2016/09/30

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0930-1

　今や世界が注目する野球選手、日本ハムの大谷翔平も「湿潤療法」という記事を見つけました。以下、Yahooニュース　スポーツ欄からの抜粋です。

前半戦終盤に右手中指のマメをつぶし、以降約２カ月間、先発から遠ざかった。前回登板で右手人さし指のマメがつぶれかけたが、投球練習以外では右手にテーピングし乾燥を防ぐ「湿潤療法」で優勝を決める大一番に備えた。

　なんだか嬉しくなり、メールさせていただきました。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0930-2

【外国人「俺が任天堂の凄さに気づいた瞬間がこれ」】
　マジ，パネェ！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0930-3

　「生活保護の男性、３割超がメタボ」についてのメールです。

　生活保護世帯がメタボな理由ですが、病気を原因とする生活習慣の乱れも原因にありそうです
　ある作業所は統合失調症の人が非常に多く、ほとんどの人が太っていました
　その理由ですが、おそらく統合失調症の陰性症状によって活動量が低下するのと薬の副作用で食欲が増進してしまうというのが関係していると思います

　もちろん、食事内容も原因だと思われますが…
　これを解決するのはちょっと難しいと思います
　国民全体が貧しくなっていく中で生活保護世帯だけバランスのとれた食事をとれるだけの金額を与えてしまうと反発を招きます
　また、経済学では労働で得られる最低賃金が生活保護で得られる金額よりも少ないと働かなくなってしまうというデータがあります
　最低賃金がそれほど高くないのにそんなことをしてしまえば、ただでさえ自立が難しいのにますます働らかなくなってしまいます
　統合失調症の原因の一つに糖質過剰摂取があり，糖質制限食とナイアシン，鉄剤投与で統合失調症の症状が消失した，という報告を藤川徳美先生らが精力的に発表しています。また，グルテン（小麦のたんぱく質）が統合失調症を含む多種多様な精神疾患，脳疾患の原因である，とする海外の研究者も多く，小麦摂取を止めさせて症状が改善したという報告も多いです。
　統合失調症やうつ病の治療薬が安いか，糖質制限して鉄剤とナイアシンを投与するのが安いかというと，後者のほうが断然廉価なようです。このあたりは，糖尿病治療薬より糖質制限食のほうが安上がりなのと同じ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0930-4

2016/09/29

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0929-1

　「熱傷は冷やすな温めろ」についてのメールです。

　看護師です。
　ヤケド部位を温めたら痛みが増強した報告です。
　先日，フライパンで指をヤケドしてしまったために，これ幸いとヤケドした指に温水（人肌より少し温かい程度）をあててみました。その結果，ヤケドした部分が局所的に痛くなり慌てて冷水に戻したところ，痛みは瞬時に和らぎました。
　私見としては，ヤケドをしたばかりは冷水の方が痛みを感じないのでは...と思っています。
　引き続き，人体実験してみます。
　熱傷は煎じ詰めれば「熱エネルギーによる皮膚の破壊」です。熱源（熱湯や炎）の温度と熱源との接触時間の関係で，損傷される部位の深さが決まりま，熱源の温度が高かったり接触時間が長ければ，熱損傷は深部に及びます。そして，熱源との接触を絶たない限り，熱による破壊・損傷は続きます。この組織損傷が痛みをもたらします。
　ということは，熱傷受傷直後の痛みを抑えるためには，熱源との接触を絶ち，冷却するしかないことになります。また，局所の冷却は神経末端を麻痺させるので，「痛みを強引に感じさせなくする」効果もあるかもしれません。「熱源との接触」を遮断して局所を冷却すると，「熱による組織破壊」は速やかに停止します。これに要する時間はせいぜい数分でしょう。
　その後の痛みの原因は「熱による角質破壊で空気中に露出した表皮細胞が乾燥で破壊される痛み」です。この痛みの原因は熱ではなく乾燥ですから，「創部を空気から遮断する」にが最も効果的です。つまり，創傷被覆材やラップの出番です。角質が完全に破壊されていても表皮層が破壊されていても，創傷被覆材で覆えば痛みが和らぐことは周知の事実です。

　温水が効果があるとすれば，このタイミングであり，角質損傷が極めて軽度の熱傷の場合だけでしょう。ホメオパシーの連中が「ヤケドは温めろ」というのは，こういう極めて軽症の熱傷しか治療していないからでしょう。なぜなら，表皮層まで損傷が及ぶ場合，温水に入れても痛みは取れないからです（真水の中では細胞が破壊されるから）。
　というわけで，「ヤケドは冷やさず温めろ」は熱傷のごく一部にしか通用しない特殊治療であり，普遍化できないと思います。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0929-3

【「2カ月で50人死んだ」横浜・大口病院“大量殺人”の闇】
　ふと思ったのですが，以前，鳥谷部先生が熱心に「寝たきり高齢者には点滴でなく持続皮下注射を」と提唱されていました。今は持続皮下注射をめぐる状況がどうなっているのかわかりませんが，少なともこの病院で点滴投与でなく持続皮下注射をしていたら，いくら点滴に界面活性剤（今回の事件では逆性石鹸）が混入していても死ぬことはなく，せいぜい皮膚のの発赤か，最悪でも部分的な皮膚壊死で済んでいたんじゃないかと思います。
　界面活性剤（＝細胞膜破壊薬）が血管内に入れば重篤な障害を起こして命も危なくなりますが，持続皮下注射では局所の脂肪組織内にとどまり，影響は全身に及びません。

　この事件を受けて，全国の病院の看護部では「点滴製剤の保管場所の見直し」とか「点滴製剤の厳重管理」とか，いろいろな対策を取っていることと思いますが，こういう対策をいくら徹底しても，「悪意を持った人物の犯行」は防げません。悪意のある人は警備が一番手薄な場所を狙って攻撃してきますから。
　だったら，「寝たきり高齢者には点滴でなく持続皮下注射」にすれば，点滴への異物・薬剤混入をされても問題はほぼ起こらなくなります。点滴製剤の厳重管理の不要になります。
　もちろん，「持続皮下注射では患者に対する濃厚治療ができない」という反対意見はあるでしょうが，高齢寝たきりの患者さんにそもそも濃厚治療をすべきか，という根本問題もあるわけだし・・・。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0929-6

　先日の「豚皮揚げの会」の二次会で，たがしゅう先生とちょっと話しました。その様子はたがしゅう先生のブログで詳しく説明されている通りです。

　「豚皮揚げ」の二次会でたがしゅう先生に言ったのは「科学的事実は受け入れる。しかし，その事実についての説明や考察は信じない／全て無視する」，つまり，「事実と解説を峻別する」ということです。
　例えば，「インスリンは血糖を下げる」という事実は受け入れるけど，「インスリンは血糖を下げるためのホルモンであろう」という説明／考察は無視しちゃうわけね。同様に，「コムギ栽培が始まってから人口が増えた」というのは事実だけど，「コムギ栽培によって食料需給が安定し，人口が増えた」という説明は無視しちゃうわけよ。

　そうやって，「事実」だけ集めていくと，最初は混沌として収集がつかないんだけど（多くの人はこの段階で諦めちゃうようだ），これを何日も反芻していくと，ある日突然，「とんでもない解答」が頭に浮かぶのです。無関係と思われた事実の中から，突如として関連性が見えてきて，統一理論がひらめきます。この一瞬こそが科学の醍醐味です。

　科学の先達には最大限の敬意を払います。彼らなしには科学の進歩はありませんから。それは科学を受け継ぐものとしての礼儀です。しかし，偉大な先達の考えであっても鵜呑みにはしません。尊敬はするが間違っているかもしれない，と考えます。

　宗教と科学の違いは何か。宗教は「自分は正しい」ことを立脚点とし，科学は「自分は間違っているかもしれない」と立脚点とすることです。自分が正しいと思った瞬間，それは科学でなく宗教になります。
　宗教の基本は「テーゼに対する無条件の帰依と無批判」であり，科学の基本は「テーゼに対する懐疑」です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0929-8

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0929-2

　「糖質制限とドライアイ」というメールです。

　記憶にある限り、下記の本が今までここで取り上げられたことはなかったと思います。
　『シリコンバレー式　自分を変える最強の食事　（デイブ・アスプリー著、ダイヤモンド社）』
　全体的にはローカーボに近い食事法と思うのですが、ユニークな点も多々あります。そのうちの一つが、低炭水化物とドライアイの関連です。

　多くの炭水化物を長くカットし続けたとき、まず起こる症状の一つが、激しいドライアイだ。
　炭水化物がここまで不足すると睡眠の質も悪くなる。そこまでの低炭水化物にする必要はない。炭水化物を長期間全く食べないと甲状腺にダメージを負うおそれもある。

　ここを読んだ時には少々驚きました。
　個人的に、特に朝晩ドライアイじゃないかと思われる症状（目がひりひり、しょぼしょぼする）を自覚していたからです。
　ただ私の場合、週１～2回は朝はパン、果物、ヨーグルト、昼には麺類とかチャーハン類を食べていますし（これは強制的にです）、運動の後は若干のパンを食べたりもしています。さらに塩コショウの肉に飽きたときにはたまにポテトを付けたりする不完全炭水化物制限です。
　昼にチャーハンを食べたからと言って夜にドライアイが解消するというものでもないようです。

　糖質制限で、ドライアイを感じている方はいらっしゃいますか。他にもエアコンとかパソコンなど原因はあげられそうで難しいのですが（眼医者の解決法は除湿器でした）。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0929-4

　昨日の「おデブさん情報」です。

【毎日ラーメン30杯を食べていたマレーシアの男性太りすぎで動けなくなる】

【肥満男性の隣に座った弁護士　「機内での旅を台無しにされた」と航空会社を提訴（伊）】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0929-7

2016/09/28

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0928-1

　来年2月18日（土）に静岡県湖西市で「豚皮揚げを食べる会」を開催することが決まりました。参加者募集は来年1月初旬の予定。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0928-5

　「熱傷は冷やすな温めろ」についてのメール。
　既出かもしれませんが、熱傷は冷やすな温めた方がいいというサイトで湿潤療法をしていると言っています。
　この人は日本ホメオパシー医学協会の理事だそうです。私も詳しく知りませんがホメオパシーというのは、同種療法ということだそうで、熱に対する障害（熱傷）は温めたほうがいいという発想だと思います。
　まあ、ゲーベンを塗ってこれも湿潤療法だという熱傷専門医よりマシかもしれませんが、湿潤療法はまっとうな科学であるという、私達のスタンスからすると、科学的根拠があるならまだしも、ホメオパシー理論で火傷を温めるというのは、受け入れることが出来ません。
　先生がいつもおっしゃっている科学と宗教の違いからすると、宗教だと思います。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0928-10

　昨日見つけた記事。

【低糖質メニューも! 管理栄養士監修の5テーマから選べる週替わり定食が登場】

【星7つ！　紀文食品「糖質0g麺丸麺焼そばソース付き」をレビュー！】

【「糖質制限から回転寿司でシャリ残す」から見る、ビジネスチャンス】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0928-2

　「.豚皮揚げを食べる会 in 横浜」出席者からのメールです。

　私は糖質制限２年目です。以前はお酒が全く飲めなかったのですが、今回はかなり飲ませて頂きました。気兼ねなく話せる初対面の方々と、安心して食べられる食事の数々に本当に楽しいひとときを過ごすことができました。
　夏井先生のお陰です！
　優しい夏井先生のお人柄がこの会を支えていると感じました。
　生演奏のピアノが流れるなかで、糖質制限の話、シャンプーレスの話、薬の話、沢山聞けて勉強になりました。
　皆さんが一体となって、準備や後片付けをするのも気持ちがいいものです。
　素敵に生きてるなあって感じです。

　幹事さんは、この日のためにさぞかしお骨折り下さったのでしょうね。ありがとうございました。
　是非、次回も開催してください。宜しくお願いします。

　まずは素晴らしい出来の野菜に感動しました。糖質制限と言えば肉と脂なんですけど、ちゃんと作られた野菜は主菜に成り得るんだと思いました。忘れたころに野菜は食べてますが、ここまでまともなのは久しぶり。
　火が通ったお肉(何種類もあった)も通らないお肉(馬刺し)も全てが美味でした。
　女子はやっぱり甘いものが好きなのねーと、チーズケーキとシュークリームの人気に納得。
　カレー、ボルシチ、冬瓜の煮込み？汁物も豊富で初めてこの会で食べ過ぎで下腹が出ました。

　二次会でいきなり「千葉でも豚皮の会やるんだって？幹事やるんだって？」と夏井先生に突っ込まれたときは「誰が言っとるねん」と思いましたが、そのうち豚皮の会が政令指定都市全制覇、やがて全国制覇になるかもしれないし、千葉が最後まで取り残されるのは悲しいのでちょっと検討してみたいと思います。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0928-3

　「ローカーボ大作戦」の小林さんからのメール。

【肉なのに甘い?! 埼玉の隠れた名産はぎちくポーク8品を食べ尽くす味わいディナーの会】
　知る人ぞ知る埼玉地元産の絶品豚肉「はぎちくポーク」をふんだんに使ったメニューなんと８品を予定！！
　大満足のローカーボ豚料理をコースで山盛り食べれちゃうパーティーです。（着席形式です）
　埼玉県のこだわり畜産家、萩原畜産の岸氏が手掛けた、知る人ぞ知る良質で美味しい豚肉です。一口食べたらほっぺた落ちちゃうこと請け合い！
　ダイエット・健康・美容に今話題のローカーボ・低糖質食をわかりやすく解説するトークライブ付き。
　是非、お誘いあわせの上ご参加ください。

日時
　2016/10/7(金)19:30～21:30
　受付開始時間　19:15

会場
　カフェビストロルヴァン
　埼玉県さいたま市南区鹿手袋4-1-7 建産連会館 1階
　ＪＲ武蔵浦和駅徒歩8分
　※道順の紹介はこちら

カフェビストロルヴァン　料理長　原田　真雄氏

トークライブスピーカー
　evergreen　加藤　実絵
　ローカーボ大作戦　小林　祐太

基本料金　4800円（税込み）
　※アルコールドリンクは別途ワンコインでご提供

詳細・お申し込み

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0928-4

　「昆虫食」についてのメールです。

　私は精神科ですが、入院患者さんのちょっとした表皮剥離に湿潤療法を行なっています。

　最近は昆虫食の話題も多くなっていますが、まだ私は外見にどうしても抵抗があってなかなか…。パウダーや練り込みなどで加工するのが現実的かもしれませんね（ニンジン嫌いの子どもに何とか食べさせる工夫をする親御さんのようですが）。
　今回、昆虫食に関するジャーナルがあることに気づきました。”Journal of Insects as Food and Feed”というもので、2015年に発刊されたようです。いくつかopen accessの論文もあるようなので、もしよろしければ。
　ちなみに私はゴキブリがキライなのですが、スズムシやコオロギも似たような外見なのに（人間が聞いて）綺麗に鳴くという理由で愛でられています。
　ゴキブリも良い音色を奏でていたら、扱いも変わっていたかもしれませんね…。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0928-6

【「涙が止まらない・・」フェルナンデス投手に捧げる涙の先頭打者ホームラン】
　球場に居合わせた誰もがフェルナンデスを悼み，彼のために祈った。その時，野球の神が球場に降臨する。そして，奇跡が起こる。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0928-7

