Top Page


[477]ところで洗浄の効果 投稿者/hongmei  投稿日/2004年11月05日(金)

以前ご紹介した文献では通常の洗顔料を用いての洗顔の除菌効果はほとんどない、とありました。創の水道水での洗浄の除菌効果もこの文献でいくと「ほとんどない」、と思います。洗浄の目的は1.創周囲の健常皮膚に付着する細菌繁殖の温床となる垢や血液の除去2.創周囲の健常皮膚に付着する自己の浸出液やテープの糊などの接触性皮膚炎の原因となる物質の除去、3.患者様の「さっぱり感」の獲得4.創面の今にも落ちそうな壊死組織の除去、と認識しておりますが、これでよいのでしょうか?除菌効果を期待するなら消毒液使用前後での細菌数に加えて普通に水道水で洗った前後の細菌数の比較も必要かな、と思います。皆様のご意見をおうかがいしたいです。




[518]12/3の更新履歴を拝見して 投稿者/hongmei  投稿日/2004年12月04日(土)

夏井先生が書かれており、私も以前このBBSに書きましたが、皮膚科、形成外科領域では過剰肉芽にステロイド軟膏が効く事がある、というのはわりと全国的に知られている事なんだ、と思いました。どのクラス、どの薬剤にするかという事は先輩達は教えてくれませんでした。クラスが強いと(strongestではまだ試した事がありません)効果も高いという印象です。




[508]腰部交感神経節ブロック 投稿者/hongmei  投稿日/2004年11月25日(木)

ASOの治療に用いられる事もあると思うのですが、私が経験した限りではあまり効果的とは思えません。ASOに対してのこの治療法について皆様のご意見をうかがいたいと思います。




[513]栄養不良と手術 投稿者/hongmei  投稿日/2004年12月01日(水)

うるおい治療を行っていると、「ちょっと植皮術は無理かな・・?」と思うような栄養状態が悪い患者様の傷(主に褥創)も治ってしまいます。Hb7.5g/dl,Alb1.8-1.9g/dl位の患者様の皮膚全層欠損創(ASOを除く)でもなんとか創を治癒させる事ができるようです。広範な皮膚潰瘍が治ってもAlb2.5g/dl位にしか回復しません。私は手術の適応が厳しいので(単にやりたくないだけ?笑)Albが3.0g/dlを切るような方には植皮術を行いませんが、知り合いの形成外科医はAlb2.0g/dlでも植皮術を成功させる自信はあると言います。特に外科系の皆様にお尋ねしたいのですが、手術(緊急手術や気管切開、内シャント造設などを除く)適応を決める栄養状態の指標はどのように設定されてますか?




[511]ゲーベンクリームの浸透力って? 投稿者/夏井@管理人  投稿日/2004年11月30日(火)

褥瘡や熱傷の教科書をみていると,次のような記述をよく目にします。

〔黒い痂皮を取ることを目的にしますが、取れるまでに痂皮のしたで感染しないようにゲーベンクリームを塗ります。ゲーベンクリームは厚い痂皮の下にも浸透し、感染を予防する力があります。〕
この浸透力って本当なんでしょうか? あの厚い痂皮に浸透することは物理的に可能なんでしょうか。同様に,3度熱傷の痂皮も浸透するというのも,ちょっと信じられません。このあたり,皆様はいかがお考えでしょうか。




[500]以前にも話題になった乳癌による皮膚潰瘍の治療 投稿者/たけ  投稿日/2004年11月16日(火)

再度この話題を出します。

当院でもいわゆる花咲きマンマ(この言い方が嫌いな方、ごめんなさい)の症例が今二人おられて、悪臭で困っていました。研修医が主治医だっだのですが、このサイトでの内容をコピーして渡しました。

まずフラジールを薬局の方で調剤してもらいワセリンベースで使用したのですが、かなりしみて使えなかったとのこと(ちなみに二人とも)。そこでフランセチンTパウダーを使ってみたら、全くしみず悪臭もとれました。

これはどういうことでしょうか。誰か治療の経験がある方、教えて下さい。




[509]なぜか形成外科医に不評なラップ療法?! 投稿者/Dr.さんちゃん in NAGOYA  投稿日/2004年11月26日(金)

褥瘡学会中部地方会で、特別口演でK医科大学のM教授が、ラップ療法について私見を述べられましたが、ラップ療法は、ドレナージの効きが悪く、浸出液が多くでた症例では、浸軟や接触性皮膚炎が多く、やはりフィルムドレッシングの方が良い。ラップ療法を施行する方は、褥瘡治療に慣れた経験豊富な方がいいですと。半分ぐらいお褒めの言葉(?)を言われていました。演題も1題出てましたが、ポケット形成症例もなぜか、切開をいれていました。概して、ラップ療法に対して、不評な感はありました。開催地が金沢であったためでしょうか?中部地区での浸透度が低い様です。全国のラップ療法愛好家の方の御意見をお聞かせください。




