48歳女。
2020年6月20日,自宅の猫に左下腿後面を噛まれた。直ちに〇〇クリニックを受診し,消毒して抗生剤を処方してもらったが,痛みが強くなってきたため,数日後に△△皮膚科クリニックを受診。抗生剤とゲンタシン軟膏が処方され,以後も通院しているが,痛みが強くて歩けなくなり,仕事をずっと休んでいる。7月7日に受診した際,ゲーベンクリームが処方されたが,調剤薬局で薬剤師が△△皮膚科クリニックに「これ,本当に使うのですか? 大丈夫ですか?」と電話をかけていたため,△△クリニックの治療に不安を感じ,猫咬傷についてネットで検索。
7月10日,当院を受診。創周囲に高度の発赤と腫脹,圧痛を認めたため,直ちに局所麻酔下に排膿を行い,ナイロン糸ドレーンを留置し,ズイコウパッドで被覆した。翌日には普通に歩けるようになり,3日後にドレナージ終了とした。
7月10日 | 7月11日 |
ゲーベンクリームの処方に首を傾げた薬剤師さん,グッジョブ!
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/3545/index.htm】