9歳2ヶ月(当科初診時)の女児。埼玉県在住。
2012年3月20日,カップ麺のお湯が両下肢にかかり熱傷受傷する。直ちに〇〇大学医療センター形成外科に救急搬送された。その後は同科に通院し,フィブラストスプレーとバラマイシン軟膏で治療を受けている。
4月初めに,深いヤケドで皮膚移植しないと説明を受けたが,その説明に両親が不安になり,ネット検索で湿潤治療を知り,当科を受診した。
当科初診時,左大腿と左下腿に熱傷潰瘍が残っており,プラスモイスト(R)で治療を行った。
その後,大腿に軽度の肥厚性瘢痕が発生したため,ドレニゾンテープで治療した。
大腿部の経過
2012年4月10日 | 4月17日: ほぼ上皮化した |
5月18日 |
6月7日 | 2013年3月4日 |
下腿の経過
2012年4月10日 | 4月17日 | 5月1日 | 5月18日 |
6月7日 | 6月22日 上皮化した |
7月23日 | 8月30日 潰瘍再発 |
10月2日 上皮化した |
2013年1月28日 | 3月4日 | 5月27日 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/tokyo/case/0021/index.htm】