界的には少数派の食べ方です）。また，コメを使った甘いデザートや，無発酵パンも好んで食べられているようです。
実際のバングラデシュの一般家庭の食事のネット画像を見ると，副食と主食では後者が圧倒的に多いように見えます。つまり，「1日におにぎり10個半」を食べるには，それと同量の魚を食べるのは，いくら魚好きでも胃袋の容量から不可能なのでしょう。10個半のおにぎりを食べるにはパンチの効いた味付けの少量のおかずを食べるしかありません。
国民一人当たりのコメ消費量が世界で最も多い国（バングラデシュ，ラオス，カンボジア）は東南アジア，南アジアのコメ生産国であり，途上国です。これらの国では主な農業産品はコメであり，最も価格の安い食品がコメです（というか，世界的に見ても最も価格の安い食品が穀物です）。
その結果，GDPの低い途上国ほど食事に占めるコメなどの穀物（＝最も安い食品）の比率が高くなります。同様に，現代日本でも低所得者層ほど食品中に穀物が占める割合が多いというデータが出ています。1960年ころの日本でコメ消費量が多かったのも同じ理由でしょう。
一方，世界各地の遺跡調査で「穀物栽培開始とともに平均寿命が短くなり，体格が小さくなり，幼児死亡率が増加した」ことがわかっています。つまり，農耕（＝穀物栽培）開始と同時に，ヒトの健康は蝕まれ始めたのです。
理由は簡単で，穀物は栄養価が極めて低く，農耕は手間がかかるため他の食物（例：動物性タンパク質）を採取できなくなったことが原因です。低栄養の穀物ばかり食べ，動物性タンパク質摂取量が少なくなったため，背が低くなって寿命が短くなり，離乳食として穀物の粥を与えられたために下痢で死亡する乳幼児が増加したと考えられています。これはいわば，「穀物で満腹だが慢性的栄養不足状態」といえます。
実際，日本人の身長は古墳時代をピークに次第に低下し，江戸時代末期から明治初期で最低となり，明治初期の成人の平均身長は男女ともに現在の中学1年生程度です。
では，日本で肥満者が増えたのはいつ頃でしょうか。『日本の長寿村，短命村』には「米を多食している秋田県の村に肥満者が多い」という記述はありません。また，私（1957年秋田県生まれ）の記憶でも，小中学校の同級生で肥満児はほとんどいなかったし，同じ町内や親戚の伯父さん・叔母さんにも肥満者はあまりいなかったと記憶しています。
日本で肥満が問題視されるようになったのは1980年代以降です。具体的に言えば，日本肥満学会が設立されたのが1984年，BMIで肥満を診断するようになったのが2000年，メタボ症候群の診断基準が策定されたのが2005年です。
つまり，日本では「コメ消費量が減少してから肥満が社会問題化した」というのが真実であり，コメ摂取量と肥満の関連性は見い出せません。
コメを多食していた頃の日本人に肥満者が少なかったのは，「コメ（＝低栄養食物）で満腹だが慢性的栄養不足」だったためです。現在のバングラデシュに肥満者がほとんどいないのも，同じ理由と考えられます（ちなみに，現在のバングラデシュの平均寿命は70歳で，これは1961年ころの日本の平均寿命と同じ）。肥満になるためには，まず「栄養不足状態」から抜け出す必要があると考えられます。
では，1980年代以降の日本で肥満者が増えたのはなぜでしょうか。
日本は1950年代後半からの高度経済成長にともなって全国規模で流通網が発達し，収入も右肩上がりに増えたため，肉（＝タンパク質）摂取が増え，栄養状態が改善します。様々な食品が食卓に並ぶようになるとコメ依存度が低下し，コメだけ多食する食習慣は姿を消し，コメ消費量は減少します。必然的に「コメで満腹だが慢性的栄養不足」は解消されます。
同時に国民皆保険制度が1961年に始まり，上下水道などの社会インフラの整備も進み，衛生状態が改善します（水源の細菌汚染による感染症がなくなり，寄生虫症も減少）。これらが「縁の下の力持ち」になり，日本人の平均寿命は右肩上がりに延びていきます。
一方，生活が豊かになると真っ先に増えるのが糖類，糖質の摂取量です。つまり，「清涼飲料水，炭酸飲料水，フルーツジュース，糖分いっぱいのお菓子，スイーツ」などです。コメ消費量は減少したのに，それを上回るペースで糖質摂取が増えます。同時に，脂肪摂取量も増加します。脂肪は本来，単体で摂取する分には「太らない」食物ですが，糖質と一緒に摂取すると，インスリンの作用で皮下脂肪・内臓脂肪として蓄積されます。
「糖類と糖質」と「糖質と脂質の同時摂取」が同時に増加したため，肥満と糖尿病が増加の一途を辿ったわけです。
その結果，日本では「コメ消費量減少」，「平均寿命の延長」，「肥満と糖尿病の増加」が同時進行しました。この3つは一見関連があるように見えますが，この3つの変化を起こした社会構造の変化が同時期に起きただけです。
では，なぜ「現代日本の肥満者がコメを食べなくなると痩せる」のか。
現在，コメ摂取を減らしている，あるいは摂取しないようにしている人は，糖質制限をしている人です。糖質制限の一環としてコメ摂取が減っているのであって，コメだけ減らしているわけではありません。「コメを食べないから痩せた」のではなく「糖質全般の摂取を減らしたからコメ摂取も減り，その結果として痩せた」のです。
しかし，日本人にとってコメは永らく特別な食物であり，食の象徴です（日本には「瑞穂の国」という別名があるくらい特別扱いされている）。コメを食べないというだけで変人扱いされるのが日本です。だからこそ，糖質制限を説明すると「コメを食べない」ことだけがクローズアップされがちです。逆に言えば，糖質制限の威力を説明する場合には「コメを食べなければ痩せられる」と表現した方がインパクトがあるわけです。
いずれにしても，バングラデシュと日本で肥満率と食生活の関連性を議論するのは，1960年の日本と2015年の日本を一緒くたに論じるのと同じで，あまりに乱暴で粗雑な議論と言わざるを得ません。
例えて言えば，「固定電話の普及率の変化と平均寿命の変化には強い相関性が認められる（これは本当）。従って，平均寿命を伸ばしたのは固定電話である」と結論付けるようなものです。1960年から2000年にかけて右肩上がりに増えた商品は全て，平均寿命の延びと統計処理すると「強い相関性あり」となるんですね。まさに「バカとハサミと統計処理は使いよう」です。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0226-2
2016/02/25
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0225 -
手首や手背（手の甲）のできもので一番多いのがガングリオンです。ゼリーみたいな液体の溜まった袋で良性のものなので，放置していてもいいし，数年の経過で自然消滅することがありますが，大抵は「邪魔なんで取ってくれ」と病院を受診することになります。
治療法としては，穿刺法（注射器で中身を吸い出す），切除術などがありますが，穿刺は簡単だけど再発するし，手術はそれより再発は少ないけど（再発率5％と言われている），神経や血管を傷つけないようにしないといけないので，それなりに面倒な手術だったりします（特に手関節撓側屈側の場合はかなり面倒）。
何か簡単で良い方法はないかと考えていたところ，左手背の蜂窩織炎で救急外来を受診され，抗生剤投与で蜂窩織炎は治まったものの手背に直径4センチの腫脹があり，当科紹介となった患者さんです。この腫脹は以前からあったとのこと。
局麻下に穿刺してガングリオンの中身を吸い出しましたが，ここで「ナイロン糸ドレナージしたらどうなるかな？」と思い付き，5ミリほど切開して2方向にコヨリにしたナイロン糸を挿入。ズイコウパッドで被覆。ドレナージは5日間継続。
現在，再発していません。
2月9日 2月23日 この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0225-2 -
【お米150kgをプレゼント？キャッシュバック禁止で携帯ショップがとった“苦肉の策”が面白い】
米？ 150gでも欲しくないぞ。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0225-3 -
「豚皮揚げを食べる会 in 静岡県湖西市」参加者からのメールです。
2回めの参加でしたが，前回同様，参加者どうしで和気あいあいと情報交換をすることができました。噂のピアノも堪能することができました。また二次会でも色々教えていただき，本当に有意義でした。ちょっと残念だったのは，医師の方の参加が無かったことくらいです。
実は，当日，先生のご意見を拝聴したかったのですが，あいにく現物を忘れたので，話題にできませんでした。プラスモイストの効果は重々承知していますが，価格が高いのが難点です。しかし，自分でスーパーで肉を買うようになって，プラスモイストそっくりなものを見つけました。フレッシュマスターです。
フレッシュマスターを洗濯機で洗濯して，自分で踵の靴ずれ治療に貼り，それなりに効果を実感し，同僚が手背にコーヒーを溢して軽い火傷をしていたので，ワセリン+フレッシュマスターを貼り付けたところ，数日で完治しました。
上記は，実際にスーパーで陳列してる人に確認したものですが，ロール状の大きなものあり，プラスモイストの代替になるのではないかと思った次第です。
いろんなキーワードで怪我・火傷・床擦れでフレッシュマスターを使用した例を検索しましたが，ヒットしなかったので，フレッシュマスターを治療に使うということが話題になったことは殆どないと思われます。ぜひ，先生のご意見を賜りたく。
>幹事の〇〇さん
〇〇さんのご尽力のお陰で，夏井先生をはじめいろんな方とたくさん話しをすることができました。いつまで名古屋にいるかわかりませんが，またお会いできるのを楽しみにしています。(前回参加した豊岡の主催者とは以後2回会って，情報交換をしました。)
本当にありがとうございました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0225-4
2016/02/24
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0224 -
現在発売中の「週刊女性自身」3月8日号の『糖質制限ダイエットで死なないための6カ条』という記事の中にちょっと登場しています。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0224-5
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「豚皮揚げを食べる会 in 静岡県湖西市」参加者からのメールです。
聞きしに勝る，パワーと楽しさに溢れる夏井先生と会でした。
泡盛も，みなさんに美味しいと言っていただけて嬉しかったです。
幹事さんにも深謝。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0224-2 -
「中日新聞に血糖測定器の記事が」というメールです。
今朝の中日新聞の朝刊に「血糖値，自分で測ろう 病変把握「食後」が重要」という記事が掲載されていました。読んでいただければすぐに分かりますが，４５歳の記者が簡易的な測定器（3000円！）を手に入れ，糖質を110ｇほど含む弁当を食べたら，空腹時血糖の105から30分後に170，60分後に173に急上昇。そして120分後に127に下がったという内容です。記事を書かれた林さんは，以前から湿潤治療と熱傷治療について鋭い記事を書いている記者の方です。
記事の最後は「自分の膵臓はまだまだ元気だとホッとした」という感想で締めくくられていました。
糖質制限を知るきっかけとなった桐山氏の突然のご逝去もあり，ますます高血糖の怖さを実感することになった昨今，いろんな意味で考えさせられる記事と思われますので，皆さんにご紹介いただければ幸いです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0224-3 -
「32年間無免許教諭」についてのメールです。
教員免許を取得せず３０年以上に渡って７７００人の生徒を指導してきた教員がニュースに取り上げられています。こんなニュースあるいは時々現れるライセンスを持たずに診療行為を行ったいわゆる『ニセ医者』。
しかしどちらも授業を受けた生徒たち，あるいはニセ医者から診察をうけた患者さんたちに不利益があったのでしょうか？
ライセンスを持つ人の行為はそれだけで正当化され検証されることは稀です。検挙されるニセ医者は偽物であるがゆえにより慎重な診療行為を行い，大多数の患者さんから信頼されていたように記憶しています。
夏井先生は過去に
医学の中でその治療法が正しいかどうかを証明するのは不可能です。医学の問題を解決するなら生物学的に正しいかどうかで判断するしかないし，生物学でも判定がつかなければ物理学と化学で証明できるかどうかを考えればいい。しかも，上位で証明できれば，下位はその証明をひっくり返せないのですと述べられています。
現代医療も『エビデンス』などという一見もっともらしい評価でなく先生のこの評価法で語られる時代ではないかと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0224-4 -
【先生ありがとう…がんを克服した恩師に，元教え子たちが歌う「アメイジング・グレイス」が心にしみる】
この歌声に涙せよ！この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0224-6 -
【ピカソが描いた自画像，15歳から90歳までに作風はこう変わった…作品14枚の比較】
ピカソが15歳にして全ての絵画技法をマスターしていたことがわかります。まさに「早熟でない天才はいない」です。恐らく15歳のピカソは，「過去のあらゆる技法」を模写でき，それを自分のものとして描くことができたのでしょう。
このピカソの若書きの自画像を見て，私は25歳のシェーンベルクの奇跡的名品『浄められた夜』を思い出します。この曲のスコアを見ると，シェーンベルクが若くしてありとあらゆる作曲技法に通じていて，それを悉くマスターしていたことがわかります。まさにそれは完璧なスコアであり，西洋音楽史の最終到達地にふさわしいものです。
しかし，それからピカソ，シェーンベルクは，自らの超絶的模倣能力を否定します。過去にない新しい物を創造するためには，「模倣すれば何でもできる」自分を否定するしかなかったのでしょう。
その後，ピカソもシェーンベルクも革命的な作品を次々に発表し，その作風は時々刻々と変化していきます。その様は，安住の地を否定し，「昨日の自分」を否定することでしか前進できないと宣言しているかのようです。