[506]期待にこたえて、イソジン先生のイソジン講演について  投稿者/○○ 投稿日/2004年11月21日(日)

ちょっと長くなりますが、面白いネタなのでみなさん見て下さい。

みなさん御存知のイソジンを作った元M製菓H先生の講演を聞いてきました。院内感染予防についての話しで非常に興味深い話しでした。ただ講演の最後の方で創部への消毒の話しが出てきて、ここだけは当然納得できませんでした。まず「創部に消毒したらいけない」というガセネタに騙されてはいけないというスライドが最初に出てきました。どうもH先生はこのサイトを見ているみたいで、「ある過激なグループ」と言ってかなり過激に批判しておりました。

講演の内容

  1. 新鮮外傷は消毒しなければいけない、その理由は破傷風予防のためである。
  2. 傷は消毒した方が早く治る
  3. 創を消毒しないと100%創感染がおこる
  4. 創に消毒をしないという風潮があるが、そういうことをしている病院はつぶれる
  5. 創を水道水で洗浄するなんてありえない。生食で洗浄しなければいけない。その理由は医療行為は医薬品でしなければいけないからだ。
だいたい温和な表情で話してあったのですが、この話題に関してはけっこう過激な言葉を連発していました。僕もあまり言いたくなかったのですが、ここまで言われたら黙っておられなくなり質問してきました。

質問「当院では外傷、褥創、術後創に一切消毒をしていないし、水道水で洗浄しているが、創感染は全く増加していない。また米国の教科書に創部に消毒してはいけないと書いてあるし、消毒薬が創傷治癒を遷延させる、洗浄は水道水で十分であるといった報告がたくさん出ている。それにもかかわらず先生が創部に消毒を使われるのはどうしてですか。」
答え「先生の言われる一切消毒しないというところに問題がある。すべて同じと考えるのは間違っている。創部に消毒をするかどうかは、創をみて判断すべきである」

ここでさっき言っていたことと違うと思い(講演では創部に消毒はしないといけないと言ったはず)、さらに次のように聞きました。

質問「それではどういう創が消毒が必要なのですか」
答え「新鮮な外傷では消毒をしないと破傷風に感染するから消毒しないといけない」
質問「ということは消毒をしてもいいし、しなくてもいいということですね。」
答え「それは先生が判断することであって、私は責任をもてない。先生が責任をとるのなら、しなくてもいいのではないですか。」
どうしてそこまで破傷風にこだわるのかと思いましたがそれ以上はあえて聞きませんでした。わざわざ中津まで講演に来られており、中津市医師会長も来ていたのであんまり叩きのめすのもよくないと思って。




[502]CVカテの処置 投稿者/瑞木  投稿日/2004年11月17日(水)

 皆様のご意見をお聞きしたい事柄があります。
 中心静脈カテーテルのことです。
 つい最近、小児外科でのCV交換はそのまま抜去部から挿入可能、つまり皮膚と静脈に瘻孔が形成されているという話を聞きました。消化器外科では総胆管切開後のTチューブなど、治療に瘻孔の形成を利用することや、逆に意図しない瘻孔に悩まされることが多々あります。静脈と皮膚の間にも形成するものか半信半疑でしたが、実際に試したところ確かにきちんと瘻孔が形成されており、じつに簡単にカテの交換が可能でした。何度も気胸を作られた経験のある在宅IVH患者さんには、交換時に新しく刺されるストレスがなくなったと大好評でした。この方は過去に埋め込み式のCVポートも造られたことがあるそうですが、これにも感染して摘出を余儀なくされたため、カテ交換で対処しています。現在は3~4週ごとの交換として、すでに3回カテ交換しましたが幸いこのような交換方法にしてからも発熱はありません。

 さて、ここからが本題です(ずいぶん引っ張りました)
 私の疑問は、毛穴に細菌が移動するように、表皮の常在菌が瘻孔の内壁を伝わって入り込む可能性はないか、ということです。カテの外壁から先端に付着して増殖するのは、血流の早さを考えると不可能に思えます。血管内に入ったとしても、ごく少数なら、免疫能が正常であれば貪食細胞に捕食されると推測できます。小児での、この方法によるカテ交換は、白血病で化学療法のためにCVカテが必要な症例だったそうです。
 そのような特殊な環境下も含めて、CV刺入部の処置とドレッシングはどうすべきか、ご意見ください。夏井先生はカテと血管の隙間は細菌の入り込む余地はない(象と蟻のたとえで示されています)、というご意見ですが、瘻孔を利用する場合はどうでしょうか。交換の時には結構ゆるゆるな印象を受けます。
 現在の処置は、輸液の処方を受けている近医で週1回の「消毒」ののち、フィルムを貼られています。私もこの患者さんのカテの交換時には、周囲の皮膚を念入りに「消毒」します。ちなみに私は外科病棟の術後処置に消毒薬を一切使用しません。
 長々と失礼いたしました。ご意見をお待ちしております。




