36歳男性。
15歳ころ,全身倦怠から糖尿病が発見され,インスリン治療となったが,その後,事故判断で中断した。その後も,調子が悪くなってはインスリン治療となり,いつの間にか中断,と言う生活を繰り返していた。
2013年2月ころから左足外果に傷ができて治らなくなり,〇〇病院を受診。高血糖(血糖値600mg/dl,HbA1c 20.2%)が発見されたが,インスリン治療は拒否し,内服薬のみの治療となった。4月に当院内科紹介となり入院。
治療は「皮膚を切開し,ドレナージルートを確保。壊死した腱は切除。創部は穴あきポリ袋+紙おむつで被覆」という方針で行った。抗生剤・外用剤は一切投与していない。
2013年4月24日 壊死した腱が飛び出している。 これは切除した |
全て皮下でつながっている | 4月26日 局所麻酔下に切開 腱が露出した |
4月30日 腱が溶けてきた |
5月7日 融解した腱を切除 遠位の瘻孔は閉じた |
5月13日 | 5月30日 隠れていた壊死した腱を切除 |
6月10日 |
7月5日 | 7月19日 治癒した |
9月24日 | 2013年12月24日 再発なし |
2015年4月20日 725日後 |
2016年1月29日 1010日後 |
11月18日 1305日後 |
2017年2月3日 1409日後 |
5月29日:1496日後 | 8月18日:1577日後 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/318/index.htm】