このサイトのピカソの自画像を見ていると，ピカソには「自己模倣」という発想がそもそもなかったことがわかります。ピカソの自画像には，似たものが一つもないからです。
私は，ピカソの絵はあまり好きではありませんが，この自画像の変遷に迸る創造意欲と，それを支える絵画技法には圧倒されました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0224-7 -
ケトン食の本がまた出るようです。
2/24発売の新刊です
著者の所属する日本機能性医学研究所では，牧草牛を販売していますこの記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0224-9
2016/02/23
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0223 -
6月25日（土）に埼玉県志木市の例の会場で「豚皮揚げを食べる会 in 志木市」を開催することが決まりました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0223-2
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「豚皮揚げを食べる会 in 静岡県湖西市」参加者からのメールです。
初めての参加でしたが，とても楽しい時間を過ごすことができました。
普段は糖質制限の事をなかなかお話しする機会もないので，糖質制限の話題で盛り上がれてとても良かったです。
初めて食べる豚皮揚げは予想以上に美味しくてつい食べ過ぎてしまいました（笑）
また，（ジャンケン大会で獲得した）フランク三浦のステキな時計もありがとうございました。大切に使わせていただきます！3回目の参加でしたが，今回もとても楽しく，いろいろな意味で「美味しい」会でした。
先生の参加者全員への行き届いたお気遣いとピアノ演奏の素晴らしさには毎回感動いたします。
また，幹事の〇〇様の手書きの看板と参加者の紹介シート（最後に回収），入口や会場の綺麗な花など，心のこもったおもてなしのおかげで，外は大雨でも，会場の中は和やかな雰囲気が漂い，参加者の皆様との会話が弾みました。
初めて参加された方も含め，参加者の方々の撤収の際のチームワークも素晴らしかったです。
本当に素敵な会でした。どうもありがとうございました。
また，二次会，三次会（？）でもお世話になりました。三次会では，先生以外の参加者は着席したまま，先生だけ立ちっぱなし…。知らない方が見るとちょっぴり不思議な集団だったかもしれませんね。
また機会がありましたら（あると思いますが），会に参加させていただきたいと存じます。豚皮揚げを食べる会in湖西，当日は雨模様でしたが，参加者の皆様お疲れ様でした。
特に幹事様お疲れ様でした。女性の幹事様で会場には花が生けられておりました。こういった女性ならではの気遣いが随所に垣間見えたのが成功の理由かと思いました。京都の幹事として少しは見習いたいと思いました・・・
二次会は駅前の居酒屋さんで，三次会(？)は夏井先生の宿泊ホテルの食堂で行われました(汗) 夏井先生の膨大な知識量と立ち続ける元気さに改めて驚かされられました！
翌日曜は快晴の下，オープンカーで浜名湖畔とオレンジロードをドライブして帰阪しました。湖西市は風光明媚で，車好きにはたまらない道路がたくさんありました。是非また訪れたいと思います！会場がれんが作りの雰囲気がある建物で素敵でした。
新しい調理法を教えてもらったり，今回もいろんな人との出会いが楽しかったです。
最後まで居たかったのですが一時間半くらいで退席しました。ちょうど夏井先生がピアノを弾いておられたのでご挨拶ができませんでした。 申し訳ありませんでした。
途中退席の理由はナゴヤドームで行われたももいろクローバーZのコンサートに行くためでした。＾＿＾ｖ ナゴヤドームまでの移動と約３時間半のスタンディング，その間ずっとサイリウム（ペンライト）を振りっぱなしでした。 チケットが２１日も取れていたのでまた３時間半スタンディングでしたがほぼ疲れなしです。 これも糖質制限のお陰かと思っています。
糖質制限をしているととにかく疲労感が少なく，次の日に筋肉痛になりません。 ライブに参戦するためにも糖質制限はおすすめです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0223-3
2016/02/22
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0222 -
「湿潤治療：宮城県」，「熱傷湿潤治療：宮城県」，「粉瘤治療：宮城県」に，仙台市太白区のあすと長町みんなのクリニック／半田和義先生を追加しました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0222-2
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大阪の淀川区で湿潤治療普及に獅子奮迅してくださっているこおりたひろ整形形成外科クリニックの郡田先生からの報告メール。
以前ご紹介して頂いた下記の患者さんの創部が治癒致しましたので，ご報告させて頂きます。
植皮せずに治り，患者さんには大変喜んで頂きました。夏井先生によろしくお伝えくださいとの事でした。
最近，1歳半のお子さんの肘部熱傷に対し2日後に植皮をする予定だった患者さんが，色々と調べられ当院受診されました。
もちろん，植皮なしで治る事を説明し，プラスモイストで現在治療中です。1歳半の子供に，無用無駄な手術をぎりぎりの所で中止することが出来て，ほっとしております。
おそらく今日も，無用無駄な植皮術を受けられている患者さんがおられるかと思いますと，いたたまれません。
淀川区の保育園，幼稚園，小学校では湿潤療法が徐々に浸透しつつあります。もちろん私の力では御座いません。
お母さん方が広めて下さっているからです。
有り難い話です。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0222-5 -
糖質制限について，このようなメールをいただきました。皆様はどのように考えますか？
「お米も茶碗一杯で５０ｇ以上の糖質があるので，ダイエットのために制限しましょう。米食は肥満の原因です」。ざっとこういう説明をされたとしてならば一日に日本人の平均消費量の約三倍の米を食べるバングラディッシュ人の肥満率が凄く少ないのはなぜでしょうか？ちなみに『日本の長寿村・短命村』には「米だけ大量に食べる秋田県は短命村ばかり」とありますが，「秋田に肥満者が多い」という記述はありません。
また，「国民一人あたりの米消費量」を見ると，米消費量の多い国と肥満者の多い国は必ずしも一致しません。肥満大国TOP10は「ほとんどコメを食べない国」です。
また，日本では昭和37年をピークに一人あたりの年間米消費量が年々低下し，2014年は昭和37年の半分になっています。つまり，日本人は米を食べなくなりました。それなのに，肥満者は増え，糖尿病は増え続けています。
一方，現代日本で「ご飯（＝米）を減らしたら痩せた」という人は日々増えています。つまり，米摂取減量は肥満解消の特効薬となっています。
さあ，あなたはこの矛盾（米多食国であるバングラデシュに肥満者が少なく，米を食べなくなった日本で肥満が増え，米を食べないと痩せる）を解決できるでしょうか？ 「米多食地域に肥満者は少ないのに，米摂取を減らすと肥満が解消する」という現象を説明できるでしょうか？この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0222-6 -
【その甘い一杯にいったい砂糖がどれくらい】
小さじ25杯分の砂糖が・・・！この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0222-3 -
【牛の殺処分を拒否した畜産家が，世界初の実験で明らかにした被曝の影響とは】
図らずも，大量の放射線被曝をした大型草食獣の長期にわたる精緻なデータが得られたようです。「フクシマの風評被害」をなくすには，このような地道なデータを積み重ねるしかありません。
ちなみに，こういう行動に対し「何か起きたらどうする」と反対する人が多いですが（これが［２：８］の８の典型的発想），「何が起こるかはしてみないとわからない（これが［２：８］の２の発想）」のです。［２：８］の［８］は無意識のうちに「何もしないこと，何も変えないこと」を選択するんですね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0222-4 -
「豚皮揚げを食べる会 in 静岡県湖西市」参加者からのメールです。
昨日は楽しい時間を過ごさせていただき，有難うございました。
豚皮揚げを食べる会と言う，ハードルの低い会を用意していただいたおかげで私のような素人でも参加をさせていただくことが出来ました。
HPでも書かれていたように，会の共通事項は夏井先生と糖質制限ですが，先生の気配りで初対面の方達とたくさんおしゃべりすることが出来きました。
元気な妊婦は糖質制限のたまものでしょうか。元気に過ごせることと共に「豚皮揚げを食べる会」はとても良い胎教になったと娘も感謝しておりました。
ブログアップを許可していただきましたので，早速アップしました。自分の顔を出さず，先生のお顔のみと言う失礼なアップの仕方ですがお許しください
⇒【The田んぼ】
機会がありましたら，また出席させていただきたいと思います。
本当にありがとうございました。湖西市での豚皮揚げを食べる会をありがとうございました。
ふつうでは，なかなか訪れることのない場所で，初対面の方々と親しくお話しできたことはとても楽しいことでした。
この会の意義を感じることでもありました。
持ち込まれた料理の数々の，糖質制限度の高さに勉強させて頂きました。噂で聞いていた「しらす」をふんだんに頂けて幸せでした。
ジャンケン大会は真剣になれて最高！です。
幹事さん，ありがとうございました，お疲れ様でした。
お心遣いに感謝しますこの記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0222-7
2016/02/20
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「南江堂の月刊臨床雑誌『内科』」についてのメール。
2011年の山田氏の文章は，当時としてはimpactは強かったです『内科』2015年には，糖質制限関連の記事が数多く出ます2015年12月号で宇都宮氏，糖尿病学会ガイドラインについて「十分な根拠はない」とのべています。2013年3月の提言と比べると，ずいぶんtension が下がっています
山田Drが2015年4月号の座談会で紹介していたOsler 内科学，1924年版を送信しますこの記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0220-1 -
【大人すはだ】
ケガで通院中の患者さんがライターをしているサイトだそうです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0220-2 -
【救急救命士はいらない】
論理的に考えれば，そんな気が・・・。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0220-3
2016/02/19
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0219 -
「湿潤治療：岐阜県」に大垣市の墨俣医院（内科・外科・整形外科・小児科）／熊崎俊樹先生を追加しました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0219-2
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「桐山さん ご逝去」についてのメールです。
桐山先生の記事，大変にわかりやすく，FACEBOOKの糖質制限のグループで紹介させていただいたところ，みなさんも，とても喜んでくださっています。
特に，締めくくりのウィットの効いた文章のおかげで，ここ数日のマスコミの報道にモヤモヤしていた気持ちが吹き飛びました。
このような時は，笑いで切り返すことの大事さを学ばせていただきました。
本当にありがとうございます。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0219-3 -
「桐山さん ご逝去」についてのメールです。
心臓外科医です。
桐山秀樹さんの事についてです。糖質制限をしたから，突然死したとか，糖質制限は危ないと言っている，あるいは書いているサイトがあります。はっきり言って，○○です
理由は３つあります。
先ず，n=1である事です。おそらく，糖質制限をしていない糖尿病患者さんは，その数万倍，失明，腎不全，心筋梗塞etc.を生じていると思います。
2番目の理由です。心筋梗塞のリスクファクターは糖尿病だけではありません。1.高血圧 2.高脂血症 3.糖尿病4.喫煙 5.肥満6.家族歴 7.ストレスなどです。要するに多因子が原因となる疾患です。そこの議論がありません。
3番目の理由です。それは桐山さんの死因が本当に心筋梗塞だったのかという疑問が残ります。突然死＝心筋梗塞ではありません。もしかしたら，心筋症が有ったのかも知れません。QT延長症候群の様な心臓病が有ったのかも知れません。
そういう医学的にきちんとした議論をせずに「糖質制限＝悪者」と決めつける論者を見て(読んで)，笑っていました。しかし，そういう論「糖質制限＝悪者」を信じる人も多いのだろうと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0219-4 -
「桐山さん ご逝去」についてのメールです。
桐山様急逝につきましてのブログ記事，拝読させて頂きました。
私も患者さんにダイエット指導をする際は，自分の経験を踏まえて糖質制限を紹介指導しております。
アップされた記事の事も踏まえて，また続けて行きたいと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0219-6 -
「2月13日（土）の大宴会」参加者からのメールです。
楽しい会に参加でき，ありがとうございました。
幹事役，大変だったと思います。感謝です！！
