2019/11/30
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［3182例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1130-1 -
「軟骨無形成症の治療薬」についてのメールです。
低身長の治療薬とメガネは同じ、とのことですが、私は大きな相違があると考えます。「大人にも効くかどうか」です。メガネは子供でも大人でもすぐに近視を直してくれます。しかしながら、(記事を読んだ限りでは)低身長治療薬は、子供のうちから投与して初めて効くものと思われます。大人には効かない。
低身長で不便を強いられている大人のかたがたにとっては、複雑な気持ちだと思います。「もう同じ悩みを持つ人が劇的に減るんだ、よかった」として歓迎するかたもいらっしゃると思うし、「今までの自分の苦労は何だったんだ」「自分と同じ悩みを持つ人がこれから周囲にいなくなっていくのか」「なぜ薬のない時代に生まれてしまったんだ、悔しい」と考えるかたもいらっしゃると思います。
もしも、低身長治療薬が年齢に関わらず即座に効果があるものなら、「薬をのめばすぐ治る、だけどこれも個性だから私はあえて薬はのまない」と考えるかたは確かに少ないと思います。しかし、そうではないゆえに、反発するかたがいらっしゃるのだと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1130-3 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【脂肪を大量に取り炭水化物を避ける「ケトン食」がインフルエンザに対する免疫力を上げ】
糖質制限すべき理由がまた一つ加わりました。 - 【菅長官「反社定義ない」全国企業あ然とさせたトンデモ言い訳】
恐らく、首相が早い時点で「安倍政権も長期政権になって驕りが見られるようになったのかもしれません。公私混同と言われても仕方ありません。これはひとえに私の責任です。以後、同様のことがないように綱紀粛正に努めます」と謝罪しておけば、それでおしまいだった案件ではなかったと思われます。
ところが、最初に首相自らが野党の追求に猛反発しちゃったものだから、その発言を守るために次から次へと珍妙な言い訳を繰り出す羽目になったのでしょう。そしてついに，安倍政権の「危機管理対策室」とも言うべき菅さんまで，変なことを言い出しちゃった。
神は細部に宿ります。細部がおろそかな傑作はありません。政治も同じです。大所高所から高論を論じていても，土台が疎かなら呆気なく崩壊します。目につかない土台部分にこそ神を宿らせるべきなのです。 - 【中国政府「香港選挙で惨敗したのは扇動者による妨害工作のせい、民主主義の発展を歪める不正だ」】
中国政府・中国共産党にとっては，「民主派勢力は民主主義の発展を歪める悪の存在」らしいです。こういう論理矛盾を平気で公表できるところがいかにも，という感じ。 - 【香港民主派の圧勝を認めない中国の異常と恐怖 一党独裁国家とどう戦えばいいのか】
要するに，「香港民主派＝湿潤療法＝糖質制限」，「中国共産党＝旧来の熱傷治療＝旧来の糖尿病治療」です。
中国共産党にとっては民主主義を受け入れる訳にはいきません。それは共産主義の否定に繋がるからです。同様に，旧来の熱傷標準治療は湿潤療法を受け入れるわけには行かないし，糖尿病学会も糖質制限を受け入れる訳にはいかないのです。それをしたら，依って立つところ（＝根拠）が崩壊しますから。 - 【トレンチコートとロケット砲、試射視察の正恩氏「大満足」 北メディア】
デブにトレンチコートは似合わないと思う。 - 【トランプに抗うべく、新世代の“魔女”たちが立ち上がった】
いかにもアメリカ，というニュースです。確かに，トランプの非常識な行動と言動を見ていると，呪いをかけたくなるよね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1130-2 - 【脂肪を大量に取り炭水化物を避ける「ケトン食」がインフルエンザに対する免疫力を上げ】
2019/11/29
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［3181例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1129-1 -
「妄想モード」についてのメールです。
先生の先日の記事の中に、妄想モードという言葉が登場しました。
そこでふと、思い起こしたのが、島泰三氏の近著「ヒト、犬に会う」の中での文章でした。
同著１４６頁 「妄想に縛られる人、妄想と無縁の犬」の項での以下の一文です。
「ここまで来た！ つまり、ヒトという霊長類の末裔は、その巨大化した脳の使い方を誤り、常に妄想と幻とに怯えながら生きなくてはならなくなった。
しかし、それを正すのは、イヌの客観性への確信であり、実在するもの以外は認めない強力な精神の力だった。」・・・・・以上引用
７０数年生きてきた私の過去での失敗や思考上の誤りに関して反省しきりであります（W）。
歴代ホワイトハウス住人の中で、唯一犬を飼わないトランプ氏と、常に国内外要人との会見で、大型愛犬を傍らに同席させるプーチン大統領とをついつい比較してしまいました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1129-3 -
「インフルエンザの空間除菌」についてのメールです。
公的機関や多くの医療関係者がインフルエンザ予防の第1にワクチン接種を上げていますが厚労省の見解は感染しても重症化を防げると後退しています。私の職場で過去に7度前半の熱で勤務し続けインフルエンザの感染源になったケースがあります。軽症化はその人を自由に動き回らせ結果として流行を防げないことになります。
私（68歳）は今冬20年振りにインフルにかかり、その後の養生が悪かったために肺炎になりました。老化による免疫低下を痛感した次第です。それでもインフルによる熱は２日で治まり、あと2、３日家で静かに過ごしていれば良かったのです。普段健康な人ならインフルエンザは怖くない。ワクチンが必要なのは免疫機能が落ちている人かも知れませんが、私はそれも疑っています。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1129-4 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【「低身長症の治療薬」が登場するも当事者からは賛否両論な理由とは？】
5～14歳の軟骨無形成症に試験投与したら身長が健常児同様に伸びたが，低身長症への差別と偏見を払拭しようとするNPO団体は「軟骨無形成症に伴う低身長は治療を要する障害ではなく、尊重されるべき個性」と主張して反発，というニュースです。
軟骨無形成による低身長にはさまざまな「不便」が生涯つきまとい，それは「個性かもしれないが不便」です。不便で生活に支障が出ているなら，不便は取り除いたほうが快適に暮らせます。不便な状態が好き，というのでしたら問題はありませんが，この不便をどうにかしたいと思っているなら，解消する方策を模索すべきです。
例えて言えば，「近視は障害でなく個性なのだから治療するのはおかしい」というNPOがあったらどうでしょうか。近視は日常生活上ですごく不便で，そのままでは行動が制限されます。しかし，それらの不便は眼鏡をかければ一瞬にして解消します。だから，「近視の患者は眼鏡を掛けて生活するのはおかしい。近視はその人の個性だ」という理屈は通りません。
眼鏡と低身長治療薬は同じだと思います。これまでは低身長による不便を強いられて生活してきた人たちがいたのは事実ですが，これから生まれる軟骨無形成患者は低身長による不便を経験しなくていいのです。眼鏡がなかった時代から，眼鏡が発明された時代になっただけのことです。 - 【すかいらーく系列の唐揚げ専門店「から好し」の唐揚げ合盛り定食】
という記事を見かけたので検索してみたら，なんと門仲にもあるじゃないですか。しかもハイボールが150円，むね唐揚げ3個で260円！ ということは，ハイボール3杯と唐揚げ3個と千切りキャベツで税抜で810円， - 【パンが片頭痛を引き起こす仕組みとは？】
パンによる健康被害のメカニズム。偏頭痛があろうとなかろうと，有害な食品であることは間違いありません。 - 【世界で初めてヒト胚に遺伝子編集を行った中国の科学者が行方不明に、赤ちゃんの所在も不明】
全ては闇の中に・・・。いかにも中国らしい結末です。 - 【中国が知的財産権の保護を促進する世界機関を主導しようとしている】
昨日，最も笑わせてくれた記事。これって中国流のジョーク？ - 【中国化にはっきりノー！北京の裏をかいた香港市民】
どうやら，投票前はみんなで「私は親中派候補に投票します」ってインタビューに答えていたみたい。それで中国政府は親中派圧勝，って楽観ムードに突入。しかし，蓋を開けてみたら・・・。 - 【萩生田文科相「もはや甲子園で夏の大会無理」 衆院委で】
選手が毎年何人か甲子園大会で死なないと変わらないと思う。 - 【「桜を見る会」問題の本質～安倍首相説明の「詰み」を盤面解説】
将棋の盤面で状況を説明していて面白いです。
安倍首相とその取り巻きの皆様の感覚からすると「5,000円とか11,000円とか，そんなはした金の何が問題なの，というのが本音じゃないでしょうか。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1129-2 - 【「低身長症の治療薬」が登場するも当事者からは賛否両論な理由とは？】
2019/11/27
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［3180例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1127-1 -
「NHKスペシャル 食の起源」についてのメールです。
２４日の日曜日に下記のNHK番組が放送されました。
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20191124
旅先で疲れ、朦朧としてみていたので、あまり頭に入っていません。
が、「主食としてのご飯」の逆襲といった印象が残りました。
番組に関する投稿が無いようなので念のため、送らせていただきます。
左下の方にまとめが幾つかあります。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1127-3 -
「インフルエンザの空間除菌」についてのメールです。
感染症の専門家でもない一鍼灸師でしかない私ですが、インフルエンザウイルスの感染について調べてみたところ、対策としては「加湿だけでなく紫外線照射も重要」という事でした。
※サイト内検索しても、同様の内容が出てこなかったのでメールしました。既出でしたらすみません。
「インフルエンザは湿気に弱い」それってホント？
引用開始
飛沫中のウイルスが感染力を保つ期間は、湿度と紫外線強度により変化する。
冬では、湿度が低く日光が弱いので、この期間は長くなる。
引用終了
つまり、簡単にできる事としては、従来言われてきた、加湿、換気に加えて、日光を意図的に室内に採り入れるとかかと思います。
なお、湿度とインフルエンザウイルス（H1N1）の感染力が相関しない事は、医学的研究でも明らかになっているようです。
※加湿は粘膜の保護（予防）には有用なはずです。
湿度が高くてもインフルエンザウイルスの感染力は弱まらない？
引用開始
7段階の湿度（23％、33％、43％、55％、75％、85％および98％）でこの実験を繰り返した結果、インフルエンザウイルスはどの相対湿度でも感染力が弱まらないことが明らかになった。
引用終了
また、紫外線照射によるウイルスの不活化も研究が進んでいるようです。
徳島大ら，紫外LEDがインフルエンザ不活化に有効と証明
そう遠くない未来、「ウイルス対策用LED」なんて物が一般的に販売されているかもしれないですね。
もちろん、日頃の睡眠や栄養摂取などの体調管理や、体調不良者を集団から隔離するなどが対策の基本かと思いますが。
インフルエンザの予防に関する続報です。
色々と調べてみたのですが、事はそう簡単にはいかなさそうでした（泣）。
プノンペン（カンボジア）では雨季にあたる８・９・１０・１１月頃にインフルエンザは流行するようなのですが，この時期も紫外線UVの量は、他の時期と変わらず多いようです。
ただプノンペンでは７・８・９月頃は日照時間は少ないので、雲を通過しにくいと言われているUVBの量が流行に関係しているかもしれませんが、UVBの量までは調べても出てこなかったので、ここで調査は断念しました。
プノンペンの年間の気候は、気温や湿度、紫外線量が比較的一定で、降雨日数、降雨量、日照時間にやや波がある事を考えると、日照時間（UVB？）がインフルエンザの感染に関係ありそうだなと思いました。
ちなみに、東京では冬と夏とでは日照時間はそう大きく変わりありませんが、単純なUVの量は夏の方が多いようです。
日本での基本的な予防法は、ワクチン摂取、十分な睡眠、適切な栄養摂取、加湿で間違いないと思いますが、HPでこの問題が今後盛り上がった際は、どなたかからご名答を頂けることを期待しております。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1127-4 -
「インフルエンザの空間除菌」についてのメールです。
空間除菌に関しては意味が無く安全性も確認されていないことが１０年近く前に国民生活センターが結論を出しています。
＞インフルエンザや伝染病などに対して、何もせずにいるのも、心苦しいですし・・・
といわれること関して、巷で言われている「うがい」は無意味ですし、過度の「手洗い」も手が荒れて化膿菌の住処になりますよね。かろうじて咳エチケットには意味があるかもしれません。
心苦しいなら、インフルエンザワクチンを接種したらいいと思いますが、保育士さんの接種率は高くないです。日本のインフルエンザワクチンの効果は、賛否両論もあり、確かに限定的ですが「心苦しさ」を払拭できます。出来るだけのことをしましたが、園児への感染は防ぐことが出来ませんでしたといえます。保育士さん、学校の先生、ワクチンを接種しましょう。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1127-5 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【糖質制限中の方におすすめ！【ミルフィーユ鍋】の美味しい食べ方】
- 【安くて旨い最強ワインはどれだ！コンビニ・スーパーの激安ワイン11本をガチで飲み比べてみた】
私にとって一番価値ある記事。とりあえず，今日はカルディによってから帰ります。 - 【ローソン「Lチキ台湾唐揚げ味」】
これ，絶対美味いだろう。 - 【中国政府が発表「国民の2.4億人が精神疾患の患者」が呼んだ波紋】
国民の6人に1人は精神病患者，80人に1人は重症精神障害患者，とのことです。しかも，その多くは未治療。
常識的に考えれば，ウイグルの民族浄化なんてしている暇はないはずなんだけど・・・。 - 【「人工光が昆虫を大量に殺している」と科学者が指摘】
夜行性の昆虫にとって人工光は地獄に導く光だった，という研究です。
ヒトが人工光を使い始める前の世界では，「夜の光」といえば月光しかなく，夜行性の昆虫は「月の光に直角」に飛べば水平飛行ができましたが，人工光が溢れる世界ではその習性がアダになります。 - 【台風28号カンムリ発生 11月6個発生は最多タイ】