[507]さっきの続き(イソジン先生のイソジン講演) 投稿者/○○  投稿日/2004年11月21日(日)

内容が長過ぎて1回では入らないのでわけて送ります。第2弾

その後

「だいたい厚生労働省が創部に消毒をしなければいけないと言っている。厚労省がしなければいけないと言っていることに間違いがあるはずない」
というふうに、厚労省のせいにしていました。

それからこの先生はなぜか三方活栓を推奨しており、看護師から「三方活栓は感染の問題から使用しない方がいいと言われているが、そうではないのか」という質問に対して
「三方活栓を使ってはいけないというガイドラインがあるのか」
と訳の分からない答えをしていました。講演では散々CDCガイドラインをけなしておきながら、ここではガイドラインを持ち出す。全く言っていることが分かりません。

結局創部を消毒する理由は聞き出せませんでした。しかも最後に
「今日私が話したことは正しいかどうかわかりません。一つの意見として聞いてもらって、正しいかどうかは皆さん方で判断して下さい」
と講演を締めていました。講演の時はかなり過激に言っていたのにもかかわらず、結局最後の言葉は何なのか。消毒は絶対必要と言っておきながら、最後は責任を厚労省に転嫁する。

結局理論も何もないのでしょうね。夏井先生のことを過激と言う前に、ちゃんと反論すればいいのにそれができない。自分が開発したイソジンを否定されるのが恐い。そういうところでしょうね。どんどん消毒しない方に進んでいるのに、それを知らないのか、知っていて認めたくないのか。自分が言っていることが古いのに気付いていないのか。それともこのような質問をされたことがあまりないのか。

まあ、そういうことでした。一応自分の中ではいい質疑応答が出来たのではないかと自己満足しております。 皆さんの御意見をお待ちしております。




[484]亜鉛華単軟膏について 投稿者/Dr.さんちゃん in NAGOYA  投稿日/2004年11月09日(火)

今回初めて中部にて、褥瘡学会の地方会が開催されます。そこに出ていた面白い演題がありました。自分的には、効果について理解できませんでした。みなさんの御意見をお聞かせください。

亜鉛華単軟膏は、びらん、浅い潰瘍の治療効果を有し、外用するとべったりと付着して撥水し容易には取れない性質がある。この特色を利用し、潰瘍を中心に亜鉛華単軟膏を広めに厚く外用し、ガーゼをあてずに直接オムツをつけ、オムツ交換ごとに外用する。 亜鉛華単軟膏は、尿、便をはじき潰瘍の汚染を防ぎ、ズレが生じた際には適度に滑って潰瘍にかかるズレ力を軽減し、良好な治療効果が認められた。また優れている点は、潰瘍周囲の皮膚障害に対する外用併用が可能なことがあげられる。
という演題抄録です。




[466]全国的な規模のラップの布教活動?? 投稿者/のり@整形  投稿日/2004年10月31日(日)

10/29、30福岡市で開催された全国国保地域医療学会(福岡国際会議場)で「褥瘡のラップ療法」を当院の看護師さんに発表していただきました。
例によって?いつものように?演題のタイトルには「ラップ」のラの字もいれていない発表でしたが好評だったようです。(発表の中身はラップです。)

ポスター発表だったのですが、ポスターのところに数部用意していた当院の「褥瘡対策マニュアル2004」と「褥瘡発生予防マニュアル2004」が発表前になくなってしまうとういうハプニングがありました。配布用ではなく、閲覧用に飾っていたのですが、どなたか勘違いされてもっていってしまわれたようです。
それだけ関心が高いと言うことで好意的にとらえておきましょうか(苦笑)・・・
まだまだいたらない点の多いマニュアルではありますが、もし2004年版がほしい方がおられればご連絡いただければ郵送いたします。

私は会場には行けなかったのですが、看護師さんからの報告によりますと、発表が終わった後も黒山の人だかりでずっと質問責めにあっていたそうです。
頑張ったかいがあったと(なにせ出発当日の朝に一部修正)とても喜んでおられましたが、おかげで他院の発表が聞けなかったそうです。 以上ご報告。




[499]粉瘤の治療 投稿者/カネコ@北海道  投稿日/2004年11月16日(火)

 感染性・非感染性(類皮嚢腫を含む)を問わず、皆さんど のように治療されているでしょう?