人数も多く，しかもほとんどが初めてお会いする人ばかりでしたが，すぐに話が盛り上がり，ずっとずっと笑ってしゃべっていました。ふだん話せない糖質制限を，こんなに語れるのはこの会だからですね。
楽しく話し過ぎて，夏井先生に相談があったことを思い出しました…
次回に聞きます。
名前ゼッケンは，他のお客さんの目が気になったのも最初だけ。テーブルを移っては「こういう者です」とゼッケンを見せて自己紹介できるし，面白かったです。
お店のお料理も，持ち込みのお酒も，素晴らしかったです。食べきれなくて，タッパー持って来ればヨカッタと思いました。
また機会がありましたら，ぜひ出席したいです！ありがとうございました！2/13大宴会は，3次会まで参加し，初対面の方々と話に花が咲いて～と，他の方々も書いてらっしゃいましたが，本当に楽しかったです。
これも幹事の北郷先生とホストの夏井先生のご配慮のおかげと感謝しております。
ゼッケンは，次回豚皮揚げの会に参加する時に活用しようかと思っております。
今回参加して改めて思ったのは，糖質制限を実践することに関しては，医者であろうと病人であろうと，はたまた私のような病人ではない一般人の素人であろうと，横一線の実践者であるということです。だからこそ医者だの病人だのといった立場に関係なく情報を交換・共有できる場が成立しえるわけで，このような場に参加できたことに改めて感謝し，日々の生活にフィードバックしていきたいと思っています。
というか，私たちセイゲニストは，日々生活することが，すでにして「エビデンス」になっているんですよね。
実際，三次会終了後帰宅しようとして途中駅までしか電車がなく，1時間ほど雨の中を歩いて帰りましたから。でも，こんな学生時代みたいなことはあまりやりたくないので(笑)，次回はもう少し早めに切り上げたいと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0219-5 -
【スタバのドリンクにはコーラの3倍・小さじ25杯分もの砂糖が入っている】
そういえば，スタバって入ったことがないな。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0219-7 -
2月17日（水）の夜，仙台で糖質制限の講演をしてきましたが，会場の勝山館（伊達家御用蔵として400年の歴史を持つ「勝山酒造」が運営する「杜の都の迎賓館」）に到着したら，勝山館の社員の方から下記の「MCTココナッツオイル」のセットと本を渡されました。また，講演後の懇親会（立食パーティー）のビールは全て糖質オフビール，料理は全て低糖質で，料理ごとに糖質量が明記されていました。どうやら，勝山館はこの本の著者とタッグを組んで本気で糖質オフに取り組んでいるようです。
ちなみに，MCTココナッツオイルをコーヒーに入れて飲んでみましたが，美味しかったです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0219-8 -
「南江堂の月刊臨床雑誌『内科』」についてのメール。
南江堂の月刊臨床雑誌『内科』の記事を集中的に送信します
『内科』は糖質制限に支持的な記事が多いのが，改めて驚かされます。逆に『PRACTICE』や『月刊糖尿病』は，糖質制限に批判的なものが多いです
2010年1月号の津田氏の文中に書かれた1967年内科学会シンポジウムは下記の内容です。41頁をご覧ください
日本内科学会雑誌 56(10)1101-1106, 1967 内科疾患における食餌療法の問題点 (5)糖尿病 葛谷信貞
ちなみにこれと似た内容の記事を月刊糖尿病(医学出版)2016年2月号にも津田氏は書いていますこの記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0219-10
2016/02/18
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0218 -
「仙台の半田屋」ネタです。
仙台ネタです．
あの「半田屋」でご飯を断ってみました．「えっ!?」という店員さんと，スルーしてくれる店員さんと，半々です．
食事には別に支障ありませんでした．
職場の近くに支店があり，月に何度かお世話になってます．
周りを見ますと，さすが半田屋，飯の盛りがすごいです．また，「かつ丼+ラーメン」「カレーライス+ラーメン」のお客さんもたくさんです．この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0218-2 -
「2月13日（土）の大宴会」参加者からのメールです。
先日は念願の練馬系の会に参加できて嬉しく思いました。話したいと思う練馬系の先生方，ほぼ全員とお話ができました。
開始時間19:00，開催場所，新宿 というのは自分にとって完璧なセッティングでした。余裕で間に合うことができましたし，定宿に大変近かったです。（チェックインしてから行けました。）中野周辺開催だと，移動に少々時間がかかってしまいます。
（中略）私は遠方から人と話すため，目の色を変えて参加しているため，普通の人と言うことが違うかもしれませんが，今後のオフの形式の提案としては，移動して話しやすいように，椅子のない，スタンディングテーブルのある立食パーティー的（製薬会社の講演会後の情報交換会的？な＾＾）のはどうかと思ったりします。そんな店は無いでしょうけどね・・。
（中略）東京にはなかなか出て行けないかもしれませんが，会をする時はいつも声をかけて下さると嬉しいです。ありがとうございました。２月１３日の幹事お疲れ様でした。こちらこそ，いろいろな人との出会いがありお話しもできたので大変楽しめました。夏井先生にも会えてよかったです。これからも湿潤療法，糖質制限ともさらなる広がりができていけばと思います。こちらも妊婦さんへ糖質制限の素晴らしさを広げられればと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#
2016/02/17
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0217 -
フリーライターの桐山さんが心筋梗塞で亡くなられたと聞き，一人の患者さんの病態がまさにこれであることにようやく気が付きました。
糖質制限で糖尿病は完治した（血糖値もHbA1cも正常化）のに，下肢の糖尿病壊疽の進行が止まらず，結局，下肢切断になった患者さんです。
この患者さんはかなり以前から糖尿病を指摘されていたのに放置し，炭水化物大好き生活を続けたそうです。
そして，右第1趾がいきなり黒変し，病院を受診したところ，高度の未治療糖尿病で直ちに入院となり，第1趾切断となりました。退院後，傷がいつまでも治らないため，ネットで調べて当科にたどり着かれたそうです。また，手術後に友人から糖質制限について教えてもらい，糖質制限を開始して血糖値は正常化したそうです。
当科では直ちに湿潤治療を開始し，創部は一時非常に良い状態になりましたが，その後，突然足趾が壊死して入院。高度貧血と腎機能障害があり治療開始。貧血の改善で創の状態も落ち着き退院。数カ月後に再度悪化し，再入院。まるでジェットコースターのような経過をたどり，下腿や足背に次々に膿瘍形成するようになり，下肢切断になりました。ちなみにこの間，血糖値もHbA1cも一貫して正常範囲でした。
恐らく，未治療時代に下腿の細動脈閉塞が行き着くところまで進行してしまい，血糖値が正常になっても動脈は正常状態に戻れなくなったのではないかと思います。
つまり，肝硬変や肺線維症，消毒と乾燥で硬い瘢痕組織で治癒した熱傷と同じで，不可逆性変化の終末像であり，局所治療をいくら頑張っても改善することはなく，肝移植のように組織・器官を取り替える以外には治す方法はなくなります。
冠動脈がこのような「動脈硬化・動脈閉塞が行き着くところまで」行ってしまうと，糖質制限で血糖コントロールをしても，心筋梗塞はいずれ必ず起こります。糖質制限を開始した時点でプレ心筋梗塞の状態であり，糖質制限で血糖値が正常化しても，冠動脈の状態は改善できないからです。
江部先生はこれを，「高血糖の記憶」「消えない借金」と呼んでおられます。
私は「熱傷は初期治療が最もモノを言う。いわば先手必勝！」と患者さんに説明しています。揚げ物の油のように高温の液体による熱傷でも，最初から湿潤治療をするとそれほど痕を残さずに上皮化しますが，最初の数日間にゲーベンクリームなどによる昔ながらの治療を受けると，その後に湿潤治療を始めても肥厚性瘢痕を生じる確率が高くなります。もちろん，「昔ながらの軟膏治療」の時期が長くなればなるほど，肥厚性瘢痕で瘢痕治癒する確率は大きくなります。
恐らく，糖質制限による糖尿病治療も同じで，糖尿病・高血糖と診断されたら直ちに糖質制限（あるいは内服薬やインスリンによる血糖コントロール）を始めるべきなのでしょう。開始時期が遅れれば遅れるほど「高血糖の記憶」が動脈に残るようになり，ある時期を過ぎると不可逆性の変化となって改善は見込めなくなり，動脈閉塞による症状はかならず出るようになります。
それと，いつも思うことですが，江部先生も私も迂闊に病死できなくなりました。江部先生や私が肺炎で死んでも腎不全で死んでも，腸閉塞で死んでも西ナイル熱で死んでも，「死んだのは糖質制限をしたせいだ。糖質制限をすると死ぬ」と喚き立てるバカがいるからです。夕焼けが赤いのもポストが赤いのも糖質制限のせい，というオバカさんお得意の論理ですね。
というわけで，江部先生にしても私にしても，死ぬとした事故死しか選択肢がなくなります。さすがに事故死と糖質制限は結び付けられないでしょう。問題は，事故死って滅多にないレアな死に方だってこと。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0217-2 -
「糖質制限批判記事」というメールです。
こちらの方，人と牛が同じ消化吸収プロセスで生きていると勘違いしているようです。「糖質制限を実際にしている人による糖質制限批判記事」は一つも見たことがありません。あるのは「他人の糖質制限批判を読んでそれを鵜呑みにして記事にするおバカさん」の批判記事だけです。
大体この手の記事は糖質制限を知らない(試した事も，調べた事もない)人が想像で書いてるような気がしますが…
途中の文章も「本当に？」って思うことの方が多かったです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0217-3 -
【老人漂流社会は，延命治療の必然的帰結である】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0217-4
2016/02/16
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0216 -
「糖質制限：何を食べてるの？」に［朝食と夕食］を追加しました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0216-2
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「アメフトと糖質制限」についてのメールです。
アメフト見るだけ歴２０年の者ですが，絶対に糖質制限をやるべきだと思います。
アメリカ本国ではまったく敵のいないアメフト人気ですが，最近大きな問題として脳震盪およびその後遺症である，うつ病，痴呆などの精神疾患が取りざたされています。
頭部への衝撃で，ダメージを受けた脳内に更に大量の糖質による血糖値上昇でダメージを与えることは，その後の長い人生を考えれば絶対に避けるべきです。
またその他の外傷の回復も糖質制限の方が明らかに優れています，これは夏井先生はじめ医師の方々には言うまでもないことでしょう。
またここ十年で選手の高速軽量化が進みました。大量の糖質でお手軽に太る必要はないです。ラインマンと呼ばれる前でぶつかりあうのが仕事の選手たちにとって十年前のアメリカなら３００ポンド（１３７ｋｇ）は最低必要体重でしたが，今やむしろ３００ポンドが一流選手の上限体重のような感じです。
またかつての選手より筋骨格量が増しているのか，ユニホームからお腹がはみ出している選手と言うのはいません。
本来はどのスポーツでも過度の糖質摂取は避けるべきでしょう。
ドーピングと同じですね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0216-3 -
「2月13日（土）の大宴会」参加者からのメールです。
先日は大変楽しい会をセッティングして頂き誠に有難うございました。（中略）遠方から参加した身でしたが，トータルで大満足でした。（中略）この度のような貴重な会にお招き頂けた事を誠に光栄に存じます。
今後また同様の機会がございましたら是非ともお声かけ頂ければ幸甚です。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。先日はありがとうございました。私は一次会しか参加できず，残念でした。しかしとっても楽しかったです！また（持ち込みの）お酒がとっても美味しかったです！お店のお食事も本当に美味しくて，この値段で！？っと驚きでした。（中略）なによりあのような会が実施されることが本当に素晴らしいです＾＾。また是非一緒させてください。とても楽しい会に参加できたと嬉しい気分で帰宅の途につきました。糖質制限界の現場で日々活躍していらっしゃる先生方の貴重な話を聞けて素晴らしい時間を過ごすことができました。もし！また，このような会が開催されるのであれば是非参加させて頂きたいと思います。（中略）本当にありがとうございました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0216-4
2016/02/15
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0215 -
湿潤治療，糖質制限の講演用スライドをバージョンアップしました。ご覧になりたい方は本名，所属を明記してメールでご連絡下さい。
なお，以前ダウンロードしたことがある方は同じアドレスからダウンロードできますのでご利用下さい。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0215-4 -
［米とサーカス］で［6種の昆虫食べ比べセット 1200円］，［サソリネギマ］，［アリ入りだし巻き卵］を食べてきました。どれも普通に美味しかったです。