【「エタノール燃料はエコ」は誤り？想定より有害との調査結果】
　「バイオ・エタノールってさ，思うように消費が増えない遺伝操作トウモロコシを消費するために考え出されたインチキなんだよね」という情報が以前からありましたが，やはりインチキであったことが科学的に証明された模様です。
　常識的に考えれば，地下から掘り出した鎖状飽和炭化水素と，デンプンを原料として化学反応で作った鎖状飽和炭化水素で，後者のほうがNO_Xが少ないなんて，素人が考えてもおかしいんだよね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0928-8

【レノボ、「Yoga Book」を日本市場に投入　LTEモデルもあり】
　10インチの 2-in-1 でキーボード付きで690g！ Windows10でもバッテリー駆動13時間！ LTEでも5万円台！欲しい！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0928-9

2016/09/27

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0927-1

　「.豚皮揚げを食べる会 in 横浜」出席者からのメールです。

　2回目の参加でしたが、一人でも最初から皆様と楽しく過ごさせて頂きました。栄養士です。. 　
　人見知りな方なのですが、この空間は特別なものだと感じています。

　他の医療関係の参加者の方々からは「栄養士会の上がダメだよね」，「糖質制限普及の一番の担い手は栄養士なのに…」等々，叱咤激励を多数頂き、頑張らねばとふんどしを？！鉢巻を締め直し頑張ります。

　先生方のピアノも、とても素敵でした。

　回は素晴らしいキッチン付きの会場で、こんなに出来たての温かいお料理が並ぶ豚皮の会は、初めてじゃないかと思いました。
　いつもながら参加者の層が厚くて、獣医の先生に、愛犬の食事についても相談させていただいたり、糖質制限を通じて美容や健康・お料理のお話や、皆さんの爆笑エピソードなど、何時間いても一瞬も飽きる隙がありません。
　横浜も是非志木のように定例化できたらと思います。

　幹事さん、ポークおじさん、参加者の皆様にも大変お世話になりました。まさに「糖質制限で人生変わった」者の一人として感謝の言葉が尽きません。
　もはや常連並に参加させていただいておりますが、拒食症だった私にとって、こんなにも大勢の方と食事を楽しむ事自体、人生初めてです。数十年、食事イコール苦行だった私からは信じられない事です。
　今後も、「食べ物の辛い記憶」を頭から追い出す勢いでお邪魔させていただきたいので、よろしくお願いいたします。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0927-2

　「豪栄道関も糖質オフ」というメール。

　豪栄道が優勝した原因を問われて、。。「炭水化物をとらなかった」事だと明言しています。
　ちゃんこというと、高糖質、高炭水化物食だと思っていました。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0927-3

　先日の日本柔道整復師会での講演を聞かれた方からのメール。

　私自身も不完全ながら糖質制限には取り組んでおり、お陰様で、85キロの体重が、連日付き合いで和食、中華、フレンチ、イタリアンなどを食べているにもかかわらず、81～82キロ台を維持しています。
　また自分のクリニックでも、真剣に糖質制限に取り組んでいる方は、HbA1cが薬剤なしで、10から5.9に落ち現在も元気にやっている方など、その効果を実感しています。
　ただ栄養士さんをはじめ、保健婦さん、一部の低糖質を勧める糖尿病専門医を除く多くの医師が、総カロリー説にこだわっている状況があり、従来の食事療法から脱皮できない現状です。いきなりは無理でも、東京都医師会としても徐々にこうした面を考えて、生活習慣病委員会などでも取り上げて行きたいと思っています。

　話は変わりますが、私は現在タバコ対策に力を入れており、糖質が切れてくると脳がイライラする話など、タバコ切れとの共通点も多く、そういった意味でも面白く聞かさせていただきました。

　既成のものを打破するのはいろいろと大変ですが、先生の創傷治療の話や、低糖質の話、今後も推し進めて行っていただきたいと思います。また機会がありましたらお話を聞かせてください。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0927-4

2016/09/26

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0926-1

　「.豚皮揚げを食べる会 in 横浜」出席者からのメールです。

　今回初めて参加させていただいました。
　糖質制限が当たり前な空間で４時間という時間を過ごせ、とても不思議な気分でした。

　これまで周りに糖質制限している人がおらず、変人扱いだった私。糖質制限について語り合うなんてはじめてのことでした。
　私なんて変人じゃない。もっともっとすごい人がたくさんいる空間。楽しかったです。そして、とても勉強になりました。皆さんすごく勉強されているし、自分なりの考えを持っていらっしゃる。

　多くの人が「糖質制限で人生変わった」と話されていましたが、私も同感です。一度しかない人生、常にワクワクドキドキ挑戦していたい。自分が信じた糖質制限を継続していこうと再度決意しました。

　そしてはじめてお会いした夏井先生。とてもスリムで足が長い！！うらやましい！！（当たり前ですが・・痩せても私の短足は長くはならなかった・・(笑)）
　また関東での開催がありましたら、チケット争奪戦に勝利し参加したいと思います。
　「足が長い」と言われたのは59年の生涯で初めてです。「足，短めだよね」，と言われたことは多々あれど・・・。多分，細くなると長く見える，という錯視効果と思われます。
　糖質制限孤軍奮闘から解放され、心身ともに、とても満ち足りた時間を過ごせました。夏井様の優しいお人柄はもちろん、ラフマニノフ、素敵な演奏が印象に残リました。

　鹿児島県から参加された方です。
　昨日は楽しい会に参加させていただきましてありがとうございます。夫共々、感謝申し上げます。
　たくさんのエネルギーあふれる方々にお目にかかれて嬉しかったです。食べることを大切に考えている人々は、やはりグルメですね。すべてが美味しく幸せな時間でした。先生のピアノも素敵でした。
　また、機会がありましたらお目にかかりに参上したいと思います。

　初めての参加でしたがとても和気あいあいと楽しくすぐにみなさんといろんなお話ができました。調子に乗って3次会まで行ってしまいました（笑）

　先生のピアノ演奏　癒やされました。〇〇さんとのコラボも手慣れてましたね。初見でも弾きこなせるところ，さすが　天才です。

　糖質制限の仲間がたくさんできてうれしいです。仲間はこんなにもいるんですね。

　それにしても，みなさん，肌が美しいのには　驚きました。もちろん自分自身も実感してますが，食事でここまで変わるなんて，高い化粧品にお金使うことがいかに無駄かが　わかりました。
　その分　お肉にかけたほうがいいです。

　二次会で△△先生と出会えてよかったです。地元（＝横浜）にこんな素敵な先生がいたなんて，とても心強いです
　〇〇さんはStrauss/Rosentalの「ウィーンの謝肉祭」という超難曲を（酔っ払いながらも）軽々と華麗に演奏されました。あれは凄かったです。まさに天才肌のピアノ弾き！
　ちなみに，私が初見で演奏したのはドビュッシーの「夢」。たまたま私が弾いたことがない曲というだけで，テクニカルには容易で初見で弾くのにちょうどいいくらいの感じでした。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0926-2

　昨日（9月25日）の午前中，立川市で講演（日本柔道整復師会の市民公開講座・糖質制限について）でした。講演終了後にお弁当（ちょっといい幕の内弁当）が用意されていたのでご飯と根菜類以外のオカズを食べたんですが，それでも量が多いんですね。通常の休日は私は昼食は食べないし，ウィークデイではゆで卵とナッツを少々食べる程度なんですが，それからすると「ちょっといい幕の内弁当のオカズ」はごはん抜きでも量が明らかに多いのです。ハンバーグは美味しかったけど残した方が良かったかな，なんて反省しながら帰りの電車に乗りました。
　糖質制限していると，「一人前の食事量って何なんだろう」とか，「糖質制限をしていない人はこのお弁当を普通に食べていると思われるけど，それって明らかに食べ過ぎだよね」とか，いろいろなことに気がついて面白いです。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0926-3

【ネタかと思ったらガチだった。昔の流行った15の奇妙なダイエット法の記事や広告ポスター】
　「砂糖ダイエット」なんてものもあったようです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0926-4

【コンビニ低糖質】ビジュアル豪快すぎ！ローソン『骨つきスモークチキン』はプリッと食感で激うまっ
　ローソンで見かけたら，食べてみようっと。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0926-5

【横浜の異物混入殺人、点滴袋に被害男性の名前】
　この記事を書いた記者の頭の悪さが如実に分かる記事。点滴に患者の氏名とID番号が書かれているのは当たり前。それがないと，点滴のミス（間違った患者に点滴する）が多発します。これは医療の初歩というより，社会常識でしょう。
　こういうアホ記事を書く記者は，点滴に患者名が書いてあれば「名前を書いているから個人が狙われた」と書き，点滴に患者名が書かれていなければ「点滴ミス，医療ミスが起こる」と書くんでしょうね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0926-6

【「自堕落な生活で人工透析やってる連中なんか全員殺せ」　長谷川豊ブログ・発言が物議】
　この長谷川なる人物が完全に誤解しているのは，人工透析になる糖尿病患者さんの多くは「糖尿病治療をきちんと受け，医師の言いつけを守り，栄養指導どおりの食生活を送っている」とのであって，「糖尿病治療を受けない，医者の言いつけも守らない，栄養指導を無視」して人工透析になったわけではない，ということです。
　つまり，きちんと糖尿病治療を受けて血糖コントロールをしているのに，腎不全になり，人工透析になっているのです。
　理由は，糖尿病標準治療（カロリー制限をして，カロリーの6割は糖質で，糖質で上がった血糖をインスリンで下げる）が基本的に間違っているからです。そのため，糖尿病治療をきちんと受けているのにグルコース・スパイクが起こり，そのたびに腎臓の動脈がボロボロになり，腎不全になったのです。
　この長谷川なる人物が，「人工透析になると一人あたり年間500万円の医療費がかかり，このままでは医療財政，国家財政がパンクする」ことを知ったら，もうちょっと勉強して，「その原因は厚労省が推奨する糖尿病治療のためである」と書けば絶賛を浴びたと思います。

　どこに問題点があるかといえば，「医者は治療するのが仕事」という大前提でしょう。治療するのが仕事であり使命だから，採算（なんて下世話なこと）は考えずに「治療できるものは治療しないといけない・治療すべきである」と考えます。その結果，高額医療になりますが，それは保険診療で公的扶助をすればいいよね，と考えます。「人の命はゼニカネの問題ではない」以上，医者は治療にかかる費用を考えないからです。
　どんなに金をかけてもいいから治療しろ，と言われれば，医者サイドとすれば何でもありになります。患者一人の治療に5億円かかっても10億円かかっても，それは治療をする医者にすれば問題外です。医者の関心は「治せるか，治せないか」だけですから。
　そして，患者サイドからしても，治療に5億円かかろうが10億円かかろうが，それは問題外です。一人の命は地球より重い，という大前提があるからです。治療にかかる金額で，治療すべきかどうかを判断されてはたまりません。

　つまり，医療提供側（＝医者）と医療授受側（＝患者）に「この医療は行うべきか否か」の判断を任せれば，医療費は増加し続けます。提供側は医療を提供したいし，授受側は医療を受けたいからです。その結果，医療費は「青天井」になります。
　この「青天井」状態が正しいのか間違っているのか，厚労省も医師会も判断を保留というか，放棄しています。その結果，「前例踏襲」的に治療が続けられ，国庫を圧迫しています。これは紛れもない事実です。

　医療費高騰を「悪」と考えるのであれば，非医療者による第三者委員会を立ち上げて，保険診療ですべき治療とそれ以外の私費診療すべき治療を峻別すべきです。
　医療費高騰を「善」と考えるのであれば，今まで通りに医者と患者に治療を判断させればいい。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0926-7

2016/09/24

　来年1月28日（土）に「豚皮揚げを食べる会 in 埼玉県志木市」を開催することが決まりました。もちろん会場は「豚皮揚げの聖地」のあの場所です。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0924-2

　山岳雑誌「岳人」10月号に實川欣伸さんの記事があります。實川さんは「富士山登山1861回」という日本記録（・・・と言うか世界記録でしょう）を持つ登山家です。先ごろ，エベレスト登山の最中に左手指全指の凍傷から指尖部壊死となって登頂を断念されて帰国し（成功していたら世界最高齢での登頂だったそうです），某病院形成外科で「切断して指を短くするしか治療法がない」と宣告され，当科に逃げて来られ，現在も通院中の患者さんです。
　記事の中で，毎日何を食べているんですか，という質問に対し，次のように答えられています。

　肉ばっかり食べてますよ。生のニンニクをジャンジャンすりおろして肉炒めに入れたしして。とくに富士山のシーズン中は，肉じゃないと体が持たないんですよ。野菜はあまり食べません。
　それと私は酒が好きでねぇ，毎日ビール2，3本と日本酒4合，最後に焼酎で仕上げます。40歳くらいの頃よりずっと強いですね。沼津の寿司屋もフグのヒレ酒が目当てなんだよね。

　ちなみに，記事中の實川さんの左手のドレッシングはズイコウパッドです。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0924-1

　「大きなタマネギの下僕」というメールです。

　我々にとってタマネギが高糖質食品で避けるべきものだということは常識ですが，一般にはほとんど浸透していないようです。
　とある知人が「血液サラサラ効果を期待してタマネギ毎日2玉食べてるけど全然体調よくならないんだ」といった話が現状です。
　そんなに食べたらタマネギの糖質のせいで逆に血管ボロボロになっていくよと言っておきましたが一般に糖質制限は主食を抜けば良いと理解されている場合が多く，タマネギのような健康に良い印象のあるものは盲点かもしれませんし，その印象を変えていくのは難しいのかもしれません。
　砂糖はダメです、精製白米はよくない、というのは長く言われてきたので受け入れられやすいのでしょうけど。

　また、話は変わりますが糖質“制限”という言葉のせいで“脂質をしっかりとる”という重要なポイントも見逃されがちです。その意味では「やせたければ脂肪をたくさんとりなさいダイエットにまつわる20の落とし穴」はなかなか良いタイトルだったと思います。
　糖質制限をかじっただけで効果がないとやめた人の中には、脂質の重要性をわかっていない場合や，野菜がなんでも健康に良いと盲信している人が多いという事実があると思います。
　『やせたければ脂肪をたくさんとりなさい』というタイトルだけ見て，「そうか，脂肪を取れば炭水化物を食べても痩せられるのか」と勘違いする輩は必ずいます。あるいは，「脂肪だけたくさん食べることが重要で，タンパク質はどうでもいいらしい」と考える人も必ずいます。
　本のタイトルにしても治療法の名前にしても，所詮はキャッチコピーです。キャッチコピーである以上，文字数には制限があり，その本の内容の全て，治療のすべてを過不足なく表現することは不可能です。
　鳥谷部先生の「褥瘡のラップ療法」はその良い例です。「ラップ療法」という極めて簡潔で印象的な命名ですが，そのため逆に「ラップさえ貼っておけば治る」と誤解して，ラップを張りっぱなしにして感染させる医者・看護師が多発しました。また，「褥瘡のラップ療法」と言っても，現在では食品包装用ラップを治療に使わなくなりました。つまり「ラップを使わないラップ療法」が主流です。
　では，「ラップ療法」という名前を変えたほうがいいかというと，それも難しいのです。「ラップ療法」という名前は既に人口に膾炙していますから。だから，変えるに変えられない状況ではないかと思います。その結果，今日も日本のあちこちで「ラップを張っていたらカブれて化膿した。これはだめな治療だ！」と文句を言う医者・看護師がいるんですね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0924-3

