69歳M
 2022年5月15日、自宅で転倒して左前額部裂傷。〇〇病院救急室で縫合され、5月23日、抜歯目的で当院を受診。直ちに全抜糸し、痂皮が付着していたためハイドロコロイド包帯 アドバンスで被覆。

 裂傷の瘢痕は収縮する性質を持っているため、円弧状の裂傷は円弧状に収縮し、結果として中央部が盛り上がってしまうが、これは縫合の技術的問題でなく、人体の皮膚の構造の問題である。
 なお、このような瘢痕に対しては、連続Z形成が有効であり、患者が気にしているようであれば形成外科に紹介した方がいい。

5月23日 5月27日 6月3日 6月20日


 新しい創傷治療   なつい
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