一番好きなのがサソリかな。バンブーワームも美味しいし，コガネムシもよかったな。「ゲンゴロウがちょっと食べにくいかも」というお店の方が説明してくれましたが，羽を取って食べると普通に食べられ，泥臭い，なんてことはありません。私は羽根付きでバリバリ食べました。逆に，カイコとイナゴはちょっと味付けが甘塩っぱすぎて，単なる佃煮。カイコやイナゴ本来の味が楽しめず，これはもう食べなくてもいいかな。
ちなみに，このお店の近くにあるミャンマー料理のお店「ノング インレイ」ではバンブーワーム（竹蟲）が山盛り（？）食べられるようなので，今度食べに行こうと考えています。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0215-2 -
書店で見つけた面白そうな本
書籍版 Kindle版 書籍版 この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0215-3 -
「8インチ・ウィンドウズ・クラムシェルもどき」というメール。往年の名機sigmarionの熱烈な愛好者，という方です。
８インチ薄型軽量ウィンドウズ・クラムシェルを求めて来ましたが，なかなか出ません。しかたなく今「もどき」として使っている組み合わせをご紹介します。以前夏井先生が紹介して下さった組み合わせの延長でしかありませんが。私が「講演で旅行中のHP更新用，スライド修正用」に持ち歩いているのは ASUS の "TransBook T90 Chi" です。8.9インチの 2-in 1 マシンで重量は750g。重くもないけど軽くもないんですよ。
- Miix 2 8 （ウィンドウズ８．１タブレット） 350g
- Bookey Smart （ブルートゥース・キーボード）160g 計 510g
電車で広げても邪魔にならないし，新幹線や飛行機のテーブルでも十分使えるし，スタンドも蓋部分を折るだけでスムーズに開閉できます。
蓋が別物でオン・オフ連動していないのは，逆に細切れ時間で使うとき，いちいちシャットダウンされなくて便利です。しかもこのタブレットは電池の持ちが良く，スリープ状態でも電減りが少なく，１０時間はもちますのでこまめに電源を落とす必要がありません。
電車などで立っていて使うときは，写真のように，スタンドモードで三角形のすきまに親指を入れるとしっかり把持できて，ブラウジングしやすいですし，入力も片手でできます。
難点は当然キーボードの使い勝手です。キーが盛り上がっただけのフラットな構造で，打ちにくくタッチが重いです。高速タッチ・タイピングは難しいですが，音はとても静かです。スクリーンキーボードのように画面を占領してしまわないのは利点です。
あと例のごとくキートップの表示と違う文字が出るなどの欠点はありますが，慣れると結構使えます。
他に周辺機器としてマウスは，CAPCLIPという充電型ブルートゥースマウスが，見た目は変ですが，結構使いやすいです。なんと３８ｇ。
ポケットWifi も７５ｇの単純なものに変えました。
ああ，でもやっぱりこのサイズの本格クラムシェルが欲しいです！
それに比べると，Miix 2 8 とBooky Smartの組み合わせの510gは魅力的です。ただ，iPad 専用キーボードをWindowsで使うと，入力したい文字を入力するのにちょっと工夫が必要だったり，[ESC] キーがないのがちょっと不便。
Miix 2 8 の純正キーボードもありますが，重量が400g近いため，合体するとちょっと重くなりますが，いつも使っているWindowsのソフトが使え，キーボードもWindowsマシンそのものなので，ストレスなしに使えるのが魅力。でも，重いんだよなぁ。
「8インチのWindowsタブレット，専用キーボード付き，合計重量500g程度」，あるいは「8インチのクラムシェル型ノートパソコン，500g」が発売されたら速攻で買っちゃうんだけどな。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0215-7 -
【糖質が多いためダイエットには向いてない「炭水化物」トップ10】
ダイエット系のサイトでは「ダイエットするなら炭水化物オフが基本」が常識になりつつあるようです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0215-5 -
【「糖質制限」に殺到する食品業界 もはやビールだけではない】
食品業界は「糖質制限は商売になる」と認知した模様です。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0215-6 -
【低糖質のラーメン】，【サッポロビール，すっきり軽やかな味わいの糖質ゼロワインを発売】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0215-9
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2月13日（土）の夜，いつもの「練馬と西東京で湿潤治療と糖質制限を語る医者の会」に加え，一般参加も募って40人以上の大宴会を開催しました。会場は新宿駅近くのこのお店でしたが，超絶的なコスパで，しかも激ウマでした。幹事の先生，ご苦労さまでした。
参加者からのメールです。
昨日は大変お世話になりました。1次会から3次会までいろんな方と話すことができ，とても楽しく過ごすことが出来ました。
もちろん会の進行に何の問題もなく，順調に進めていただき感謝いたします。これだけの人数をまとめるのは多大なご尽力があったと推察いたします。
また，このような企画があれば是非参加させていただければ幸いです。もちろん私に出来ることなら，お手伝いいたします。ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。楽しかったですね。夏井先生の気配りすごいなぁ～と思いました。
野菜の話しや外野からの中傷の話，思う存分できました。肩身が狭かった糖質制限の地位が沢山の医療関係の方の努力で明るくなってきたこと悦ばしく思いました。私は料理の方向からひろめてゆけたら…と思っています。草の根運動みたいですけどがんばります。とても楽しい素敵な会でしたよ！沢山のお酒に豪勢なお食事，一次会の会費本当に足りたのでしょうか？また，今回私のようなわからんちんが加わったことで，事前の準備がいつも以上に大変だったのでは，と思います。ご迷惑おかけしました事お許し下さい。（中略）
お陰様で本当に楽しいひと時を過ごすことが出来ました！普段あのような場面では絶対にお目にかかることなど出来ないお医者様，医療関係者方々，また志同じくする同志との打ち解けた語らい，これ以上ない貴重な時間でございました。また，私のズラズラ書きたてた質問にも，何人かの先生が快く時間外勤務して下さいました(笑)。この会を立ち上げて下さいました夏井先生，幹事役の〇〇先生，相談にのってくださいました先生方，本当に心より御礼申し上げます。m(_ _)m
初めて参加しまして最初は少し緊張しましたが幹事さん皆さんに温かく迎えられ，楽しく有意義な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
今後とも勉強させてください。またぜひ参加さえて頂けたら幸いです。
それと夏井先生に初めてお会いして人柄の素晴らしさに感動しました。昨日は，家内共々お招きいただき，誠にありがとうございました。
大変楽しい時間を過ごさせていただきました。魚料理とアルコールは最高でした。
宴会が騒がしいのは大好きですが，糖質制限について深く語るにはもう少しだけ静かで移動スペースに余裕があった方が良かったかなとも思います。
（中略）糖質制限の仲間が東京にこんなにたくさんいると思うと心強く感じます。埼玉でも東京に負けないようにがんばらないといけないと思いました。
また，是非お誘い下さい。楽しい会を本当にありがとうございました。
あれだけの人数の初対面の方たちとの交流はなかなか経験することは出来ません。鹿児島や山口から来るなんて凄いです！
（中略）私は二次会で帰りましたが，昨年のラグビー部OB総会以来の泥酔で夜中に気付いた時には服を着たまま。玄関ではありませんでしたが，転がっていました。今日一日謹慎です。
本当にありがとうございました♪料理店の選択良かったです。魚料理美味しかったです。とても楽しかったです。
夏井先生はお酒より好きな何かがこの集団にあるのでしょうね！ 2次会までは優しく気を配って下さったから，3次会では大満足で，楽しくお酒が進まれたと思います。本当に優しい，頭の良い方です。お陰様でとても楽しいひと時を過ごすことが出来ました。この心地良さは何処から？と考えるに，第一は先生の陽気でお茶目で素敵なお人柄所以ですが，プラス参加の皆様が糖質制限という志を同じくする同志だったから？・・・と思いました。食の嗜好，方向性が同じって大切なことなんですね～
また，私がズラズラ書きたてた質問に，何人かの先生が快く時間外勤務して下さいました(笑)。〇〇先生には痛む指の治療までして頂きました！これで<超～～下手>の横好きにまた拍車がかかりそう？です。惜しむらくは先生のピアノ演奏が聴けなかったこと，これは今後の楽しみにしております。楽しかったです。
参加者のプロフィール，名札のお陰で話がはずんだこと，お料理が美味しかったこと，夏井先生が各席に来てくださるから身近に感じて驚きでした。でも，先生はリラックスできなかったのではないかと気になりました。土曜日は楽しい宴会，ありがとうございました。また知り合いの輪が広がりました。通常，40人以上の宴会で，「参加者の半分は初参加者」という場合，会場貸し切りでないとうまく運営できません。参加者の自己紹介が不可能だからです。
少し会場が狭くて他のお客さんと相席だったため，参加者同士が交流するのが難しかったですね。
それでも先生が各テーブルを回ってくださったおかげで途中からは席を立って話をする人が増えました。
それにしても，新鮮な魚が出るは出るは，さすがは専門店ですね。どれも美味しくいただきました。
二次会２４名，三次会１２名と皆さん深夜まで楽しく過ごされてましたね。幹事の〇〇先生に感謝です。
今回の会場は貸し切りでなく，他のお客さんもいる状態でした。そこで，このような悪条件下でどうしたらベストの結果が得られるか，数日間，悩みました。一番ダメなのは「初参加の非医療関係者が，話し相手がいなくてポツンと寂しそうにしている」という状況です。こういう人は「参加しなければよかった」と思うはずです。だから，こういう孤立者が一人でもいたら，主催者側としては失敗なんですね。
というわけで，私がすべきことは「他の客もいるお店で40人以上の参加者に一体感を持たせ，騒々しいお店でお互いの話ができる」ことを実現すること。
参加者の共通項は「私」です。種々雑多な職種の人が集まっていますが，共通点は「私を知っている。湿潤治療を知っている。糖質制限している」です。そこで私は，「一次会では椅子に座らない。常に動いて，全てのテーブルに顔を出して話をする。ポツンとしている人を見かけたら話が合いそうな人を紹介してカップリングする」と決めました。1次会の2時間半，ずっと立ちっぱなし，喋りまくりました。
私とじっくり話したい，という参加者には満足いただけなかったかもしれませんが，とりあえずこれが現状ではベストだったと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0215-8
2016/02/12
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0212 -
「アメフトと糖質制限」についてのメールです。
一応アメフトコーチ経験のある，糖質セイゲニストです。
母校のフットボールチームの熱烈なファンの一人として，私もチーム強化のために糖質制限を導入してみてはどうか，と進言しようと思ったこともありました。
しかし，今回ご質問をされているトレーナーの方も言われているように，アメフトのような高強度のスポーツで糖質制限のメリットがそのデメリットを上回るかどうかは確信が持てません。
江部さんもブログの中で，「オフロードサイクリストにおける運動代謝と身体能力へのケトン食の影響」という題のポーランドの研究を引用して，「低から中等度の強度のトレーニングでは，ケトン（糖質制限）食は高糖質食に対して優位である可能性があるが，高強度の運動においては，ケトン食は筋肉中のグリコーゲン貯蔵が少なく解糖酵素の能力が低下するので運動能力を低下させる」と述べておられます。
アメフトの最前線に位置するラインマンと呼ばれる選手は，トップチームでは体重１００キロを超えることがほとんどで，その彼らがハードヒットを繰り返す超解糖系のポジションですから，少なくともラインマンへの糖質制限の導入は難しいと思います。体重も増えにくいですし。
糖質制限のメリットがそのデメリットを上回る可能性があるとすれば，それはスキルポジションの選手（クォーターバック，ワイドレシーバー，キッカー）かも知れません。スタミナの向上は期待できると思いますし，アメフト選手に必須の敏捷性や細かな身のこなしなど，改善される可能性はあるかも知れません。
スポーツは違いますが，テニスの世界チャンピオン，ジョコビッチは糖質をあまり摂取することなく，あれだけ圧倒的な強さを維持しているのですから，他のスポーツでも糖質制限導入の可能性を追求してほしいと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0212-3 -
「アメフトと糖質制限」についての私の考えです。
スポーツは2つに分けて考えるべきでしょう。- 強くなることと健康になることが一致するスポーツ
- 強くなるためには健康を犠牲にするしかないスポーツ
後者の代表が相撲です。
相撲は相手と至近距離でぶつかって相手を押し出せば勝ち，というルールなので，強くなるためには体重を増やすのが最も手っ取り早いことになります（運動エネルギーは質量に比例するから）。
体重を増やす唯一の手段は炭水化物（糖質）を食べることです。経口摂取した糖質は速やかに皮下脂肪になりますが，経口摂取したタンパク質と脂肪は皮下脂肪にならないからです。だから，相撲取りは大量の炭水化物を一気に食べて血糖値を一気に上げ，インスリンを大量に分泌させて太ります（インスリンの作用で糖は脂肪に変化するから）。
太って強くなった結果，相撲取りは現役時代から糖尿病で悩むことになります。また，元関取の平均寿命は60歳程度で，一般の日本人男性より20歳短く，現代日本では際立って短命な職業集団と言えます。