11月末になってもマリアナの海域は海水温が高く，台風を生み出せるエネルギーを維持しているということでしょう。つまり，この海域の海は「冬でなく夏」の状態なのです。 - 【刷り込まれた米神話、糖尿病の懸念から脱米食が拡大 インドネシア】
NHKはあいも変わらず「米食賛美番組」を垂れ流しているようですが，アジアのインドネシアでは「米神話からの脱却」が起きているようです。インドネシアの民衆は，日本のNHKよりよほど科学的です。 - 【投票結果は「ゆがめられた」...中国国営メディアが伝えた香港区議選】
中国は4000年の歴史で，一度も民主主義体制になったことがない稀有な国じゃないでしょうか。皇帝が支配している時代が延々と続き（・・・途中で色々あったけどね），20世紀に入ると共産党一党独裁。
4000年間，一度も普通選挙実施したこともないし，国民は一度も普通選挙を体験しないまま死んでいく，というのもなんだかなぁ・・・。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1127-2 - 【糖質制限中の方におすすめ！【ミルフィーユ鍋】の美味しい食べ方】
2019/11/26
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［3179例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1126-1 -
幼稚園関係者からのメールです。
幼稚園では、インフルエンザが数名出てきました。
「次亜塩素酸水」を加湿して空間除菌という製品がありますが、製品サイトでは「安心・安全で最高の効果」のような文句ですが、なんか「眉唾」なんです。直感的には。
空間除菌自体の必要性も疑問ですし。
ただ、インフルエンザや伝染病などに対して、何もせずにいるのも、心苦しいですし・・・。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1126-3 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【映画上映中にスマホいじりする若者、「2時間は耐えられない」】
私も多分そうです。ピアノのコンサートに行ってもツマラナイ曲が必ず入っているので，そこで飽きてしまってスマホをいじりたくなります。 - 【日本初！「地球温暖化」で姿消す 使い捨てカイロ大手の桐灰化学】
東京の平均気温のデータを見ると，暑い期間が長くなり，寒い期間が短くなっていることは明らかです。だから，「暑い時期向け商品」は販売期間が長くなり，「寒い時期向け商品」は販売期間が短くなるのは当たり前です。 - 【焼くと革っぽくなる粘土で革べこを作る】
これ，すごく面白そうな素材なんで，革フェチとしては買ってみようかなとおもったけど，よく考えたら，オーブントースターは数年前に使わなくなったので捨てたんだった。 - 【無印の“低糖質サブレ”がただ最高なので、全ダイエッターに食べてほしい！！】
- 【GSOMIA失効回避を「外交の勝利」と自画自賛の韓国、国内世論は大荒れ中】
一人で妄想モードに入って大騒ぎし，感情の赴くままに行動して自らを窮地に追い込み，どうしようもなくなって最悪の選択をし，それでも「勝った，勝った！」と言いはる・・・って，面白すぎます。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1126-2 - 【映画上映中にスマホいじりする若者、「2時間は耐えられない」】
2019/11/25
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［3178例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1125-1 -
鳥谷部師匠からの，『患者よ、医者から逃げろ その手術、本当に必要ですか?』(光文社新書)
の感想メールです。
いい本ですね。夏井の２０余年の戦いの記録・正史ですね。これで何時死んでも思い残すことなし、ですね。
小生のサイトで紹介しました。Amazon書評で、神戸大学の岩田某ICDが、つまらないことを書いていますね。ああいうのを「査読学者」とでもいうのでしょうね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1125-3 -
「象の糞から」についてのメールです。
今は引退の身ですが、昔、反芻動物の栄養について勉強していたので、牛とグルコースに関して常々関心を持っています。
とはいえ、最近の研究成果は不勉強のためわかりませんが、教科書的には牛では摂取した飼料は第１胃（Rumen）内で、微生物（原虫、細菌）により、繊維や穀類はほとんど微生物の代謝産物である揮発性脂肪酸（酢酸、酪酸、プロピオン酸）にとして第1胃壁から吸収され、これが反芻動物のエネルギー源です。最も量の多い酢酸は、末梢からアセチルCoAとしてTCAサイクルに回る。
プロピオン酸のみが肝臓で糖新生によりグルコースとしてエネルギー源として利用されることが知られています。
つまり牛は、消化酵素により飼料からグルコースを得ているものではない。
常に糖新生により得ており、それも大量のエネルギーを必要とするときに顕著であるということかと思います。同じ牛でも、サバンナで草だけ食べている牛と穀物を大量に給与されている和牛ではその様相は大きく異なるでしょうが。
などなど、糖質制限を契機に様々興味深いことが湧いてきます。
日頃の感謝を込めて。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1125-4 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【中国は臓器提供データを偽造していた？規則性の高すぎるデータから研究者が推測】
何しろ，人権なんて屁の突っ張り程度，にしか考えていない大国ですから。 - 【こんにちは～～，今日も遊びに来ました！】
と，クリニックに入ってくるお子さん。このクリニックを正しく認識しておるなぁ。 - 【SDカードの悲哀】
引き出しを開けてみたら，奥の方から新品の2GBのSDカードが数枚出てきました。以前，まとめ買いしたやつです。以前はノートパソコンはSDカードが直接読み込める仕様でしたが，気が付いたらノートパソコンもタブレットもスマホもmicroSDカードオンリーで，SDカードの使いみちが思い付きません。しかも容量は2GB。昔はこれでも大容量だったんだよな。 - 【バカ「ラーメンは体に悪いｗ」ラーメン評論家「！！ ほなら毎日ラーメンだけで生活したるわ！」→結果・・・】
ラーメンに生き，ラーメンに死す。 - 【おいしい昆虫食の開発目指す無印良品、20年に「コオロギせんべい」発売へ】
コオロギ食品は数種類食べていますが，問題は値段の高さです。鶏肉の値段くらいまで下げないと，好奇心で購入する人にしか売れないと思います。 - 【アルコール依存症になるマウスは「初めてお酒を飲んだ時」から脳の反応が他のマウスと違うことが判明】
私は酒飲みだけどまだ依存症ではないはず・・・自信ないけど・・・。 - 【秋葉原の「AKB48カフェ＆ショップ」、年内で閉店へ】
AKB48が誕生したのが2009年，AKB48カフェ＆ショップができたのが2011年。その成功を受けてさまざまな「〇〇48」が誕生したため「AKBの価値」の地盤沈下が起こり，いつの間にか「その他大勢」になった，というだけのことでしょう。アイドル界の栄枯盛衰です。
ちなみに，「秋葉原」は本来「あきばはら／あきばがはら」と呼ばれていました。だから，「秋葉原」は「AKB」なんですね。「アキバ系」というのも由緒正しい言い方です。
ちなみに，「秋葉原」が「あきはばら」となったのは，長州出身の初代国鉄長官（？）が「秋葉原」という文字を見て「あきはばら」ｔ誤読したのが原因らしいです。 - 【冬の食事の摂り方が糖尿病を悪化させる】
糖尿病専門医によく見られる典型的なダメ解説。自身が糖尿病で経口糖尿病薬を飲んでいて，低血糖の危険があるため常に甘いチョコレートを常に携帯し，炭水化物の摂り過ぎは危ないと言っておきながら，炭水化物を食べなければ血糖はそもそも上がらない，ということまでは踏み込めない。
自分で説明が矛盾だらけなことに気が付いていないんだろうなぁ。
学校の成績は常にトップで暗記するのが得意な優等生だけど，自分の頭で答えを出すのは苦手・・・というタイプの医者かな？ - 【"ゲノム編集食品は食べると危ない"の大ウソ 科学的根拠抜きの"感情論"はキケン】
単に「ゲノム編集なんて訳がわからないから気持ちが悪い」というだけで危険視しているんじゃないかと思います。遺伝子操作なんて，大昔から人間は植物の品種改良という名の遺伝子操作をしていますから。 - 【鳩山元首相、大炎上止まらず…沢尻逮捕が政府陰謀説に「御自身は誰を逮捕？」】
この人はもしかしたら，数年前から認知症なんじゃないだろうか，って疑っています。 - 【「東京都北区赤羽」の漫画家・清野とおるさん結婚 区民や区長らも祝福の声】
壇蜜さんとの結婚式や披露宴のときにも清野さんはトレードマークであるマスク姿を貫くのかな？ ちょっと気になったりして。 - 【地球の半分を人間のいない土地として保護する｢ハーフ・アース｣計画が必要な理由】
チェルノブイリと同じで，ヒトがいなくなれば野生動物が増え，絶滅危惧種が数を増やし，豊かな生態系が戻ってきます。 - 【ウイグル問題で中国擁護、ロシアなど37か国が国連に書簡】
世界が「中国的国家」と「非中国的国家」に分かれている，ってことですね。 - 【新著，執筆開始！】
現在、三輪書店から依頼のあった『外傷裏マニュアル』改訂版の執筆に取り掛かっています。
当初は初版で古くなった部分、初版執筆後に治療法を進化させた部分、初版に書いていない項目を書き足す形で考えていたのですが、さすがに今から12年前の本を読み返してみると、治療法が大きく変わっている部分が少なくありません。古い原稿をベースに古い部分に加筆修正しつつ、新項目を書き足して、なおかつ全体として整合性をもたせてることは現実的に不可能と判断しました。
そんな訳で、原稿を全てゼロから書き直すことにして、初版とは全く関係のない新たな外傷マニュアルとなる予定です（・・・多分）。
それと、自分にとってこれが最後の医学書となるかも・・・という気もするのです。と言うのは、この前の光文社新書で熱傷治療や創感染、耐性菌の問題について全て書き尽くしたからです。今回の裏マニュアルで外傷治療について書いてしまったら、もうさすがに「医学書一冊分の大ネタ」は残っていません。書くとしても改訂版くらいでしょう。
そういう訳で，「おそらく最後の医学書」完成に向けて疾走中！ - 【空気が原料のプロテイン「Air Protein」が登場】
水素酸化細菌は「遊離水素を酸化して生じるエネルギーをりようして炭酸同化する細菌」の総称で，様々な細菌が含まれているようです。その中で，必須アミノ酸を産生する細菌を選び，アミノ酸からタンパク質を合成したようです。
ようわからんけど，すごい技術らしい。 - 【人気の人造肉にベーガンからきつい批判】
なんでも，「肉を焼いたプレートで人造肉を焼くなんて信じられない！」という，植物食原理主義からクレームが来たんだとか。アホらし！
それはさておき，記事で面白いのが「人造肉を作る過程は鶏肉より二酸化炭素発生量が多い」という指摘。しかも，炭水化物（糖質？）の量も多いんだとか。いい話だけではなさそうです。
- 【10代の若者の身長低下がとまらない？】
他の先進国ではどうなのか，気になります。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1125-2 - 【中国は臓器提供データを偽造していた？規則性の高すぎるデータから研究者が推測】
の感想メールです。2019/11/22
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［3177例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1122-1 -
通院中の患者さんがこの本の作者でした。料理・料理本好きの看護師が野田琺瑯と聞いて狂喜乱舞しています。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1122-3 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【2017年～2018年に起こった地震のマグニチュードと深度を地球規模で可視化するとこうなる】
日本列島のヤバさがひと目で分かります。 - 【反ワクチン派がFacebookに表示した広告の54％はたった2つの団体が広告主になっていた】
アメリカで密かに流行している恐怖の感染症「はしか」の原因が反ワクチン派のデマ宣伝の背景がこれです。
CDCはショーモナイ耐性菌対策に巨額を投じるより，反ワクチン派を潰すために金を使うべき。撲滅すべきは相手は耐性菌でなく，反ワクチン派のアホどもでしょう。耐性菌は弱毒菌ですらないほぼ無害な存在ですが，はしかは免疫システムをリセットする能力を持っていて殺傷能力は半端じゃないし，伝染力も強いです。 - 【麻生大臣「消費増税したのに税収が減りそう・・・どうしてこうなったのか分からない」】
おまえがそれ言う？ - 【過去の名アーティストとセッションできる。ヤマハのAIは音楽文化を受け継ぐ技術】
すごいことを考えたなぁ，という記事。グレン・グールドの新しい演奏が聞けるなんて，すごい世の中になったもんだぜ。 - 【ホホジロザメの狩りは待ち伏せから激しく追跡】
ホオジロザメの体温とか通常の遊泳速度など，いろいろな情報が得られて楽しい記事です。 - 【血液の代わりに生理食塩水を流しこんで患者を急冷し治療後に蘇生するという手法が世界で初めて実施へ】
すごい世の中になったものだなぁ。 - 【1歳児が栄養失調で衰弱死 ヴィーガンの両親は果物と野菜しか与えず】
やはり，この連中はおかしい。単なる宗教だよね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1122-2 - 【2017年～2018年に起こった地震のマグニチュードと深度を地球規模で可視化するとこうなる】
2019/11/20
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［3176例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1120-1 -
「象の糞から」についてのメールです。
獣医師です。
身近な存在では、馬も巨大盲腸を持つ動物ですね。
感覚的なものなのですが、サイズの大きな動物は、盲腸のセルロース分解菌が仕事をしてくれているものを、大腸の距離が長いおかげでゆっくり発酵吸収できているのかなぁ、と思っております。
逆に、ウサギのようにサイズの小さい動物の短い大腸では、それをもう一度、「食糞行動」を行うことによって吸収しているのかと。
ウサギの場合「食糞行動」が２週間できないと、命が危ないと言われています。
象もそこそこの巨体で生まれてきますから、大丈夫なのでは。
でも、カバの子が親の糞を水中で食べるのは有名な話ですが、これは手っ取り早い栄養摂取方法だと思っています
自分の糞を食べる「食糞行動」とは別物でしょう。
「食糞行動」といえば、仕事中、まだ小さなワンコの飼い主さんから、「自分でしたウンコ、食べちゃうんですけど、どうしましょう」と言った相談を受けますが、これも栄養になっているんでしょうね。
ただ、「それ食べた後でペロペロ顔を舐められるのもなんでしょうから」と、しつけの範疇で直していただくようには勧めていますが。