 ちなみに私は

  1. 非感染性の場合
     11番メスで5ミリぐらいの皮切を置き、内部をすべて排出、その後capsuleを少しずつ剥離して取り出し、表皮は1〜2針かけるだけです。大きさ3cmぐらいのものまでならこれで摘除できます。昔、私が研修医だった頃にオーベンの先生がやっていた「ディスポパンチ法」の応用ですが、今はディスポパンチって売ってます?(^ ^;
  2. 感染性の場合
     これは1cmぐらいの皮切でやはり内部排出。その後、カプセルをハサミで切除していきます。切除後は閉創せずナイロン糸を2本挿入してテープ固定し、上からハイドロサイトを当てるだけです。




[496]vacuum assisted closureについて 投稿者/Dr.さんちゃん in NAGOYA  投稿日/2004年11月15日(月)

すいませんいつもつまらないことで、投稿して。少しわからなかったのでどなたか詳細に教えて下さい。vacuum assisted closureについてです。看護師に質問されて、vacuum assisted closureの特徴は、

  1. ポケット形成症例に対して、持続吸引することによって、ポケットをより早く小さくできる。
  2. 持続陰圧吸引のため閉鎖腔を作る必要があり、そのために密封療法を施行する。したがって、創部が湿潤環境になり、感染症例に対しても使用できる。
と答えましたが、他に何か特徴はあるのでしょうか?さらに、その看護師に、ラップ療法とどちらが効果的か?と鋭いツッコミをされて、経験がないので一度検索しますと、返答したのですが。どなたかこの質問に明確にお答えいただける方は、御意見ください。個人的には、vacuum assisted closureですと、固定がしにくく、なかなか閉鎖腔になりにくいのではないか?したがって、ラップ療法が良いのではないかと思いますが。もちろんコスト面や手技の簡便さからも。宜しくお願いいたします。




[501]シャントの横の表皮剥脱 投稿者/よう@整形外科  投稿日/2004年11月16日(火)

76才男性でDM(インスリン)ASO(足部切断)慢性腎不全(週3回透析中)の方です。
透析後、止血ガーゼをとめていたテープが原因で、前腕の内シャントのすぐ横に2×5cmほどの表皮剥脱を作ってしまいました。
ディオアクティブETを張っていましたが、1週たっても、滲出液の量が多く1日もちません。
周囲の皮膚がかぶれそうです。
粘着力があるものは使いたくありませんし、ハイドロサイト+包帯はシャントをつぶさないか心配で試みてはいません。
いまのところシャント上の皮膚は大丈夫で透析に支障はないのですが。
創は夏井先生が治療例に挙げられている、いわゆる高齢者の表皮剥脱と同じです。
皆さんの知恵を拝借いただければありがたいのですが。




[475]カデックス軟膏について 投稿者/Terry  投稿日/2004年11月05日(金)

おじゃまします。初めて書き込みします。専門は皮膚科医です。よろしくおねがいします。
さて,いきなり質問なのですが,「外傷を閉鎖療法で治療している医師・・・」のページをみますと,ユーパスタは「創傷治癒阻害剤」になるようですが,カデックス軟膏はいかがでしょう。当院ではユーパスタが採用されていて,私自身は全く使っていないのですが,もしカデックス軟膏が「創傷治癒阻害剤」にならないのであれば,入れ替えを提案した方がいいのかと考えています。




[493]講演

オフレコ




[350]何を揃えていますか。 投稿者/しがない耳鼻科医 [HOME]  投稿日/2004年08月09日(月)

はじめまして。
勤務医としての最後の一年間「閉鎖療法」をやっていた耳鼻科医です。(当然顔面外傷が多いのですが、当直の時は全て・・・。)
現在開業して2ヶ月が経とうとしていますが「外傷の治療もやってみたい」とムズムズしています。
現在は借金まみれでとても色々な材料を揃えるわけにはいきません。
そこで開業している方に質問です。最低限必要なものは何でしょうか?顔に使う際の注意点について教えてください。




[498]褥瘡の手術  投稿者/hongmei  投稿日/2004年11月16日(火)

私はもともと手術があまり好きでないので、消毒をしている頃から(苦笑)褥瘡の手術は再発を確実に防げなかったら行っても無駄と思っておりました。ただ、実際の所ラップ療法なら自宅でも行えるとはいえ、はっきり言って手間ですし、浸出液が出て、深い褥瘡の処置は医療従事者でない御家族、慣れない訪問看護師等が処置を行う場合にとっても不安です。従って、患者様の御意思はさておき、大きな褥瘡をお持ちの患者様のご家族は褥瘡が閉じるまで入院させるのを希望される頻度はかなり高いのではないでしょうか。そうなると、特に急性期病院では在院日数の延長など経営圧迫になります。転院なども受け入れ施設の整備不足でなかなか上手くいきません。特に当院の場合customer loyaltyが高く「最後までこの病院で」を御希望なさる方が多く転院はますます困難です。このような病院と患者様のご家族の都合で患者様の意思を無視して手術を行わざるを得ない事になっている事もあります。また、ごく稀に手術を望まれる患者様もおられます。




[494]感染皮膚欠損創の治療について 投稿者/ほし@某救急センター  投稿日/2004年11月15日(月)

皆さんこんにちは。
表題の通りなのですが、質問させてください。
夏井先生のHPにもこの件については解説があります。私は感染している欠損創にも閉鎖は行い、同時に抗生剤投与を行うと理解しました。先日そういう患者さんがおられてそのように治療しましたら感染兆候もなくなり創も治癒傾向です。今日ConvaTec(カルスタットのメーカー)のMRさんと話をしたのですが、そのMRさんに聞くと「私どもでは感染創では閉鎖せず、開放もしくは半閉鎖で。感染が落ち着いたら閉鎖を。」と言われました。MRさんの認識不足なのでしょうか??