また，力士経験者はガン死も少なくないようです。インスリンは細胞分裂を促進するホルモン，すなわち発ガン物質でもあるからです（だからインスリン治療中の糖尿病患者のガン発生率は平均より高い）。つまり，強い関取を作る食事は，ガンを発生させる食生活となります。
アメフトについては詳しくありませんが，相手と至近距離でぶつかって相手を止めるシーンが多いようなので，体重が多いほうが有利になると考えられます。これが正しいとすると，強い選手になるには相撲取り同様の食生活にするのが最も効果的ということになります。
もちろん，その食生活は糖尿病とガン発生と隣り合わせです。つまり，強い選手になることと健康は二律背反かもしれません。
一方の，「強くなることと健康になることが一致するスポーツ」とは，体のキレ，持久力が勝利に結び付く競技です。
テニスの絶対王者ジョコビッチは2010年まではスタミナのないパッとしない選手だったそうですが，グルテンフリー食（コムギを一切食べない食事）にしてから一気に強くなり，2011年のウィンブルドンで優勝し，その後は負け知らずです。
サッカーのメッシも数年前から糖質制限食に切り替えているようです。
サッカーのドルトムントが昨年，いきなり強くなったのもチーム全体で食事を変えたからと言われています。それまでのイタリア人監督は試合前後にパスタを大量に食べさせていましたが，監督が代わってパスタ禁止となり，香川真司選手もインタビューで「体が軽くなりキレが良くなったようだ」と答えています。ドイツサッカー界では糖質制限を取り入れるチームが増えているという情報もあります。
日本のプロ野球でも，かつては「コメを食って体を大きくしないとパワーが出ない」と考えていましたが，太り過ぎによる弊害がわかり，阿部慎之助選手，バレンティン選手，中田翔選手などは糖質制限をしているようです。
また，糖質制限を続けても筋肉量が減らないことはイタリアの研究者が報告しています。
というわけで結論です。
アメフトで相手を吹き飛ばす強い選手を目指すのであれば，炭水化物だらけの食事が最適と思われます。しかし，その食事をいつまでも続けてれば糖尿病とガンが待ち受けています。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0212-7 -
【食品に含まれる砂糖の量が一瞬でわかるアプリが登場し話題に】
どうせなら砂糖だけでなく糖質の量も表示して欲しいところですが，アメリカ（？）でこういうアプリが話題になっているところが，時代は変わったなぁ，と思いますね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0212-2 -
【生まれて初めて “昆虫” を食べてみた結果 → ゲンゴロウの味が忘れられない】
このお店の実食レポです。そうか，ゲンゴロウはちょっと食べにくいのか。
ちなみに，今日は都内の和田先生が見学に見えられる予定ですが，終了後はこのお店で食事の予定。「昆虫盛り合わせ」を注文しちゃおうかな。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0212-4 -
鋭いツッコミメール。
私だけでなく，糖質制限をしているお酒大好き人間の中のかなりの方が愛飲しておられるだろうアサヒのスタイルフリー。
ただ今キャンペーン中で，６缶パックの底面のマークを集めて送ると必ずもらえるプレゼントというのをやっていますが，そのプレゼント利商品が，なんとスパゲッティの麺かソース。
糖質制限だけでなく，グルテンフリーというのもよく聞くようになった昨今，糖質ゼロのスタイルフリー愛飲者に，糖質たっぷりそれも小麦を使ったパスタのプレゼント。アサヒの人たちは，何を狙っているのか，どんな人がスタイルフリーを飲んでいるのかどう考えているんでしょうか？
心に引っ掛かるものがあったのでメールしてみました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0212-6 -
【アサヒ，今考え得る最高のビール発売…コク・キレ炸裂でも糖質半分，ドライ依存と決別】
ダイエッターは「糖質が半分しかない」と考え，糖質セイゲニストは「糖質が半分も残っている」と考えます。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0212-8 -
書店で見かけた面白そうな本。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0212-9 -
【「劣化議員問題」を育休・不倫に矮小化させるな】
確かに，小選挙区制になってから「トンデモ国会議員」が増えた気がします。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm# -
【「日本の漫画アーティスト達がイラストリレー」→「彼らの才能は凄い・・」】
これはすごいです。この動画は必見！この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0212-11
2016/02/10
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。1700例を突破しました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0210 -
アメリカンフットボール（アメフト）のトレーナーから次のような質問をいただきました。回答はすでに送っていますが，皆様は「アメフトの選手は糖質制限すべきか，すべきでないか」についてどう回答しますか？
私は大学の体育会アメリカンフットボール部でトレーナーの栄養班を務めているものです。アスリートの糖質制限について夏井先生にお尋ねしたいことがあり，失礼を承知でメールさせていただきました。
糖質制限についてチームドクターの先生から夏井先生や宗田先生，江部先生の著書を拝読し勉強するようにと指令を出され勉強させていただいているのですが，糖質制限はアメリカンフットボールのような高強度の運動を行うスポーツにも有用なのでしょうか。選手たちは圧倒的なパワーとそれを支える強靭なフィジカルをつくるため毎日除脂肪量を中心とした増量に励んでおります。
チームドクターの先生の意図が私にはくむことができず，困り果ててしまいました。勉強不足は百も承知しておりますが，なにかアドバイスをいただけないでしょうか。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0210-2 -
【パラダイムシフト好きの外科医のblog】
〇〇病院外科の勤務医の△△先生のブログ。湿潤治療，糖質制限について深い知識のある先生で，医療の現場を通じてさまざまなことについて考察してみたい，とのことです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0210-3 -
【アリにカイコにサソリ… 昆虫が和食メニューになった「昆虫食フェア」が開催！】
近々，お店に伺う予定なので，（同席者の同意を得たうえで）「6種の昆虫食べ比べセット」あたりを注文してみようかと・・・。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0210-5
2016/02/09
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0209 -
昨日は群馬県の門脇先生が見学に見えられました。10年ほど前にも見学にいらっしゃったので，これで2度目の見学になります。
外来終了後は新宿のこのお店で食事。たまたま見つけたお店ですが，コスパ抜群で料理はどれも「普通に美味しい」レベルでハズレなし！
酒卸問屋直営というだけあって日本酒の品揃えはハンパないし，注文すればドンペリも出てきます。ホッピーとドンペリが一緒に並んでいるメニューは，恐らくこの店でしか見られないはず。
ちなみに「フロア貸切10万円コース」というのがあって，10万円で「35人分の6品料理＋飲み放題」だそうです。つまり，25人集めれば一人4,000円，40人なら一人2,500円です。何か名目をでっち上げて「40人宴会」を企画しようかな？この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0209-4 -
「湿潤治療の認知率」というメールです。
先日品川区から獣医師会への要請で，区民の方向けに猫の健康や動物病院へのかかり方などの講演会を行いました。「湿潤治療をする医者が増えるスピード」より「湿潤治療を知る市民が増えるスピード」が凌駕する，というのが私の予想。なぜかというと，医者には治療法を替えるインセンティブが乏しいのに，患者サイドは湿潤治療を選ぶ方にインセンティブが働くからです。
その中で毎年湿潤療法を取り上げるのですが，今年は40人弱の出席者のうち半分以上の方は湿潤療法についてご存知でした。
毎年そのコーナーでは問いかけて挙手していただくのですが，知っている方が半分を超えたのははじめてです。
じわじわと浸透しているようで，先生に報告しなくてはと思った次第です。
同じ熱傷の治療を受ける際に，「痛い治療」と「痛くない治療」があることがわかった時，患者サイド（市民サイド）は後者を選ぶほうが合理的選択となります。
一方，医者サイドにとっては「痛い治療」を続けて逃げていく患者の数は多くないので（全ての通院患者に占める熱傷患者の割合は少なく，せいぜい数人程度），「痛い治療」を続けるデメリットは小さく，何もわざわざ，新たに「痛くない治療」を学ぶこともありません。つまり，医者には治療法を変えるメリットがありません。
また，「熱傷は痛いものであり，痛みに耐えるのが熱傷治療」と考えている医者にとっては，「痛みがない熱傷治療」はありえないことであり，「それはインチキだろう」と考えます。一方，患者側は「痛くない治療なんて信じられないけど，もしも本当に痛くないのであればそちらの方がいい」と考え，ダメ元で医者を替えてみます。医者を替えることで患者は失うものがなく，うまく行けば大きなメリットが得られます。
だから，湿潤治療をめぐって，医者と患者の行動は乖離します。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0209-2 -
【習慣を変えたら人生激変！ 30キロ以上のダイエットに成功した女性のビフォーアフターが凄まじい】
体型も変わったけど，人生も変わっちゃいました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0209-3
2016/02/08
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208 -
「2枚連結ズイコウパッド」ですが，100均のヒートシーラーでほぼ完璧に連結できることを確認しました。また，創部に24時間使用しても連結が剥がれることはなく，浸出液で剥がれることもありません。現時点ではこれが最強の連結方法と思われます。
というわけで，面積の広い熱傷にはこの「ヒートシーラーで連結したズイコウパッド」で対処できます。また，患者さんが家庭で手作りするのも極めて容易ですし，万一，ヒートシーラーを入手できなければ，ホチキスで代用できます。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208-11 -
「朝食抜きで脳出血リスク増」についてのメールです。
朝食食べられないくらい不健康と，別に朝食食べなくても平気は分けて考えるべきだと思います。
糖質制限してると朝起きられないことはないし，食べたければ美味しくいただけますし，食べなくても平気です。
糖質過量摂取の不健康生活では，真逆ですよね。朝から胸焼け胃もたれ，起きられないから食べる暇がない。妙な時間に食べたくなって，パンやカップ麺を食べる。そりゃリスクが高くなると想像できます。
なので，あまり重要なデーターでないような気がします。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208-2 -
「朝食抜きで脳出血リスク増」についてのメールです。
糖質セイゲニスト兼断食ニストの私が私見を述べさせて頂きます。
御紹介頂いた論文はJPHC studyという全国の保健所や国立がん研究センターや他の研究機関などが共同で行っている大規模な多目的コホート研究です。
以前「低炭水化物・高総タンパク質/脂質スコアは，女性において2型糖尿病リスクの低下と有意に関連していた」というデータを出したのも，JPHC studyでしたから，基本的には真実を導き出す姿勢を持っている研究だと思います。
ただ今回の研究に関しては指摘すべき点があります。
こうした疫学研究において重要なのは「交絡因子」をいかに調整するかということです。
「交絡因子」というのは，調査対象としている仮定原因と結果の両方に影響を与え，結果にバイアス（偏り）をもたらす要因の事をいいます。
たとえば，「飲酒が肺がんのリスクを高める」という研究結果が出たとします。
しかし，飲酒をする人は一緒に喫煙をするという人も多いと思います。
本当は一緒に吸っているタバコのせいで肺がんのリスクが高まっているかもしれないのに，喫煙の量を無視すれば 「飲酒のせいで肺がんになる」という間違った結論が導き出されてしまうかもしれないのです。
このような状況の時，「飲酒（仮定原因）」→「肺がん（結果）」という流れに対して，「喫煙」が交絡因子になっているといいます。
従って，本当に飲酒が肺がんになっているかどうかを調べたければ，喫煙の量を一定にした集団にしぼって，それでも飲酒が多い集団で肺がんの発生率が多くなるかどうかを調べる調整が必要になってくるわけです。
今回の「朝食欠食（仮定原因）」→「血圧上昇（結果）」に対してもそうした交絡因子の調整が必要になってくるわけですが，その点はさすがJPHC studyしっかり調整されています。
具体的に原著を見てみますと，性，年齢，BMI，高血圧や脂質異常症，糖尿病の内服の有無，糖尿病の既往，喫煙歴・喫煙習慣，運動習慣，睡眠時間，自覚的な精神ストレス，独居か否か，身体活動，アルコール量，総エネルギー量，野菜，果物，魚，大豆，牛乳/乳製品，ナッツ，飽和脂肪酸，食物繊維，塩分が可能性のある交絡因子として挙げられています。
しかしその中には最も大切な糖質量（炭水化物量）という交絡因子が挙げられていません。
なぜ糖質量（炭水化物量）がこの研究において重要な交絡因子かとうと，炭水化物主体の食事の人が朝欠食するのと，糖質制限をしている人が朝欠食するのとでは，体に起こってくる現象が全 く違ってくるからです。
