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創感染の基礎知識

• 化膿するということ
• InfectionとColonization
• 傷が感染するメカニズム
• 傷を化膿させないためには・・・
• 異物・壊死組織とは
• どこで創感染が始まるのか　−「異物・壊死組織」から「感染の場」という概念へ−

生態系としての創感染

• 人間と細菌　−同じ生態系で生きているという発想−
• 「創面＝生態系」仮説
  1. 発端となった疑問
  2. 皮膚の傷が無菌であるわけがない
  3. 傷があって抗生剤を投与すればMRSAは必然的に登場する
  4. MRSAがいなくなっても創面は無菌にならない
  5. 創面のMRSAは怖くない（・・・と思う）
  6. MRSAの増殖が遅い理由
  7. 傷に黄色ブドウ球菌（MRSA）が定着しているのはよい状態ではないのか？
  8. 上皮化しやすい肉芽，しにくい肉芽・・・そして細菌
  9. 「創面常在菌予備軍としての黄色ブドウ球菌」仮説
  10. 「肉芽ターンオーバー」仮説
  11. 細菌が存在する肉芽で上皮化が起こるメカニズム
  12. バイオフィルム性善説
  13. 創面から黄色ブドウ球菌が検出される理由
  14. "critical colonization" は虚構・嘘っぱちである
• 常在菌と人間の共生関係
  1. 医学の細菌学だけがおかしい
  2. パスツールに見るキリスト教の呪縛
  3. 共生が繁栄をもたらした
  4. 共生のエネルギー戦略
  5. 安上がりな防衛戦略

細菌についてのよしなし事

1. 肺炎の常識が皮膚に当てはまらない理由
2. 高齢者の爪白癬
3. クロストリジウム属に見るライフスタイルの選択
4. 細菌数が増えると感染の危険性が高まるのか

術後創感染対策

1. ICTが毎月サーベイランスをしているんだけど・・・
2. 敵（細菌）は外にいる，という論理
3. 傷がなくても感染は起きているという実例
4. 術後創感染は独立病態ではない
5. 効果的な術後創感染対策とは

褥瘡と創感染

• 褥瘡からMRSAが検出されたら・・・
• 褥瘡とMRSA
• 褥瘡は細菌培養しなくていい･･･と思う

熱傷創感染をどう考えるか

1. 自動車がない時代には自動車事故はなかった
2. なぜ熱傷創は感染しやすいのか
3. 現時点での対処法，今後の方向性

その他の創感染

• 慢性骨髄炎治療の原則
• 創感染した皮膚欠損創の治療原則（イラスト付き）
• 大腿骨断端が壊死組織の中に露出しても骨髄炎は起きなかった