話が逸れて、申し訳有りません。
私の知識（間違っているかもしれませんが）では，草食動物は「上部消化管肥大型」か「下部消化管肥大型」に分かれます。
上部消化管型の代表がウシ科動物で，胃が肥大して4つに分かれていて，そこに常在菌が住み着いています。下部消化管型がウマやウサギなどで，大腸の一部が肥大して常在菌叢ができています。
両者の決定的な違いはタンパク質の吸収です。ウシは第1～第3の胃にそれぞれ異なった常在菌がいてセルロースを多段階で完全に糖などに分解でき，しかも第4の胃では常在菌そのものを消化してアミノ酸まで分解し，小腸で吸収できます。このため，ウシ科動物は草だけ食べているのにアミノ酸（タンパク質）を完全に摂取できます。
しかし，下部消化管型ではアミノ酸を吸収することができず（アミノ酸を吸収するのは小腸だから），また，ウシのように多段階でセルロースを分解できるわけでないので糞には未消化の成分が多く含まれ，そのため，ウサギやコアラは糞を食べないと栄養不足に陥ります。馬が草だけでは生命を維持できず，マメ科植物などからタンパク質を摂取する必要があるのはそのためらしいです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1120-3 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【龍馬は「薩長同盟の仲介役」ではなく「亀山社中」も存在しなかった！？】
以前から「坂本龍馬を偉人に仕立て上げたのは司馬遼太郎。実は涼真は大したことはしていない」と言われていましたね。
いずれにせよ，司馬遼太郎が作り出した「史実と創作ゴチャゴチャ史観」から脱却すべきだと思います。
- 【折り曲げPC「ThinkPad X1」 - 大画面タブレットであり、ノートPCであり、ブックデバイスにも 】
ついに折り曲げちゃったか。それにしても，お値段は如何程になるんでしょうか。スマホが20万円超えなので，パソコンのほうが60万円超？ - 【「賢くなればなるほど神を信じる可能性が低くなる」という研究結果】
普通なら「神様にお祈りして何かをお願いする」⇒「それが実現することはない」⇒「神様にお祈りしても無駄」・・・とわかりそうなものです。 - 【山本彩は炭水化物摂らない、大好きなラーメンも我慢】
糖質セイゲニストにとっては「当たり前の普通の食生活」ですけどね。頑張ろうね，さや姉。 - 【電池が必要なくなる… 新開発の「半永久的に静電気をためられる液体」は何がスゴい？】
まだよく理解できてないけど，原理的にはすごい技術じゃないかと・・・。実用化まではまだ時間がかかりそうだけど。 - 【夕食会参加者、宿泊先は別 「大多数」首相説明に疑問】
釈明すればするほど説明したこと同士の整合性が保たれなくなっていく，いつものパターン。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1120-2 - 【龍馬は「薩長同盟の仲介役」ではなく「亀山社中」も存在しなかった！？】
2019/11/19
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［3175例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1119-1 -
症例についての感想メールです。
「人工膝関節露出の1981日後」拝見させて頂きました。人工関節の露出は実はゆっくりと拡大していますが，いずれ，皮膚軟部組織の張力と人工関節の大きさがどこかで釣り合って平衡状態になるのだろうとと考えています。
ここ2年間は、皮膚欠損の進行が止まっていますね。
拝見させて頂くたびに、感動しております。
足を切断されなくて、本当に良かった！と重ね重ね思います。
患者さんが元気いっぱい人生を謳歌しているだろうと勝手に想像し、毎回嬉しい気持ちにさせて頂いております。
患者さんは今でも時々，大学病院に経過観察のために通院していますが，そのたびに医者から「何か起こる前に足を切断したほうがいい」と言われているようです。大学病院の医者は恐らく，「人工関節が露出したままの状態では人は健康を保って生きていけない」と信じ込んでいて，目の前の元気で何一つトラブルのない患者を見ていないようです。
人工関節がこれほど露出した状態で5年以上経過している人って，恐らく彼女が世界で初めてじゃないでしょうか。だから，今後何が起こるかは，全世界の専門医を集めて議論しても答えも予想も出てこないはず。要するに彼女は「人智を超えた領域」で生きていて，毎日，医学の未知の領域を切り開き，私たちに教えているのです。彼女が詩人だったら，「私の前に道はない。私の後ろに道はできている」と詠ったことでしょう。
今後，骨髄炎を起こすかもしれないし，起こさないかもしれません。数十年後になにか良からぬことが起こるかもしれないし，何事もなく100歳を超えて天寿を全うするかもしれません。ただほぼ確実に言えることは，私のほうが先に死ぬので彼女の行く末を最後まで見届けられない，ということです。それだけが唯一の心残りです。
ちなみに，彼女は初診の時は19歳でしたが，先日25歳になりました。「〇〇ちゃん，よく考えたら，四捨五入したらアラサーじゃん」って言ったら笑ってくれました。あと5年経てば，四捨五入しなくても立派な三十路になるでしょう。よほどのことがない限り，私は三十路になった彼女を見られるでしょう。それまで死なないように頑張るか。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1119-3 -
「胎脂」についてのメールです。
小児科医です。新生児を使わない実験系が作れないかな，と思案中です。
胎脂の話題に追加させてください。
「Nutrition and physical degeneration」(Weston A. Price著)という名著の第21章practical application of primitive wisdomからの引用です。
The primitive care of a newborn infant has been a matter of severe criticism by modernists especially those who have gone among them to enlighten them in modern ways of child rearing. It is common practice among many primitive tribes to wrap the newborn infant with an absorbent moss, which is changed daily. A newborn infant, however, dose not begin having regular all over bathes for a few weeks after birth. While this method is orthodox among the primitives it is greatly deplored as a grossly cruel and ignoble treatment by most moderns. Dr. William Forest Patrick’s Portland, Oregon was deeply concerned over the regularly occurring rash that develops on newborn infants shortly after they are first washed and groomed. He had a suspicion that Nature had a way of taking care of this. In 1931 he left the original oily varnish on several babies for two weeks without the ordinary washing and greasing. He found them completely free from the skin irritation and infection which accompanies modern treatment.
日本語訳なしで申し訳ありませんが、要は、原始生活を送る人たちは、経験的に生直後の赤ちゃんを洗わず皮膚を湿潤環境に保つ重要性を認識していたということかと思います。逆に、現代的なケアでは皮膚炎や感染が日常的に起こるということです。
これが真実かどうか証明するには、どなたか勇気があるかたに検証してもらうしかないです。
具体的には、最初の1ヶ月くらい、お風呂に入れず毎日ワセリンを全身に塗る、とかですかね。
結果、湿疹もできず、後々食物アレルギーも発症しない、ということになるかどうか。
皮膚培養で常在菌となる菌種の検討も興味深いです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1119-4 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【酒屋で立ち食いそば屋で立ち飲み屋な次世代コンビニ】
まさに酒飲みにとって天国のようなお店のレポートです。行ってみたい！ - 【珍酒好きなあなたに。象の糞が原料、大地の芳香が味わえる蒸留酒「ジン」が販売中（南アフリカ）】
ちなみに，象は「盲腸肥大型」の草食動物で，消化管の構造はウサギと同じかな？ だから，ウシ科動物（胃肥大型草食動物）より消化効率が悪いのでしょう。ウサギの場合は食糞することで未消化の栄養分を再吸収しますが，象の場合はどうなんでしょうか。 - 【ウイグル人に「情け容赦は無用」、中国政府の内部リークで新事実明らかに 米報道】
要するに，習近平主席が「俺達はまじで民族浄化に乗り出すからな。手を抜くんじゃねぇぞ！」と直々に命令を下したってことでしょう。 - 【「科学的に間違っていても宗教上正しければ学校は減点できない」法案がアメリカで通過wwwww】
だって，宗教バカとカルト教団が建国した国だから・・・。。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1119-2 - 【酒屋で立ち食いそば屋で立ち飲み屋な次世代コンビニ】
2019/11/18
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［3174例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1118-1 -
「胎脂」についてのメールです。
獣医師です。動物は出産時に沐浴なんてしないし，砂漠地帯・半乾燥地で暮らす人々にも沐浴という習慣はないはずです。
沐浴についていろいろなご意見拝見いたしました。
我々、獣医療の世界では、牛の出産にしても、帝王切開を含む犬の出産にしても、猫の出産にしても沐浴をすることはほとんど無いと思います。少なくとも僕はしたことがありません。近くにある乾いたタオルで新生児をゴシゴシするくらいですね。帝王切開後に低体温になった新生児はお湯で暖めたことがあるくらいですね。
そこで思いついた，与太話系の仮説です。
エジソンは電球を発明すると同時に発電所の設置に乗り出しますが，そこで困った事態に直面しました。電球は夜間にしか使われなく，昼の電灯は使い道のない無用の長物です。しかし，発電所は連続的に発電下方が効率的で，昼だけ発電を止める訳に行きません。
そこでエジソンが発明したのがラジオとトースターと言われています。これらは昼間の電気の需要を生み出し，発電事業は軌道に乗ったと言われています。
なんでこんな話を書くかというと，ボディーソープや合成石鹸にも「一日中使ってくれる使い道はないか」，「新たな使い道を探せ」というのがあったんじゃないかと想像したりするんですよ。
つまり，当初は数日に一回しか使われなかったボディーソープの需要（1970年代初め，日本人は数日に一回の入浴が普通）を増やすために，「日本人は世界一の風呂好きで清潔好きの国民性」とか，「毎日体を石鹸で洗わないと不潔」とかいうような情報をマスコミを通じて流布させ，次いで，「ハンドソープで洗わないと手はバイキンだらけ。ハンドソープで洗わないと感染症で死ぬことがあります」的な宣伝を医学界に流して洗脳し・・・ということがあったんではないかと勘ぐっちゃうのです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1118-3 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【子供のヤケド治療で地獄をみる家族が持つ疑念 】
患者よ、医者から逃げろ その手術、本当に必要ですか? (光文社新書) - 【安倍首相「嫌がらせが続くから」桜を見る会中止の本音バレる】
この人，突然子どもっぽい本音が出るんだよね。いわば，「子どもじいちゃん」。 - 【「ビーガンと紙ストロー」が地球を救えない理由】
要するに，先進国でレジ袋やストローを減らしたところで，アジアとアフリカでの巨大な人口増加がもたらすプラスチック需要急増の前では，所詮は蟷螂の斧にすぎません。欧米人みんながヴィーガンになったところで，たかだか10億人規模です。 - 【セブンが生み出した奇跡…！366kcalの“米なし牛丼”のクオリティが凄い…！】
糖質制限食にちょっと及び腰だったセブンイレブンに画期的な商品が！ - 【世界的科学誌で報告「膵がん」はお腹のカビが原因だった？】
記事中に「マラッセジア属の真菌は皮膚や頭皮から検出されることが多く、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬などの原因となる」とありますが，脂漏性皮膚炎にしろアトピー性皮膚炎にしろ尋常性疣贅にしろ，糖質制限で症状が改善・治癒する疾患ですよね。ということは，腸管でのマラッセジア属の真菌増加の原因は糖質食じゃないの，という気がしますが。 - 【「ガンは真菌だ！」紙面広告が物議 朝日新聞社広報「十分な検討を行うべきでした」】
「ガンは真菌だ！」・・・ってのがインチキだってことくらい，朝日新聞は気が付けよ。 - 【「太いジーンズ」はオジサンの始まり】
私は「ユニクロ／黒／スリムスキニー／28インチ」のジーンズなので，この記事的には合格かな？ - 【文在寅、北の亡命希望者を「強制送還」で地獄送りに 金正恩への阿りか？秘密裏の強制送還が露見し内外から非難囂々】
文在寅大統領は元々「人権派弁護士」として名を馳せて政界入りした人物です。その彼が金正恩に阿るあまり，「基本的人権」は忘却の彼方に！ - 【いきなり話しかけられたこと】
先日、某立ち飲み屋さんで7インチタブレットで『ナニワ金融道リターンズ』を読みながらホッピーを飲んでいたら、突然、私と同年齢くらいと思われる見知らぬおっちゃんから，「それ（タブレット）、どのくらいで買えるんですか？ 通信費はどれだけかかるんですか」って質問されました。事情がよく飲み込めないまま，「タブレットは1万円くらいです。マンガは事前にダウンロードして入れているので，読んでいる最中の通信費はゼロです」って答えました。あのおっちゃん、理解できたかなぁ？ WiFiの説明もしたほうが良かったかなぁ？
ちなみに，『ナニワ金融道』，『新ナニワ金融道』，『ナニワ金融道リターンズ』などの青木雄二と青木プロのマンガは，Kindle Unlimitedで全巻無料で読めます。 - 【「生たまご50個、どっちが先に食べられるか」友人二人で挑戦中、先に41個食べた男性（42）が突然死亡 】
