78歳女。
 2014年8月,左第2趾が紫色であることに気がついたが,特に病院は受診せずに放置。2015年5月,〇〇病院フットケア外来を受診し,ゲンタシン軟膏が処方され,通院は不要と説明された。指が腫れてきたため,2016年2月19日に同院を受診。骨髄炎で足趾切断が必要と説明され,△△病院創傷センターに紹介状を書いてもらい,3月3日に受診。以後,同科に通院していたが,3月末の同科の突然の閉鎖に伴い,当科紹介となった。
 3月30日,当科受診。左第2趾基節部に瘻孔があり,深部に骨を触れた。同行した家族にナイロン糸ドレナージを行ってプラスモイストで被覆する方法を指導。
 その後,骨表面は肉芽で覆われ,5月24日に上皮化した。

3月30日 瘻孔 レントゲン写真

5月24日
55日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2198/index.htm】

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