【動物／ヒト咬傷　頭頸部】

症例・経過 原　因 部　位 観察期間 備　　考
1歳0ヶ月 犬 頬部 157日 前医は痕は必ず残ると説明。受傷同日に受診
1歳2ヶ月M 犬 頬部 受傷数日後に受診。ナイロン糸ドレナージ＋テーピング
1歳3ヶ月M 犬 上眼瞼、頬部 受傷数日後に受診。プラスモイスト
1歳5ヶ月F 猫 頬部 形成外科クリニックに通院。治療の説明がないため、受傷4日後に受診。大きく傷が開いていた
1歳7ヶ月M 犬 頬部 救急室でテーピング。翌日、発熱して顔面腫脹。ナイロン糸ドレナージ＋プラスモイストで治療
2歳1ヶ月F 犬 口角部 〇〇病院救急室では「乾燥させると治る」と説明。形成外科クリニックでは「治療法はないので諦めるように」と説明。受傷3日後に受診。10日で完治
2歳3ヶ月F ヒト 頬部 保育園で他の園児に噛まれた。直ちに受診
2歳6ヶ月M 犬 鼻部，上口唇 爪で引っかかれたらしい。受傷直後に受診
2歳7ヶ月F ヒト 鼻尖部 兄の歯が当たった。形成外科医院では痕は残るので諦めろと説明。受傷翌日に受診
2歳10ヶ月F 犬 上口唇 救急室では洗浄後にテーピング。翌日、高度腫脹し膿が流出。ナイロン糸ドレーンで完治
3歳3ヶ月M 犬 頬部 6ヶ月 形成外科では痕が残ると説明された。受傷7日後に受診
3歳10ヶ月F ヒト 頬部 受傷4日後に受診
3歳11ヶ月F 犬 口唇 受傷直後に受診。プラスモイストで治療
6歳F 犬 眉間部，上眼瞼 103日 前医は「治療法がない」と説明。受傷6日後に受診
13歳F 犬 頬部 671日 受傷直後に受診
16歳F 犬 頬部 受傷翌日に受診
17歳F ヒト 前額部 バスケット試合中の他の選手の歯が当たった。前医で縫合。痛みがあり翌日。膿瘍形成あり。開放してナイロン糸ドレーン
17歳F 犬 上眼瞼～鼻根部 受傷後直ちに受診。眼瞼裂傷があり縫合
21歳F 鳶 頬部 鎌倉の海岸で鳶に襲われた。受傷翌日に受診
25歳F 犬 鼻背部 受傷翌日に受診。プラスモイスト＋ハイドロコロイドで治療
27歳F 猫 前額部 引っかき傷。受傷2日後に受診
28歳M 猫 鼻根部，上眼瞼 擦過創。受傷直後に受診
31歳F 犬 鼻翼 動物病院看護師。受傷直後に受診
32歳F 犬 鼻尖部 モデル業。受傷翌日に受診。ハイドロコロイドで治療
32歳F 猫 頬部 引っかき傷。受傷直後に受診
34歳F 犬 頬部 多発咬傷。受傷3日後に受診
34歳M 猫 鼻背部 受傷後直ちに受診。擦過創
35歳F 犬 頬部，上口唇 多発咬傷。大学病院で縫合。受傷翌日に受診
37歳F 犬 頬部 動物病院の看護師で仕事中に受傷。その病院は湿潤治療を行っていて、翌日受診
38歳M 犬 鼻部 1027日 受傷翌日に受診
39歳M 犬 上口唇 受傷翌日に受診。口輪筋に達する裂傷。ドレーンを入れて縫合
42歳F 猫 頬部 線状擦過創。受傷直後に市販のハイドロコロイド貼付。受傷3日後に受診
49歳F 犬 上口唇 多発線状擦過傷。受傷直後に受診
50歳F 犬 鼻尖部 受傷翌日に受診
56歳M 犬 上口唇 受傷直後に受診
63歳F 犬 鼻尖部 受傷直後に受診。ドレーンを入れて縫合
75歳F 犬 下口唇 受傷直後に受診。浅い擦過傷で軟膏塗布とした





