13歳男。
2015年12月19日,自転車に乗っていて右足を前輪と泥よけの間に挟まれて転倒。右第2趾指尖部を挫滅。〇〇病院に救急搬送され,人工真皮移植術を受ける。21日,同院形成外科を受診し,皮膚移植にするか保存的治療でいいかはまだ判断できない状態,と説明された。母親の知人が当科受診を薦めてくれた。
12月21日,当科受診。直ちに人口真皮の縫合糸を全抜糸してシリコン膜を除去。創部の保護の目的もありズイコウパッドで被覆。1週間後からプラスモイストで被覆。運動は特に制限しなかった。1月12日には普通に走れるようになった。
なお,非常にサッカーが上手く,チームメイトも一目置く中心選手であったが,1月12日より練習に復帰し,2月には指尖部を台所用スポンジで保護することで試合に出場できた。
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2044/index.htm】