[476]熱傷治療のプラスティック手袋治療で痛み  投稿者/hongmei  投稿日/2004年11月05日(金)

手の2度熱傷の方(受傷6日目。前医ではクロルへキシジン消毒+アズノール+ガーゼ)にいつものように水道水で手を洗ってもらいワセリン+プラスティック手袋をしたところ、病院を出てから3時間位経って「ものすごく痛い!これまでにない痛みである」と再受診されました。「手袋がくっついたように痛い」ともおっしゃいました。水道水の刺激か、はたまたプラスティック手袋がいけないのか、手袋をはずしましたが、ワセリンが少なめで手袋がくっついているという感じでもなく、創部は初診時と何も変化なく、腫脹もありませんでした。やむなくワセリン塗布後オプサイトはりつけガーゼとしました。(痛くなったし対応も悪いので)もう当科には受診されないとも解釈できる事をおっしゃってました。今まで同様の治療を行った方で痛いとおっしゃる方は一人もいらっしゃらなかったので、驚いています。皆様のご経験がありましたらご教授願います。




[480]耳鼻科領域の質問 投稿者/アイアイ  投稿日/2004年11月06日(土)

いつも家族ネタですみません。こどもが急性中耳炎になりました。もともとは10日前くらいに風邪をひいたところからなのですが、繰り返していることもあり今回は耳鼻科できちんと診てもらうことにしました。そこで、疑問、質問があります。かぜの原因のほとんどが一般的にはウイルスでありながら、当然のように抗生剤が処方されることの問題点については今年の2月ごろに掲示板にあがりましたが....。急性中耳炎の治療についても、まず抗生剤の投与が第一選択。この根拠については要は風邪の原因はウイルスであったとしても、急性中耳炎は二次感染なのだから抗生剤を投与しないといけない、と解説されているようなのですが、腑に落ちません。また、抗生剤を内服しながらの抗生剤入り点鼻薬の点鼻、非常に重要なものなのでしょうか?(副鼻腔炎のときのミノマイシン投与は抗菌目的ではなく、損傷した粘膜を修復するのに役立つ、という目的なんでしたよね?じゃあ、タリビット点鼻薬にも、何かそういう目的があるの?なんて思ったり...。だって、ロングセラー商品ですよね?)素人の質問で申し訳ありませんが。ご教授ください!




[492]布教活動してきました。 投稿者/にしけん  投稿日/2004年11月12日(金)

私の勤務する岐阜県G市T町の小児保健研究会(学校の養護教諭の先生と保健師さんたちの10人ぐらいの集まり)で、外傷・熱傷の講義をさせていただきました。今回は学校の保健室での処置を中心にお話させていただきました。
今回の講義で被覆材に加え、ラップ療法もとりあげたのですが、かなり手ごたえがありました。講義後の質問、ディスカッションも30分続く状況でした。これで私の町の学校で怪我をしても消毒・ガーゼで処置されてしまうことはなくなりそうです。
夏井先生のホームページからいっぱい話題をいただきました。ありがとうございました。




[483]そういえば・・・ 投稿者/カネコ@北海道  投稿日/2004年11月08日(月)

 さんちゃん先生のレスで思い当たったのですが、以前話題になった「乳ガンが皮膚に露出した場合」(スレ419)の浸出液コントロールに母乳パッドは良いですね。これなら瑞木先生のおっしゃる生理的嫌悪感も少なくてすむのでは?

 実は今、私も今にも噴火しそうな末期乳ガンの患者さんを抱えているので、もし噴火したら試してみようと思っています。




[479]術前のブラッシングについて 投稿者/more  投稿日/2004年11月06日(土)

初めての投稿ですが、よろしくお願いします。当院で、整形オペ(人工膝関節 人工股関節置換術)前に病棟でイソジン消毒ブラッシングし、被布で覆って入室するのですが、意味があるのでしょうか?このホームページを観ているとあまり意味がないようなので、手間が懸かるだけであるなら中止したいと思っているのですが、どのようにお考えでしょうか?整形の先生方が沢山いらっしゃるようなので、先生方の病院での現状またよろしければ、もし中止の際の理論武装の仕方を教えていただければと思います。(このような事を聞くこと自体、消毒の必要、不必要をちゃんと理解できていないのだと思いますが、よろしくお願いします)私自身は、心臓外科でした