【動物／ヒト咬傷：上肢】

症例・経過 原　因 部　位 観察期間 備　　考
10歳M 犬 前腕 前医は創内洗浄して抗生剤を処方したが、翌日、感染を起こして受診。ループ状ナイロン糸ドレーン
34歳F 犬 前腕、手背 受傷直後に受診。咬創はナイロン糸ドレーン。擦過創はプラスモイスト
41歳F 猫 前腕 多発咬傷で、救急室では進側のみナイロン糸ドレーンを入れ、屈側は見逃していた。翌日、屈側のみ創感染
45歳F 猫 前腕 2日後に受診。ナイロン糸ドレーン
46歳F 猫 前腕 受傷翌日に皮膚科を受診し、抗生剤が処方されたが創感染を起こし、2日後に当院受診
46歳 猫 手関節部 救急室で抗生剤処方。感染を起こして3日後に受診
52歳M 猫 前腕 878日 血友病A。血疱を除去してプラスモイスト
65歳F 猫 前腕 ナイロン糸ドレーンで治療
76歳M 犬 前腕裂傷 総合病院救急室では縫合できないと説明され、翌日受診。ドレーンを留置して縫合し、感染せずに治癒
82歳F 犬 前腕全層皮膚欠損 受傷直後に受診





【動物／ヒト咬傷　手・手指】

症例・経過 原　因 部　位 観察期間 備　　考
12歳M 犬 示指 受傷翌日に受診
18歳M 猫 手背 受傷2日後に受診
21歳F 犬 母指球 前医は抗生剤投与のみ。痛みがひどく指が動かなくなったため、受傷2日後に受診
23歳F 犬 手掌 受傷直後に受診
25歳F ハクビシン 手背 受傷翌日に受診
28歳F 犬 中指 受傷2日後に受診
31歳F 猫 示指 ERでは消毒と抗生剤投与のみ。痛みで指が動かなくなり、受傷2日後に受診。ナイロン糸ドレーン。プロのフルート奏者だが、ドレーンを入れたままオーケストラで演奏
37歳M 犬 示指指尖部欠損 爪甲と軟部組織前欠損。受傷翌日に受診。50日で上皮化
38歳M 犬 示指中節部 受傷2日後に受診
38歳F 犬 示指末節部 整形外科医院に通院しているが、ガーゼ交換の激痛で脱走。受傷27日後に受診
40歳F 猫 中指末節部 受傷2日後に受診
40歳F 犬 手背，前腕 受傷翌日に受診
42歳M 犬 中指末節部 ERでは抗生剤を投与して創縫合。受傷翌日、指が動かなくなり受診。局麻下に全抜糸で痛み消失
45歳F 犬 手背 受傷2日後に受診
47歳F 犬 拇指球部 ERでは創部洗浄後に抗生剤処方。疼痛と腫脹で受傷2日後に受診
47歳F 猫 手関節部 病院皮膚科に通院しているが、この病院では治療できないと説明された。受傷5日後に受診
48歳F 猫 手関節部 ERでは抗生剤処方。受傷2日後に腫れと痛みで指が動かなくなり当院を受診
48歳M 犬 手背 経過を見ていたが、痛みがひどくなり受傷1日後に受診
49歳F 猫 示指 痛みで指が動かなくなり、受傷2日後に受診
50歳M 猫 手背 痛みと腫れで受傷2日後に受診
51歳M 犬 手関節部 ERでは洗浄、消毒、抗生剤処方。痛みで手首が動かなくなり、受傷2日後に受診。ナイロン糸ドレーン治療
52歳F 猫 手背 糖質制限を知っていたため、受傷翌日に受診。ナイロン糸ドレーン治療
53歳F 猫 手背，示指 ERでは抗生剤点滴。痛みが悪化し、受傷翌日に受診。ナイロン糸ドレーン治療
53歳F 猫 手背 受傷3日後に受診。ナイロン糸ドレーン治療
54歳M 猫 示指 プロのキーボード奏者。演奏旅行中で病院は受診せず、痛みが強くなり指が動かなくなった。同僚のフルーティストが当院を教えてくれ、受傷4日後に受診。ナイロン糸ドレーン治療
55歳M 猫 示指
56歳F 犬 手掌
59歳M 犬 手背
61歳F 猫 手背
61歳F 犬 中指
61歳F 犬 手関節部，手掌
62歳M ミシシッピアカミミガメ 環指 受傷翌日に受診
63歳M 犬 手背
64歳F 犬 中指
65歳F 犬 示指
66歳M 犬 中指
66歳M 犬 示指
66歳F 猫 母指
66歳F 猫 母指
67歳F 猫 母指
70歳F 犬 手背
71歳M 犬 手背
72歳M 犬 母指 直ちに受診
72歳M 犬 手背 放置していたが、痛みで手が動かせなくなり、受傷翌日に受診。ナイロン糸ドレーンで完治
72歳F 犬 手背 直ちにナイロン糸ドレーン留置。感染を起こさずに治癒
72歳F 犬 手背 ERでは創洗浄と抗生剤処方。帰宅後、痛みがひどくなり2日後に受診。ナイロン糸ドレーン
74歳F 猫 手背 受傷翌日に受診。ナイロン糸ドレーン
76歳F 犬 中指全層皮膚欠損 受傷2日後に受診
77歳M 猫 手背，母指 受傷直後に受診。ナイロン糸ドレーン
77歳F 猫 環指 受傷翌日に受診。ナイロン糸ドレーン
78歳M 犬 小指 小指掌側の皮膚欠損。受傷翌日に受診。ドレナージなし
80歳M 犬 手背 裂傷。受傷翌日に受診
82歳F 犬 母指球 610日後 直径4cmの全層皮膚欠損。受傷直後に受診
82歳M 犬 中指 前医は消毒して抗生剤処方。痛みで指が動かなくなり、受傷2日後に受診。ナイロン糸ドレーン
86歳F 犬 中指 前医は洗浄して抗生剤処方。痛みがひどく、受傷翌日に受診。ナイロン糸ドレーン