　「昆虫食」についてのメールです。

　文藝春秋9月29日号の記事です。
　蜘蛛だけはだめなので，読んだだけで・・・・
　ほかの蜘蛛は，おいしいのでしょうか？
　私はクモだろうがサソリだろうが，とりあえず食べてみますね・・・面白半分で。だって，食べてみなければ美味しいか不味いかわからないですから。「クモなんて気持ち悪い！」って敬遠して，実は美味しいと聞かされて，実はもう手に入らないんですよ，と言われて日には，しばらく後悔すると思うし，何より食べ物を外見で判断した自分の不甲斐なさに怒り心頭だと思います。
　ちなみに，日本のクモではジョロウグモが群を抜く美味しさとのこと。また，タレントの高橋真麻さんが番組中で沖縄のオオジョロウグモを食べていましたね。番組で共演した男性陣は皆恐れてても出そうとしなかったのに，彼女はためらうことなく口にしたそうです。こういう女性と食事をするのは楽しいだろうな，って思います。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0924-4

【NASAの発表で全米錯乱「占星術とか信じてるやついるみたいだけど、本当の星座はこうだからね」】
　占星術はどういう発想から生まれたのか，を知ると，占星術を信じている人がお馬鹿さんに見えてきます。血液型性格診断を信じる人と同じくらいお馬鹿さんです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0924-5

【獲物を「咀嚼」するのは哺乳類だけではなかった】
　世紀の大発見，という感じの取り上げ方ですが，ちょっと違和感が。
　確かに，脊椎動物だけ見ると「咀嚼するのは哺乳類だけ」と結論づけしたくなりますが，無脊椎動物まで視野を広げると，昆虫などの節足動物の多くは咀嚼器機能を持っています。もちろん，顎の構造は脊椎動物と異なりますが，「顎で食物を噛み砕いて小さくして」から飲み込んでいるので，これは咀嚼と呼ぶべきでしょう。
　従来の生物学では新口動物と旧口動物（最初にできた消化管の開口部が口になるか肛門になるか）は「動物門」を大きく二分する分類法でしたが，この分類法に当てはまらない生物が見つかっています。また，ミツバチで殺虫剤に対する嗜好（＝中毒症状）が報告されていて，どうやらそれには脳内ドーパミンが絡んでいるようだし，高度な階級制の社会を作るアリで，女王アリと働きアリ（どちらもメス）を分けているものは脳内ドーパミン濃度だったという研究も発表もされました。
　このように，少なくとも中枢神経系に関する限り，新口動物と旧口動物で二分する必然性があるのか疑問です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0924-6

【生活保護の男性、３割超がメタボ　女性も非受給者の３倍】
　穀物，糖質は最も安価で量の多い食べ物です。そのため，低所得ほと食事に占める穀物の割合が増加し，肥満と糖尿病が増えます。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0924-7

【天然水なのに！？南アルプスの天然水に含まれる砂糖の量が想像以上にヤバい！】
　要するに，単なる砂糖水！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0924-8

　今日はこれから自宅を出て横浜に向かい，12時から「豚皮揚げを食べる会 in 横浜」です。これが16：00に終了し，17：00ころから二次会に突入。19：00くらいで横浜を出発して自宅に戻る予定。
　そして，明日は8：30に自宅を出発して東京都立川市で10：00から講演。
　ちょっとハードな週末です。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0924-9

【寿司屋で「ネタだけ食べてシャリだけ残す人」が増加　物議を醸す】
　私なら，そもそも寿司屋に行かないし，寿司屋で食べたいとも思いません。病院近くの「大戸屋」や「華の舞」なら，「ランチでごはん抜き」が普通に注文できます。何も，回転寿司を選ばなくていいです。
　寿司は「白米を美味しく食べるために生魚の切り身などを乗せてパック化した食べ物」です。寿司屋とはそういう「パック化した食べ物」をワンセットとして提供する業態です。パンで肉を挟んだハンバーガーという食べ物と同じで，パック商品です。
　そういう「パック商品を売る」店に行って「パックをばらしてご飯だけ抜いて売れ」と言われても店側も困るでしょうね。想定の範囲外だから。いわば，「バイオリンソナタのバイオリン抜き」とか「ピアノ協奏曲のオーケストラ抜き」みたいなもの。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0924-10

2016/09/23

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0923-1

【子供の砂糖摂取は1日25ｇ以下に　米国心臓協会で厳しい指針】
　角砂糖は1日6個以下，という指針です。でも，アメリカ人の国民食であるピザなどのコムギ・トウモロコシ食も制限しないとデブは減らないと思うぞ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0923-2

　新刊情報メール。

【糖尿病診療マスター 2016年 10月号特集糖代謝異常妊婦さんを守ろう】

【糖尿病と向き合う―女性医師六〇年の軌跡】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0923-3

2016/09/22

　こんなメールをいただきました。

　先生の著書を拝読させて頂き、目から鱗の心境です。
　歯周病を患っています。歯医者には随分永らくお世話になっています。最近歯槽骨が溶けていると言われました。長年の歯周病にイソジンガーグルの原液を歯ブラシや歯間ブラシに付けて磨いていました。今まではそれが歯周病対策に効いていると信じ込んでいましたので、ブラッシングすると口腔内が爽やかに感じ、歯周病に良い効果があると思い込んでいましたが、実際歯周病の改善は見られない状態であり、最近歯科医師から歯槽骨が溶けていると言われ、はたと気付きました。消毒薬によって細胞が損傷を受けていたのですね。歯周病に対してブラッシングに励むと言うことは、血行促進を狙ってのことだったのですね。

　糖尿病にも罹患していますので、スーパー糖質制限も行っています。また３年前には大腸がんになり、Ｓ状結腸の摘出施術も受けています。
　体が判っていることを、我々自我としてそれを理解することが出来ないのが、諸悪の根源ですね。

　１２月には７２歳になりますが、寿命がある限り己に与えられた役割を果たすために健康を維持すべく努力したいと思っています。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0922-1

　日本糖尿病学会理事長の門脇教授についての情報メール。

　糖尿病学会理事長の門脇先生、終わってますよ

 【懲りない東大医学部、またも論文捏造】

中国でも報じられています

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0922-2

　週刊朝日の記事についてのメール。

　週刊朝日 2016-9-23号(2016-9-13発売)
　名医に質問／傷跡を治すために皮膚移植もあると聞きましたが？
　　　　⇒【◆ 京都大学病院・鈴木茂彦、日本医科大学病院・小川令】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0922-3

2016/09/21

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0921-1

　「糖質制限で糖尿病治療：千葉県」に，千葉市若葉区の小倉台福田医院／福田世一先生を追加しました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0921-4

　糖質制限の講演用スライドをバージョンアップしました。ご覧になりたい方は本名，所属を明記してメールでご連絡下さい。
　なお，以前ダウンロードしたことがある方は同じアドレスからダウンロードできますのでご利用下さい。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0921-5

　「Bluetoothイヤホン」についてのメールです。

　イタリア在住です。
　私の選択は、タイピン型Blutoothレシーバー（マイク内蔵）と高遮音カナル型イヤホンの組み合わせです。
　所有しているのはCELLULARLINE Bluetooth VISION CLIPと　shure se315です。
　メリットは好きなイヤホンが使えることです。レシーバー付属のイヤホンでもそこそこ良いです。
　レシーバーは余程の安物あるいは数万円以上の高級品以外の中間価格帯であれば内蔵半導体はどこでもおなじなのでほとんど差はないと思われます。
　出力アンプ付ワンチップblutoothレシーバー素子の選択肢は限られてますので。
　では、選択にお悩やみ下さいませ。
　これ，欲しい！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0921-2

【車のエンジンの動きまで再現する『接着剤不要の木工キット』が超リアル！ Amazonでも買えるぞーー！】
　うわぁ，欲しいかも！

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0921-3

　「砂糖業界の陰謀」についてのメールです。

　JAMAに一風変わった論文が掲載されたようです。内部文書を紐解いて過去の悪事を告発するという医学論文には珍しい体のものですが.......

　【Sugar Industry and Coronary Heart Disease Research：A Historical Analysis of Internal Industry Documents】
　冠動脈疾患の原因を脂肪とコレステロールに押しつけ、砂糖の悪影響を軽く見せるような研究結果を出すように砂糖業界がスポンサーとして暗躍していたようです。

　これを紹介する記事もあります

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0921-6

　「禅パスタ」についてのメール。

　イタリアでZen Pastaないし禅パスタなるものが流行っているそうです。中身は乾燥しらたき、ヒトには消化できない炭水化物です。
　カロリーが7割抑えられているとのことでしたが、残り3割はソースのオリーブオイルやチーズからの良質な脂質やタンパクでしょう。
　付き合いで入ったパスタ屋のメニューにあって思わず注文。食感はさすがにスパゲティとはかなり異なりフォークで巻くのも困難でしたが、チーズを沢山使ったソースはよく絡みソースの味を十分に堪能できました。以前試してみた全粒粉スパゲティはコシが無くブツブツ切れたので、しらたきはこれより全然良かったと思います。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0921-7

2016/09/20

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0920-1

　湿潤治療，糖質制限の講演用スライドをバージョンアップしました。ご覧になりたい方は本名，所属を明記してメールでご連絡下さい。
　なお，以前ダウンロードしたことがある方は同じアドレスからダウンロードできますのでご利用下さい。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0920-2

　「プラスモイストP取り扱い薬局：鳥取県」に，米子市の「薬局スタッセ」を追加しました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0920-3

　「Bluetoothイヤホン」についてのメールです。

　私もSONY MDR-EX31BNを使用しております. 　イヤホン部分をお風呂に落としたり、断線させたりして、2度ほど買い替えましたが、3000円以下で購入でき、便利です！

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0920-4

　書店で見かけた面白そうな本。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0920-5

【100円以下「低糖質麺」ってウマいの？カンエツ『こんにゃく冷やし麺』シリーズ３種を食べ比べた結果】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0920-6

　「週刊文春の昆虫食記事」というメール。

　９月２２日の文春の記事からです。センテンススプリングは，昆虫づいてますね。
　やはり，タガメは果物系なんですね。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0920-7

【コーヒー党、涙目。2050年までに生産地が半減し、野生のコーヒーの木は2080年に絶滅か】
　2050年か。私は確実に死んでるな。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0920-8

　また，糖質制限関連の本が出たようです。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0920-9

【身長163cmの宮崎あおいが体重7キロ増＆その後のダイエット方法】
　ひたすら炭水化物を食べてはゴロゴロして7kg体重を増やしたそうです。
　そういえば，北野武さんの某番組に出演した時，「俺さ，映画の役作りで体重を20kg増やしたことがあったけど，一日に6食くらい米の飯を丼で食ったよ。太れるんだけど，頭がいつもボーッとしていて，セリフを覚えられないんだよね。米食うのを止めたらすぐに痩せたけどさ」と話されていましたね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0920-10

　2つの内海・湖がヤバイことになっています。

【黒海の生物生存可能領域が3分の1に減少し深刻な環境問題に直面している】

【アラル海が消滅する　世界で4番目に大きかった湖が池に】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0920-11

2016/09/18

　「Bluetoothイヤホン」についてのメールです。

　先ほどノイズキャンセリングを試しに札幌ヨトバシに行って来ましたら～（－＿－；）
　買っちゃいましたー^ ^

　値段あたりのノイズキャンセリング率高し。です。
　聴音検査の部屋に入ったかのようなノイズキャンセリング具合でした。
　ソニーはそれに比べると1割から2割位若干サーという音は聞こえますが一万円でのノイズキャンセリング具合は満足いきました。

　拙者はSONY MDR-EX31BNを選択でした。
　そうなんですよ。ノイズキャンセリングの能力から言えば，もちろんBoseが最強！でも，お値段も最強！
　このあたりは，「グランドピアノはスタインウェイかベーゼンドルファーだよね・・・お金さえあれば・・・」，「スポーツカーといえばランボルギーニ・ヴェネーノかライカン・ハイパースポーツだよね・・・お金さえあれば・・・」というのと同じ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0918-1

【宇宙人が見つからないのは太陽に似た星の周りばかり探し続けたから？】
　こういう「地球に似た惑星探し」の記事が出るたびに書いていますが，「その惑星がハビタブルゾーンである」ということと「その惑星が生命を生み出せる」ことは全く無関係です。ハビタブルゾーンとは「現在の地球型生命体が生きていける環境」ですが，地球に最初に誕生した生命体は「現在の地球型生命体」と同じではありません。「現在の地球型生命体」は，生命誕生以来42億年の歳月をかけて地球とともに進化し，適応した生命体です。
　「現在の地球の環境と同じ惑星」が「惑星生成の最初期に生命誕生に適した環境にあった」訳でもありません。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0918-2

　昨日は［東京⇒和歌山⇒東京］の往復をしました。「軽装でおいで下さい」との事だったのでいつもの格好（ジーンズとポロシャツ）に，財布とスマホと7インチタブレットを入れたサメ皮製のレッグポーチという格好で新幹線に乗り込みました（つまり，両手は手ぶら）。恐らく，昨日新幹線に乗った客で一番荷物が少なかったはずです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0918-3

【安居酒屋の「生」はなぜまずい？そこから見える業界の課題】
　なるほどね。
　ちなみに，私はビールは糖質オフしか飲まないので，飲み放題コースではウィスキーのハイボールか焼酎水割りか赤ワインのみです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0918-4

2016/09/17

　一昨日の第2趾切断症例についての質問メール。

「創部保護の目的も有りズイコウパッドで被覆。1週間後からプラスモイストで被覆。」

　とあります。
　ズイコウパッドの方が、創部保護になるということなのでしょうか？　最初から、プラスモイストではあまり良くないのでしょうか？
　私であれば、何も考えずにプラスモイストを当てていたと思い、質問させて頂きました。
　切断端が何かにぶつかると痛いので何らかの保護は必要。となると，プラスモイストより厚みがあるズイコウパッドかな，と。もちろん，プラスモイストでもいいのですが，その上に何かクッションが必要になります。だったら，ズイコウパッド1枚のほうが楽。足趾は短くて細いので，足趾数本まとめてドレッシングすると簡単です。
　また，浸出液の量が初診時には予測できないので，高吸収（＝ズイコウパッド）のほうが無難です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0917-1

【ハキリアリが栽培したキノコを強奪して食べる】
　思わず「スゲェ！」と叫んでしまった記事。なんという探究心，なんという実行力。さすがは平坂さんだ。
　ハキリアリが木の葉を巣に持ち込んでキノコを育てることは昆虫好きなら誰でも知っている常識だ。しかし，そのキノコの味を確かめた人は誰もいないと思う。恐らく，人類史上最初に「ハキリアリ・キノコ」を食べて人だろう。
　しかも，その後にハキリアリを生で食べてその味を確かめ，「酸っぱくないので，蟻酸を体内に含まないようだ」という驚愕のレポートまでしている。この科学者魂にシビレル。食えばわかる，しかし，食わなければわからない，ならば食うしかない，というシンプルな方法論とそれを実践する実行力が凄すぎる。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0917-2

2016/09/16

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0916-1

　明日は和歌山訪問看護連絡協議会で講演ですが，和歌山日帰りとなります。つまり，自宅を午前9時に出て午後1時過ぎに和歌山駅到着，講演終了後の16時ころの特急電車に乗って20時ころに自宅到着。久しぶりの強行軍です。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0916-2