無謀な人体実験により，卵の摂取致死量が明らかになった・・・ってか。 - 【安倍首相11.20退陣説 「桜を見る会」疑惑で政界の空気一変】
ネタ元は日刊ゲンダイ・・・というわけで，当たるも八卦当たらぬも八卦。 - 【大麻草守ろうと「迎え火」か、新たな森林火災起こした男を逮捕 豪】
「麻守国焦」という四文字熟語ができました。意味は，「大麻を守って国土を焦土と化す」です。 - 【韓国統一相が米国に向け出発 金剛山観光問題の突破口模索へ】
「今，このタイミングで，これっぽっちの問題打開のためだけにアメリカに行くの？」というお笑い系のニュース。文政権，北朝鮮との統一に関しては全くブレません。 - 【ワインオープナーがない…そんなときアレを使えば簡単にコルクが抜けるんです！「えっ、まさかの靴！？」】
昨日読んだ記事で，一番役に立つ記事がこれ。 - 【信長も秀吉も、戦国時代は何をしたら天下統一だったの？歴史のプロに聞いてみた！】
昨日読んだ記事で，一番面白かったのがこれ。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1118-2 - 【子供のヤケド治療で地獄をみる家族が持つ疑念 】
2019/11/16
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［3173例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1116-1 -
「胎脂」についてのメールです。
小児科医です。
顔面頭皮を中心にした「乳児湿疹」を訴えて来院する生後1から2ヶ月の赤ちゃんが後を断ちません。
石鹸、シャンプー、ボディーソープ、どんなに低刺激だろうか、優しく洗おうが、使用しない方がいい。後面の使用上注意の欄に、「湿疹があるところには使わないでください」って書いてありますよね、って説明して納得いただくも、ほとんどのお母様は、「産院入院中や1ヶ月健診で、毎日石鹸でよく洗うように言われんたんですけど」と反論されます。
この「常識」も根が深いというか、容易にパラダイムシフトが起こりそうもないです。
「タバコと肺がん」の因果関係が認められるのに何十年もかかったように、「洗剤とアトピー/アレルギー」の因果関係が認められるまで、まだまだ時間がかかるのですかね。
ちなみに、離乳食の開始は、裏ごし/すりつぶしをスプーンで与える、という「常識」も変わりつつあるようです。以下の本の原本を読みましたが、赤ちゃんの発達に沿って自由に食べさせる発想は、目から鱗でした。スプーンでつぶしたものを与えるやり方では、食べない赤ちゃん、食べすぎる赤ちゃん、丸呑みする赤ちゃん、好き嫌いが激しい赤ちゃん、さらには自分の頭で考えられない大人、を量産しているのではと思いました。
巻末に、さまざまな食べ物を手づかみしている赤ちゃんの写真集がありますが、めちゃくちゃ可愛いです。とにかくみんな「ハッピー！」に見えます。どでかい骨付き肉にかぶりついている赤ちゃんもいますが、こちらも思わず笑顔になるとともに、「これでいいんだ」という安心感ももらえます。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1116-3 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【アメリカ消費者の「牛乳離れ」が深刻、最大手が破産宣告】
「飲み物としての牛乳」の消費減少が深刻らしいです。ちなみに，日本の牛乳の消費量は減っていない模様。
ちなみに，私個人で言えば糖質制限を初めた頃からなんとなく豆乳を飲み始め，牛乳を全く飲まなくなりました。 - 【「人間が白亜紀末以来の大量絶滅を引き起こしている」と研究者が主張】
以前から指摘されていることですが，はっきりした数字で証明されたようです。 - 【心筋梗塞になる確率が6割増すヤバいかさぶた、医者に「一生治らない」と言われ…】
乾癬についての一般向けの解説記事ですが，「放置した場合、糖尿病にかかるリスクが1.71倍、脂質異常症が2.73倍、高血圧2.03倍と、メタボになるリスクが高まる。進行した場合，心筋梗塞になるリスクが58％増大、寿命が6年縮む」・・・という合併症状を見ると，全て糖質摂取絡みの疾患です。やはり，乾癬と糖質摂取の関連は強いんだな，ということが改めてわかります。 - 【夕食会費はホテル側が設定と安倍首相】
今度，ホテルニューオータニに行ったら「桜を見る会前夜祭と同じ5,000円のコースをお願いします」って言ってみようっと。 - 【今週のローソン新商品6選！低糖質なものから、もちもち食感スイーツなど♪】
ブランパンも日々進化を続けています。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1116-2 - 【アメリカ消費者の「牛乳離れ」が深刻、最大手が破産宣告】
2019/11/15
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［3172例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1115-1 -
「胎脂」についてのメールです。
湿潤療法、糖質制限など本を読んだり講演を聴き始めて16年。仕事でも微力ながら取り組んで16年になる看護師です。ちなみに，看護師とありますが，某病院の総看護師長とのことです。こういう先進的な考えの看護師がトップに立っている病院って素敵ですね。
宗田先生のお名前を勝手に出すのは失礼かもしれないので、お読み捨ていただいて結構です。
「ケトン体は人類を救う」の宗田先生が近くにいらっしゃり、9月に娘が里帰り出産をした時、お世話になりました。「入院中は沐浴はしません」と説明を受けていてどんな感じかしらと楽しみにしていました。
初対面の時から、肉眼的に髪の毛や顔に胎脂がついている様子はなく、すべすべでした。入院中の母親の食事は低糖質の献立ですが、ステーキやローストビーフ、揚げ物などボリュームたっぷりでした。
退院後、ボディシャンプーなど一切使わず湯船に浮かんでさらっと撫でる程度。新生児湿疹もほとんど出ずに、今もお肌はすべすべ、髪の毛はさらさらです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1115-3 -
「胎脂」についてのメールです。
助産師として仕事をしていた25年くらい前には胎脂が多く付着している新生児はふき取りませんでした。「新生児についているものは必要だから」というのは真っ当至極な考えだと思います。必要なものは作り，不必要なものは作らないというのが生物の本質です。
出生直後の沐浴は、きれいにするというよりは温めるという意義を産科ではもっていたと感じています。血液や便などの汚染もこするのではなくお湯で流すだけでした。
入院中の沐浴でも積極的に除去はしませんでしたし、退院指導においても、胎脂は取らないで自然に落ちるのとまつようにと指導しておりました。
新生児についているものは必要だからという認識でおりました。
当時読んだ戦時中から助産師として業をなしている方の手記などで、「産後沐浴できないことが戦時中はたくさんあったが、統計処理はしていないが沐浴しなかった新生児の方が生育中元気がよく、感染にもかかりにくかった印象である」と書いておられるのを見たことがあります。
また，戦時中の助産師の手記も極めて重要な資料だと思います。
もしかしたら，「沐浴＝胎脂を洗い落とす」というのは戦後の高度経済成長期の痕に生まれた「常識」の可能性がありますね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1115-4 -
東京保険医新聞10月15日号に投稿論文『創傷治療に専門医は不要』が掲載されました。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1115-5
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いろいろな情報や小ネタ。
- 【マンガで卒デブ 40キロやせ ちゃんと食べて生まれ変わるダイエット
】
- 【ハンドスピナーはまだまだ進化する。回転で宙に浮く｢FlyNova｣】
むちゃくちゃ格好いい超未来型のハンドスピナー。まさにハイテクの塊。これは欲しいよね。 - 【天皇陛下の即位祝賀式典で嵐が熱唱した「Journey to Harmony」の楽譜を見てびっくり！フラットの数が・・！】
楽譜を見てもどこが「びっくり」かわからなかったけど，そうか，ピアノ弾き以外は変ト長調という調性にびっくりするのか。
ピアノ弾きにとって変ト長調／嬰ヘ長調はショパンの『即興曲第3番』，『エチュード Op.10-5 & p.25-9』，『舟歌』などで見慣れているし，平行調の変ホ短調／嬰ニ短調まで広げると，ブラームスの『間奏曲 Op.118-6』，セベラック『組曲ｾﾙﾀﾞｰﾆｬの最終曲』，スクリアビンの『エチュード Op.8-12』，ラフマニノフの『エチュード・タブロー Op.33-6 & Op.39-5』，バーバーの『ソナタ』などの名曲揃いです。 - 【時代の流れに逆行…花形種目のマラソンが五輪から消える日】
第1回オリンピックは1896年にアテネで開催されました。今から123年前です。
これは，オリンピックというシステムが120年経って，現実にそぐわなくなった，ということじゃないかと思います。つまり，オリンピックというシステム自体の制度疲労です。オリンピックは元々，123年前の世界を前提に作り上げたシステムだった，ということでしょう。
ちなみに，1896年といえば，プッチーニの『ラ・ボエーム』とオスカー・ワイルドの『サロメ』が初演され，ヘンリー・フォードが世界初の四輪自動車の試作に成功し，明治三陸津波で2万人が犠牲になり，スーザが『星条旗よ永遠なれ』を作曲した年です（ちなみにピアノ史で言えば，スーザの『星条旗』をホロヴィッツが編曲を録音したのが1942年，その演奏から採譜楽譜が作られて商業雑誌に掲載されたのが1990年，私が各種の『星条旗』の採譜楽譜を収集してはネットに公開し始めたのが1998年頃，となります）。
- 【糖尿病の食事療法、アメリカでは「糖質制限」を推奨】
日本糖尿病学会は「糖尿病食は低カロリー」という自ら作った大前提に自縄自縛状態に陥っています。 - 【韓国文喜相国会議長がまた波紋…元徴用工訴訟「日本側が１+１+αは悪くない」】
得意技は「口からでまかせ」，そしてその先に待っているのは「自縄自縛」。 - 【宇宙に「低スペックなCPU」しか持って行けない理由とは？】
ということは，恒星間航行ができるほどの高度文明を持つ宇宙人も「低スペックCPUしか使えない」問題に悩まされている？ - 【最強クラスのハリケーンは100年前から330％も増加している】
記事中にある「短期的に見ると、ハリケーンに対抗する方法はありません」という指摘がすべてを物語っています。 - 【安物時計なんだけど・・・。】
パッと見た目には高そうなんだけど、実は安物、という時計が好きですが、最近気に入っているのかEARNSHAWのフルスケルトンの自動巻き。
患者さんから「いい時計ですね。高いんでしょう？」とよく言われますが、実は19,000円です。値段を明かしてもなかなか信用されなくて、公式サイトを見せるとようやく納得してもらったりして。
- 【5G、重大な健康被害示す研究相次ぐ…世界で導入禁止の動き、日本では議論すら封印】
5Gによる健康被害を危惧する記事が次第に多くなってきた気がしますが，本当のところはどうなんでしょうか。 - 【トランプ氏「私はトルコ大統領の大ファン」…協力関係を強調】
トランプ大統領って「だめんず・うぉ～か～」じゃないのか？ 世界で最もしょーもない政治指導者の面々に一方的なラブコールを送っています。 - 【安倍・鳩山両政権での「桜を見る会」関連ブログを調べる方法…Ｇoogle検索演算子を使いこなす】
正規表現は便利ですね。 - 【「親日清算」訴えた義烈団100周年記念式、BGMは日本の曲だった】
絵に書いたようなお間抜けぶり！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1115-2 - 【マンガで卒デブ 40キロやせ ちゃんと食べて生まれ変わるダイエット
】
」さんです。2019/11/13
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［3171例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1113-1 -
「胎脂」についてのメールです。
小児科医です。
産まれたての赤ちゃんって、胎脂でヌルヌルしてますよね。
これは、羊水(水中)生活から陸上生活に適応するため、しばらくの間、乾燥から皮膚を守る防衛手段のように思えますが、現実的にはすぐに沐浴して「キレイ」にされているのではないでしょうか。
確かに見映えはその方がいいのですが、生理に反しているように感じます。
もしかすると、皮膚に定着する常在菌の問題も含めて、後々の皮膚のトラブルはこの時点から始まっているのではないでしょうか。
とくに産科のドクターでこのサイトを見ている方がいらっしゃったら、ご意見を伺いたいです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm# -
先月に続き，コトバ表現研究所の渡辺さんからのメールです。
コトバ表現研究所の渡辺知明です。
先月に引き続き、夏井さんの『炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】～植物vs.ヒトの全人類史～ (光文社新書)』を取り上げましたのでPDFファイルをお送りします。
前回と同様に公開してくださってかまいません。
というよりむしろ公開歓迎です。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1113-4 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【給料日直前でも余裕で行ける♪ お財布にやさしい“せんべろ”居酒屋】
こういうお店情報，大好き。ちなみに，お店は錦糸町だけでなく秋葉原にもあるようです。門仲にも作って欲しいです。 - 【ワイン、宇宙へ。エージングの変化を研究するために】
宇宙の往復代でものすごいお値段になりそう。 - 【森田県知事の“なんもしない”政治スタイル。登庁して3分で帰ることも…】
ちなみに，千葉県知事の年収は全国都道府県知事の中で第3位の2224万円！ しかも，千葉県知事の場合，政治家としての能力はゼロでも大丈夫！ - 【ベトナムのマメジカ希少種、約30年ぶりに森で発見 生息信じて研究】
マメジカは「子どもはハムスターサイズ，成長してもウサギほどの大きさにしかならない」そうです。なに，この反則級の可愛さは！
ちなみに，シカはウシと同じ4つの胃袋を持つので，上部消化管の常在菌（セルロース分解細菌）で草から完全に栄養が取れる草食動物です。 - 【野党、「桜を見る会」招待者名簿の廃棄に反発 内閣府は釈明「保存は1年未満」】
安倍政権の得意技が炸裂！
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1113-2 - 【給料日直前でも余裕で行ける♪ お財布にやさしい“せんべろ”居酒屋】
』を取り上げましたので2019/11/12
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［3170例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1112-1 -