【動物咬傷：下肢】

症例・経過 原　因 部　位 観察期間 備　　考
19歳M ヒト 足外側 少林寺拳法練習中に相手の歯が当たった。痛みがあり受傷3日後に受診。ナイロン糸ドレーン留置
24歳F 犬 第1趾 病院を受診し縫合されたが、痛みがひどく歩けなくなり、受傷翌日に受診。
31歳 猫 足関節部 痛みがひどく、受傷2日後に受診。ナイロン糸ドレーン留置
35歳M 猫 下腿 脂肪層に達していなかったため、プラスモイストで被覆。数日で治癒。
38歳F 犬 下腿 154日後 インド旅行中に野犬に噛まれた。現地の病院で治療を受け、受傷8日後に帰国し、病院受診。ゲーベンクリームが処方され傷が深くなった。帰国から13日後に受診。
44歳F 猫 下腿 受傷翌日に痛みで受診。ナイロン糸ドレーン
48歳F 猫 下腿 皮膚科医院に通院しているが痛みで歩けなくなった。ゲーベンクリームが処方されたが調剤薬局の薬剤師が「動物咬傷にゲーベンはおかしい」と指摘。受傷20日後に受診
50歳 猫 下腿 受傷7日後に受診。ナイロン糸ドレーン
60歳M 猫 下腿 受傷直後に受診。ナイロン糸ドレーン
70歳F 猫 下腿，足背 受傷翌日に受診。ナイロン糸ドレーン
76歳F 犬 足背の大きな全層皮膚欠損 700日後 6×3.5cmの皮膚欠損。形成外科で直ちに手術と言われたため脱走。受傷2日後に受診





【動物咬傷：多発】

症例・経過 原　因 部　位 観察期間 備　　考
45歳F 犬 下顎部，前腕 受傷翌日に受診。ナイロン糸ドレーン。