【難治性潰瘍・褥瘡:足】
症例 | 原 因 | 部 位 | 観察期間 | 備 考 |
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2歳7ヶ月M | ギプスによる褥瘡 | 踵 | 下腿骨骨折でギプス治療 | |
4歳6ヶ月F | 装具による褥瘡 | 足背 | 2年 | 脊髄脂肪腫の手術を受けた後に下肢不全麻痺 |
30歳F | 動静脈奇形 | 第1趾 | 発症2週間後に後に受診。7日で完治 | |
34歳M | 原因不明 | 足背 | 2年前に壊死性筋膜炎で下腿切断。2年後に体側の足背に潰瘍発生。穴開きポリ袋で治療 | |
37歳F | バージャー病 | 足趾 | 4ヶ月 | 足趾の痛みでリン酸コデインが必要だった。湿潤治療で痛みはなくなり、上皮化した |
41歳F | リベド血管炎による潰瘍 | 足背 | 大学病院皮膚科ではゲーベンクリームで治療したが、かえって痛みがひどくなった | |
42歳F | 二分脊椎 | 足底 | 5492日 | 保存的治療で完治 |
44歳M | 褥瘡 | 足底 | 兵庫県から受診。同県の医師に紹介 | |
47歳F | 虫刺され | 足背 | エジプト在住で現地の病院は受診していない。受傷4ヶ月後に受診 | |
50歳F | 下腿 | 161日 | 難治性潰瘍で大学病院形成外科を紹介され、石鹸洗浄とゲーベンクリームでさらに悪化。痛みで歩行困難に。受傷5ヶ月後に受診 | |
56歳M | 原因不明 | 足趾壊死 | 第1趾の傷が治らず1年ほど放置。糖尿病なし、ASOなし、静脈系の異常なし。穴開きポリ袋被覆と腐骨除去を行い、自宅での処置が可能となって退院 | |
57歳F | 原因不明 | 足背 | 栃木県在住。慢性関節リウマチ。2年前に第1趾を擦りむき、傷が治らない。様々な病院で様々な治療を受けるも改善せず悪化。前医では下腿切断と説明された。静脈鬱滞性潰瘍を疑い精査するようにアドバイス | |
67歳F | 二分脊椎 | 足胼胝 | 受傷1ヶ月に受診 | |
68歳M | 趾間の潰瘍 | 2ヶ月 | 施設入所中に潰瘍発生。施設看護師が処置していたが治らなくなり、発症から4ヶ月後に受診 | |
71歳M | 手術瘢痕に生じた褥瘡 | 足底 | 3309日 | 幼児期の熱傷で足趾切断術 |
73歳F | 靴ずれが難治化 | 第1趾 | 受傷2ヶ月後に受診。2週間で上皮化 | |
75歳F | ASO | 第5趾壊死 | 3ヶ月半 | 穴開きポリ袋と腐骨除去で治療 |
78歳F | 原因不明 | 足趾の難治性瘻孔 | 55日 | 前医は骨髄炎で即使節団と説明、某病院創傷センターに紹介されたが同科が突然閉鎖されたため当院へ。ナイロン糸ドレーンで完治。 |
80歳M | 原因不明 | 足背 | 92日 | 皮膚科のアクアチム軟膏、ユーパスタで悪化。プラスモイストで完治。 |
82歳M | 静脈鬱滞性潰瘍 | 足背外側 | 大学病院皮膚科で2度皮膚移植が行われたが生着せず | |
84歳M | ASO | 足趾壊死 | 1年 | 穴開きポリ袋で治療 |
84歳M | ASO | 第5趾のミイラ化 | 123日 | 穴開きポリ袋で治療 |
85歳F | 第1趾 | 皮膚科で1年以上プロスタンディン軟膏治療 | ||
85歳F | Hammer Toe変形 | 足趾背側潰瘍 | 発症から2ヶ月後に当院紹介された | |
88歳M | 爪下膿瘍 | 第1趾 | 某病院創傷センターで陥入爪にて抜爪。術後、傷が治らない。直後、創傷センターは閉鎖された。 | |
89歳M | 受傷原因不明 | 足底部潰瘍 | 4ヶ月 | 皮膚科医院でゲーベンクリーム、アクトシンなどが処方されたが悪化。心臓血管外科で動脈閉塞に対し2度カテーテル治療を行ったが効果なし。プラスモイスト貼付で治癒。 |
89歳M | 第2趾背側の潰瘍 | 寝たきり.伸筋腱を切離し、プラスモイストで被覆。1ヶ月で治癒した。 | ||
92歳F | 足趾潰瘍 | 高齢寝たきり。いつ潰瘍ができたのかも不明。 | ||
105歳F | 足趾壊死 | 老衰状態で自宅も遠いため、家族に処置方法を指導 |