　「脂肪腫」についてのメールです。

　１年まえ　８０歳代の男ですが、そけい部にテニスボール大のリポーマ。高血圧、高脂血症で治療中ですので、このまま、経過見ておりました。
　半年後、やや　大きくなっており、大学病院に紹介したところ悪性と診断され、大学で手術になりました。こういうリポーマの例を、もう１例　知っています。
　もちろん　ほとんどは問題ないものですが、、
　でも、注意しているのは、大事では？

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0916-3

2016/09/15

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0915-1

　頭頂部の脂肪腫で他院から紹介された20代の若い患者さんが受診されました。触診一発で脂肪腫とわかる典型例なんですが，前医は各種画像診断や血液検査などを行っていて，「悪性腫瘍ではないようです」との診断。
　触診診断はお金にならないけど，「全く検討がつかないのでありとあらゆる検査をしました」というのはお金になるんだよなぁ。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0915-2

【ポケットに入るフルスペックWindows 10 PC「GOLE1」──Windows 7ケータイF-07Cの正当後継との呼び声も】
　実用的かどうかは置いといて，こういう尖ったマシン，大好きです。極小サイズの筐体に詰め込めるだけのインターフェースを詰め込んだ変態ぶりがナイス！買っちゃおうかなぁ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0915-3

【どこまで膨らむ？ついに「医療費が」40兆円を突破し物議に】
　医療費がこの後もさらに膨れ上がる理由は，病院の高齢者の多い病棟をちょっと見学すれば一目瞭然です。

　例えば，高齢寝たきりの褥瘡患者さんの処置をしていて，ふと，「この患者さんは来年の夏まで生きているのだろうか？」と思うことがあります。私のこれまで経験では，高齢寝たきりで褥瘡ができると1年後まで生きていらっしゃる患者さんは極めて少数です。2年後，3年後となるとほぼゼロです。万全の褥瘡治療をして褥瘡を完治させたとしても，生命予後は変わらない印象です。
　でも，そういう患者さんを色々検査すれば異常値が見つかるし，医者としては異常値が見つかれば治療しないわけにはいきません。医者には「治療する」という選択肢しか許されないからです。その「治療」に意味があるのか，その治療は患者さんの何を改善するのか，なんて考えることもありません。「異常値」さえ「治療」できればいいからです。
　個々の医者にとって治療対象が「検査データ上の異常」であり，その異常値に対して「放置する」は許されず「治療する」しか選択肢がない以上，高齢化率が上がれば医療費はどんどん膨れ上がります。異常値の見つからない高齢者は少ないからです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0915-4

【死んだ時､SNSやPCのデータはどうなるのか】
　突然の死が現実の問題になる年齢になると身につまされる記事です。とりあえず，フリーソフトの「死後の世界」を入れて，見られて困るデータを守ろうっと。。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0915-5

【北朝鮮で深刻な洪水被害、政府が異例の支援要請】
　故マリー・アントワネットはあの世から，「パンが無ければケーキ（弾頭ミサイルと核爆弾）を食べればいいのに」と声明を出した模様。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0915-6

【豊洲市場“地下の水”は「強いアルカリ性」】
　このニュースを見た時にアレって思ったけど，コンクリートってもともとアルカリ性ですよね。調べてみたら，水とコンクリートが接触すると水酸化カルシウムを生じるようです。ということは，豊洲市場地下に溜まった水がコンクリートに触れてアルカリ性になるのは当たり前では・・・？
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0915-7

2016/09/14

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0914-1

　昨日受診された75歳の患者さんのナイスな一言。

後期高齢者って変な呼び名よねぇ。あと10年も生きていたら，今度は「末期高齢者」って呼ばれちゃうのかしら？

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0914-2

　「Bluetoothイヤホン」についてのメールです。

　Bluetooth イヤホンですが、私はこれをを使用しております。
　安くて、見た目もまあまあで、良い音なので気に入っております。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#

　「熱傷患者さんが増えている」というメール。

　最近、ひどい熱傷患者さんが増えてきております。
　ほとんどの患者さんが、大病院でとんでも治療を受けられ、色々と調べられ、先生のHP経由で当院を受診される患者さんです。
　そのほとんどの患者さんは、ゲーベンとフィブラストスプレーで苦行を強いられておられます。
　本当に可愛そうです。
　通常の疾患や外傷では「市中のクリニック⇒大病院・大学病院」と患者が流れますが，熱傷では湿潤治療を求めて「大病院・大学病院⇒市中のクリニック」に患者が流れています。
　また，以前は「軽症のヤケドは市中クリニック」，「それより重症のヤケドは大病院・大学病院」が常識でしたが，こちらも崩れてきて「重症のヤケドなら湿潤治療をきちんとしている市中のクリニック」となりつつあります。
　この変化はスマホの普及と見事に一致しています。それ以前の世界では，ネット検索するためにはパソコンが必要でしたが，スマホ登場以後は気軽にどこでもネット検索できるようになり，大病院形成外科で「皮膚移植が必要」と言われた直後に待合室でスマホで検索し，その病院を逃げ出す・・・のが普通になりつつあります（少なくとも関東圏では）。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0914-4

【なぜ中東では争いが絶えないのか？中東に関する10の歴史的事実】
　イスラム教の成立から21世紀初頭までの中東の政治情勢をわかりやすくまとめた記事です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0914-5

　糖質制限関連の情報メール

 【筑波乳業のアーモンドミルクがリニューアルしました】

【低糖質料理―神戸プロジェクト21日発足　50店が参加】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0914-6

　「低脂肪食品が推奨されたのは献金が原因」というメールです。

　こんな記事を発見しました。
　　　　　⇒【砂糖へのマイナスイメージを握りつぶすため製糖業界が科学者を買収していたことが明らかに】

　この記事によると50年代から炭水化物をとるとコレステロールが上がることはわかっていたのですが、お菓子業界の圧力により闇に葬られたそうです。
　糖尿病学会がお菓子業界から圧力を受けたのはか謎ですが、この学会が低脂肪高糖質の食事を勧めているのはいまだになおこの論文を信じ切っている影響かもしれません。
　『砂糖の歴史』という本によると，アメリカの製糖業界はアメリカ最大の圧力団体だったそうです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0914-7

2016/09/13

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0913-1

【スタンディングワーク用の可動式パソコン台　腰痛対策や集中力アップに有効か？】
　ちなみに私は，自宅ではほとんど立ったままで3～4時間仕事を続け，腰掛けるのは数分程度です。これが最も疲れません。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0913-2

　「麺を肉に変更できるラーメン屋」についてのメールです。

　麺を肉に変更できるラーメン屋「舎鈴」＠八重洲に行ってきました。東京駅から歩いて3分程度。雨が降っていたせいか、平日の午后7時でしたが、直ぐに入れました。
　麺の代わりに豚肉が200グラム入っている「ラーメン?」です。お腹はいっぱいになります。つけ麺の麺を肉に変更します。麺は入らなくなります。普通のつけ麺を「麺を肉に変更」すると計920円です。
　食べるときや帰りがけに、ざっと周りを見渡したら、1/3の方が麺を肉に代えていました。両隣が、偶々女性でしたが、その方達も「麺を肉に変更」していました。
　お店の側からすると，麺を肉にする手間がかかるわけではなく，それでいて，回転率は変わらずに客単価が高くなることになるので，デメリットはあまりないと思われます。
　客側から言うと，夕方以降ならこれを肴に晩酌になりますね。ハイボールか赤ワインがあったら超嬉しいです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0913-3

　「Bluetoothイヤホン」についてのメールです。

　MDR-EX31BNは私も使っています。電車、飛行機で使用するとノイズキャンセリング機構がきちんと働くのがわかります。電池の持ちも良いです。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0913-4

【世界で最も重い航空機「An-225」が中国で新造されることに】
　ちなみに，通称は「ムリーヤ」。これってツッコむところですか？
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0913-6

【米医師の71％がクロ判定。なぜ「ヒラリー重病説」は報じられないのか？】
　・・・そして，トランプが残った・・・。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0913-7

2016/09/12

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0912-1

　「湿潤治療は痛い」に関連して，「熱傷と痛み」の関係を自分なりにまとめてみました。

　「熱傷の痛み」は新鮮熱傷と肉芽で覆われた熱傷慢性創は分けて考えるべきではないかと思います。解剖学的な性状が全く異なるからです。

　受傷直後の熱傷の痛みは，熱により角質が損傷を受けて表皮細胞が直接空気に触れるようになり，乾燥と熱で表皮細胞はそれを「痛み」と感じるからです（表皮細胞は単独で痛み刺激に反応する機能を持っている）。すると，表皮細胞は各種の発痛性サイトカインや疼痛増強性サイトカインを分泌し，後者が知覚神経末端（真皮下層に存在する）を刺激して痛みを増強します。
　つまり、新鮮熱傷では表皮細胞が「痛みの主戦場にしてコントロールセンター」として機能しています。だから，熱源を除去して乾燥を防ぐだけで「表皮細胞の痛み」はなくなり、その後のサイトカイン放出もなくなり、痛みは軽くなります。事実，初期から湿潤治療を行った熱傷患者さんの大多数は「痛みがない，ほとんど痛くない」と言っています。

　また，熱傷初期にゲーベンクリームやフィブラストなどの「激痛物質」を使われた患者さんでも，数日以内に湿潤治療に切り替えると痛みは早期に消退します。恐らく、これらでも表皮細胞が「痛みの主戦場」だからでしょう（逆に，ゲーベンなどで表皮細胞が全て破壊されたら，湿潤治療に変えても痛みが残る可能性がある）。

　新鮮下腿熱傷の痛みのもう一つの原因は腫脹です。熱傷創には必ず腫脹が伴いますが（理由は動脈と静脈の分布域の違い。動脈は深部にあるので熱損傷を受けないが，静脈は皮下なので熱損傷を直接受けて閉塞しやすい。つまり心臓への血液の帰り道が崩壊している。だから腫脹する），下腿や足背では重力の作用も加わり，高度の腫脹となることが多いのです。腫脹は様々な組織を圧迫するため，様々な種類の痛みを生み出します。だから，腫脹による痛みは患肢挙上を続けるしか治療法がありません。

　一方、慢性化した熱傷創（3度熱傷や低温熱傷）は肉芽か瘢痕組織が表面を覆っていて、表皮細胞は存在しません。だから、正しく湿潤治療して乾燥を防いでも痛みは変化しない可能性があります。また、肉芽組織には原則的に神経組織は含まれず、肉芽表面に神経末端は存在しません。つまり、肉芽表面への機械的刺激が神経末端を刺激して痛みの原因にある、という可能性は考えにくくなります。

　一方、慢性化した熱傷創が全例で痛みを訴えるかというとそうではありません。初期から湿潤治療をしている3度熱傷や低温熱傷の患者さんは創感染時には痛みは訴えますが，ドレナージをして抗生剤を内服させると痛みは消失するようです。いつまでも痛みを訴える患者さんはむしろ稀です。こういう患者さんの肉芽は循環がよくて柔軟です。

　痛みを訴える慢性化熱傷創の多くは、ゲーベンクリームやガーゼで乾燥させる治療を長い期間に渡って受けていた患者さんです。こういう患者さんではゲーベンクリームと乾燥で肉芽自体が萎縮して循環が悪いか、硬い瘢痕組織に置き換わっていることが多く、柔軟性を失っています。これが下腿遠位のようにもともと組織に余裕がない場所に起こると，その部位で下腿全周が絞扼される形になり，組織全体が圧迫されるはずです。これがさまざまな痛みの原因になると考えられます。
　このような痛みは、湿潤治療でゆっくりと改善していくことが多いようです。固く乾燥した創面を被覆材で覆っていくと次第に軟化し、同時にカラカラに干からびた創面から浸出液が分泌されるようになり、少しづつ健常な肉芽に置き換わっていきます。また、この時，傷は必ず大きくなります。軟らかい肉芽になったために全周性の拘縮が解除されるためです（つまり，下腿が本来の太さに戻る）。それに伴い、痛みはゆっくりと改善していくようです。「気が付いたら鎮痛剤を飲む回数が減ってきた」という感じに改善していくようです。

　慢性化した熱傷には別の痛みもあると思われます。ゲーベンや消毒液による各種組織損傷に起因する痛みです。これらの痛みの治療は難しいと思われます。
　痛みを伴う治療を長期に受けていた熱傷では，過去の痛みの記憶が何かの拍子にフラッシュバックのように蘇る人もいるようです。また，夜間になると痛い，という人も多いです（日中はいろいろ気が紛れるが，夜間になると痛みの部位に意識が集中してしまうからでしょうか）。これらの痛みも治療困難です。

　このような，慢性化した熱傷の痛みについては湿潤治療や鎮痛剤のみでは対応が難しく，ペインクリニックに痛みの治療を依頼するのがベストかもしれません。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0912-7

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　方この三年間で、約２００例の熱傷と外傷の湿潤療法をさせて頂きました。夏井先生の外来を見学させて頂いて著作も全部読んで、DVDも全部見てその通りにやってきました。
　はっきり言って、痛みは感染症患者さん以外おりません。

　ただ注意すべきは、患者さんの状況や年齢、受傷部位、季節、日常生活の環境で様々な多くの工夫と介入が必要な事です。
　絆創膏一つ間違えば、それだけで台無しです。
　有り難い事に、理論上の正当性と現場での実践との整合性に常に考えていかなければならないのは、日頃の思考停止状態を打ち破って頂けますので、大変助かっております。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0912-9

【吉祥寺第一ホテルでは9月12日より「ロカボコースメニュー」を提供】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0912-2

【なぜ人類は地球を支配する存在になったのか　すべては7万年前に始まった！】
　これは読んでみようかな？

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0912-3

【今年はピスタチオが不作。そして将来はお金持ちの食べ物になるのか】
　最終氷期（ヴェルム氷河期）の終わりとともに地中海東岸に大森林を作り，ホモ・サピエンスを定住生活に誘った偉大なるナッツに危機が！
　原因はカリフォルニアの水不足とイランの旱魃のようです。前者は降雨不足と地下水の枯渇，後者はレヴァント山脈の降雪不足と地下水の枯渇でしょう。つまり，これらの地域でのピスタチオ生産不足は今後も続くかもしれません。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0912-4

【砂糖入り飲料の警告ラベル、10代若者に効果大　米調査結果】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0912-5

【「動けなくなるまで太りたい」世界最高記録を目指す体重318kgの女性（米）】
　まさに，糖質に支配された人生そのものです。この女性には悪いけど，自分の人生を食べ物に手渡すのは愚かです。自分の人生なんだから，自分の手に取り戻すべきです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0912-6

　プレジデントの記事，というメール。

　落とし穴流行の糖質制限(ロカボ)で体重減っても「死ぬ確率」3割増　佐藤秀美(さとう・ひでみ)　学術博士(食物学)、栄養士、日本獣医生命科学大学客員教授

　最近発表された、海外の9つの研究(合計約27万人)を解析した研究で、糖質の摂取量が少ない群は、高い群よりも総死亡率リスクが31％高く、心臓病による死亡リスクも10％高まる結果が得られています.