『患者よ、医者から逃げろ その手術、本当に必要ですか?』(光文社新書)
長文になりますが、読みながら思い出したことがあり、お伝えしたいと思いメールいたしました。
乳児湿疹の項を読んでいて色々と思い出したことがありました。
現在我が家には2人子供がいます。
下の子が現在2歳で、小さい頃から皮膚が弱く、よく通院していました。
自分としては近所の病院より、湿潤療法に取り組んでいる病院に行きたいと行っていたのですが、妻は通院が大変とのことで近医にかかっていました。（なつい式湿潤療法を行っている病院は、現在県内に1件のみで、車で１時間ぐらいかかります）
生後4ヶ月ぐらいの頃だったと思いますが、湿疹を繰り返し近所の小児科にかかったのですが、乾燥肌のため保湿が必要とヒルドイドを処方されました。ヒルドイドを処方されたことで、これでは治らないどころかひどくなると妻を説得し、なつい式湿潤療法を行っている病院に行きました。そちらに移ってから目に見えて改善があったため、妻も今では車で1時間でも苦もなく病院に行っています。
また、そちらの先生はご自身で糖質制限も行っているようです。僕としては子供にも糖質制限をと思っているのですが、これについては妻は賛同してくれません。妻は現在こちらの先生に全幅の信頼をおいているので、こちらの先生から糖質制限の話が出れば実践してくれるんでは？と期待しております（残念ながら僕の言うことは素直に聞いてくれません）。
我が家の２人の子供は、２人とも猫アレルギーがあります。
妻は真面目な性格で、子供が生まれて産婦人科に教わった沐浴を熱心にしていました。産科では、「赤ちゃん用の石鹸（ボディーソープ？）を使い、ガーゼで丁寧に拭いて・・・」などと指導があり、熱心にその通り行っておりました。
当時、ボディーソープなどは使わないほうが良いと言ったのですが、産科で言われたからと聞き入れてもらえず、毎日一生懸命沐浴を行っておりました。
もしかしたら、このことで皮膚に微小な傷が出来て、そこから我が家にいる猫のアレルゲンが侵入してしまったのでは・・・などと考えてしまいます。
現在、どれぐらいの産科が沐浴時にシャンプーなどの使用を指導しているかは分かりませんが、沐浴の指導を変えるだけでも乳児湿疹、ひいてはアレルギー疾患は減少するのでは？と思いました。
また、自分は小さい頃にそれなりに大きな火傷をした経験があります。
保育園の年長さんぐらいだったかと思います。お風呂あがりに裸のまま居間に行き、石油ストーブの上に腰をおろし、お尻全面を火傷しました。
大泣きした記憶はありますが、そこからどのように治療したかはあまりはっきり覚えていません。
ただ、病院に通院した覚えもなかったため、先日母に聞いたところ「病院には行かず、馬油をずっと塗って治した」と言われました。
もし、病院にかかった、運悪く植皮などをすすめられいたら、今頃どうなっていたか分かりません。
母は経験則でやっていたのかもしれませんが、病院に連れて行かなかった母に感謝しています。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1112-3 -
「京アニ事件」についてのメール。
青葉容疑者は何回も皮膚移植を行っているそうですね。
湿潤治療を行っていない病院に対してこんなにも好意的に思える日が来るとは・・。
とことん、そこの病院で痛さと醜くさを体験したらいい。
反面、被害者の皆さんが正しい治療を受けていることを願っています。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1112-4 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【動物肉を使ってないのに肉汁滴り肉のうまみが感じられる人工肉「Beyond Meat(ビヨンド・ミート)」バーガーを食べてみた】
ついに，食べても違和感がない程度まで改良されたようです。 - 【木星速ッ！太陽系内惑星10の自転速度を比較した爽快アニメーション】
科学好きにはたまらないアニメーション。金星の自転の遅さと逆回転，やはり変です。 - 【AIが地球から見た太陽と火星の軌道データから「地動説」を再発見】
観測データから地動説を導き出したAIはすごいけど，それを400年前に紙とペンと計算で発見したコペルニクスもすごすぎます。 - 【「昆虫スイーツ」が温暖化対策で静かなブーム、コオロギは“エビ風味”!?】
時代は昆虫食！ - 【国に逆らった大学は正しかった 英語民間試験に「NO」を突きつけていた7大学】
私の母校である東北大が名を連ねていて，ちょっと嬉しかったりします。 - 【イラン、新油田の推定埋蔵量は222億バレル 前日の発表から大幅減】
日を追うごとに埋蔵量が減っていきます。しかも，採掘できる量は最終発表の1/10。まぁ，よくあることだけどね。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1112-2 - 【動物肉を使ってないのに肉汁滴り肉のうまみが感じられる人工肉「Beyond Meat(ビヨンド・ミート)」バーガーを食べてみた】
2019/11/11
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［3169例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1111-1 -
「面白い記事を発見」というメールです。
面白い記事を発見したので、紹介します。
⇒【MRIでセックスして科学に貢献したカップル】
この業績は、専門家の間では周知かもしれませんが、私はこの記事で初めて知りました。1990年代初めのことだから、MRI実用化後それほど経っていない時代だと思います。（MRIの製品化は1980年代ころ）
こういう知的挑戦、慣習にとらわれない好奇心、私は大好きです。
蛇足：記事の最後の方で言及されている報文(W W Schultz et al, BMJ, 1999)は、探したらここにありました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1111-3 -
『患者よ、医者から逃げろ その手術、本当に必要ですか?』(光文社新書)
この本でも「傷は絶対消毒するな」でも、すべての医者・看護師の必修本にしてもらえればいいのに。
とにかくみんな自分で勉強しようとしない。
勉強といっても夏井先生の本を読むだけの事なのに。
それをせずに今までの間違った経験上の治癒経過を基にするから湿潤治療・ラップ療法をして浸出液が増えると悪化したと騒ぎ、（いや、むしろ良い兆候やろ・・）
浸出液の臭いがしようもんなら更に悪化した、感染した、と騒ぐ。
感染の四兆候に「臭い」ってあったか？ないやろ？と言っても「経験上」感染している、と断言して抗生剤の服用（点滴）か病院送りになって、さらにそこの病院で痛い思いをさせられている現状。
なので、もうそこの勤務は辞めさせてもらいましたけど。
だけど私が勤務したころには普通にイソジン消毒をしていたのでそれをなくしただけでもマシになったのかな・・
イソジン消毒が駄目だとはわかったのに、ユーパスタは「病院の指示だから塗る」ってことに疑問を持たない人々に疲れました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1111-4 -
「ひげそり」についてのメールです。
自分がヒゲを剃るときは，まずお湯で洗顔。
その後水気を軽く拭き取り，「ワセリン」を塗って，ふつうにヒゲを剃ります。
カミソリの滑り良く，快適です。
以前は，「カミソリ負け」にワセリンを塗っていたのですが，ならば初めからワセリン使ってしまえ，というのが最初の考え。
ワセリンを使うようになってから，皮膚が丈夫になったようで，「カミソリ負け」もなくなりました。
石鹸（界面活性剤）の不使用，ワセリンの保湿効果が効いているようです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1111-5 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【熱傷患者を脱走させる医者の言葉】
大学病院などからの熱傷脱走患者の脱走理由の多くは「皮膚移植が必要と言われた」と「跡が残ると説明された」です。今回は後者について考えてみます。ちなみに，生体に残る傷痕（きずあと）は「痕」を使い，物質に残るあとは「跡」を使いますが，「痕」と書いて「あと」と読むのはあまり一般的ではないので，ここではあえて「跡」の字をを使います。
ヤケドをしたのだから跡が残るのはしょうがない，と考える人は一人もいません。皆，元通りのきれいな肌に戻ることを願っています。
だから，治療をしてくれている医者に「きれいに治りますか？ 跡が残りませんか？」と質問するのは当然です。それに対する医者の回答は「まだわかりません」か「跡は残ります」のどちらかで，「跡は残りません」という医者は恐らく一人もいません。
なぜ医者は「跡は残らない」と答えないかというと，訴訟を起こされるないように答えるのが医学界の常識だからです。「跡は残らない」と説明したのに跡が残ったら，患者・家族に「最初の説明と違う」と訴えられる可能性がある，と教えられてきたからです。その点，「跡が残る」と最初に説明しておけば，わずかな跡が残っても訴えられることはありません。
同様の理由から，初診時に「感染症から敗血症になると死亡することもある」とか，「手足が動かなくなる可能性がある」とか，「将来，熱傷瘢痕ガンになる可能性もある」とか，「皮膚移植が必要になるでしょう」とか説明するわけです。
要するに医者は，確率が低かろうが高かろうが，とにかく最悪の事態，最悪の合併症から説明するように教育されているのです。全ては医療訴訟を回避するためです。
一方，「跡が残ります」と聞いた時，患者・家族の脳裏に浮かぶのは「二目と見られぬ醜いケロイド」であり，手のヤケドなら「野口英世の手」です。ヤケドの跡，と聞いてそれしか思い浮かばないからです。跡が残るほどのヤケドをした人は周囲にいないし，いても傷跡を見られないように隠して生活しているからです。
だから，「この病院では醜いケロイドになるか野口英世のような手になる治療しかしてくれない。もっといい病院を探そう」と考えるのです。医者は軽い気持ちで「跡が残ります」と言ったのに，患者は軽く受け止めていないのです。「跡が残る」と言葉で説明しても，患者はそれを「悲惨な跡が残る」と受け止めてしまい，医者が説明したつもりの「傷痕」と，患者・家族がそれから想像する「傷痕」は大きく乖離しています。
要するに，医者の言う「跡が残る」が意味するものと，患者・家族が受け止める「跡が残る」がもたらすイメージは全然違っています。そこのところを医者はわかっていません。
では，患者から「跡が残りますか？」と質問された医者はどう答えるのが正解でしょうか。
「跡が残る／残らない」という二択で答えるのでなく，「このように治ります」と過去の治療例の画像データを見せて説明するのが正解です。零点か満点か，ではなく，画像データを見せて患者・家族に「ここまで治れば満点」とか「90点かな」とか「予想したよりきれい」と判断してもらえばいいのです。
「跡が残る／残らない」という二択になると，大学病院などの医者の回答は「跡が残る」の一択しかありません。大学病院などの医者は熱傷患者を長期間観察する機会がなく，きれいに治った状態を見た事がないからです。
大学病院などではある程度熱傷が治ってくると，紹介状を渡されて「後は近くの皮膚科か形成外科を受診してください」となります。入院して植皮しても入院するのは数週間から数ヶ月で，その後は近くの医者に紹介されます。
そして，紹介先の病院・クリニックでも程なく「もう通院しなくていい」と説明されます。受診してもらっても経過観察するだけで他にすることはないし，おまけに初診から2ヶ月以上経過すると熱傷処置の点数が請求できなくなるからです。このため，よほど熱心にケロイドや肥厚性瘢痕も治療している医者でもない限り，熱傷症例を長期間観察することはないと思います。
このような次第から，医者は患者・家族に「ヤケドの跡は残ります」と答えるのです。それを聞いた患者・家族がどう受け止めるかなんて知ったことではないのです。 - 【首相「世界で最も多くの時間、質疑に応じている」参院予算委、野党に反論 】
言い方が小学生。 - 【カプセルサイズの最強カッティングツール「マイクロブレードピル」登場】
薄い紙もダンボールも糸もペットボトルも切れるのに，指は切れない！ そして何よりスタイリッシュ！ 欲しい！ - 【豪東部の森林火災、依然制御不能 「未知の領域」と消防が警戒】
とんでもないことになっているようです。しかも季節はまだ「山火事シーズン」の始まり。やはり，気候が地球規模でおかしくなっているようです。 - 【「火星都市の建設にはSpaceXのスターシップ1000隻による輸送で20年かかる」ことをイーロン・マスクCEOが明らかに】
記事を読めば読むほど，無理っぽいんだけど・・・。 - 【現実となった人口絶壁…韓国軍兵力を50万人に削減、志願制も検討】
南北統一の韓国側の唯一のメリットは，韓国での極端な少子高齢化と人口減少を一気に解決できることだな。それ以外にはメリットはなさそうだけど・・・。 - 【スマホを充電せずに放置していると… 「知っておきたかった」の声が殺到】
ある意味，現代社会で最も重要な情報です。 - 【安倍首相主催「桜を見る会」で後援会関係者をおもてなし。許されない公金の私物化】
お友達以外とは話ができない人ですから，いつも周囲にお友達がいてくれないと困るんでしょう。 - 【サムスンも1億画素カメラのスマホを開発中？】
もう，カメラの画素数を上げることくらいしか他機種との差別化できることが残っていないのかも。画素数を上げるより，バッテリーの持ちを良くして欲しい。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1111-2 - 【熱傷患者を脱走させる医者の言葉】
2019/11/09
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［3168例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1109-1 -
『患者よ、医者から逃げろ その手術、本当に必要ですか?』(光文社新書)
372ページの、乳幼児の熱傷痕に対する両親への先生の説明を読んで、生まれて初めて文章で泣かされました。泣いて笑って，滑って転んでまた起きて，気が付いたら62年。
子供が生後間もなく受けた手術の傷跡に呵責した事を思い出した次第です。
医は仁術とは、まさしくこの事。
ありがとうございました。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1109-3 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【書店で見かけた面白そうな本】
最近，書店に行くことが少なくなりましたが，一昨日，新宿の紀伊国屋で見かけた面白そうな本。まぁ，タイトルを見ただけで中身の予想がつくものもありますが。
- 【世界初の「ペニスの完全移植手術」が見事成功か、移植したペニスの勃起やオーガズムも確認】
単なる移植ではなく，移植されたペニスが機能しているというのがちょっとすごい。
でも，先月も【夫のDVで顔面移植を余儀なくされて6年後、拒絶反応が始まった】という記事を紹介したように，これまで行われた皮膚を含む複合組織移植は前例で拒絶反応が起きているようです。皮膚について人体は，自己と非自己を徹底的に見分けますからね。
