1歳7ヶ月男児
 12月23日,自宅で買っている犬に左頬部を噛まれ,直ちに当院救急外来を受診。当直医は表皮レベルの浅い咬傷と判断し,ステリストリップで創縁を閉じ,フィルム材で密封。
 翌日,当科を受診したが,朝から発熱し,頬部は高度に腫脹していた。咬創は2箇所あり,いずれも深さ1センチで内部は膿が充満していた。
 直ちにナイロン糸ドレナージを行い,プラスモイスト(R)で被覆した。翌日には左頬部の腫脹はかなり軽減し,発熱もなかった。2日間,ドレナージを続けた。

12月24日 ナイロン糸ドレナージ 12月26日