炭水化物主体の食生活を送っている人は普段のエネルギー利用を主にグリコーゲン-ブドウ糖システムに依存しています。瞬発力はあるかもしれませんが，すぐに枯渇しますので，集中力が切れます。そしてすぐにお腹がすきます。糖質には依存性があるので，脳から次の糖質を手に入れるために糖質が欲しくなるような指令が身体に送られるからです。その強烈な空腹感・渇望感はほとんどの人が一度は味わったことがあるのではないでしょうか。
そうなるとその時に何をどれだけ食べるかが大事になってきます。
上述の渇望感はただでさえ強いのに，朝食欠食をしていればおよそ18時間くらい食べていないことになるのでその渇望感はさ らに増します。
この状況だと，たとえ身体に必要なだけの十分なエネルギーが取り込まれているにも関わらず，相当意思の強い人でない限りは，それ以上に食べ過ぎてしまう可能性が大になります。いわゆる満足ではなく「満腹」でないと満たされない状態です。かつての私もよくお腹パンパンになっているのにまだ食べたい気持ちが治まらないという状況がよくありました。
そんな強烈な渇望感がある時に，また高糖質のものを食べてしまっていれば，相当な血糖値の乱高下，及び酸化ストレスを発生させます。
3食食べている分にはそこそこの酸化ストレスであったのに，2食食べる事によって1回に食べる炭水化物（糖質）量が増えればそれだけ大きな酸化ストレスがかか り，血管を傷つけて動脈硬化，高血圧につながるストーリーは十分に考えられることでしょう。
だからこの研究において炭水化物量を交絡因子として調整するのは必須の作業と考えるわけです。
しかしJPHC studyに好意的な見方をすれば，総エネルギーも同じで主な食品も同じなのであれば炭水化物量も多分同じなのだろうとも考えられます。
それに糖質制限セイゲニストは現時点で圧倒的なマイノリティです。何も考えずに大集団を調査すれば，まず大多数の人は炭水化物60%くらい摂っている人達なのでしょう。
そういう意味ではこの研究結果はある意味真実を反映しています。ただし「主に炭水化物を中心に食事をしている人達にとって」という枕詞がつけばの話です。
糖質制限をしている人にとってはこの研究結果は全く当てはまらないと私は考えます。それは先ほどと逆の考察をすれば容易に理解できると思います。
つまり糖質制限をしている人は， 普段のエネルギー利用をケトン体-脂肪酸システムに頼っているので，基本的に食べなくてもエネルギーは長持ちします。
また，たとえ18時間あけて次の食事を食べたとしても，次の食事も糖質制限食なので血糖値の乱高下はほとんど起こりません。必然的に血管にかかる負担も減ります。
しかも糖質と違って強烈な渇望感をもたらすことがないので，食事量が適切な量にとどまりやすくなります。満足するまで食べれば自然に食欲が治まり，食べ過ぎなくて済むようになります。
もっと言えば，たとえ糖質制限食といえど高タンパク負荷のリスクや食事そのもののリスクは回避できないので，食べる回数を減らせば未知のリスクまでも少なくすることができます。つまり糖質 セイゲニストにとっては，食事回数が少ないくて現状を維持できる方がメリットが大きいと私は考える次第です。
あとこの研究は間食回数の交絡調整も抜けていますね。
「間食は食事のうちに入らない」と考えている人も多いと思いますので，
もしも高糖質食の人が朝食を抜いて，昼と夜だけ食べるけれど，間が持たなくて途中で糖質主体のお菓子やジュースなどをちょこちょこ摂取しているにも関わらず，アンケートでは「１日２食」と回答してしまっていて，そんなデータもたくさん混ざっている中で解析してしまっているとすれば・・・
それは「朝食を抜くと血圧が上がる」という結論が出てしまっても不思議ではないと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208-3 -
思い起こしてみると，糖質制限をする前の私は毎日が軟便気味でした。しかし当時はそれを特に異常とも思わず，普通だと思っていました。だって，他人がどんなウンコをしているかなんて知る由がないし，多少軟便気味なだけで腹痛があるわけでもなければ，それ以外の症状があるわけでもなかったからです。
しかし，糖質制限を開始してみると，一時的に便秘気味になったものの，その後は2日に1度，惚れ惚れするようなバナナ型のウンチが出る状態で安定。そうなると，以前の「軟便気味」が正常ではなく異常な状態だったことに初めて気がついたのですよ。
そして，たまに糖質が含まれる食品（コロモの厚いトンカツとか，串揚げおまかせコースで出てきた根栽とか）を食べると10～15分後にお腹が怪しくなり，その後は下痢に見舞われます。体が「これはヤバイものだ」と拒絶しているみたい。
ネットで調べてみると，「米・コムギを食べるとすぐにお腹が緩くなる・下痢する」で困っている人が結構多いようです。
私達はこれまで「米・コムギを食べるのが人間の食生活の基本」と思い込んでいたため，コメやコムギを摂取することによる体調不良がある可能性を最初から除外してしまうため，それに長らく気が付かなかったのでしょう。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208-4 -
【50代女性が運動せずに1年間で26kg痩せた「神レシピ」を紹介】
もちろん，糖質制限！ 神でなく科学です。
書籍版 Kindle版 この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208-5 -
【幻の読み切りが電子書籍で復活 「エルトゥールル号遭難事件」描く石川雅之さんの漫画で国境を超えた絆に涙する】
「もやしもん」の石川雅之先生の幻の名作！ 2年前に雑誌モーニングに掲載されたものですが，何度読み返しても胸が熱くなる感動作です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208-6 -
【これは意外と便利かも。付けっぱなしでも邪魔にならないケーブルレス4ポートUSB 3.0ハブが登場】
これはかなり便利かも。私は直ちにポチりました。最近の格好いい薄型ノートパソコンはUSB端子が少ないんだもの。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208-7 -
「湯シャン」情報。
こんな記事がありました。アメリカではノー・プーと呼ばれているそうです。アメリカで論争している医者たちが見落としている事実があります。それは「皮膚から分泌されているものは全て水溶性である」ということです。皮脂にしても汗にしても垢にしても，すべては水溶性であり，脂溶性のものは存在しません。
自分の頭で試せ，ということですね。
だから，お湯だけで「皮膚の汚れ」は全て落ちます。だから，シャンプーなどの合成界面活性剤は不要です。
頭皮を合成界面活性剤洗う必要があるとしたら，大量のラー油とかサラダ油を浴びて頭が油まみれだとか，なぜか大量の灯油を頭からかぶっちゃったとか，そういう状況以外は思いつきません。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208-8 -
「豚皮揚げを食べる会 in 埼玉」参加者からのメールです。
お礼が大変遅くなり，申し訳ありません。「豚皮揚げを食べる会って本当に楽しかった。糖質制限友だちも一杯できたしね。でも，これなら自分が暮らす街でも開催できるんじゃないかなぁ。とにかく，会場さえ見つかればなんとかなるみたい。なら，次の会の幹事に手を挙げちゃおうかな」という人がどんどん増えて，いつの間にか日本各地で普通に開かれるようになった，というのが理想です。
風邪で1週間臥せっておりました
さて，過日の豚皮を食べる会イン埼玉，大盛会で，楽しく過ごさせていただきました。お料理自慢の方々が腕を振るわれた絶品料理に貴重な珍しいお酒の数々。そして極めつけは超絶技巧のピアノを聞けたことです。
当方も思わず幻想即興曲の譜面を引っ張り出してみたりしましたが，指がもつれるばかりです
本当に素晴らしい会をありがとうございました
夏井先生，幹事の方はじめ，出席された皆さんに感謝ですこの記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208-9 -
【統合失調症の遺伝的・生物学的原因が科学者によって発見される】
これが本当なら，まさにこの本の主張（この本が書かれた当時には推測に過ぎず，後に批判され，著者自身も自説を誤りとしたらしい）がやはり正しかった，ということになりそうです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208-10 -
【クレープ屋の珍客を題材にしたシュールな漫画がじわじわくるｗ】
客商売はハプニングの連続。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208-12 -
【日銀マイナス金利「低欲望社会」では効果なし まずアベノミクス評価が必要】
経済のことはよくわかってないけど，みんなが「欲しいものがあるのにお金が無い。お金さえあればいろいろなことができるのに」と考えている社会にジャブジャブとお札を投入すると経済は活発に動くけど，みんなが「今，特に欲しいものはないし，特にやりたいこともない」という場合には，いくらお札を投入しても貯蓄に回すだけ・・・ということでいいのかな。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0208-13
2016/02/06
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「新型血糖測定器」についての情報です。
【欧州で大ヒット中 “かざすだけ”新型血糖測定器の実力】
この機械が普及したら，リアルタイムに血糖値がわかるので，糖尿病学会の言っていることが正しいかどうか，患者さんにもわかると思います。馬鹿馬鹿しい議論(①カロリー制限で血糖コントロールする②カロリーの内半分は糖質で，，。)も終結に向かうと思います。早く日本でも，使えるようになれば良いですね。問題は，こういう機械の使用を邪魔するかも知れない人々がいる事です。
患者さんは数ヶ月，この機械を使って，血糖値を見れば，何を食べたら，どれくらい血糖値が上がるかわかります。○○学会の言っていることが正しいかどうか？わかれば，信用を失うでしょうね。
それくらいインパクトがあります。今の保険制度だと，1型糖尿病なら，1日4回まで，２型糖尿病なら，1日2回までしか，血糖が測れません。それ以上は，自己負担です。それじゃ，おおざっぱな事しかわからないです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm# -
質問メールです。いかがでしょうか？
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0206-3
2016/02/05
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0205 -
糖尿病学会誌最新号の論文PDFファイルを頂きました。
日本糖尿病学会は，もうちょっと科学的な議論ができるまともな学会になって欲しいですなぁ。このままだと「エセ科学学会」の仲間入りではないかと危惧しております。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0205-2
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【生きろ！ 古い記録メディアたちよ】
8インチ・フロッピーディスク様のお姿を数十年ぶりに見て，感涙に咽び泣いております。ZIPディスク君もMOドライブちゃんもまだ生き延びていたんだね。まさか，また君たちに会えるとは思ってなかったぞ。
ちなみに，私が一番最初に触ったコンピューター（当時は「パソコン」という言葉すらなかった）は音楽用カセットテープにデータを記録する方式でした。多分，1978年ころです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0205-3 -
【日本の歴史をざっくり紹介する動画がずっと速い】
全編が英語なので，中学2年生程度の英会話能力しかない私は1/10も理解できなかったですが，リズミカルな展開に思わず魅入ってしまいました。これは英語のヒアリングの練習に使えるかな？この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0205-4
2016/02/04
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0204 -
「創洗浄のRCT試験」についてのメールです。
ご存じかもしれませんがIDATENに西伊豆病院の仲田先生の投稿が掲載されていました。内容ファイルを添付します。
⇒創洗浄のRCT試験(FLOW)，NEJM,Dec.31,2015 西伊豆早朝カンファランス，西伊豆健育会病院 仲田和正 H28.1
IDATENとは？
日本感染症教育研究会(Infectious Diseases Association for Teaching and Education in Nippon：IDATEN)は，日本における臨床感染症診療と教育の普及・確立・ 発展を目的とし，- 感染症の実地診療が行える医師の育成・支援
- メーリングリスト等による情報交換
- 感染症セミナー・学術集会（ケースカンファレンス）の開催を中心に活動しています。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0204-2 -
「ベルツの日記」についてのメール。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0204-3 -
「炭水化物＝糖に，ようやく世間が気がついた？」というメールです。
セイゲニストには，今更な内容ですが。
【その1】
3月公開の映画「あまくない砂糖の話」です。
オーストラリアのデイモン・ガモー監督による，砂糖に潜む危険性を訴えるドキュメンタリー映画『That Sugar Film』が，アンプラグドの配給により『あまくない砂糖の話』の邦題で2016年春よりイメージフォーラムほかにて全国公開されることが発表された。