この記事によると，「ドナーの骨髄を注入することで、免疫抑制剤の量を劇的に減らすことができた」とのことですが，そうなると本来の自分の皮膚に対する攻撃が始まるんじゃないかと思いますが，どうなんでしょうか。 - 【ネットがあれば新聞不要と思う人に欠けた視点】
池上彰さんの記事ですが，「新聞の取材力は大事」とありますが，最近の新聞に政治家スキャンダル系のスッパ抜き記事ってありましたっけ？ そういう記事は文春砲などの週刊誌の独擅場であって，新聞はその後追い記事を載せているだけじゃないでしょうか。
あと，テレビや新聞などの巨大マスコミはどうしても報道が保守的になります。糖質制限にしても湿潤療法にしても，「まだ常識となっていない新しい情報を取り上げる際は，必ず反対意見も取り上げて両論併記にしなければいけない」と信じ込んでいるため，反対派で出演してくれる人間が見つからないと企画そのものが流れたりします。しかも，巨大マスコミ側は「報道とは両論併記である」ということを唯一正しいことと信じています。 - 【異なるカーストのインド人夫婦、親族が石で殺害 「名誉殺人」か】
以前紹介した『不可触民と現代インド』という本によると，ヒンズー教は3000年前にインド亜大陸を侵略したアーリア人が先住民族であるドラヴィダ人を支配するために作った宗教，ということになります。ちなみに，ブラーミン，クシャトリアと言った上位カーストと，不可触賤民とではミトコンドリアDNAに違いがあり，前者はヨーロッパ人とほぼ同じ，という研究もあります。
その結果が，今回のような名誉殺人です。
果たしてインドには，3000年前の宿痾とも言うべきカースト制度を放棄する日は来るんでしょうか。 - 【意外にアバウトだった戦国合戦～現場は敵味方の兵力も把握できずに戦っていた？】
そりゃあそうだろうな，という解説記事。サッカーやラグビーみたいに敵味方がユニフォームで見分けられる工夫をしているわけじゃないし，大将の旗印を掲げていると言っても，眼の前の雑兵がどちら側なのかは見分けがつかないよね。
- 【中国・四中全会から伝わる国家統治システムの綻び】
結局，習近平主席は，党内抗争・権力闘争を経て権力を手にすることはできたが，海外留学の経験はなく共産党のことしか知らないため，毛沢東のやり方をなぞることしか知らないし手本にすべき政治家も毛沢東しか知らない・・・という人物じゃないか，という気がします。 - 【今年の10月は観測史上、最も暑い10月になっていた 】
トランプ大統領は「最も暑い10月というのはフェイクニュースだ」ってツイッターに書き込むんだろうな。 - 【四季がなくなりつつある日本？】
東京で暮らし始めて8年ですが，春物と秋物の服を着る期間がどんどん短くなっている気がします。例えば，今年10月の東京の気温をみると10月1日から13日ころまでは25～28℃の日が多く，それ以降は一気に20℃を下回る日が続いて，そのまま11月になだれ込んでいます。
そのため，東京に来た頃に買ったちょっとお洒落な薄手のブルゾンを着たと思ったら，すぐに「厚手のレザーブレザーでないと寒いよ」，という気候になり，来週～再来週にはコートの出番になりそうです。
同様に，春という気候も短いよね。つまり，春夏秋冬ではなく，春夏夏夏夏夏夏秋冬冬冬冬。 - 【安倍首相また指さしてやじ…自民世耕氏からも苦言】
首相在任日数はもうすぐ歴代一位になるようですが，こういう言動や行動に小物感というか，器の小ささがにじみ出る人です。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1109-2 - 【書店で見かけた面白そうな本】
2019/11/08
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［3167例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1108-1 -
「ビタミンC」についてのメールです。
鳥類のビタミンC合成能力について多少誤解があるようですので紹介します。
"The Genetics of Vitamin C Loss in Vertebrates"
または
The Genetics of Vitamin C Loss in Vertebrates
によるとさまざまな系統でビタミンC合成能力が失われているようです。
例えば身近な鳥ではツバメ、モズなどには合成能力がないようです。
一度失った後また獲得している系統もあるようです。
論文では、食物との関係はあまり認められず、ビタミンC合成能力は進化において中立な性質であることを示唆するとあります。
まったく違う話になりますが、宇宙における生命について天文学者が持っているイメージは、「宇宙に生命が普通に存在するのかどうか、あるいは条件を満たせば生命が発生するのかどうかは未知である、なので科学的検証の課題になる。それに答えるには地球外の天体に生命活動の痕跡があるかを調べる必要がある（今のところ生命活動の化学的痕跡をもしかしたら捉えられるかも知れないぐらいの技術力）。当てずっぽうに探すのは効率が悪いので、生命発生の必要十分条件はわからないが、必要条件ぐらいならばそれなりに絞れるであろう（ハビタブルゾーン）。ハビタブルだと思っていても他の要素で必要条件を満たさないかも知れないので、他の要因を明らかにすることも必要である。」ぐらいではないかと思います。
ちなみに天文学者のある程度の割合の人たちは、生物系の人よりも生命発生について楽観的に見ている印象があります。生命活動を可能にする化学進化はとても偶然でないと起こらないかのような低い確率だとよく言われますが、システムが階層的になっていればより高い確率で可能になる（一気に物事を完成する確率は極めて低いが、ブロックを完成させてそれを組み合わせるならば確率は格段に高まる）「自己組織化」などが念頭にあるようです。
ある研究者によれば、地球で生命発生が可能になってほどなく初期生命が発生しているので、ハードルは思ったより低いのではないかと見ているとのことです。
こうやって知識が修正され，新しい知識が積み重なっていくのって嬉しいですね。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1108-3 -
「ビタミンC」についてのメールです。
老化促進作用があるそうです。
ビタミンCの真実この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1108-4 -
「昆虫食」関連の情報メール。
ドイツ連邦リスクアセスメント研究所BfRによる「BfRリスク認知調査：食品と飼料としての昆虫」の記事が食品安全情報に掲載されました。
国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部
食品安全情報（化学物質）No. 22/ 2019（2019. 10. 30）
p.1の安全情報部による要約
『【BfR】 BfR リスク認知調査：食品と飼料としての昆虫
アフリカ、アジア、アメリカなど世界中の多くの地域で、昆虫は茹でられ、揚げられ、そして食べられている。ヨーロッパでは通常は昆虫を食べないが、食品や動物用飼料としての産業的な飼育や加工の可能性について公開討論が開始されている。このパンフレットでは、ドイツ連邦リスクアセスメント研究所（BfR）の消費者調査から、ドイツにおける昆虫食についての意識レベルを知ることができる。メディア分析では昆虫の報道に焦点を当てている。調査結果によると、ドイツ人の大多数は自分達の食事の定番として昆虫が定着するだろうとは信じておらず、家畜用の飼料としての昆虫については、より楽観的である。』
p.17-20には、BfR英語資料に対する日本語解説があります。
BfR英語資料: BfR Risk Perception Research: Insects as Foods and Feeds 15.10.2019この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1108-5 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【トランプ大統領、就任以来1万回以上のツイートを分析して見えてきた行動パターン】
6割近くが何かへの攻撃，2割が自画自賛，とのこと。さもありなん。
・・・という文章を書いていて，不意に思い出した昔の漫画のネタ（確か，村上たかしの『ナマケモノが見ていた』だったと思う）。
「さもありなん，という言葉を使って短文を作りなさい」，という国語の試験問題に「オオアリクイの餌も蟻なんだよ」というのがあったそうな。 - 【韓国メディア「輸出規制は日本により大きな打撃」＝韓国ネットからはツッコミ殺到】
「事実」を伝えるのが普通の国のマスコミ，「願望と妄想」を伝えるのが某国のマスコミ。願望と妄想を伝えることを「報道」とは言わないけどね。 - 【アメリカ発の｢代替肉｣が気づけば急拡大の予感】
科学的に考えれば，牛や豚を育てて食用にするというシステムは必ず破綻します。一方，ヒトが生きるためには蛋白質と脂質は絶対に必要。となれば，こういう方向か昆虫食しか道は残っていないと思います。 - 【戦場にいる兵士のために空から届けられた特別仕様の戦場ピアノ（アメリカ）】
スタインウェイにこんな歴史があったなんて知らなかったよ。実物を見てみたいし，可能なら弾いてみたいな。 - 【「若年性アルツハイマーになりやすい一族なのに70代まで発症しなかった女性」から新たな治療法が見つかる可能性】
「若年性アルツハイマー発症の一族で，脳に大量のアミロイド沈着が見られたにもかかわらず，高齢になってもアルツハイマーが発症しなかった」というのですから，アミロイド沈着はアルツハイマーの直接の原因ではない，ということになります。アミロイド沈着は「発症原因の結果であって，発症原因ではない」となります。 - 【海鮮屋台おくまん】
という居酒屋チェーンがあります。大阪，兵庫，福岡，そして東京の下町（東京東部）という，極めて偏った分布をしていますが，コスパが良すぎるのと門前仲町に2店舗（門前仲町駅前店，富岡店）あるので，仕事帰りによく行きます。
先日，「チゲ鍋 999円（2～3人前です）」を頼みましたが，999円なのにボリュームはマジで2人前以上！ 「鍋一人前1,500円，注文は二人前以上で」なんていう料理店には，「おくまん」の爪の垢を煎じて飲ませたいくらいです。 - 【フェレットにかまれ感染症で死亡の警官 公務災害と認定 大分県警】
私も20年ほど前，フェレットに手指を噛まれた症例を治療したことがあります。フェレットの牙は細くて長いのが特徴ですが，当時は動物咬傷の治療経験はまだ浅く，どういう病態なのかも考えていなかったため，傷が小さかったこともあり，抗生剤を処方して傷は軟膏ガーゼで覆うのみだったと思います。
そして，翌日，猛烈に腫れて激痛。切開排膿して抗生剤を連日点滴しましたが，なかなか症状は治まらず，化膿性腱鞘炎を起こしました。当時の私は手指の手術は多数経験していたので，迷わず腱鞘切開。そして症状は一気に改善しました。
この症例から学んだのは「細くて長い牙を持つ動物に手指を噛まれたら，受傷直後に口腔内の細菌が腱鞘内に達している可能性があるので，最初からドレーンを入れたほうがいい」ということでした。
というわけで，この記事の症例ですが，【化膿性腱鞘炎が起きているのに医者は通常の皮下膿瘍と考えた】⇒【皮膚表面の切開排膿をするが感染は収まらず】⇒【手掌の化膿性腱鞘炎に波及したが主治医は化膿性腱鞘炎の知識がなかった】⇒【手外科専門医に相談すべきなのに，自分で抱え込んだ】⇒【敗血症になり・・・】という経過だったと想像されます。 - 【「身の丈に合わない」政策を実行したチリの悲劇】
「わずか4円の地下鉄運賃値上げなのに，なぜ，大規模な暴動になったんだろう」と不思議に思っていましたが，なるほど，そういう背景があったのか。 - 【1万1000人以上の科学者が「地球の気候は危機的状況にある」と合同で宣言】
記事の最後に「今すぐにでも実行すべき温暖化に対する6つの政策」が挙げられていますが，その6番目に「1日20万人以上増加する世界人口」とあります（調べてみると，1日21万人，1分間に148人というのが正確な数字らしい）。
21万人といえば，東京23区では文京区・荒川区・台東区，それ以外では群馬県太田市と伊勢崎市，島根県の松江市あたりの人口に匹敵します。つまり，世界全体で一日ごとに文京区や荒川区ができていて，生まれた21万人は生存のための食料とエネルギーを必要とします。そして，明日もまた21万人が加わり，1週間では150万人（神戸市，川崎市の人口に匹敵）が世界人口に加わります。
産業革命以後，世界人口は一気に増加しましたが，増える一方の人間を支えたのは化石燃料によるエネルギーと，耕作地拡大と品種改良による食糧増産でした。それらがあったから，ヒトは安定して増加できました。その結果，温暖化が発生したと言えます。要するに，《人口増加》⇒《新たなエネルギーと食料が必要》⇒《化石燃料消費増大，耕地拡大などによる食糧増産》⇒《さらに人口増加》・・・のイタチごっこが起こり，その結果として《地球温暖化と気候変動》が発生した，というだけのことです。
従って，地球温暖化・地球レベルでの気候変動はエネルギー消費問題だけでは解決せず，人口増加を防ぐことが根本的な対策となります。 - 【文大統領もため息…韓国に迫る“人口災害”の脅威とは＝韓国ネットから不安の声】
「8月の人口自然増加数は730人」という数字が衝撃的！ 韓国では日本を上回るペースで少子高齢化が進んでいるようです。恐らく，先進国の全てが同じように少子化から人口減少になるはず。 - 【「植物には知性がある」と語る植物学者の主張とは？】
ヴィーガンさん，ベジタリアンさん，論破されました。
・・・というのはどうでもいいけど，「植物が神経伝達物質を持ち，ダメージを受けるとそれらを放出する」というのがきちんと書かれていて興味深いです。生命史における神経伝達物質の起源の古さがわかります。 - 【音楽データからボーカル・ドラム・ベースの音を個別に抽出できる「spleeter」】
すごい世の中になったものだなぁ。これで，楽譜まで自動で作ってくれたら完璧じゃん。 - 【「身の丈」発言だけじゃない。萩生田文科相と認可再申請中の「幸福の科学大学」の危うい関係】
「幸福の科学が大学創設」という時点でジョークかと思ったら，実はそうでもなさそう。 - 【サイトに行くとポンとでる｢通知送っていい？｣のやつ、Firefoxはとりあえず全ブロックへ】
この機能，極めて有能。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1108-2 - 【トランプ大統領、就任以来1万回以上のツイートを分析して見えてきた行動パターン】
2019/11/06
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［3166例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1106-1 -
以前から，ビタミンCについて折を見て書いていますが，先日「ビタミンCとブドウ糖，高血糖」についての動物実験の論文を見つけたので，ちょっとまとめてみました。
かなり前から「ビタミンCが必須栄養素，というのは本当だろうか？」と疑問を持っていた。理由を列記すると次のようになる。- 体内で合成できず，食物から摂るしかなく，しかも水溶性で体内に貯蔵もできない物質が健康と生命維持に絶対必要，というのは論理的にそもそも無理がある。