[490]11/11の更新記録を拝読して 投稿者/hongmei  投稿日/2004年11月11日(木)

アキレス腱があれだけの範囲露出していても結構塞がるものですね。小範囲の腱露出なら「消毒+軟膏+ガーゼ」でも肉芽が覆って閉鎖しましたので(苦笑)うるおい治療をもってすればイケるだろうと予測はできました。夏井先生開発中のあの「被覆材」早く世に出てほしいです。写真を見た印象では「(既にある製品の)○○○に似ている」(笑)
それから奥様の力は偉大です。御主人の足趾の壊疽を「ラップ療法」でしっかり治癒に持って行っていただいた経験があります。男性の皆様、奥様を大切に。(笑)




[488]ティエールで圧痕 投稿者/hongmei  投稿日/2004年11月10日(水)

下腿の非褥創性潰瘍で浸出液が多い方に外泊用としてティエールプラスを使ってました。患者様の評判も上々。しかし、傷が浅くなるにつれてティエールの形に圧痕を生じ、その部だけ傷が深くなってしまいました。弾性ストッキングを履かれていたせいもあるかもしれませんが、要注意です。




[487]痔裂に使う軟膏 投稿者/カネコ@北海道  投稿日/2004年11月10日(水)

 本日珍しく(?)外来が暇だったので、掲示板の過去ログを見ていました。

 そこでスレ44の話題ですが私は痔裂にはニトログリセリン軟膏を使っています。単ワセリンとの比較検討をしていないのですが、有効率はかなり良いかと思います。

 消化器外科(0387-2645)25巻8号 Page1273-1280(2002.07)
 日本大腸肛門病学会雑誌(0047-1801)55巻4号 Page204-205(2002.04)

などに論文があります。

 効能からするとプロスタンディン軟膏でも効きそうな気はしますけどね(笑)。




[485]オプサイト付きガーゼも創にくっつく 投稿者/hongmei  投稿日/2004年11月09日(火)

熱傷患者様の浸出液が少なくなったので、オプサイトをハイゼガーゼに貼付けてドレッシングし、翌日剥がそうとしたところ、傷にくっついてました!通常の日本薬局方ガーゼにつけても何の問題もありませんでした。
どうもきめの荒いガーゼにくっつけると小さい凹凸ができて、傷にくっついたような感じです。オプサイトIV3000が(凹凸があり、密封すると真空になるらしい)くっつきが良過ぎるのと同じ事が起こっているのかもしれません。




[469]トローチってどうなんでしょう?? 投稿者/MCMC  投稿日/2004年11月02日(火)

風邪のはやる季節になってきましたけれど、結構トローチをくださいって患者さんがいますよね。あれって成分をよく見たら抗菌作用のある口腔内消毒薬なんですよね・・・そんなもの適当に使っててもいいんでしょうか?抗菌作用があったってウイルス感染の風邪には効かないわけですし、途方もなく中途半端な薬に思えます。

当院では急性上気道炎に対して細菌感染を疑って抗生物質を処方する場合、起炎菌同定のための検査(喀痰や咽頭培養)を必ず提出するようにしています(β溶連菌感染を見落とさないためと、起炎菌に対する抗生剤の薬剤感受性を確認するためです)。安易にトローチなんか使ったら起炎菌を同定しにくくなったりしないでしょうか?
感染症を正しく治療するためには採用中止にした方がいいような気がしてきました・・・考えすぎでしょうかねえ(^^;)

そのあたりみなさんのお考えを聞かせていただけたらありがたいです。よろしくお願いします。




[482]実験結果 投稿者/カネコ@北海道  投稿日/2004年11月08日(月)

先週公約した消毒後の細菌数ですが・・・。

実験のミス(培地を冷蔵庫に入れていたら凍っていました)のため、菌が全然生えませんでした(苦笑)。

またやりなおしです・・・




[478]日本医師会からの連絡 投稿者/カネコ@北海道  投稿日/2004年11月06日(土)

 本日、北海道医師会経由で次のような文章が回ってきました。

「政府の規制改革・民間開放推進会議は混合診療の解禁を強く打ち出し、今年中に解禁決定を目論んでおります。
 混合診療が解禁されれば、本来、健康保険に導入すべき医学の進歩による新技術が自費扱いにされ、自費医療費の増大を招き、一部の人しか恩恵を享受できず、国民医療の不平等を引き起こすことになります。
 自費医療費の増大は利潤追求を目的とした私的医療保険の参入を許し、公的医療保険が縮小・形骸化され、現在の国民皆保険制度は破壊され、その結果、米国のように私的医療保険会社による医療支配を許すことになり、国民に安心で質の高い医療が平等に提供できなくなります。
 人の命は平等です。生命と個人の尊厳を守るべき医療の世界に、経済的な弱肉強食(市場原理)の論理を持ち込むことはきわめて危険であります。裕福な一部の人のみが優遇され、弱者を切り捨てる製作は容認できません。誰でも、いつでも、どこでも安心して平等に医療を受けられる国民皆保険制度を守るために、今こそ国民が結束する必要があります。
 日本医師会は国民皆保険制度を守るために国民各界各層の団体に幅広く呼びかけ、国民医療推進協議会を結成いたしました。
 この運動を強力に推し進めるために、皆様方のご尽力により、一人でも多くの国民の皆様から署名を集めていただき、国民の切なる願いとして国会に請願し、所期の目的を達成する決意でありますので、格段のご支援を賜りますようお願い申し上げます。」