◇佐藤秀美氏の経歴
　学術博士。横浜国立大学を卒業後、九年間電機メーカーで調理機器の研究開発に従事。その後、お茶の水女子大学大学院修士・博士課程を修了。専攻は食物学。現在、放送大学をはじめ、複数の大学で教鞭をとる。そのかたわら、東京栄養食糧専門学校を卒業し、栄養士免許を取得

　PLOS ONE に掲載された能登論文に執着しているようだ
　能登論文については江部先生が「信頼度の低い論文だけ引用している」と徹底批判していましたね。信頼度の高い論文を読むと，能登先生の結論と逆になるんですが，何故かそれは無視して「糖質制限は危険」と連呼！　まさに，科学者のクズ。あるいは，論文を読む能力のないアホ。
　そういうクズ論文を根拠にする佐藤秀美先生様も・・・。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0912-8

　「Bluetoothイヤホン」についてのメールです。
　Bluetoothイヤホンの件、MDR-EX31BNではいかがでしょう？挙げられている条件は以下のようにクリアできているかと思います。
- Bluetooth接続
- イズキャンセリング機能付き
- 音質は普通に問題ないと思います
- 通販で1万円以下で買えます
　私自身これを通勤の時に使っていますけど、電車の騒音が概ね消えるので重宝してます。
　私の用途ではノイズキャンセリングは必須なので，このソニーのイヤホンは魅力的ですね。とりあえず，アマゾンでポチりました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0912-10

　「健康診断の結果」というメールです。

　先日、毎年会社で行っている健康診断の結果が出たのですが、自分なりにちょっと面白かったので報告します。

　昨年は健康診断の前日に消化不良を起こし、下痢嘔吐を繰り返して眠れない一夜を過ごしたまま受診しました。
　検査結果には空腹時血糖値107とありました。
　20時間近く何も食べていない状態です。通常時の検査では75前後、常時スーパー糖質制限です。
　尿糖定性は-、HbA1cは4.8でここ何年も変わりなしです。
　他にも尿蛋白・定性+、尿潜血±、尿酸値7.7で、検査結果には※がつき経過観察のBをくらいました。

　今年は体調不良なく受診した結果、異常なしのAをもらえました。
　睡眠不足のせいか下痢嘔吐のせいか、それとも相互作用のせいなのか判りませんが、身体が痛めつけられると血糖値が上がちゃうかも？と思いました。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0912-11

　「糖尿病用薬剤の評価方法」というメール。

　医薬ビジランスセンターの浜六郎理事長が「薬のチェックTIP」No.67に、【糖尿病用薬剤の評価方法は、なぜ「甘い」】という論説を書かれ、次のような問題点を書かれています。

　糖尿病用薬剤は 2000 年以降４系統（インスリンアナログ、GLP-1 作動剤、DPP-4 阻害剤、SGLT-2 阻害剤）で、26 成分、55 製品が新たに承認された。インスリンアナログ以外の３系統はすべて、国際的にも 2005 年以降に導入された全く新しい作用の薬剤であり、日本での承認は 2009 年以降である。

　これら３系統の市販後長期試験は、１剤を除いて、試験計画書では優越性証明を目的としていない。「非劣性」つまり、「プラセボよりも劣らない」ことを証明するだけで高価な新薬と評価されるのである。

　この奇妙な評価方法にお墨付きを与えたのは、米国 FDA（食品医薬品局）である。

　糖尿病薬は、プラセボより劣らなければ良い、つまり、プラセボより優れていなくても良い、プラセボと同じで良い、効果がなくても良い、という理解できない奇怪な評価基準がまかり通っているようです。
　これが最近承認された糖尿病薬のあきれ果てた正体のようです。
　こんなものよりは、スーパー糖質制限食の方が、はるかに優れています。
　論説は、無料公開されていますから、詳しくは論説をご覧ください。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0912-12

　「週刊現代の記事」というメール

　週刊現代 2016-10-1号(2016-9-12発売)　医療界のタブーを打ち破る！／だから医者の出す糖尿病の薬は信用できない

◆ 門脇孝・東大教授、小室一成教授、アディポネクチン、ディオバン、降圧剤、科学ジャーナリスト・緑慎也

　日本の最高峰、東大医学部でいま起きていること――やっていることがあまりにみにくい

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#

2016/09/10

　糖質制限系の情報メール。

【VERY 2016年10月号　「ケトン体は妊婦を救う」】

【イオンのクリスマスケーキ】
ゆるやかな糖質制限“ロカボ”へのニーズが年々高まりをみせていることから、今年は糖質に配慮した原料を使用した「トマトとダークチェリーのチーズケーキ」（2,980円／税込3,218円）と、類似商品と比べ糖質を50％におさえた「糖質オフのクリスマスベリームース」（3,200円／税込3,456円）の2種類を展開。

【第一ホテル東京シーフォートで糖質控えめのロカボランチ発売】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0910-1

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　患者の視点で「湿潤療法は痛い」の投稿について自身の経験を交え語られた方のメール、大変参考になり、また心に響きました。
　特に、私は医師ですが、たとえ正論であったとしても、「医師の言葉や表現は、患者が受け入れることができる言葉・表現であったのか」という部分読んで身につまされる思いも致しました。

　というのは、湿潤療法とは少しずれますが、私自身糖質制限指導で過去に2回患者さん側から引導を渡された経験があるからです。
　2例とも私が自信を持って他のどの医師よりもと言えるくらい時間をかけて、メモを書いたり参考書を貸したりしながら懇切丁寧に糖質制限について説明した方々でしたが、いくら経過を見れども一向に良くなっていかない病状に患者さんから愛想をつかされ主治医の変更を命じられたのです。

　いくら正しい治療であっても、患者さんに伝わらなければ意味がないというのはその通りだと思います。ただ一方で湿潤療法はまだしも、糖質制限については治療の実践度に関してどうしても見えない部分があります。患者さんが「言われた通りにやった」と言えば、それを信じるのが本来だと思うのですが、糖質制限をやっているのに何もよくならない、むしろ悪くなっているという経過を強く訴えられると、「本当に言われた通りに糖質制限ができているのか？」という疑念が私の頭の中で生じてきてしまいます。考えてみればその発想がすでに医師‐患者間の信頼関係を崩す第一歩を歩み始めてしまっているのでしょう。

　痛みや倦怠感といった客観的に捉える事ができない症状は患者さんが言う事がすべてであり真実です。
　心因性疼痛とかうつ病とか、原因のわからない症状の原因を私達は精神に求める傾向がありますが、たとえ将来科学が発達して「痛み測定器」なる客観的な道具でその患者さんの痛みがゼロであることが証明できたとしても、それでも患者さんが痛いと言えば、そこに「痛みは在る」のです。
　この主観的症状と客観的所見の乖離が、また医師-患者間の信頼関係を崩す要因として目の前に立ちはだかってくるのです。

　私自身の2例経験を振り返り、私に反省点はありました。
　私の中のどこかに「糖質制限ならどんな病態にもまず立ち向かう事ができる」という慢心がありました。だからこそ「全然よくならない」と訴える患者さんの言葉を信頼する事ができませんでした。
　糖質制限は精神の安定化にも有効だという想いもありましたから、「たとえその症状が心因性であったとしても症状の改善に寄与しうるはず、ましてや悪くなるなど理論的にあり得ない」などと思っていたこともこうした患者さんへの不信感に拍車をかけました。

　しかし考えてみれば当然かもしれませんが、糖質制限で精神に影響を与える神経伝達物質の調節はできても、その人がどう考えるかという「心の在り方」までは治せないのです。
　私に決定的に不足していたのは「徹底的に患者さんの言う事を信用するという姿勢」でした。臨床をしていればそんな綺麗事ばかり言っていられない状況があるのも承知していますが、それでも少なくともその2例においてはその姿勢がなかったからこそうまくいかなかったのではないかと反省しています。

　極端に言えば、「糖質制限で効かない」「湿潤療法で痛い」という患者さんにおいてはそれが偽りのない真実なのだから、「糖質制限を止める」「湿潤療法を止める」という選択肢も考慮に入れなければならないのではないかと思いました。たとえそれが科学的に正しくない行為であったとしてもです。

　もう一つメール中に出てきたリハビリの先生の姿勢と説明の仕方には感銘を受けました。全体的にゆとりと余裕が感じられたからです。
　患者さんが「得たいの知れない症状と今後の行く末」について不安を抱くのと同様に、医師もそうした状況へは不安を抱くのです。
　だから医師は今ある症状に対して何かしらの病名をつけます。仮に原因がわからなくても「心因性」とつけたりします。原因のわからない症状に対して治療をしている宙ぶらりんの状態が嫌で嫌でしようがないのです。
　ところがそのリハビリの先生は病名にこだわることなく、患者さんに起こっている現象を極めてわかりやすい言葉で丁寧に説明されていると思いました。そして一年という長い時間にわたって治療をしかもにこやかな笑顔を絶やさずになさっていました。これは口で言うほど容易な事ではないと私は思います。
　なぜなら今でこそ「一年で治った」と言えますが、闘病中のその時点ではこの痛みがいつまで続くかはっきりいってわからなかったりするのです。一年かもしれないし、二年かもしれないし、あるいはもっとかかるかもしれない。そんな終わりの見えない状況の中で患者さんに不安を抱かせないようににこやかに接し続けるなんてことは、なかなか誰にでもできる行為ではないと思います。

　良い医療を行うために技術的な事も大事かもしれませんが、それと同じくらい大事なことは人間力であるように思います。
　人間力を高めるためには一つ一つ成功も失敗も含めていろいろな経験を積み重ねて、人間の深みとも言える領域を高めていくしかないのかもしれません。
　今回のやりとりを参考に自身の今後の診療に活かしていきたいと思います。どうも有難うございました。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0910-2

　「ヤケドは温める」というメールです。
　最近ネットで自然療法ママというカテゴリの話題で，火傷をした時に、更に温かいお湯をかける、またはガスの火であぶるなどして、火傷に更に熱を加える同種療法を行う事で火傷の治癒にに効果があるという文章を読みました。
　そして、もうしわけ程度かもしれませんが、その他に湿潤療法を行うのが良いと書かれていました。
　こちらの先生はその意見についてどう思われるのか聞いてみたくなりメールしました。
　湿潤療法と同種療法はまったく違うアプローチというか、違う話だとは思うのですが、湿潤の先生はどう思われているのかと思いまして。
　「パラダイム・シフト好きの外科医」の先生も取り上げられていましたね。私は温めた経験がないのでコメントできません。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0910-3

　「糖質制限と痛風」という相談メールです。

　お恥ずかしながら、痛風に関するメールです。
　糖質制限を始めてもう５年ほど経過しました。始めた頃は、尿酸値が１０を超えることも1～２回ありましたっけ。最近は７前後に落ち着いてます。
　ただ、時折、「あ、痛風発作かな？」なんて思う関節痛が襲います。右足の、かかとであったり第２・３指の末節骨あたりであったり。
　今回は左下肢第２・３指末節骨あたりがパンパンに腫れてますw　今朝の尿酸値は、６．９。今日の午後、知り合いの内科医を尋ねたら、「そうそう、発作が起きてる時は尿酸がそこに集まるから、末梢血では低いんだよ」って。
　ホォ、なるほど・・・・・・ってことは、かつての「目の敵コレステロール」みたいな扱いと同じで、何かを修復するために尿酸が集まるんでしょうかね？　そのために痛みが起こるとか・・・？
　まだまだ勉強不足です。

　あ、それと、一度お伺いしたかったんですが、痩せてから（８８→７０Kg前後）、腰をひねると（車でバックする時に最初に経験し、驚きましたが）やたら背骨がゴリゴリゴリッって音がするんです。今ではベッドで寝返り打ちながら、背中鳴らしてますw　脊椎周辺の脂肪がなくなったからなんかなぁって程度に思ってますけど。
　こんな経験されてる方、他にもいらっしゃいますでしょうか？

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0910-4

【LG、ついにノートPCで日本進出　～第1弾は世界最軽量“980g”の15.6型ノート】
　15インチで1kg切りというのはちょっとすごい。しかし，軽量化のあおりを食って（？），バッテリー駆動時間が7時間（ということは，実質4時間程度かな？）というのが問題。これだと，AC電源を常に持ち歩かないと不安で使えません。でも，実物を手にとったら衝動買いしそう！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0910-5

2016/09/09

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0909-1

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　○○先生の処置は正しかったと思われます。
　この件で一番の問題点は、おそらく○○先生からの説明を患者さんがしっかり理解出来ていなかった点にあると思います。説明の仕方に問題が有ったのか、説明を受ける側に問題が有ったのか、また、両方なのかは分かりません。
　外来をしておりますと、一生懸命説明しておりましても、私の説明の仕方が稚拙なのか、残念ながらしっかりとご理解して頂けない場合も御座います。
　患者さんの目を見れば、ご理解して頂いているか否かはだいだい分かるものです。
　しっかりと分かりましたという目をされるまで、何度もひつこく説明する場合も御座いますが、残念ながら時間的制約が有る事も事実で御座います。
　この患者さんが書かれている通り、患者の話に、訴えに、耳を傾けてくれる医師で有りたいと思います。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0909-2

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　添付した文書は、私どもが加療を行った患者さんのブログからの引用です(病院名、個人名)は伏してあります。
　以下、引用です。

「いつも深夜まで低温火傷について調べました！」「治療法。綺麗に治す。早く治す。痛みを和らげるなど、たくさんたくさん見ました。」「病院に行って曖昧な先生の言葉に何回も泣きました。モデルの仕事をしてる以上この傷を治さない訳には。。」「かれこれ町医者、大学病院皮膚科、大学病院形成外科、など6箇所場所を変え先生を変えそれでも信用できる先生に出会えませんでした。なんというか、流れ作業というか他人事というか、、、みんな言ってることバラバラで誰を信用していいか分かりませんでした。こうなったらとことん行ってやる（笑）」

引用終了。

　仕事柄(モデル)もあり、キズを早く、きれいに治す必要があり、必死だったと思います。低温熱傷を負うまでは、「キズの治療など考えた事も無い」と言っていました。文中、処置中に痛かったとありますが、充分に局麻をしても「処置：切除」を見ているだけで、「怖く」「痛かった」そうです。そういう意味でも「痛み」は難しいですね。
　「納得いくまで、病院を探す」しか無いのかも知れません。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0909-3

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　今朝の実際に治療された先生のメールを読みました。
　経過からすると私もCRPSと診断したでしょう。
　治療した先生もCRPSについて説明されたのでしょうが、ちょっと難しい病態なので患者さんの理解と納得が得られなかったのでしょう。
　CRPSのようなメンタルが重要な要素をしめる疾患では、信頼関係が崩れてしまうと治療はうまくいきません。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0909-4

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　この方の苦しみ、お察し申し上げます。
　２カ月という長さですので、先の先生同様カウザルギー（CRPS）を考えていたところでした。
　実は少し身近にこの病状（術後のCRPS）の方がいらっしゃいまして、あらゆる治療をなされたのですが良くならず、ご自分で調べて特効薬（慢性の疼痛に有効）があるのを探し出したようです。
　それは天然のカンナビノイド（エビデンス多数あり）ですが、日本では使用ができません。それで近々カリフォルニアに赴きこの治療（カンナビノイド摂取）を試してみるそうです。　結果の報告を公表されるようですが、楽しみです。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0909-5

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。
　昨日時点では、患者さんからのメールの内容について以下４つのポイントでお話させていただきたいと思っていました。
1. 受傷部位が「足」であったことの不運
2. ○○クリニックにおいては感染症を認めてもらえなかったこと
3. 熱傷治療は「湿潤療法×ガーゼ軟膏治療」というような雰囲気であること（患者側から見ると）
4. 苦しむ患者にとって最も重要なことは「湿潤療法か従来の治療や皮膚移植か」ではなく「信頼できる医師の治療か」であること
　しかし本日「○○先生からの情報による客観的事実」に対し夏井先生が医師の視点でコメントされていたので、私は自分自身を○○先生に強い不信感を覚えた患者（メールの患者さんは不信感を通りこして怒りを覚えたと推測します）として、感じたことを述べてみようと思います。
　医師の方々には、痛烈・辛辣な批判のような印象を与えると思いますが、私個人は、医師の方々に対する恨みやつらみは全くありません。それでも不快感を与えるでしょう。また、怒りを買うことになるかも知れません。お許しください。