- 果物と野菜に含まれているが，果物は季節的に実がなる時期は限定されているので（特に温帯以北では），いつでもビタミンCが豊富な果物が得られるわけではない。
- 野菜のビタミンCは細胞質に含まれているため，ビタミンCを摂取するためには細胞壁を完破壊する必要があるはずだが，生野菜を飲み込む前に完全に奥歯ですり潰して食べている人は見たことがない。つまり，生野菜を食べている人の大多数は生野菜を食べているが，それからビタミンCを摂取しているわけではない。
ビタミンCに対する疑惑は，糖質制限を通して先史人類の食性について考えるようになるとさらに強まることになる。- 先史人類の脳容量はボノボやチンパンジーと同程度（400ml）から初期ホモサピエンス（1450ml）まで約3.5倍に大きくなっている。脳の成分は6割が脂質，4割がタンパク質なので，植物食で脂質とタンパク質摂取量増加を満たすことは不可能で，恐らく先史人類は早い時期から動物主体の食生活だったはず。
- 先史時代には野菜は原種であって，そのままでは苦くて硬くて食用にならない植物であり，食用にするために人類が長い時間をかけて品種改良した結果，生で食べられるようになった。つまり，先史時代のヒトが野菜の原種からビタミンCを摂取できるわけがない。
- 果物とは要するに，種実を果肉が囲んだものであり，鳥に食べてもらって種実を糞と一緒に撒き散らしてもらうことで生息育を広げようという，植物側の戦略で生まれた器官である。そのため，視覚に優れた鳥類（食物は丸呑みにするため，味覚は発達していない）にアピールするため，鮮やかな赤系統の果実が多い。その後，霊長類や齧歯類（齧ってみて味で食べられるかどうかを判断するため味覚が発達）が果実を食べるようになり，甘みを持つように進化したと考えられる。
- 植物側にとってビタミンCを大量に作る意味はないし，少なくとも植物側にはメリットはないと思われる。また，霊長類も齧歯類も鳥類も体内でビタミンCを合成できるので（例外はヒトとモルモットのみ），「ビタミンCが豊富な果実を食べる」必要もない。
- 中世ヨーロッパの農民の食生活は，野菜にごく少量の干し肉や干したタラの肉を入れて何日も煮込んだスープとパンを毎日食べるだけで，季節的な変化はほとんどなかった（例外は収穫祭やクリスマスなどだが，それでも食材が少し増える程度だった）。また，果物は王侯貴族が富の象徴として見せびらかすためのものだった。つまり，当時の農民は食物からビタミンCは摂取していない。それなのに，この時代の農民に壊血病が多発したという記録はない。
- 同様に，江戸時代の農民の日常の食事の記録（旗本近藤氏知行所村々書上，文政13年）によると，朝は大麦香煎か蕎麦焼餅，昼は米三分と大根と粟の雑炊，夜は大根つみ入れか雑炊のみとあり，食物中のビタミンCの量はほぼゼロと思われる。それでも，壊血病発生の記録はない。
- 19世紀終わりから20世紀初頭にかけて，欧米の上流社会や裕福な家庭で乳児に壊血病が多発したが，原因は母乳でなくコンデンスミルクを与えることが流行し，離乳食として砂糖を入れたオートミールを食べさせることが大流行したからと考えられている（当時は，砂糖を栄養たっぷりの健康食品と考えていた）。ちなみに，コンデンスミルクは元来，牛乳を長期保存するために作られたもので，砂糖を加えて煮詰めて作るため，砂糖含有率は47％である。
- 大航海時代の船中でも壊血病が多発したが，長期間の航海のために保存食（乾パン，塩漬け肉，干し魚，チーズ，乾燥豆など）を積み込んだが，当時の木造船は常に湿っていてすぐにカビが生え，食べずに廃棄される方が多かった。水も腐るため，飲料水はビールか強い酒で割ったワインのみ，食物はまだカビが生えていない硬い乾パンだけ，という状態だったようだ。つまり，高糖質食であった。
- つまり，壊血病発症には大量糖質摂取というバックグラウンドが必要なのかもしれない。
そこで，糖尿病とビタミンCの関連を示す論文はないかと探して見つけたのが，【糖尿病でビタミンC がなぜ足らなくなる？】という記事。2002年とちょっと古いが，糖尿病モデルのラットの実験では，抗酸化作用で酸化状態になったビタミンCを元の還元型に戻す酵素とビタミンC合成酵素両方の活性低下と，尿中へのビタミンC排泄増加が確認されているのだ。実際，糖尿病患者では体内のビタミンCの量は低下しているそうだ。
このラットでの実験がヒトにも適応できるかどうかは不明だが，これが正しいとすれば，厳格な糖質制限生活をしている限り，ビタミンCの尿中排泄は少なくなり，ビタミンCの再利用（酸化されたビタミンCを還元型に戻す）も十分機能するので，ビタミンCを含む食物を一生懸命摂取する必要はないことになる。
私はもともと，生野菜も果物もあまり好きでなかったこともあり，5年くらい前から人体実験として「生野菜も果物もほとんど食べない生活」をしていて（食物繊維は大腸での短鎖脂肪酸生成に必要らしいので海藻や青汁で摂取），サプリメントの類も嫌いなので摂取していないが，現在のところ壊血病の症状はでていない。「生野菜も果物も食べない」生活を5年続けても，私の体内ではビタミンCは枯渇していないようだ。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm# -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【ボイジャー２号、太陽圏の境界解明するデータ計測】
ついに太陽圏の大きさが半径178億kmであることが実際の観測データで証明されたようです。
それにしてもボイジャー2号が打ち上げられたのは1977年8月20日，なんと今から42年前です。42年間，過酷な宇宙空間を旅していて，いまだに観測機器が正常に作動し，地球へのデータ送信も機能しているのです。その技術に畏怖の念をいだきます。
ちなみに1977年といえば，アメリカではジミー・カーターが大統領になり，フジテレビでは『ドリフ大爆笑』の放送が始まり，天王星の輪が発見され，三菱電機がオーブンレンジを発売し，小学館からは『コロコロコミック』が発売され，全米女子ゴルフで樋口久子が優勝し，キャンディーズが解散し，文化大革命終結が宣言され，王貞治が756号を打ち，横田めぐみさんが拉致され，福田内閣が発足し，チャップリンが死去した年です。 - 【ジョンソン首相に｢裏切られた｣！ イギリスでは、EU離脱に賛成した有権者の怒りが倍増中】
「口先だけのジョンソン」，「やるやる詐欺師」と呼ばれる日も近そうです。 - 【ライトオンを苦しめる｢若者のジーンズ離れ｣】
私が最初にジーンズを履いたのは高校生の時で，今から45年以上前でした。それ以来私は現在に至るまで，ジーンズでない日がまれにしかない，という生活です。学会や講演会の時にスーツを着るだけで，それ以外は毎日ジーンズでした。まさか，還暦を過ぎてもジーンズ爺さんになろうとは想像だにしていなかったです。しかも，糖質制限以後はスキニーしか履いてないし・・・。
日本で最初にジーンズを履いたのは，高度経済成長期の若者たち，つまり，1940年代後半のベビーブームに生まれた「団塊の世代」だったと思います。ベビーブームは大量の「青年」を生み出し，様々な文化を生み出しましたが，その一つがジーンズだったと思います。
そして奇しくも，団塊の世代が死亡年齢に達しようとしている今，ジーンズ文化は衰退し始めているのかもしれません。 - 【「世界年金指数ランキング2019」が発表される → 日本は37カ国中…】
インド，メキシコ，フィリピン，トルコ，アルゼンチン，タイよりはうえだから・・・。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1106-2 - 【ボイジャー２号、太陽圏の境界解明するデータ計測】
2019/11/05
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［3165例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1105-1 -
次の要領で【門前仲町で落語＋宴会】を開催します。参加ご希望の方はメールでご連絡ください。
- 日 時：2020年1月18日（土） 18：00
- 会 場：門前仲町の某居酒屋さん
- 落 語：林家木りんの落語が18：00～18：45くらい
- 宴 会：18：45頃から。木りんさんも参加されます。
- 参加費：6,000円
- 募集人数：30～35名
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1105-3 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【はしか感染で免疫システム「リセット」、米研究で明らかに】
麻疹（はしか）は私たちがこれまで考えていたよりはるかに攻撃力のある恐ろしいウイルスだったようです。それにしても，免疫システムの記憶をリセットするとは，何という極悪非道。 - 【「宿題まだの子も夜10時には就寝」 中国で提案、議論呼ぶ】
人間の評価基準が一つしかなければ（例：中国の「高考」），子どもたちの生活は全て「高考でいい成績を取ること」に振り向けられるし，親もその目的を達成するために必死になるしかありません。勉強で健康を害そうが，体の正常な成長が抑制されようが，そんな事を言っていられなくなります。人間の評価基準が一つしかないからです。そういう社会のシステムを変えずに，子どもの就寝時間を機械的に押し付けるのは本末転倒です。
評価のシステムが一つしかない，といえば，共産党一党独裁も似たようなシステムかな。 - 【ミツバチが絶滅危機…。それならスーパーミツバチを作る！】
短期的には効果がありそうだけど，長期的にはどうでしょうか。それよりは，メタミドホスとその類似農薬の仕様を禁止したほうがいいのでは？ - 【乗り物酔いは5億5000万年前から受け継がれる「正常な反応」かもしれない】
乗り物酔いの起源はカンブリア紀！ 何とも気宇壮大な仮説が提唱されました。もちろん，私好みの仮説です。そして，多分正しいかも。 - 【南アフリカ優勝！！】
南アフリカがラグビー強豪国になったのは1995年のワールドカップでの優勝からです。それまでラグビー3流国に過ぎなかった南アフリカは，「ラグビーで国民の意識を一つにしよう」というネルソン・マンデラの強い意志の元，一気に一流国の仲間入りし，1995年のワールドカップでオールブラックスを撃破して頂点に上り詰めました。そしてそれ以降，12年毎にワールドカップを制覇しています。
そういう，南アフリカ・ラグビーの原点を描いた映画が《インビクタス／負けざる者たち》です。
ちなみに，南アフリカの司令塔として活躍したのが「小さな巨人」，こと，身長172センチのファフ・デクラークですが，偶然にも，南アフリカでアパルトヘイトの廃止を宣言し，マンデラの釈放を決めたのが同名のデクラーク大統領でした。 - 【ホッピーの経済学・・・というほどじゃないけど】
私はホッピーのない居酒屋には行きたくない，というほどのホッピー好きです。ちなみに、ホッピーは麦酒様清涼飲料水で、甲類焼酎（ナカと言います）をこれで割って飲みます。業務用ホッピー一瓶で焼酎を2回追加注文するのが普通ですね。
で、門前仲町の某居酒屋さんですが、ホッピー・セットのグラスがちょっと小さいのです。それに通常量のナカ焼酎が入っているので、一瓶のホッピーでナカを3杯追加することになります。つまり、いつもより1杯余計に飲んじゃいます。
呑兵衛としてはいつもより濃いお酒が飲めるので嬉しくなり，お店は多くのナカ焼酎が売れてハッピー！ - 【菜食主義を10年続けた女性がハンバーガーを1個食べ肉の味に心酔→ 精肉店をオープンへｗｗｗｗ】
ヒトの消化管は「肉食メインの雑食」であり，植物食向けの消化管ではありません。だから，菜食主義は「ヒトの生理学」を無視したものであり，「宗教」としては成立しますが「科学」としては破綻します。 - 【夫婦でスリムになる人続出！朝10分でできる「ゆる糖質オフ」弁当 】
- 【不倫にむち打ち刑推進派の男性、不倫発覚でむち打ち インドネシア 】
「他人の不倫は犯罪だが，自分の不倫はロマンス」ってやつだな。 - 【999円「唐揚げ」食べ飲み放題！カレーもおかわり自由！一人飲みの最高峰を見つけた】
ポテトが邪魔だな。それ以外は満点！ - 【マラソン･競歩スッタモンダでわかった「もうオリンピックはオワコン」】
地球温暖化で夏季オリンピックが絶滅危惧種に！ - 【恐竜を絶滅させたあの隕石が、海の生物を滅ぼした方法がついに判明】
海水の酸性度が上昇して有孔虫が殻を作れなくなって死滅し，廻り廻って生態系全体が崩壊，というシナリオのようです。確かにこれはありえますね。 - 【世界中で土壌が急速に痩せ細っているとの指摘】
土壌については以前紹介した『土とは何だろうか』という本が詳しいですが，土と土壌は別物，ということです。そして，土が土壌になるのには莫大な時間と，複雑な土壌の生態系が必要です。 - 【レジ袋を禁止するのは海洋汚染防止にそれほど効果がない】
「海に浮かぶプラスチックの70％、つまり19万トンが漁業で使われるブイや網」なんだそうです。というわけで，レジ袋廃止してもあまり意味がないんだな。 - 【野球国際大会「プレミア１２」が盛り上がっていない理由】
「プレミア１２」って，この記事を読むまで知りませんでした。初めて見る文字です。プレミアムフライデーの一種かと思っちゃいましたよ。もちろん，私だけが知らなくて，世の中では知れ渡っているのかも知りませんが・・・。
世界中で野球をしている国が少ないし，強豪国の顔ぶれは決まっているし，どうせ，国際大会を開いたところで優勝するのは強豪国のどれかだろうし・・・となれば，そもそも，国際大会を開く意味があるんでしょうか。
大体，アメリカ国内の優勝決定戦を「ワールドシリーズ」って呼んでいる時点で，「アメリカだけがしているスポーツ」感が漂うんだよね。 - 【5Gの電磁波が人体に与える影響について専門家が警告】
記事中に「5Gでは、従来の2Gから4Gまでのマイクロ波に加え、ミリ波を使います」とありますが，これは「従来のセンチ波に加え，5Gではミリ波を使う」の間違いでは？ 4Gは3.6GHz以下，5Gは3.6～6GHｚ & 28GHzとなっていますから。
記事中に「5Gでは100mから200mごとにアンテナを設置する必要がある」というのは正しくて，4Gのセルラー通信では指向性の低いアンテナ一つで半径数kmをカバーできましたが，5Gでは電波の波長が短いために建物を回り込むことができず，指向性の高いアンテナを道路のあちこちに置かないといけないようです。 - 【水がある星でも地球外生命体が生きられるとは限らない？微生物学者が研究報告】
地球上に古細菌でも生息できない環境があった，ということにビックリです。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1105-2 - 【はしか感染で免疫システム「リセット」、米研究で明らかに】
2019/11/02
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［3164例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1102-1 -
「水いぼ」についてのメールです。
内科医です。
水いぼの話題が出まして自身の体験を思い出しました。
自分が小1，兄が小3のときに、先に兄に水いぼができました。祖母が「ナスのヘタで毎日こすれば取れる」と言って実践し、2週くらいで跡形もなく消えてしまいました。イボがあくで黒くなっていたのを覚えています。
まさに「おばあちゃんの知恵」でした。
