81歳女性。
1年前から左下腿外側に潰瘍があり,自宅近くの皮膚科クリニックに通院していたが,一進一退を繰り返していた。潰瘍が拡大してきたため,当科紹介となり,3月15日に受診した。
初診時,左下腿外側に直径2.5センチの全皮膚欠損を認めた。直ちにプラスモイスト(R)による湿潤治療を始めたが,左下腿に静脈瘤を認めたため,当院心臓血管外科に紹介し,3月28日に静脈瘤手術を行った。
3月15日 | 3月29日 | 4月4日 |
4月23日 | 5月29日 | 6月26日 |
この症例以降,慢性下腿潰瘍については全例,心臓血管外科に紹介して,静脈逆流などがあった場合には積極的に手術してもらうことにしている。
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/290/index.htm】