60歳M
50年前(10歳時)、カッターで左示指の指尖部を切り落とし、皮膚移植を受けた(大腿部から採皮)。その後、皮膚移植部に疼くような痛みがあって治らず、50年間改善していない。冬になるとひび割れて出血を繰り返し、現在も痛みがあるため物をつまむ時は中指を使っていて示指は細かい作業では使っていない。
ネットで皮膚移植について検索し、2024年1月5日、当院を受診。移植皮膚を除去すると正常な指尖部が再生することを説明し、同日、局所麻酔下に移植皮膚を全て除去。ヘモスタパッドで止血。翌日からはハイドロコロイド包帯 アドバンスで治療。
2ヶ月でほぼ完全な指尖部が再生し、知覚異常は消失し、50年ぶりに左示指が使えるようになった。
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