１．当院に来られた時は既に他院でゲーベンなどで処置されており、壊死組織も多く医原性に深度が進行しているように見受けました。

→他院での処置（従来の処置）により痛みが発生したのなら、湿潤療法で痛みが消えるはずでは？
しかし、結果「痛みは改善されなかった」と言う事実に対してのこの情報は、患者としては、少しでも形勢を良くしようとする「医師の言い訳」にしか聞こえない。

２．当初から激しい痛みを訴えられ、可及的なデブリドマンとズイコウパッド、一部プラスチベースの使用で治療を開始しました。

→これは夏井先生のサイトで学習した治療方法なので、信頼できる。

３．壊死組織は徐々になくなり上皮化も遅いながらも進み、熱傷範囲はかなり縮小しましたが、反面、疼痛は続きました。

→湿潤療法・この医院を選んだ一番の理由は「痛みに苦しんでいるから」であり、最重要ポイントの痛みを軽減できない事実を「熱傷範囲は縮小した」では、やはり責任を逃れようとする問題のすり替えではないか、と思えてしまう。

４．創面の改善に反してフィブリン膜を触るだけでも絶叫したり、足を触らせなかったりと、他覚所見と自覚所見の乖離があることから、感染よりもむしろCRPSの可能性を考えました。

→患者が医師に望みかつ信じていることは、「感染よりもむしろCRPSの可能性を考えた」ではなく、「感染とCRPSの２つ可能性を考えた」であり、更に言えば、人体に対して危険度の高い感染こそを、真っ先に考え対処して欲しかったし、するのが医師だと思っている。

４．肥満体であることから糖質制限で痛みが改善する可能性や、あまり過保護に足の動きを制限することも逆効果であることをお話しましたが、それはあまり受け入れてもらえませんでした。

→先生の言葉・表現は、患者が受け入れることのできる言葉・表現であったのか。
　相手はただの熱傷患者ではなく、「痛みに苦しむ熱傷患者」であること考慮していたか。（ここまで医師に望むのは・・・とも思いますが、そこまで考慮して欲しいのが患者だと思います。）

５．もちろん創面をゴシゴシ洗う指導なんてしていません。

→患者さんがそう誤解してしまうほど、不信感を抱かせてしまったと言うことではないか。

６．抗生剤の点滴は劇的だったが、内服はそれほど効果を感じなかった、その後また痛くなったと言っていたので、引き続き抗生剤の処方はしませんでした。（この一文によると、痛みに苦しむ患者さんは総合病院での点滴終了後、再びこちらの医院に通院されたと言うことでしょうか？ここは謎であり疑問ですが、そうだと仮定して。）

→この時点でCRPSも認め、対応して然るべきではないか。

　「痛みの治療が難しいのは，痛みはその人にしかわからず，客観的評価が不可能である点にあります。」とおっしゃった夏井先生、同じように感じていらっしゃる先生方、そして、痛みに苦しんだ熱傷患者さん、私もまた、足に熱傷を負い、痛みで苦しんだ者です。
　長くなりますが、私の経験したあの痛み・苦しみを話すことは、少しはお役に立つでしょうか？

　お話します。
　当時、痛みに苦しむ私が担当の先生に訴えたその表現は、「足を切断してください」です。原因が何であれ、痛みを生み出しているのは足なのですから、連日の、夜も眠れないほどの痛みから解放されるためには「足を切り捨ててしまおう」と、本気で考え、複数回、そう訴えたのです。この訴えに、私の我慢が限界に達してしまう前には、２通りの回答が提示されました。私は恵まれていました。
　一つは、メールの患者さんが処方されたのと同じ「リリカカプセルを服用する」と言うもの。もう一つは、「実際には不可能ですが」と前置きしたうえで、「○○さんがそう望むなら、そうしてあげたいと思います。しかし、足を切断したからと言って痛みが消える保証はありません。」から始まるCRPSへの対処です。「事故等、何らかの事情で足を切断した患者さんが、足が無いのに「足が痛い」と訴えることがあるんです。」そう切り出し、先生は私を諭し、なだめたのでした。お陰で、今では痛みは皆無と言っていいほど無くなった私の足は、現在も、私の体の一部として存在しています。

　私の訴えに回答が２通り提示されたのは、熱傷部位が関節部だったためリハビリする必要があったからです。ここで、先生方はもうお気づきでしょう。私は植皮手術を受けたのです。夏井先生のサイト・湿潤療法を知ったのは、術後、退院した直後でした。その時の衝撃と絶望を、今では懐かしく思います。余談ですが、その時から、毎日、先生のサイトを読み・考え・学習するのが私の日課になりました。

　話を戻しましょう。リリカカプセルは形成外科の先生が、CRPSだろうとの見解はリハビリ科の先生が、それぞれ出しました。同時進行です。メールの、痛みに苦しむ患者さんとの大きな違いは、私の痛みは植皮後、形成外科的には既に移植した皮膚が生着し、リハビリに十分耐えられると判断された後に発症したものであり、感染の疑いは限りなく０％であったことです。
　リリカカプセルは、効果を確かめる前に副作用と思しき症状が出たため、私の判断で服用を中断してしまいました。形成外科の先生には実は不評のようでしたが、服用を止めることでの不都合は、私には感じられませんでした。
　リハビリ科の先生の忍耐は、相変わらず、かれこれ一年ほど続きました。痛みのために、リハビリが中断したのです。何せ「足を切断して欲しい」と言うほどの痛みですから。先生は、○○先生と同じように脳の話（痛みのメカニズムを中心に）をし、温冷交代浴や痛みに集中しないように気を紛らわすこと等を、常ににこやかに勧めてくれました。内心「え～ぇ、そんなこと？」などと思いながらも、話をする先生のにこやかな表情を見ているだけで、「足を切断して欲しい」と願ったほどの痛みが、もちろん痛いは痛いのですが、「実はそれほど大したことではないのではないか？」と言う思いが無意識にも生まれたのかも知れません。また、私にとって最も助けになったのは、先生が話してくれた「皮膚を移植するために切断された神経は再生されるのですが、再生される神経が未熟な状態（徐々に成熟して行く）であるため刺激を上手く処理（伝達）できないので、痛みではない刺激も痛みとして脳が認識してしまう。」「強い痛みを経験してしまうと、脳が痛みに敏感になり、痛みを増幅して感じてしまうようになることがある。」と言うお話でした。この時初めて、自分に起こっている痛みのメカニズムが、私の中で可視化されたように感じました。今思えば、この時が、痛みとの決別に向かって一歩を踏み出した瞬間だったかも知れません。
　「自分の体で何が起こっているかわからない」と言うの状態は、得体の知れない不安と恐怖を生み、痛みを増幅する一因にもなっているのかも知れませんね。欲を言えば、この話は、手術をした形成外科の先生からお聞きしたかった。その方が、より強い説得力があったかも知れないと思います。

　長い話になってしまいましたが、結局、いつ・どのように痛みが無くなったのか、わかりません。「思い出せない」のではなく「わからない」と表現するのがピッタリなのです。ある日、「そう言えば・・・痛くない？」と気が付いた感じです。

　私の痛みが消えた後、夏井先生が「下肢熱傷の患者が原因不明の痛みを訴えることがある」と指摘されたのを、とても興味深く読みました。これまで何度か、そう指摘されていますね。そして、いつもは「患部はどんどん動かすように」と指導されている先生も、下肢熱傷で痛みを訴える患者には、それを勧めてはいなかったはずです（記憶違いでしたら訂正してください）。私の場合も、痛みが強い間はリハビリの先生の判断で、無理に動かすことは避けていました。「痛みが軽減されること」を優先したのです。この判断は正しかったと、私は思っています。もちろん、自ら動かそう！などとは、微塵も思いませんでしたが。

　痛みは、患者から多くのものを削ぎ取ります。周囲に対する感謝や寛容、優しさなどは真っ先に削ぎ取られるでしょう。忍耐も、医師に対する信頼も、いとも簡単に削ぎ取るはずです。それでも痛みは容赦しません。ありふれた日常生活を削ぎ取り、生きる意欲を削ぎ取り、希望を削ぎ取り、絶望へと導くのです。

　「湿潤治療は痛い」とのメールを読んだ時点でお話したかったことからは大きく逸れて、一方的に患者側からのみの視点で、あれこれ言ってしまいました。不快に思われた方、特に○○先生には申し訳なく思います。お許しください。
　痛みで苦しむ患者さんが、湿潤療法に切り替えた一ヶ月半を悔やんでいらっしゃることは、とても残念であり、悲しく、お気の毒に思います。今現在、痛みは軽減されたのでしょうか？まだ続いているのなら、と思うと、心が痛みます。もしまだ痛みで苦しんでいらっしゃるなら、「痛みは永遠ではありません」と言う言葉が、あなたの心に届きますように、と願います。
　また夏井先生を始め、従来の治療・エビデンスなるものにひるむこと無く、ご自分の目で患者を観察し、症状・状態を観察し、過去の遺産に捕らわれず、常に最善の治療を施そうと尽力されている先生方には、患者側の者として、最大限の敬意をはらいたいと思います。その先生方と、藁をも掴む思いで先生方のもとを訪れる患者との間に、修復不可能な溝が生じてしまうことが無いように、願って止みません。その溝には、先生方にとっても、また患者にとっては先生方の比にはならないほどの、負の要素しか存在しないことを皆知っているはずです。知って欲しい。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0909-10

【帝王切開で生まれた子供は肥満になりやすいことが判明…ハーバード大の研究】
　記事中で，腸内細菌叢の違いで説明しようとする説が紹介されていますが，出産時に接触した細菌が後の肥満を左右するとはちょっと考えにくいです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0909-6

　「Bluetoothイヤホン」についてのメールです。

　私が使っているのはQY7です。レビューを見ると、当たり外れもあるようですが、そんなに高価なものではないので「外れだったらもう一個買えばいいや」と言う軽い気持ちで買いました。
　ブルートゥースの接続が相手によっては（具体的にはちょっと古いSONYのスマホでは）時々途切れたりしました。現在使用中のiPhone 6 PlusではOKです。
　ノイズリダクションはCVC6.0対応ですが、ノイズキャンセラ－ではありません。（Amazonのページにはノイズキャンセルとうたってあるけど）

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0909-7

　最近、音楽関係者というか鍵盤楽器関係者が怪我で受診される例が続いています。
　先月は指尖部損傷を湿潤治療で自力で治したというパリ在住のピアニストが受診されましたし（指尖部の違和感が残っていましたがハイドロコロイドで違和感軽減。演奏活動に復帰されたそうです）、その次が大腿部粉瘤の美人ピアニスト、スクリアビンのOp.8-5を練習中というピアノの先生（ちなみに「超絶技巧的ピアノ編曲の世界」をご存知でした）、そして数日前はチェンバロ奏者の方・・・という具合です。
　外来診療しながら，ピアノや音楽の話に，つい，夢中になってしまいます。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0909-8

【麺を肉に変更できるラーメン屋「舎鈴」が激しく大行列！麺を食べずに肉を食べる客たち】
　麺なしで肉，を望む人がこんなに多かったとは！　現在は八重洲店のみですが，順次，他の店舗でもサービス開始とのことです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0909-9

2016/09/08

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0908-1

　「湿潤治療は痛い」で，患者さんが批判していた〇〇先生からの情報です。客観的事実のみ列記させていただきます。
1. 当院に来られた時は既に他院でゲーベンなどで処置されており、壊死組織も多く医原性に深度が進行しているように見受けました。
2. 当初から激しい痛みを訴えられ、可及的なデブリドマンとズイコウパッド、一部プラスチベースの使用で治療を開始しました。
3. 壊死組織は徐々になくなり上皮化も遅いながらも進み、熱傷範囲はかなり縮小しましたが、反面、疼痛は続きました。
4. 創面の改善に反してフィブリン膜を触るだけでも絶叫したり、足を触らせなかったりと、他覚所見と自覚所見の乖離があることから、感染よりもむしろCRPSの可能性を考えました。
5. 肥満体であることから糖質制限で痛みが改善する可能性や、あまり過保護に足の動きを制限することも逆効果であることをお話しましたが、それはあまり受け入れてもらえませんでした。
6. もちろん創面をゴシゴシ洗う指導なんてしていません。
7. 抗生剤の点滴は劇的だったが、内服はそれほど効果を感じなかった、その後また痛くなったと言っていたので、引き続き抗生剤の処方はしませんでした。
　メールから判断する限り，この先生の判断は間違っていないし，治療法も極めて真っ当です。恐らく，私も同じ治療をしたと思いますし，痛みの治療に四苦八苦したでしょう。

　痛みの治療が難しいのは，痛みはその人にしかわからず，客観的評価が不可能である点にあります。「居ても立ってもいられないくらい痛い」「言葉にならないくらい痛い」「経験したことがないくらい痛い」「死にたいくらい痛い」など，痛みについては様々な表現がありますが，表現が多様なのは，そもそも痛みは他人にわからないためです。相手に伝わらない痛みを相手にわかってもらおうとして，様々な表現が編み出されてきたのでしょう。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0908-9

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　先生のウェブサイトに名前を登録しているけど、湿潤療法についてきちんと理解していない先生がたまにいることは事実だと思います。
　感染や皮膚トラブルなどに対処しながら、適切に創傷被覆材を変えたり、ステロイドを使ったり、抗生剤を使ったりなくてはいけないので、深い挫創や熱傷に対する湿潤療法って、実はそんなに簡単じゃないですよね。
　湿潤療法に対する理解と経験とセンスが必要だと思います。

　そういう意味では従来の熱傷治療のほうが簡単です。消毒して軟膏塗って、２週間で治らなければ植皮すればいいだけですから、理解も経験もセンスもいりません。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0908-2

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　投稿者さんはずいぶん大変な思いをされたのでしょう。
　ただ、つねずね夏井先生が発信なさっていることを思えば医者をそだてるのは夏井ではなく私たち患者だと思うのです。例えば傷が化膿すれば発赤、疼痛、腫脹、局所熱感が表れる。といった基本的なことを覚えていて治療を受ければその治療に納得できるか否かの判断の一助になります。また、これも夏井先生がおっしゃっていますがその治療が正しいか否かは絶対にわからない。判断はそれを受ける患者が行うことになると思います。投稿者さんを含め私たちは『患者力』を鍛えていかなければならないのではないでしょうか。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0908-3

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　9/7の足の火傷についての御投稿、考えさせられました。
　まずは投稿者の方の苦悩や苦痛、お察し申し上げます。

　新しい治療が生まれた時に、それを正しく理解する人と誤解してしまう人が出てくるのはある意味必然の現象と思います。たとえそれを提唱者がどれだけ丁寧に解説し、一人一人に手取り足取り指導したとしたとしても、全員にそれが完璧に正しく伝わるという保証はありません。
　例えば、ある人は効率性を重視し湿潤療法の表面的な部分だけを利用し中途半端な治療を行うかもしれませんし、指導を受けた人でも指導内容にはなかった傷と出会った時に正しい治療ができるかどうかはわかりません。
　つまり性善説（医師はきちんとした治療をしてしかるべき）に立脚しているとどうしても例外は出てきてしまうという事です。