[468]メッシュ 投稿者/夏井@管理人  投稿日/2004年11月02日(火)

「腹部の瘢痕ヘルニアの手術でメッシュで再建したが,術後に創が開きメッシュが長期に露出している。どうしたらいいだろうか?」という相談を頂きました。もちろん,メッシュを摘出するしかない旨を伝えましたが,問題はこのメッシュです。私は腹壁再建では使ったことがありませんが(なんとなく胡散臭い感じがしていたもんで・・・),実際にお使いになられている先生方は,このメッシュについてどうお考えですか?

また,Marlex Mesh(でしたっけ?)は生体組織と癒合するんでしたっけ? 癒合するのでなければ,腹壁の補強材料にはなり得ないような気がしますが,実際にはどうなんでしょうか?

ちなみに以前大学にいた時に,腹直筋採取部の補強としてデキソン・メッシュを使った時期がありましたが,これがまた高率に感染するんですよ。どうもあれ以来,この類の医療材料に不信感が・・・。




[473]11/2の更新履歴を拝見して 投稿者/hongmei  投稿日/2004年11月03日(水)

このBBSの主旨とはずれますが、
>「原発事故(医療事故)は起きてはならない」ではな
>く,「原発事故(医療事故)が起きたらどう対処するか」です。
私個人的には「たとえが悪い」と思います。 「原発事故は起きてはならない」です。エネルギー源を原子力に求めるのは誤りだと思っているからです。




[474]改めてウジムシの話 投稿者/ウミユスリカ  投稿日/2004年11月05日(金)

hongmei先生からのリクエストがありましたので、「潰瘍のウジ虫治療」についてのスレッドを再起致します。

これまでの議論で叩き台として有効な基礎データは、話題番号398番返信5番のvaquero@獣医科先生の以下の引用でしょう

>>(食事をしながら読まないでください)
>>動物の診療をしていると、地域にもよりますが、1〜2年に一度くらいは、
>>「ハエウジ症」に遭遇します。外飼いの高齢犬などで足腰が弱り、外傷や皮膚
>>炎、褥創ができたりして、そこにハエが卵を産みつけて、ウジが湧きます。
>>野良猫で、生きたまま顔面をウジに食われている症例を見た事もあります。
>>こういう症例を見た後は、食欲が廃絶します・・・。
>>
>>手元にあるManual of Canine and Feline Wound Management and
>>Reconstraction(British Small Animal Veterinary Association)という
>>獣医学書によれば、「ヒトで行われている治療」として、larval therapyが紹
>>介されています。その中で、主に治療に使用されるハエはLucilia sericata
>>(通称グリーンボトルフライ)であること、ハエの卵は無菌的に採集されて、
>>無菌の環境で羽化させること、出番が来るまで低温で保存される事、などが書
>>かれています。また、使用の際には、創傷周囲の健康な皮膚は幅2cmに渡って
>>ハイドロコロイドで保護する事、蛆虫は1平方cmあたり10匹使用する事、そ
>>の上から滅菌したネットで覆って、周囲のハイドロコロイドとしっかり接着し
>>て虫の脱走を防ぐ事、また蛆虫が乾燥して死滅しないようネットの上からハイ
>>ドロコロイドか濡らしたガーゼで覆う事、などの注意点が書かれています。
>>
>>戦時中を題材にした小説などを読むと、空襲や爆撃にあって大怪我した人の傷
>>にウジが湧き、「ウジが膿を食べてくれたために敗血症で死ななくて済んだ」
>>と言う記述を見る事がありますので、状況によっては有効なのかな、と思いつ
>>つもやはり自分で試してみたいとは思いません。
(原文に改行処理を施してあります)




[455]SSIについて 投稿者/hongmei  投稿日/2004年10月27日(水)

当院で偉い先生によりSSIについての講演がありました。○○をしたらSSIが減った、とか、A病院の結腸手術のSSIは×%とか・・・。講演自体は突っ込みどころもなく(総論でしたから)、よかったのですが、常々疑問に思っているのはSSI(surgical site infection)の定義です。当科によく紹介があるのが「傷が感染により開きました」ですが、別に発熱もなく、創周囲の発赤も著明でなく、「皮下の脂肪壊死じゃない?」と思われる創の離開もよくあります。こんなものもSSIに入ってるんじゃないか?SSIの定義が施設によりまちまちでこんな統計はあまり意味がないのではないか? 皆様、いかがでしょう?