兄が治った直後に自分に水いぼができたのですが、ナスで治す予定が、母親が出張でいないすきに父親に皮膚科に連れて行かれてブチブチちぎられました…。
50歳になる今も鮮明に思い出しますし、あともしっかり残っています。
父親も皮膚科の先生も善意でしてくれたのでしょうが、ちぎるのはやめてほしいです。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1102-3 -
ビタミンCについてのメール。
敗血症に対するビタミンC静脈投与による死亡リスク45%低下(CITRIS-ALI無作為化臨床試験)がJAMAに報告されました
Effect of Vitamin C Infusion on Organ Failure and Biomarkers of Inflammation and Vascular Injury in Patients With Sepsis and Severe Acute Respiratory Failure
The CITRIS-ALI Randomized Clinical Trial
敗血症および重度の急性呼吸不全患者における臓器不全および炎症と血管損傷のバイオマーカーに対するビタミンC注入の効果
CITRIS-ALI無作為化臨床試験
JAMA. 2019;322(13):1261-1270. doi:10.1001/jama.2019.11825
要約
患者は、96時間に渡り、6時間ごとにビタミンCの静脈内注入（50 mg / kgのデキストロース水溶液5％、n = 84）またはプラセボ（デキストロース5％の水のみ、n = 83）に無作為に割り当てられた。
一次アウトカムの臓器機能障害スコア、炎症と血管損傷のマーカーには、ビタミンC静脈投与群とプラセボ群では差がなかった。
全原因死亡率には統計的に有意差が認められ、ビタミンC群が有意に低かった。ハザード比HR 0.55 (95%CI, 0.33-0.90)、P=0.01、死亡リスクの45%の低下(図3)。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1102-4 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【金正恩委員長、文大統領に弔電を送った翌日発射体２発を発射】
もしかしたら「弔砲」のつもりだったんじゃねぇの。儀礼上，弔砲は偶数，礼砲は奇数という決まりもあるしさ。 - 【ツイッター、１１月から政治広告禁止】
大統領お得意の「ツイッターで突発的に政策発表」もできなくなっちゃうの？ それだったら大歓迎するぞ。 - 【あなたの足元を脅かす「古東京湾」と「香取海」】
そうか，浦和も土浦も「浦」で，海抜ほぼゼロメートル地帯だったのか。ちなみに，古東京湾についてはこのブログが素晴らしいです。 - 【全競技を札幌開催？ もう東京オリンピックはやめたらどうか 太平洋戦争も、国民はこんな思いで敗戦を迎えたんですかねえ】
サブタイトルがすべてを物語っています。負け戦とわかっていても止める訳には行かないんだよ，って地獄に進んじゃうパターン。 - 【法務相も辞任､止まらぬ安倍政権｢辞任ドミノ｣】
内閣改造を何度かすると，「オイオイ，こいつで大丈夫か？ こいつを大臣にしちゃっていいの？」という連中が在庫一掃バーゲンセールよろしく大臣になり，こいつらが「失言⇒辞任」を繰り返し，やがて政権は弱体化，というのがいつものパターンです。 - 【1か月で6kg減った、食費1日600円の糖質制限食とは？「鍵はタンパク質と脂質」と医師】
私の普段の食事よりバラエティに富んでいる気が・・・。 - 【ベジタリアンだと増える病気は…？ 18年間の研究から判明した意外な結果】
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1102-2 - 【金正恩委員長、文大統領に弔電を送った翌日発射体２発を発射】
2019/11/01
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［3163例の治療例］を更新。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1101-1 -
『患者よ、医者から逃げろ その手術、本当に必要ですか?』(光文社新書)
形成外科医の私は、おそらく一般の方や、他科の医師の方とは違った読み方をしていると思います。
かつて、しなくてもいい手術をしてしまった慚愧の想い。あの時のあの患者さんは、植皮の瘢痕を見て辛い思いをしていないだろうかという懸念。それらが全て取り返しのつかないという事実に気付いてしまうことは、非常に重い十字架を背負うのに等しいものがあります。
そして、当時の自分が一点の曇りもない『善意』で、その手術を行なっていたことを、他でもない自分が良く知っています。
医者の『善意』を翻すことは、医者自身がそうしようと思わない以上不可能です。
だからこそ、今なお同じように起こっている悲劇を即座に避けるためには、申し訳ないけれど患者さん側に『知って』『逃げて』貰うしかない。幸い、急性期を過ぎた熱傷は命に関わることは少なく、移動することだって出来る外傷なのだから。
形成外科医としての私は、そんなことを思いながら読みました。1人でも多くの人がこの本に接する機会を持ち、無用の悲劇がひとつでも少なくなるよう、私も願っています。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1101-3 -
尿素クリームと水いぼについてのメールです。
夏井先生がおっしゃるように、尿素クリームが「角質(軟化)破壊剤」とするなら、水イボのところに塗ってハイドロコロイドでカバーしておく方法で、水イボ治療に応用できそうにも思えるのですが、試したことがありません。お母さまが同意していただければ、今度出会った症例で試してみたいと思うのですが、どなたか経験済みの方がいらっしゃったら教えてください。尿素クリームとスピール膏では皮膚破壊力は後者の方が桁違いに強いと思われます。
もちろん、スピール膏も使えると思うのですが、数が多いと大変なのと、正常の皮膚にダメージを与えないようにするためかなり小さめに切るのが大変なので、何か良い方法がないかと。
また、水イボウィルスについての不思議なのですが、どうしてヒトの免疫系の攻撃を受けないまま何ヵ月も皮膚に存在し続けることができるのでしょうか。どうしてランゲルハンス細胞(樹状細胞)は、水イボウィルスをすぐに認識できないのでしょうか。水イボウィルスが正常な角質層で囲まれているからなのでしょうか。
一度、免疫系が認識してしまえば、美しいほどに綺麗に消失していく過程を自分のこどもで観察してるのですが、自分のこどもでは、それまで8ヵ月かかりました。何百個もあった水イボが１週間くらいで、跡形もなく消えていきました。
足の尋常性疣贅場合は、ダクトテープでわざと接触性皮膚炎を誘発し、免疫系を刺激することで劇的に治ってしまうことを経験しています。ただ、ダクトテープは柔らかい皮膚には刺激が強すぎて使えないかと思います。
水イボは小児科と皮膚科の狭間の病気で、かつ放置でも治るので、治療に全く進展ないのですが、画期的な方法が見つかれば、あっという間に標準治療になりそうな気もするのですが、いかがでしょうか。
スピール膏の主成分はサリチル酸ですが、サリチル酸はケミカルピーリングに使えるほどの「皮膚剥離作用（皮膚破壊作用）」を持っています。実際、胼胝や尋常性疣贅は数日間の貼付でかなりの深さまで皮膚は白変します。
一方の尿素クリームですが、皮膚に塗布してラップで密封したあとに顕微鏡で観察したことがありますが、皮膚紋理が浅くなる～消える程度の変化であって、スピール膏よりは格段にマイルドでした。
また，スピール膏と尿素クリームでは皮膚との接触時間と接触様式が異なります。スピール膏は丸一日～数日間張りっぱなしにして，しかも密封状態なので，薬効成分が外に逃げ出すことはないはず。一方，尿素クリームは一日数回塗布するのみで，塗布後は衣服について落ちるし，水溶性なので手洗いするたびに落ちてしまい，皮膚との接触時間はそれほど長くないはずです。だから，スピール膏は皮膚を破壊できますが，尿素クリームは通常の使用法では皮膚を破壊して潰瘍を作ることはないのでしょう。
水いぼの治療に使うのであれば，尿素含有量をもっと増やして高濃度にするとか，サリチル酸を混ぜるとか，スピール膏のようなODT絆創膏にするなどの工夫が必要ではないかと思います。
さらに，「水いぼがプールで伝染る」というのは，日本小児科学会，日本皮膚科学会，日本臨床皮膚科学会が連名で否定していますので，「水いぼがある子どもはプールに入れない」というプールがあったら，小児科学会と皮膚科学会が「それは非科学的な迷信であり，明白な人権侵害であると考える。当学会としてはプール経営者の告訴も考えている」というような内容証明付きの告発状を送るべきです。そうでもしない限り，「水いぼを強制的にむしり取られて絶叫する子ども」の悲劇は続きます。
また，「水いぼを除去すること」は「水いぼの治療」ではないことは明らかです。水いぼを物理的に除去しても，ウイルスに対する交代ができない限りは再発するからです。そして何より，水いぼの9割以上は1年以内に自然に治る，というデータが出ています。
というわけで，水いぼの闇もまた深いと思います。この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1101-4 -
いろいろな情報や小ネタ。
- 【古代火星の水質、生命の誕生や生存に適していたことが判明】
なんで，一部の天文学者ってこんなバカなことばかり考えるんでしょうか。「生命の生存に適した環境」と「生命が誕生できる環境」は全く違います。
もしも，彼らが考えるように「生命の生存に適した環境」＝「生命が誕生できる環境」であれば，現在の地球でも次々に新たな生命体（＝3つのドメインのどれにも属さない新生物群）が誕生しているはずです。しかし現実はそうではありません。理由は「生命の生存に適した環境」と「生命が誕生できる環境」は全く別だからです。
要するに，天文学者は「生命が誕生するための条件」を甘く見すぎています。アミノ酸があるから生命が生まれても不思議じゃない，とか，液体の水があるから生命が見つかるかも，とか，お伽噺級の妄想ですよ。
火星で生命が誕生した可能性は限りなくゼロに近いと思っています。理由は生命を誕生させ，それが生存するには火星はサイズが小さ過ぎるからです。
火星の直径は地球の53％，表面積は28％，そして質量は11％です。つまり，地球に比べ，火星は宇宙空間に熱を放出しやすく，冷えやすいことになります（単位質量あたりの表面積の比率が高いから）。
太陽系の岩石型惑星（水星，金星，地球，火星）は，微惑星同士の衝突で火の玉状態，ほぼマグマの塊状態で生まれたと考えられています。この時，惑星全体のエントロピーは高い状態です。その後，熱を宇宙空間に放出することで次第に冷えるため，「均一の火の玉」状態は崩壊し，鉄分子などの重い分子は中心部に沈み込み，中心核とマントルに分離します。このように惑星が構造化（秩序化）することでエントロピーは減少していきます（惑星全体では熱エネルギーが減少するため，全体としてはエントロピーは増大）。以後，惑星は冷却と同時に多層化・秩序化していきます。つまり，惑星の進化とは「冷却による構造化（秩序化）」です。そして最終的には，中心核の熱エネルギーが枯渇したところで変化が起きなくなり，定常状態となります。この状態の惑星に変化が起こるのは，主星（恒星）が赤色巨星化して膨張し，飲み込まれた時だけです。
つまり小さい惑星ほど体積に対する表面積の割合が大きくなるため，より早く冷えます。だから，地球と火星は同じ時期に誕生しても，火星ではすぐに構造化が始まり，やがて中心核からの熱産生が停止します。地球では現在でも火山噴火が起きているのに，火星では噴火活動は起きていません。これは，火星のマントルが火山噴火を起こすほどのエネルギーを持っていないからです（ちなみに，木星の衛星であるエウロパやイオでは火山活動が確認されていますが，これは木星の重力による潮汐力によるもの）。
一方，地球誕生から最初の生命体誕生までには6億年かかっていて，その間に地表面の冷却と水の液体化，マントルと地殻の分離，プレートテクトニクスの開始などのイベントがありましたが，火星は冷却のスピードが速く，アミノ酸の重合や核酸が形成されたとしてもそれが維持される環境は短時間しか続かなかったはずです。
ちなみに，太陽系では内側に岩石系惑星（水星，金星，地球，火星），外側に巨大ガス惑星（木星，土星，天王星，海王星）となっていますが，これは原始太陽系形成時に軽い分子（＝ガス成分）は太陽風に吹き飛ばされて外側に追いやられ，重い分子だけが内側に残ったため，前者からガス惑星が作られ，後者は互いにぶつかり合って癒合して微惑星となり，微惑星の衝突で地球のような岩石型惑星が作られたから，という説が有力です。
力学的に作用から微惑星の分布には偏りが生じ（内側ほど微惑星の密度が高い），金星と地球はほぼ同サイズにまで成長できましたが，外側の火星は材料不足から大きくなれず，さらにその外側では微惑星同士の衝突が起こらない程度の密度だったため惑星が形成されず，小惑星帯となったと考えられています。 - 【バグダディ殺害の前からすでに落ち目だったIS】
狂信者集団や宗教的過激派の熱狂は壮大な妄想に対する熱狂であり，妄想への熱狂である以上，それは必ず冷めていく，という分析に納得。 - 【「身の丈」発言の萩生田大臣 野党側は辞任要求へ】
私みたいな辺境秋田のさらに田舎，なんてところで生まれて育つと，英語に苦労します。教える先生の発音は悪いし，英語を教える能力も言っちゃ悪いけど中途半端。結局，中学時代の私は英語はカセットテープとラジオで独学したようなものです。だから，高校入試でも大学入試でも英語で苦労したし，医者になって英語の論文を読むのも大変でした。要するに「英語教育の地域格差」ってやつです。 - 【米軍、核兵器のシステムでフロッピーディスクを使うのをやめる予定。え、フロッピーディスク？】
うわぁぁぁ，8インチフロッピーだ！ 超懐かしい！
私が最後に見たのはいつ頃だったんだろう。確か，どこかの病院の放射線の画像システムが8インチフロッピーで動いていたな。
それにしても，「古すぎてハッキングできない」というのがすごいな。 - 【「ほぼ全国民の携帯電話の位置情報を8日間にわたり監視してデータを収集する」実験が実施されると判明】
これくらいのことは，国がやろうと思えばすぐにできちゃうんだよ，というニュース。今回は個人は特定しないみたいだけど，それだって「やろうと思えばできちゃう」はずです。というか，中国ならもっとえげつなく個人の行動を監視できるんだろうけど・・・。
やな渡世だなぁ！ - 【国産ジェット最大100機が契約解消】
ホンダの小型ジェット機は世界の空を飛び回っていますが，三菱のジェット機はなかなか離陸できず，ついに市場から見放された模様。 - 【五輪マラソンはどうなる？ 無謀なプロジェクトでコケる組織、3つの「あるある」】
「マラソン・競歩の札幌開催」問題については賛否両論が入り乱れていますが，この記事は「無謀プロジェクトでコケる組織」という新たな視点から見事に解説しています。 - 【「あの時は酔っ払っていたから」は通用しない。飲酒をしても人格は変わらないことが実験で明らかに 】
「酔っ払っていたから不道徳な行動をしてしまった」のではなく，「不道徳な人間が酒を飲んで酔っ払った」だけ，ってことらしい。
この記事のアドレス・・・http://www.wound-treatment.jp/new_2019-11.htm#1101-2 - 【古代火星の水質、生命の誕生や生存に適していたことが判明】