　私は医師であろうと誰であろうと「人は過ちをおかすもの」という所から始めるべきではないかと私は思います。
　そう考えると、投稿者の方の「素人は医師を頼るしかない」という意見は、その「過ちをおかすかもしれない医師を頼るしかない」という話につながり、その発想は非常に危険であるという事に気が付かされると思います。たとえ誤った治療をされたとしても「頼るしかない」と我慢してしまうからです。

　いかなる場合であっても他人を盲信するという行為にはリスクを伴うという事を承知すべきだと私は思います。
　例えば私は医療の専門家なので、健康の事に関してはたとえどれだけ偉い人に何を言われようと、非医療者の方々に比べると自分の頭で考えてそれが正しいかどうかを判断する事がしやすいかもしれませんが、
　かたや家電製品が壊れたという場面に遭遇したら私は機械の専門家でも何でもないので、専門家を頼って修理に出すという事になります。その意味で私も「修理屋さんを頼るしかない」のですが、盲信していたら悪徳業者に騙されて、本当は払わなくてもいいお金を払ってしまうリスクを負うという事になります。

　ではどうすればいいのか、私は自分の中での判断基準を「内容」ではなく、「形式」で考えるべきだと思います。
　医師を選ぶ際に「湿潤療法をやっている医師」という風に選ぶのは「内容」で選ぶ事になってしまい例外のリスクを受け入れることになります。
　しかし例えば「納得のいく説明が受けられる医師の治療を受ける」という形式で病院を選べば、たとえ湿潤療法と銘打った○○病院を受診したとしても、「痛いはずはない」というような納得できない説明を聞けば、さらに納得がいくように説明を求めるとか、その時点で病院を変えるという行動変化につなげる事ができます。

　その努力を怠るようであれば、それ相応のリスクは背負ってしかるべきだと思います。
　私が家電製品の修理に際し、情報集めを怠って不要なお金を払わされたとしても、それは自分の責任であり、決して文句は言えないと思います。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0908-4

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　熱傷の記事、考えさせられます。
　足部や下腿の熱傷は、痛みを訴える方、多いですよね。
　プラスモイスト、ズイコウパッド、穴あきポリとオムツなど、典型的な湿潤療法をしていても、痛みを訴えます。また、抗生剤を早めに使って、感染対策しても、ある時期までは痛がります。

　これは、ある程度広い熱傷面積（下腿の半周くらい以上）で、さらに下肢だからではないでしょうか？
　入院させて、ほとんどベッド上安静にすると、痛みもやわらぐような印象です。
　特に主婦は、いくら、自宅で安静にといっても、絶対、こちらが思っているより動き回ります。忙しいから通院も難しいという人こそ、痛みを訴えます。

　入院に同意できない人には、事前に、治りも遅いし、痛みもでることを承知で通院治療に当たらないとだめかもしれません。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0908-5

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　足の痛みの話の方は残念な気持ちだったであろうこと，想像に難くありません．
　ただ湿潤療法を責めるのはお門違いではないでしょうか．
　「患者の訴えをきちんと聞く」，「痛いところをきちんと診る」，「わからないならわからないで他の医師・他院に相談する」，といった，基本的なことが出来ていない医師に出会ってしまったのでしょう．
　メールの文面からは，○○クリニックの○○先生の治療・指導は，夏井先生のホームページや著作を見て勉強しているとは到底思えません．湿潤療法では「痛み」はほぼ無いはずのもので，あればそれは何か（不適切な局所麻酔や感染など）異常な事が起きている可能性を念頭に置かなくてはいけないことは常識です．

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0908-6

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　２型糖尿病　５０代　男性
　私の場合は特定検診を受けた医師からすぐ来院するよう自宅に電話があり、専門医を受診するよう指示を受ける。(医師から直接自宅に電話があることが非日常のことで思考停止状態。)
　翌日受診した専門医からは即入院せよとの指示を受けるが、都合上通院治療を選択。(初診時に入院慫慂とはこれまた非日常のことで思考停止状態)
　通院期間中は管理栄養士なる職種の方から栄養指導の名の下に治療に有効と、例の炭水化物６割摂取やら補助食品やらの説明を受ける。(栄養士は聞いた事があるが、冠に管理が付く栄養士とはさぞ有能なのであろうと思考停止状態)

　このようにベルトコンベアに運ばれるように望まぬ治療を１ヶ月程度行いました。
　しかし生来の悪あがきの性分が幸いしたのか、他に有効な手立ては無いかとカーボカウント実践者のブログにたどり着き、間違いないと確信し即実践しました。その後は素人ゆえの不安を抱きながらも自己流カーボカウントを続けるうちに江部先生の存在を知り、受診し、己の選択に安堵しました。

　足の火傷の方のご意見に対し素人の私が出来ることは、有効とされる治療でも常に疑問を持つ冷静な自分がもう１人存在する習慣を付ける事、患者の目を見て話しを聞いてくれる医師か、患者が勉強しての質問には知ったかぶりせず知らない事を率直にたずねる医師かを見極めることでしょうか。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0908-7

　「湿潤治療は痛い」についてのメールです。

　私も数年前に右手にやけどをしました。とても動揺しましたが、ワセリンとラップで自分で治しました。
　手持ちの「傷はぜったい消毒するな」をちゃんと読んで、皮膚のつくりがどうなっていて、やけどはどうやって治るのか、学習をしました。サイトのたくさんの治癒経過の写真が参考になり、私よりひどいやけどでも治る事実に励まされました。
　痛みは、ぶつかる、当たる、右手で鞄の中をさぐるというような物理的刺激では起こるので、生活に気をつけました。

　今思うと、近所のやけどのいい先生を知らなかったから（まちがった先生に会いたくなくて）、勇気を出して自分で治そうとしたのだと思います。
　適切な判断ができる先生が増えるのを期待するより、私たち（患者たち）も学んで少しでも適切に判断できるようになりましょうよ。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0908-12

【顔面移植手術の光と影　世界初の女性が死亡するまでに】
　顔面移植を受けた患者さんのその後についてまとめられています。手術を受けて普通の生活を取り戻した人もいれば，自殺した人もいます。大量の免疫抑制剤の長期投与により健康を害した人もいれば，ガンで死亡した人もいます。いずれも「手術自体は成功した」患者さんです。
　「手術成功」とは何を持って判定すべきものなのか，手術成功を判定するのは手術直後でいいのか，それとも10年後，20年後で下すべきなのか，免疫抑制剤による副作用で死亡した例は手術の成功なのか失敗なのか・・・など，多くのことを考えさせます。

　はっきりしているのは，顔面移植などの超難度手術はどこかの誰かが見切り発車的に行わなければ「第1例目の手術」は永遠に行われない，ということです。そして，実際に「最初の手術」をしてみなければ，どのような問題が起きるのかはわかりません。だから，顔面移植についての判断を下せるのは後世の医者と移植を受けた患者だけです。手術件数が100件を超え，術後40年の生存例が登場して初めて，この手術の意味がはっきりするはずです。

　それと，腎臓や心臓などの移植に比べ，皮膚が絡んでくる顔面移植は拒絶反応が激しいことは素人にもわかります。皮膚は自己と非自己を峻別する免疫の最前線ですから，皮膚の免疫反応を抑えるのは非常に大変だろうと思います。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0908-8

　「ゴキブリについての考察」についてのメールです。

　ゴキブリの話題がありましたが、私も中学生ぐらいの頃、自宅前の道路で夕方に友人と立ち話をしていたら、突然何かの虫が飛んできて、しかもたちの悪いことにそいつはTシャツの中に潜り込んできたのです。すぐにTシャツをめくって虫に出て行ってもらおうと見たら、大きなゴキブリでした。
　彼らの凄いのは空も飛べるし、走っても速い。一瞬で物陰に隠れることも出来る、まさに昆虫のスーパーカー的存在ですが、野外で遭遇しても気持ち悪いものです。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0908-10

【マクセル、超軽量約14gのBluetoothイヤホン--スポーツにも最適】
　こういう記事を読むと，つい「Bluetoothイヤホン，買っちゃおうかな」という気分になりますが，次のような条件をみたすイヤホンを御存知の方はいらっしゃいますか？
- Bluetooth接続のイヤホン
- ノイズキャンセリングだと嬉しい（新幹線か飛行機の機内でしか使わないから）
- 音質は普通でよい・・・というか，音質については全くうるさくない。
- 聞くのはジャズピアノトリオだけ
- 1万円以上なら買わない／買えない
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0908-11

2016/09/07

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0907-1

　一昨日，昨日と二日連続で，大阪の道清先生が見学に見えられました。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0907-3

　こんなメールをいただきました。

　以前に足の火傷で、痛みがとれないと相談させていただいたものです。
　その後も足の痛みは取れず、我慢に我慢をしました。〇〇クリニックの先生にも訴えはしましたが、私の脳の問題である。と、リリカカプセルを処方されました。
　しかし、改善は全くない所か歩く事はもちろん、寝る事もできない痛みに我慢ができず、家族によって、同じ湿潤療法の△△クリニックの◇◇先生の元に運ばれました。
　◇◇先生は、患部を診て、すぐ、感染症をおこしているから、点滴にて抗生剤を投与する。と、５日間連続で点滴をうけました。その間、７日間は経口で抗生剤飲みました。抗生剤の点滴は劇的に効果が現れ、点滴初日の夜から痛みなく朝まで眠れるようになりました。
　◇◇先生に、同じ、湿潤療法の先生を夏井先生のサイトから見つけた事。〇〇クリニックも同じなのに、〇〇先生はどんなに痛みを訴えても、感染だけは疑う余地がなかったこと、どうして、◇◇先生は検査もせず、感染症だと言えるのか。を尋ねました。◇◇先生からの回答は、患部の色、匂い、状態、そして、何よりあなたの訴える痛みから、感染は明らかだとおっしゃいました。また、自分が若い頃、二人、感染症で痛い想いをさせた経験からわかる事。また、夏井先生の湿潤療法のサイトの登録医師は申告制である事からレベルの差があること。とおっしゃられました。
　私達、素人にとってみれば、何が正しくて、何が適切な処置なのか…全くわかりません。△△に点滴に通うには３日が限界だったため、近隣の総合病院に点滴のみ２日間継続でお願いしました。そちらの先生は、感染もだけれど、不良肉芽になっており、皮膚がはるには程遠い時間がかかる事、また、はるというより、回りから凝縮しはじめているので、盛り上がり、ひきつって傷がふさがるだろうとの事。引っ付かないガーゼを使い、時としてテラジアパスタ等軟膏を使うことも湿潤療法であること。傷を乾かせなんて形成外科医には居ないこと。早い段階で火傷の専門医に見せなくてはいけない事を言われました。
　サイト等でみる、湿潤療法は、重度の熱傷には全て適応できない事もおっしゃられました。軽度～中度であれば、何をしていても時期がくれば治るが、重度については、都度、適切な薬、被膜材を用いた治療が必要で、それが見極められる医師にかかる事が重要だとも言われました。
　もちろん、患者側も無知ではいけない事はわかりますし、そのために、色々調べ、色んな医師に話を伺うのですが、話される事が、ガーゼ軟膏治療対湿潤療法というような雰囲気で、私達素人は、わからなくなるばかりです。
　私はどちらの治療も経験しましたが、湿潤療法が痛みを感じにくい。と感じた日は一度もありません。また、ガーゼ軟膏治療は、湿潤の先生方がおっしゃるような、ガーゼが患部に張り付く拷問治療だと感じた事もありません。くっつかないガーゼを使用していました。軟膏がしみる事は感じました。
　湿潤療法の先生は患部の洗浄を拷問の如く、ゴシゴシ容赦なくやります。自宅でもやるように指導されます。
　私には、どちらも、火傷の治療は痛いです。
　むき出しの傷口があるのだから痛いのは当然だと認識していますが、痛いはずはない。痛み止は、血流を遮断するので処方しない。と、〇〇先生はおっしゃいました。
　サイトに掲載されているような、痛みのない治療は嘘です。湿潤療法の最も気を付けるべきは、感染かと思いますが、それを判断、診断できないのに、湿潤療法を推奨する医師として〇〇クリニックの〇〇先生を夏井先生はお認めになるのですか？

　私は、今回の火傷で沢山の事を学びました。そして、医師にも絶対はないこともわかりました。
　しかし、私達素人は、医師を頼るしかないのです。
　湿潤療法を推奨する先生方には、かたよりが大きいように思いました。痛いわけはない。上皮化しないわけはない。こうに決まっている…と。でも、傷には一つとして同じものはないのではないでしょうか。
　私は、最後には、患者の話を聞いてくれる医師を選びました。湿潤かそうじゃないかではありません。患者の話に、訴えに、耳を傾けて下さり、それに対して答えてくれる。考えてくれる。臨機応変な対応をとってくれる。そんな、医師に治療していただけたら、痕が残ることも、植皮になることがあっても受け入れられます。
　痛みに対しても、治療上は必要な事を納得いくまで説明してくだされば、受け入れます。

　今回、２ヶ月、私は苦しみ続けました。まだ、苦しみ続けています。今日は楽だ…と思った日は１日もありません。湿潤療法のサイトに惑わされた、失意の気持ちで一杯です。湿潤療法に切り替えた、一ヶ月半を本当に悔やんでいます。

　夏井先生。どうか、お願いです。適切な判断が出来るお医者様を増やしてください。湿潤療法だけが、先を歩いていているように思っています。
　湿潤療法は怖いです。きちんと知識のある医師の元でしか手を出してはいけない療法だと思います。

　長々と申し訳ありません。失礼は承知の上ではありますが、どうしてもお伝えしたく思いました。

　皆様，いかがでしょうか？>

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0907-2

【アメリカの糖尿病患者が悲鳴、インスリンの価格が30倍も高騰している現実】
　インスリンが高騰したら，糖質制限すればいいのに・・・。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0907-4

【麺を肉に変更できる「つけめん」爆誕　もはや、“しゃぶしゃぶ”ではとの声も】
　食べたい！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0907-5

2016/09/06

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0906-1

【水不足に悩む香川県民、それでもうどんをゆで続ける】
　糖質中毒者ってすごいなぁ。中毒って怖いなぁ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0906-2

　「抗菌せっけんの販売禁止」についてのメールです。
　8/19の更新履歴に「石けんは使うな」という記事があり、その時に検索したところ、抗菌石けんに含まれるトリクロサンに毒性があるという記事を見つけました。
1. http://matome.naver.jp/odai/2140092202336760901
2. https://www.anti-ageing.jp/news/d200601050001/
　トリクロサンは40年以上前から使用されているようですので、ベトナム戦争とも関連があるのかな程度に思っておりました。
　本日9/5の更新履歴に抗菌石けんの話題がありましたが、「効果がない」から販売禁止ではなく、「有害だから」販売禁止なんだろうと思います。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0906-3

【知っているようで知らない「人はどのようにして死んでいるのか？」】
　「1901年の世界の平均寿命は31歳」，「アメリカでサメに襲われて死んだ人はゼロだが，犬に噛まれて死んだ人は38人」，「アルコールによる死者はテロによる死者の80倍」。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0906-5

【ヒサヤマ・スタディ50年でわかった糖尿病のおそるべき真実】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#

【オオスズメバチの串焼き、タイワンツチイナゴの素揚げ、セミの串揚げ、アリのぷちぷち卵のゼリー高田馬場・居酒屋「米とサーカス」】

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0906-7

2016/09/05

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0905-1

　湿潤治療・糖質制限の講演用スライドをバージョンアップしました。ご覧になりたい方は本名，所属を明記してメールでご連絡下さい。
　なお，以前ダウンロードしたことがある方は同じアドレスからダウンロードできますのでご利用下さい。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0905-3