本作は，ガモー監督自らが実験台となり，1日にスプーン40杯分の砂糖を60日間摂取し続けるとどうなるか？を記録したドキュメンタリー映画で，本国オーストラリアでは，ドキュメンタリー映画動員のNO.1を記録した。
昨年公開された『パパ，遺伝子組み換えってなぁに』は，アメリカのジェレミー・セイファート監督が，子どもたちの食の安全を守るべく，遺伝子組み換えの真実を明らかにするために突撃取材を敢行するドキュメンタリーだったが，『あまくない砂糖の話』は，ガモー監督が「１日ティースプーン40杯分の砂糖を摂取すること」「摂取するのは，シリアルやヨーグルトなどの“ヘルシーな”食品に含まれる“隠された”砂糖」「清涼飲料水，アイスクリーム，菓子類，チョコレートは食べないこと」「つねに低脂肪食品を選ぶこと」「実験前の運動量は維持すること」といったルールを設けた60日の生活を撮影。食生活に忍び寄る砂糖の危険性や精糖業界を取り巻く問題を暴きだす内容となっているという。
【その2 】
キャッチコピーが【みんなの好物，炭水化物は，ほとんど「糖」です】 という，からだすこやか茶W。トクホとか言ってますが，たいした効果はないでしょう。
中吊り広告，電車丸ごとでしたが，脂よりも糖の字が多かったです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0204-4 -
「腸内細菌はソフトウェア？」という面白いメールです。皆様はいかが考えますか？
私の持論なのですが私の考えをすぐに書いてもつまらないので，私なりの回答はしばし保留。
「腸内細菌叢とは人間にとって，コンピューターで言うところのソフトウェアではないか？」・・・と思うのですが，いかが思われますでしょうか？
内臓というハードウェアの組み換えは困難を極めるので，腸内細菌叢を「ソフトウェア」として突然の住環境や食環境に対応できるように人間は出来て（進化？）いる・・・のではないかと？
セルロースだけで生きていける方はその典型ではないでしょうか。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0204-5 -
【4人に1人が糖尿病のサウジ，原油安が医療予算を直撃】
成人の3人に1人が肥満なんだって。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0204-6 -
【サウジ：サルマン国王生前退位か？】
サウジの王政は石油を売って得られた潤沢な資金で維持されています。つまり，石油の売上（のごく一部）を国民の福祉に当て，「あれもタダ，これもタダ」として不満を抑える，という手法で，産油国の王政はどこも同じ方法論で成立・維持されています。
しかし，原油価格が超低空飛行をする状態になると，この方法論が一気に崩れる恐れがあるわけです。
おまけに，王位継承権を持つ候補者が1,000人となると，どういうことになるんでしょうか。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0204-13 -
【菜食主義者，タンパク質をちゃんと取れるか】
私は以前から，菜食主義者は動物と植物の体の違いもわからないメルヘン脳みそちゃんだと思っています。より明確に言えば，不勉強なオバカさん。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0204-7 -
「豚皮揚げを食べる会 in 埼玉」参加者からのメールです。
先日の会では，寒い中，ピアノを熱演してくださり，ありがとうございました。個人的にはもう少しゆったり，じっくり聞かせていただきたかったと，少し残念にも思いますが，きっとまた次の機会があると期待しています。
それにしても，回をかさねるごとの盛況ぶりが凄いですね。今回は沢山の糖質セイゲニストJr.も参加されていて，頼もしい限りでした。
幹事の負担を少しでも軽減すべく，また次回，少しでもお手伝いできればと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0204-12 -
先日の「豚皮揚げを食べる会 in 埼玉」の会場には幹事さんの計らいでレンタルのデジタルピアノが準備され，私は弾きまくったわけですが，「他にピアノ演奏者，音楽愛好家がいない会場で演奏するのってちょっと虚しい」ということに気が付きました。
これまでも何度か「豚皮会」ではピアノが準備されていましたが，ピアノが演奏できる人が私を含め複数名いましたが，お互いの指使いとか表現・ペダリングの工夫などのマニアックな話は尽きないし，プロ顔負けの名手がいたりすると，話はさらにディープになり，ほとんど誰も知らない／演奏されない編曲物の話とかができて実に楽しいです。
しかし「豚皮揚げ in 埼玉」ではピアノが弾ける人は私一人で，ピアノや音楽に詳しい人もあまり居らっしゃらなかった模様です。そうなると，私はただひたすら弾いているだけで，聞いている人からの反応は何となくあるものの，ピアノ弾きからの反応に比べると「反応が薄い」んですね。
この雰囲気は何かに似ていると思ったら，「ピアノ生演奏付きのレストラン」ですね。音大の女子学生とかがよくバイトで弾いていますが，彼女たちは，ただひたすら「お客さんの会話の邪魔にならない静かでムーディーな曲」を淡々と弾くだけじゃないかと思います。熱心に聞いている客は滅多にいないだろうし，うまく弾いても賞賛の拍手があるわけではない・・・。
それと，「子犬のワルツ」か「エリーゼのために」を弾いて欲しい，というようなリクエストをいただくことも多いですが，実はこれらの曲は弾きたくありません。もちろん，弾けと言われれば弾けますが，ピアノ曲として面白味がなくつまらないからです。小学生の頃から弾いているので手垢がつきすぎました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0204-8 -
【「お医者さんいませんか」不要に？ 医師会と日航提携】
私がまだ大学の医局に所属していた頃の話です。北海道での学会に参加するために仙台から千歳に向かう飛行機に乗っていた時，「お医者様はいらっしゃいませんか？」のアナウンスが！ 周囲には東北地方の形成外科医が多数乗っていましたが，私を含め誰一人として手を挙げません。
下手に手を挙げて行ってみたら，呼吸が苦しいというお客様がいて・・・なんて事態だったら，「すみません。私は形成外科医なので対応できません」と頭を下げて戻るしかないからです。
「手を切って血が止まりません」とか「お茶を淹れようとしてやけどしました」なんて事態には形成外科医は対応できますが，それ以外には手も足も出ません。
そういうわけで，「お客様は・・・」ではなく，「こういう症状の患者さんがいます。治療できるお医者様はいらっしゃいませんか？」とアナウンスして欲しいです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0204-9 -
【PCを破壊する恐るべきType-CのUSBケーブルがちまたにあふれかえる現状にGoogleエンジニアが怒りのAmazonレビューを連載中】
安物買いの銭失い，ってやつですか？この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0204-10
2016/02/03
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0203 -
湿潤治療についてのメールをいただきました。
数年前に先生のサイトを見て湿潤療法を初めて知った者です。擦り傷ややけどなど，先生のご指導の通りやってみると本当に良い結果になりました。現在はかなり知られてきている療法を最初に広めてくださったのは先生です。
数年前に貴サイトの湿潤療法をを拝読して，思い出す本（お話）がありましたのでお知らせしたくメールさせていただきました。
これは，すでに1995年に亡くなったイギリスの獣医師の方が書いた本ですが（この方はイギリスでは大変人気があり著書がテレビのドラマにもなったようです），ジェームス・ヘリオット「愛犬物語」下巻の10章，11章にあるキムという犬の話です。
足に重症をおってしまったキムはたまたま滞在先にあったヘリオット先生の病院に連れてこられます。
「褒むべき膿」と言う南北戦争の頃の言葉を思い出した先生は，その当時の常識を捨てて膿と一緒に犬の足をギプスで覆います。しばらくしてから犬のギプスをはずすと，膿の下からピカピカの新しい皮膚が出来ていたというお話でした。
これは先生の湿潤療法と同じところがあるのではないかなと思いました。それを実際に世の中に広めてくださった先生の事を日本人としてたいへん誇りに思っています。
もし動物がお好きなら，その意味でも楽しい本です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0203-2 -
「豚皮揚げを食べる会 in 埼玉」についてのメールです。
埼玉では，先生の弾くピアノをBGMに，糖質制限をされて無事に（病気から）生還なさった方々のお話，また○○水の作り方とか刺激的なお話を聞くことができて，あっという間の贅沢な３時間でした。
幹事の方，キッチンで片付けをしてくださった方々，御礼申し上げます。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0203-3 -
【運動を続けてても体重が減らなくなる理由が明らかに】
やはり，痩せるなら運動でなく食事だよね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0203-4 -
先月，ちょっと書いた「ニキビがひどい男子高校生」についてのメールです。
運動部なら 興味を持ってくれたら，糖質を減らすとダイエット，アレルギーやニキビにも効果があるんだよって教えてあげます。
文化部の場合はあまり考えつきませんが，血糖の乱高下が減ることでメンタル面が安定すると切り出す場合もあります。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0203-5 -
「紀文の糖質0g麺」についての情報です。
仙台の豚皮揚げを食べる会でお世話になりました〇〇です。そういえば，自宅近くの「まいばすけっと（イオン系列の市街地型小型スーパー）」でも糖質0g麺は必ず置くようになりました。
先日，通勤途中，仙台市内のファミリーマートで，紀文の糖質0g麺が商品棚に並んでいましたので，嬉しくなってメールしました。
糖質0g麺はスーパーではよく見かけるようになりましたが，いつでもコンビニでも買えるようになると，鍋料理の〆などの出番が増えそうです。
糖質0g麺があった店のすぐ近くのファミリーマートを覗いてみましたが，そこにはなかったので，全てのファミリーマートで売っているわけではないかもしれません。でも同じコンビニなら，糖質0g麺がある店で買い物しようかしら・・・と思ってしまいました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0203-6 -
【「もしイスラム女性がブルカの代わりに民族衣装を着ていたら…」各国の比較】
世界各地のブルカを身にまとうイスラムの女性たちは「真っ黒なカラス」の集団。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0203-8 -
【禁酒国にお酒を密輸する “クリエイティブ” な手口の数々 / 下半身にボトルをグルグル巻き，ペプシの缶に偽装など】
そういうイスラム諸国に酒を密輸しようとする男たち。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0203-9
」を紹介2016/02/02
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0202 -
「2枚連結ズイコウパッド」について，ズイコウメディカルからのメールです。
ズイコウパッドの連結方法の件ですが，100均のヒートシーラーを検証してみました。
当初，工業用のヒートシーラーでないと不可能と侮っていましたが，恐るべし100均！ なんと非常に上手く連結できました。柔軟性も損なわれていません！？
ポイントは，シーラーを挟んで滑らせるのではなく（と言うか滑りません），ホッチキスの要領で間欠的に抑えてシールすることです。
簡単，連結強度，柔軟性，使う道具も安価で入手可等々から今のところチャンピオンの連結方法と思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0202-3 -
「2枚連結ズイコウパッド」についてのメールです。
色々と有意義な情報を本当にありがとうございます。
糖質制限を先生から遅れる事半年で始めました。体重は13kg減りましたが(56→43kg)，調整して45kgをキープしています。
犬の食事も糖質制限でとても元気です。
シーラーでしたら，クリップシーラーがとても便利です。溶着も時間が変えられますし，クリップなので使い勝手も良いです。
値段は3000～4000円位です。
我が家では大活躍です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0202-4 -
「東京聖栄大学の論文」というメールです。
小生も糖質制限歴，7年目に入ります。72歳になりましたが，自分の人生で今が一番元気で充実しています。
睡眠時間は4時間半，大塚先生の時間医学を実現しています。
今回見つけた論文，
「就寝前の食事の栄養素組成に介入を行うことによって睡眠の第一周期の深い睡眠を増加させる。」ことは糖質セイゲニストにとっては既知のことです。
もう一歩「すべての食事に介入する」とまで進めれば素晴らしい研究でしたね。とは言え追い風になることは間違いないですね。
睡眠の前半である第一周期に深い眠りが多く出現することは，睡眠の主観的満足感を高め日中の眠気を抑える効果があり，成長ホルモンの分泌も促す。
不眠による経済損失は甚大なものであると報告されている。日本人成人の約20%は睡眠状態に不満をもつており
就寝前の食事の栄養素組成に介入を行うことによって睡眠の第一周期の深い睡眠を増加させることは，- 主観的な睡眠の質を改善し
- 疫学研究で報告される睡眠時間減少による心血管障害のリスク増加を防ぐことに繋がるかもしれない。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0202-5 -
【山本耕史，「炭水化物ほぼ食べないんですよ」と身体を絞るための食事法を語る】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0202-6