【「効果の科学的証拠なし」、抗菌せっけんの販売禁止米国】
　現代アメリカは世界に冠たる「清潔好き，不潔嫌い，体を洗うのが大好き」民族です。次から次へと「清潔商品」が登場してはヒット商品となる変な国です。
　そのアメリカで「抗菌せっけんにエビデンスはないので販売禁止」に踏み切ったのは画期的です。
　そういえば，「デンタルフロスに科学的根拠なし」というニュースもありましたね。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0905-2

【ゴキブリは屋外だと単なる昆虫 / 部屋の中で見るから怖い説】
　なるほどね，という鋭い分析。
　例えば，都会のマンションの室内で見られる節足動物といえば，蝿，蚊，小さな蜘蛛，そしてゴキブリの4種類くらいですが，蝿，蚊，クモに比べるとゴキブリは桁違いにサイズがでかいです。だから，見た目のインパクトも桁違いとなります。「都会のマンションにおける突出した存在」，それがゴキブリなんですね。
　一方，都会の屋外で見られる節足動物や昆虫にはゴキブリより大きなものがたくさんいます（アブラゼミ，アゲハチョウ，オオカマキリ，スズメバチなど）。哺乳類や鳥類ならさらにデカイです。つまり，自然界でのゴキブリ君は「その他大勢」でしかありません。
　こういう，「言われると当たり前だけど，言われるまで誰も気がつかない」ことを発見するのは素晴らしいと思います。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0905-4

　私はこれまで，2度の大震災（1978年の宮城沖地震，2011年の東北大震災），津波（1964年の新潟地震），大雪などの自然災害を経験していますが，そこで学んだのは「水には勝てない」ということです。
　自然災害で一番困るのは，生活インフラ（電気，水道，ガス，交通網など）が破壊されることです。生活インフラの破壊がなければ何の問題もありません。しかし，長期間・広範囲に生活インフラ破壊状態が続き，復旧に時間がかかると，日常生活に戻れなくなります。
　この「長期間・広範囲に生活インフラ破壊状態」をもたらすのが水害です。[3.11]で甚大な被害が起きたのは津波です。津波さえなければ原発事故だって起こらなかったはずです。あれから5年経っているのに，東北が完全復興していないのは，津波が広範囲に生活インフラを破壊したからです。
　先日の台風10号が岩手県や北海道で甚大な被害をもたらしたのも，川の氾濫が起きたからです。川が氾濫すると，川の流域は全て破壊されます。この「大量の水の破壊力」には為す術がありません。
　では，どうしたらいいのか。対処法は一つしかありません。津波が起きそうな地域には住まない，川の氾濫が起きそうな地域には住まない，です。膨大な量の水が暴れ狂った時，人類はそれを押し止めることはなく，ただただ呆然として眺め，逃げ惑うしかありません。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0905-5

　「糖質制限と膵炎」についてのメールです。

　先日、「糖質制限と膵炎」についてメールさせていただいた者です。まだ少しお腹の張りが残っていますがほぼ良くなりました。
　サイトにて取り上げていただいてありがとうございました。パラダイムシフト好きの外科医様のレスも大変興味深く拝見させていただきました。

　正直なところを申し上げると，膵炎を発症する直前の1週間ほどは食生活が荒れていて，糖質も脂質もアルコールも大量に摂取していたため，何が引き金となったのかはわかりません。

　ただ、あれから自分でも色々調べて考えてみましたが，膵炎の原因や食事制限の根拠とされているものは、素人目にも非常に疑わしいです。
　アルコールが主な原因だという割に、アルコールが膵炎を引き起こす機序は不明ですし，制限しなければならない食べ物は基本的に「膵臓に負担がかかるもの＝消化に時間がかかるもの」という基準で選ばれていますが，先生の本にも書かれていたように炭水化物より肉のほうが消化がよいはずなのに，推奨されるのは炭水化物で、肉はＮＧです。
　もしかしたら膵炎の食事制限というのは「ご飯は消化がよくて、肉は消化が悪い」という古い常識をもとに作られていて，糖質制限を実践するものとして従う必要はないのではないでしょうか。

　一応、江部先生も「腹痛を有する時期は禁酒と脂質制限が必要」とおっしゃっているので，そこまで無茶する勇気はありませんが，症状が収まったらあまり気にせず肉やチーズを食べてみようかなと思っています。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0905-6

【スマホ頼みで外出したらネットに接続できない　あなたならどうしますか？】
　同じ経験をしたことがありますが，目の前が真っ暗になりましたね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0905-7

2016/09/03

　「ホットペッパー9月号」というメールです。

　リクルート発行のフリーペーパー「ホットペッパー9月号」に「痩せ活ガイド」という特集があります。
　その最後に「ケトジェニックダイエット」が紹介されており、「糖質制限が飲食店を紹介する雑誌に載るようになるとは！」と思いました。
　「糖質制限」より「ケトジェニックダイエット」のほうが言葉としておしゃれで広まるかもしれませんね。

　また、14歳向けの講義をまとめたという瀧本哲史著「ミライの授業」のマーガレット・サッチャー氏のページでは「サッチャー氏が糖質制限で痩せた」と、なんの注釈もなく書いてあり、いまどきの中学生には「糖質制限」は説明の要らない言葉なのかと驚いた次第です。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0903-1

2016/09/02

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0902-1

　「クックパッドの糖質制限レシピ」で活躍中の「キッチンおおざっぱ」の島田さんが料理教室を開催されるそうです。
　９月下旬に料理教室を開催します。申込ページを作りました。
　　　　　⇒【キッチンおおざっぱ】

　まずは糖質制限を知ってもらうこと、そして、毎日続けられる糖質制限食のレクチャーをさせていただきます。
　私は医療従事者ではありませんので、糖質制限食によって健康を保てるような家庭料理の輪が広がってくれれば良いなと考えています。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0902-3

　昨日，午前6時ちょうどに「豚皮揚げを食べる会 in 京都」の参加者募集を始めましたが，それと同時に申し込みメールが殺到し，午前9時半前には募集人数を超えてしまい，募集終了としました。チケットぴあ顔負けです。
　そのうち，プラチナチケット化したり，ネットオークションで高値で取引されるかも！

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0902-2

　「症例相談」についてのメールです。

　皮膚科医です。いつも楽しみに拝見しております。
　8月29日の18歳、女性の症例につきメールさせていただきました。
　先の返事にあったように、いくつか鑑別すべき疾患が必要な印象をうけました。
　穿刺での透明な排液はやや粘稠な感じではなかったでしょうか？粘稠であった場合、ムチンが沈着した疾患の可能性があります。
　比較的稀な疾患ですが、結節性皮膚ループスムチン症で同じように背部に結節を繰り返す症例を勉強会や、論文でみたことがあります。通常全身性エリテマトーデスなどの膠原病に伴ったり、結節自体は自覚症状はないか、痒みを訴えると記載されていることが多いです。(痛みの自覚症状や、抗生剤内服に反応する？点はあいませんが。)

　いずれにせよ診断がつかず、症状繰り返しているようでしたら、私なら皮膚生検をすすめさせていただきます。
　組織所見も合わせ、診断がつけば、今後の適切な対応もしやすくなるのではないでしょうか。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0902-4

　「何を食べたらいいの」についてのメールです。

　大学で農学（農業経済ですが・・・）を学び、高校で農業の教員をしていました。現在日本で使われている農薬は、基準に沿って使用しているのであれば特段健康に心配を持たれなくても大丈夫です。それくらい農薬の認可基準は厳しいです。散布も発生予察（害虫等のライフサイクルに合わせ、最適な時期を狙っている）に基づいています。そのことで散布量も少なくて済みます。ただ、傍から見ると害虫・病気の発生もないのに農薬を散布しているように映るかもしれません。

　肉は、安い肉（輸入肉）を探すのではなく、国産の安い部位を選んで食べています。中でも私は豚足が大好きです。牛も本来のエサで育っている牛が良いのではないかと思っています。牧草を腹一杯食べ、あまり穀物を食べていない牛。岩手県等の山に放牧されている牛の赤身の肉が好きです。卵は、最近飼料用米を食べている卵黄の色が淡い黄色の卵を食べています。

　当地はりんごの産地です。私もりんごが１０円でも高く売れてほしいと願っているので、自分で買う農産物も原則は国産品です。納豆も豆腐も野菜も国産を買うと決めています。国内で生産されている限り、日本の基準で栽培されており、安心できます。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0902-5

　「Windows10のタイムスタンプ」についてのメールです。

　in10でも更新日時とは別に作成日時が記録されていて、整列できると思います。
　エクスプローラーの右ペインの「名前」、「更新日時」等の列のタイトルを右クリックし、表示項目に「作成日時」を追加すればフォルダーを作成した日時が表示されます。「作成日時」をクリックしてソートできます。
　私のデスクトップPCのWindows10でフォルダーに新たにファイルを追加すると「更新日時」は変更されましたが、「作成日時」は変更されませんでした。

　別のPC等からコピーしてきた場合にはフォルダーの作成日時がコピーしてきた日時になってしまっていると思います。
　変わってしまった作成日時をコピー元の作成日時に変更し直すには、Vectorにあるソフトウェアを使えばできると思います。
　情報，ありがとうございます。確かに「作成日時」は変わっていないですね。助かりました。
　以前から，Windowsの基本仕様（最初期のバージョンから？）の「ファイルコピーをするとタイムスタンプが変わる」問題は以前から指摘されていて，タイムスタンプを変えないためにはrobocopyコマンドを使うか，SafeCopyなどのフリーソフトでコピーするなど，ちょっとした一手間がかかります。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0902-6

【37億年前の「世界最古の生命の活動跡」とされる化石が発見される】
　37億年前のストロマトライトと考えられる地層が見つかったようです。地球温暖化のために，これまで氷に覆われていたグリーンランドの古い地層が顔を出した，とのことです。
　ストロマトライトはシアノバクテリアの死骸と泥が積み重なってできた化石です。シアノバクテリアといえば，酸素発生型光合成を行う（恐らく唯一の）真性細菌で，太古の海でシアノバクテリアが大繁殖しなかったら，地球の海水も大気も酸素を含むことはなく，多細胞生物への進化もなかったと考えられています。よくぞ地球にシアノバクテリアが誕生したものだと感謝するしかありません。

　シアノバクテリアが誕生しなかったら，海水は硫酸イオンや鉄イオンだらけの強い還元状態，大気の組成も窒素と二酸化炭素と硫黄が主体だったはずです。もちろんオゾン層はないので，強い紫外線が海水中にも届いていたはずです。このような環境で生きられるのは細菌くらいのもので，水素呼吸などで少量のATPを作るしかなく，解糖系を獲得した細菌も出現しなかったかもしれません。
　また，最初の真核細胞はメタン生成菌とα-プロテオバクテリアの共生から誕生したと考えられていますが（α-プロテオバクテリアがミトコンドリアになったと考えられています），シアノバクテリアによる酸素化がなければこの共生関係にメリットはなく，単なる「弱者連合」に過ぎないため，この共生関係はすぐに破綻し，真核生物の発生もなかったはずです。

　ところが，このシアノバクテリアはちょっと不思議な細菌なのです。近縁関係にある細菌が見つかっていないし，非酸素発生型光合成細菌とは遺伝子的に大きく隔たっています。また，シアノバクテリアは非常に多様であり，様々な能力を持つ種類に分類されていますが，なんと窒素固定能を持つものまでいるのです。地球における生命誕生からほどなくシアノバクテリアが誕生したと考えられていますが，光合成と窒素固定という非常に複雑で高度の能力を持っているのです。なぜ，こんな高度で複雑な代謝系を持った細菌が，高い完成度で（いきなり？）生まれたのか，全くの謎です。

　私は25億年前のストロマトライト（直径5センチの球形，6,000円くらいで購入）を持っていますが，25億年という想像を絶する時間を封じ込めた化石の重さは神々しささえ感じさせます。何しろ，このストロマトライトにシアノバクテリアが封じ込められた時代には，多細胞生物はまだ生まれていなかったのですから。

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この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0902-7

2016/09/01

　［練馬光が丘病院での治療例］を更新。
【追加症例】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0901-1

　「夏休み明けの雑感」メール。

　高等学校の教員です。
　先日、職場の同僚の見舞いに行ってきました。はじめて行く中核病院でしたが、あまりに大きく、綺麗な建物に圧倒されました。
　病室での話ですが、患者本人いわく「もう１０年近くの高血糖放置したツケが心臓にきて、ぶっ倒れてしまった」とのこと。
　そうするうちに看護師の方が血糖値を測定しに来てくれました。耳たぶから血を採り、よく目にする簡易型の測定器で数値を確認してましたが、なんとそれが２００越え！。ちなみに測定時間は、夕方の５時ちょっと過ぎ、すなわち夕食前の時間帯の血糖値ですから、まったくの驚きです。これまでの本人の不摂生はともかく、入院して２週間も経とうというのに、一体全体どうなっているのか。
　けっこう話し込んで、相手方の疲れも出てきたので、病院の夕食を確認せずに出てきましたが、ここの病院食も、まだ糖質が６割というパターンなのかと。
　巷では、これほどに拡がりを見せている糖質制限ですが、あの「壮麗な城郭の中」では、まだまだ異端なのかと感じ入った次第です。

　帰りのバスでは、夏休みに読んでいた堀口申作先生の「内科医のための鼻咽腔疾患」と枝川直義先生の「なおさん療法」を思い出してました。
　前者はBスポット療法の創始者ですから、皆さんおなじみのはず。
　後者は、今ではよく知られているトリガーポイント療法の、はるか上をいく「体壁医学」を独力で構築した町医者の方が書いた40年前の本で、巻末には全国のお医者さんが、その療法を取り入れていたことが記されています。
　この２つの本に共通するのは、「あまりに簡単に、あまりに多くの疾患に効き過ぎた！」ために、「壮麗な城郭の主」からは相手にされなかったこと。
　そのことに対する「無念さ」というか、「恨み節」がアチラコチラにあるのは当然のこととして、それにもめげないで貫き通した信念の強さに改めて感服しました。

　でもいずれの画期的な療法も、バイタリティのあるパイオニアが亡き後、ほとんど知られていないのが現状です。

　それはともかく、バイタリティのあるパイオニアが活躍中の今、さらに昔に比べて情報が自由に飛び交う時代ですから、患者の側も「糖質制限という選択肢すら知らない」のは罪なんでしょう。
　しかしながら、それにしてもです！。

　別の話です。
　夏休みの後半で体調を崩し、内科ではなんともないと言われ、精神科に掛かった男子受験生がいます。やせ形で、見るからに元気のなさそうな風貌です。血液検査では何ともないとの診察だったそうです。
　「パラダイムシフト好きの外科医のブログ」などで勉強すれば、明らかに栄養失調と分かるはずの体調不良なのに、「身体は何ともないから精神科へ」ですか。
　最近になって、近くに「栄養療法をベースにした心療内科」を発見したので、さっそく担任の先生にその情報を伝えました。

　いずれの方々も、良くなってくれるのを願うばかりですが、それにしてもです！。

この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0901-3

【グルテンフリーの本格派クラフトビールが日本に上陸！】
　記事の内容から判断すると，糖質は除去されていない模様。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2016-09.htm#0901-4