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【A全農がまさかの「おにぎりダイエット」を発表 / 炭水化物メインで本当に痩せるのか担当者に聞いてみた】
抱腹絶倒の説明がナイス！ 臍で茶が沸かせます。
ちなみに，日本国内のコメ消費量は右肩下がりで減少しています。一人あたりのコメ消費量は1962年が年間118kgでしたが，2013年では56.9kgとほぼ半減です。糖質制限が流行（？）するはるか前からコメ消費量は一貫して減少してきたのが「コメの現実」です。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0202-7 -
【糖質10g以下で楽しめるスイーツ「クリームサンド・メープルミルク」など2種が新発売。】
【糖質60%オフのとろ～りとろけるフォンダンショコラ発売】この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0202-8 -
「豚皮揚げを食べる会 in 埼玉」についてのメールです。
昨日は楽しい会を開いていただきありがとうございました。
数少ない写真をそのまま載せただけですが，会の様子をブログにアップしましたので，先生の更新履歴でご紹介いただけますと幸いです。
⇒【第5回豚皮揚げを食べる会in志木】この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm# -
「糖質制限の恵方巻き」というメール。
来月募集の「豚皮揚げを食べる会 in 京都」の告知をワクワクしながら待っております「キッチンおおざっぱ」です。
あいかわらず，ちまちまと糖質制限メニューをアップしておりますが，今回，先生にぜひお知らせしたいものをアップしましたのでメールを差し上げました。
ご覧いただきまして，皆さまのお役に立てそうでしたらホームページでご紹介いただけると嬉しいです。
⇒【大満足♪糖質制限中の恵方巻きはコレで！】この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0202-10 -
【若者のテレビ離れの「衝撃的な新説」登場！若者の思想が凄い】
なるほどなぁ。
私はニュース以外の番組をテレビで見ることは全くなくなりましたが，テレビでニュースを見ていて時々，「さっきのシーン，巻き戻して見たいのに」と思うことがあります。
テレビはダラダラと見ている分には便利な道具ですが，早送りも巻き戻しもできないので，「見たい動画だけ見る」派には無駄な時間が多い出来の悪い前時代的道具となります。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0202-11 -
【つけっぱなしが原因で肺炎に!? 大寒波の中国で猛威を振るう「殺人加湿器」】
中国では，安物加湿器によるレジオネラ肺炎が発生している模様。
ちなみに，レジオネラ菌は自然界ではアメーバの細胞内共生体として生存していることが多いようです（以前，読んだ本の受け売り情報だけど・・・）。つまり，真核生物のミトコンドリア，植物の葉緑体と似ています。実際，アメーバ細胞内のレジオネラはある種の毒物の分解をしていて，レジオネラが共生しているアメーバは，そうでないアメーバより劣悪な環境でも生存できるんだとか。
ミトコンドリアや葉緑体との違いは，レジオネラはまだ完全な細胞内共生になっていないため，アメーバの生息環境が悪化するとアメーバがレジオネラを消化して栄養にしたり，あるいは，レジオネラがアメーバの体外に飛び出て単独生活に戻ることです（こういう単独生活レジオネラが引き起こすのがレジオネラ肺炎）。
温泉や加湿器でたまにレジオネラ肺炎が起きますが，温泉や加湿器内部からレジオネラが検出されないことがよくあるようです。理由は「レジオネラはアメーバの細胞内にいる」ため，温泉の水を調べてもレジオネラは存在しないからです。
ちなみに，私はこの話を生物学の本で学び，レジオネラ肺炎の専門家の間でも周知の事実だとばかり思っていましたが，以前，話をする機会のあった肺炎を専門としている大学教授はご存知ではなく，驚いたことがあります。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0202-12 -
【ジカ熱でリオ五輪が危ない？国際オリンピック委員会が各国に緊急指示】
【ジカ熱「緊急事態」宣言＝小頭症と関連「強い疑い」―WHO】
WHOが緊急事態宣言を出したのは西アフリカでのエボラ出血熱蔓延以来とのこと。ということは，リオでオリンピックを開くのは，エボラ蔓延地域でオリンピックを開くようなもの？？この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0202-13
2016/02/01
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［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0201 -
「糖質制限で糖尿病治療：静岡県」に浜松市のかわい内科消化器科／河合隆先生を追加しました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0201-10
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「2枚連結ズイコウパッド」についてのメールです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0201-2 -
「腸内フローラ」についてのメールです。
池上彰さんの番組，糖質制限とあったので私も見ました。ツッコミどころは色々とありましたが，腸内フローラの先生？は1月31日の「情熱大陸」に出演していました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0201-3 -
【バレ改心？まさかの朝活＆草食系変身「ラーメンも控えるよ」】
「太りやすい炭水化物を制限」したそうです。来季の活躍を期待しましょう。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0201-4 -
先週金曜日（1月29日），7人（そのうち2名は初対面。もちろん，全員が糖質セイゲニスト）で新年会をこの店でしました。メインが「獣肉の薬膳火鍋（今回はカンガルー＋ワニ＋ダチョウでしたが，ワニ肉の美味しさに一同感動！）」のコースだったのですが，鍋のシメとして，お店にお願いして「紀文の糖質0g麺」を入れさせていただきました。これがやたらと美味しくて，あっという間に全員に胃袋に直行！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0201-5 -
「昆虫食」についてのメールです。
ネットでこんなものを見つけました。
慶応大学学生で，取材前に電車の中で，小腹が空いて，コオロギ（もちろん生きたまま）を食べたそうです。すごいっ。
⇒【東京でまだ消耗してるの？】
魚?ならぬ昆虫醤だそうです。これはおいしそうなので，次回豚皮の会が東京で開かれる時までに何とか入手できればと思っています。
⇒【昆虫発酵調味料「イナゴソース」が販売開始！ 醤油麹と米麹の2種類セット】この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0201-6 -
「糖質制限と鉄」についてのメールです。
夏井先生のサイトの記事に藤川先生のフェリチンの研究が紹介されており，糖質制限をフェリチンという新しい切り口で発展させて日常診療で素晴らしい成果を上げておられます。
藤川先生は鉄の役割を次のようにまとめておられます。
鉄は，赤血球合成に必要ですが，それ以外に，- 神経伝達物質であるセロトニン，ドーパミン作成の際の補酵素になる
- 活性酸素スカベンジャーであるカタラーゼには鉄が必須
- ミトコンドリア膜にある電子伝達系には鉄が必須
Facebookには次のように書かれています。
鉄不足を放置したまま他の健康法をやっても効果が出ない
グルコース→ピルビン酸→アセチルCoA→クエン酸回路→電子伝達系
この経路でグルコースは完全燃焼できます。
以前，乳酸を溜めないためにはピルビン酸→アセチルCoAの補酵素であるB1,ナイアシンが重要であると述べました。
しかし，この代謝が完結するためには鉄が十分量あることが前提条件になります。
電子伝達系があるミトコンドリア膜には鉄は必須です。
鉄不足→電子伝達系の機能低下→クエン酸回路が回らない→アセチルCoAが余る→ピルビン酸が余る→乳酸蓄積
すなわち，鉄不足があると，ATP不足と乳酸蓄積を生じます。
鉄不足の人が糖質制限をしても，脂肪酸→アセチルCoA→クエン酸回路→電子伝達系，の代謝がスムーズに行かないため，効果が出にくい。
まずは鉄を増やさないと話にならない。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0201-7 -
「豚皮揚げを食べる会 in 埼玉」参加者の感想メール。
参加されている皆さんの糖質制限に対する熱い魂と愛・情熱を感じ，とても有意義でした。
ぬくぬくと育った私としては，脳の中がかき回されました。
私自身，元々痩せの大食いで太らない体質なので，みなさんのご苦労とは程遠いプチプチ糖質制限の昼食のごはん抜き（おかずのみ）を約2年程度ですが，午後の睡魔や仮眠がなくなり，午後仕事の集中力が高まった感があります。
次回は，同僚も誘ってみようとおもいます。あまりの衝撃で卒倒するかもしれませんが…(笑)
夏井先生のピアノの生演奏もフランク三浦の肉の時計も拝めて，きさくな話口調とサインに名刺に…心も身体もお腹いっぱいになりました。
幹事の丸山さんもお世話になりありがとうございました。土曜日の豚皮の会では，素晴らしいピアノタッチ(？)も拝見でき，娘はジャンケン大会で肉マグネットもゲットでき，楽しい時間を過ごすことができました！ありがとうございました。本当に楽しい一時を過ごせました。二次会にも参加して皆でとりとめのない会話をしました。先生に感謝です。というわけで，「そういえば，朝起きたら見知らぬ靴が玄関にあった」という人は，私のご連絡下さい。
ところで，二次会から帰る時に私の靴が見当たらず残った靴を履いて帰りました。
どなたの靴と間違えたのか解らないため先生のホームページにこの内容をアップして頂きたいと思いメール致しました。
ちなみに私は，宴会の時はダークブルーの革製スニーカーという「同じスニーカーを履いている人は絶対にいない」靴を履いていくようにしています。いくら酔っ払っていても，この靴を間違えて履く人はいないでしょう。
ありがとうございました。「豚皮揚げを食べる会」は2014年2月16日（日）に埼玉県志木市のマンションの一室で始まりました。第1回の参加者募集はこんな具合でした。
皆様の様々な持ち込み料理はどれもおいしく，参考にしながらいただきました。
糖質制限を長くされている方が多くいらしてて，克服された様々な症状を実際に聞かせていただけて大変勉強になりました。
また，夏井先生のピアノを目の前で聞かせていただくのも至福の時でした。
幹事さん，お世話になりましてありがとうございました。
豚皮揚げを食べる会は，ここがルーツだそうですが，これからもよろしくお願いいたします。また参加させていただきたいと思っています。
なぜ，この会の開催を思い付いたかというと，その直前にポークおじさんから送られてきた1kgの豚皮を見て「一人で消費できる量じゃない」と思ったからです。興味を持っている人に集まってもらって配布するという手もありましたが，それでは面白くないし，しばし思案。
この美味しさを共有できる手段は何かないかと思い，「調理器具が揃っているところに人を集め，ビールやワインを飲みながら揚げたての豚皮揚げを食べたら面白いかも」と考え，それをネットに書いたところ，熱傷治療で通院中の患者さんが「私のマンションに自由に使えるスペースがあり，調理器具は揃っています。ここで開催しませんか？」と申し出があり，このマンションでの開催が決まりました。
その後，「糖質オフのおつまみとか料理とか，皆で持ち寄ったら面白いかも」と思い参加者に呼びかけたわけですよ。
そしていよいよ，開催当日を迎えますが，前日の2014年2月15日は関東甲信越地方は歴史的大雪！ 東京でも積雪15センチで交通網が完全に麻痺！ それどころか，ポークおじさんが暮らす甲府市は積雪130cmで陸の孤島と化し，脱出不可能。この会の目玉である「揚げたての豚皮揚げ」が食べられない状況になりました。
開催は無理かと思いましたが，私の手元には1kgの豚皮があるのでそれを持ち込めば何とかなりそうです。直ちにポークおじさんに「幹事の〇〇さんに豚皮の揚げ方を指南して！」メールを出しました。
そして2月16日，関東の交通網はまだ完全復活せず，東武東上線は間引き運転状態。私は何とか会場にたどり着きましたが，参加予定者からは次々と「電車，動いてません。別ルートを探し，志木に向かいます」との連絡が入ります。
そういう状態で開催したのが「第1回 豚皮揚げを食べる会」です。よくぞ開催できたと思いますし，この悪条件下で20人が集まった事自体が奇跡だと思います。あの夜，私は盛大に酔っ払いました。歩けないほど泥酔し，醜態を晒しました。「この会は絶対にうまくいく」という確信に酔い痴れたからです。
そして，「揚げたての豚皮揚げを食べ，皆で持ち寄った糖質オフの料理を食べ，持ち寄ったお酒を飲む」というコンセプトが完成したわけですね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0201-8 -
「2枚連結ズイコウパッド」についてのメールです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0201-9 -
【飲み会があっても怖くない！食べても飲んでも太らない居酒屋メニュー】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0201-11
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書店で見かけた面白そうな本。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-02.htm#0201-12