[471]ケロイドとゲンチアナバイオレット 投稿者/hongmei  投稿日/2004年11月02日(火)

ゲンチアナバイオレットは以前褥瘡治療にも使われていたようです。
↓(とんでもない文章)
http://www1.ocn.ne.jp/~kamase/gentiana.htm
それはさておき、ケロイドに局注したら劇的に効いたという報告を目にしました。詳しく調べたいと思います。機序としてですが、予想としてはケロイド細胞を殺しただけではないか、と思います。抗ガン剤と同じ効果。




[467]ドイツの創傷治療教育 投稿者/hongmei  投稿日/2004年11月01日(月)

ネットで偶然見つけたドイツで医学を学んでいる日本人の学生さんにドイツの創傷治療につき下記の質問をしてみました。

  1. 傷の治療に消毒液を用いていますか?
  2. 傷の上にガーゼをあてていますか?
  3. 傷を濡らしたら化膿すると信じられていますか?
  4. 傷を乾かすと早くよくなると思われていますか?
(もうちょっと質問を考えればよかったのですが)
答えは1.No, 2.Yes. 3.No, 4.No でした。まだ学生さんなので手技に関する詳細情報(2のガーゼに特殊なものがあるそうです)は得られませんでしたが、ドイツはわりと イケてるのでは?と思いました。ドイツでは学生実習で患者様の採血を行っているらしいです。
このHPもちゃっかり紹介しましたが、見てくれてるかどうか・・・.




[470]ハイドロサイトは傷にくっつく 投稿者/hongmei  投稿日/2004年11月02日(火)

以前ハイドロサイトは傷にくっつかないので剥がす時に患者様の痛みが少ないと思っておりました。しかし、最近ハイドロサイトは結構傷にくっつき、剥がす時に患者様の苦痛を伴う事もあると思います。100%ではないし、受傷原因や深さ、浸出液の多寡とも関係ないようです。もしかして不良品?どなたかご経験があればご教授願います。




[449]どうなんでしょう? 投稿者/Yama薬屋  投稿日/2004年10月21日(木)

ネットでいろいろ調べていたらこんな商品に出くわしました。
ご存知かもしれませんが・・・
「PA・ヨード液 」
成分・分量:1mL中ヨウ素 2mg
ポリビニルアルコール 80mg
添加物:ヨウ化カリウム
効能・効果:角膜ヘルペス,洗眼殺菌
使用方法:有効ヨウ素濃度0.2%の原液を通常,精製水又は0.9%食塩水で4〜8倍に希釈して用いる。

メールにて問い合わせたところ以下のような返事でした。
Q1:これは消毒剤か?
A1:製剤的には眼科用剤であり、点眼・洗眼に用いるものですので、いわゆる外皮用殺菌消毒剤とは異なります。有効成分はヨウ素ですので、その作用はヨウ素系消毒剤と同様と考えられます。

Q2:細胞障害性はないのか?臨床的に有効か?
A2:原液の4〜8倍希釈液を点眼する臨床試験で、臨床上の有効性が認められております。 ご指摘のとおりヨウ素自体には細胞障害性がございますが、本剤はポリビニルアルコールなどにより刺激性が緩和されております。

Q3:生理食塩水などとの比較したデータがあるのか?
A3:前述の臨床試験は、生理食塩水または蒸留水点眼との臨床比較データではございません。また、プラセボとのDBTも実施しておりません。

はたして有効なのでしょうか?
個人的には「意味なし、効くとしたら有害そのもの」と思うのですが、まだまだ勉強不足なので皆様のご意見をお聞かせください




[457]うちの整形外科は ○○ 2004年10月27日(水)

たまーに投稿させて頂いてます、○○県の外科医です。こちらに参加されている整形外科の皆さまはさすがですが、当院のトホホな整形外科の実態をご紹介します。

  1. 指先端欠損の患者さんに
     「最初に消毒します。沁みたら止めますから。」
     ヒビテンで消毒した直後に患者さんが「うわーーっ!!」と叫んでしまい、
     「あぁ、ごめんなさい。もう止めますから。」

    ...あなたの消毒って。

  2. 抗生剤皮内反応の取り止めについて医局で会議  医局長「整形外科の先生方は皮内反応中止に反対です。理由はショックになった場合、我々は対応できないからです、だそうです。」

     局麻アレルギーはどう対応しているのでしょうか?
     整形は無能だと公表しているようなものですが。

  3. とあるこだわりの整形外科医
     私の外来日には外来の窓を開けないで。外気が入ると「不潔」ですから。
 心ある整形外科医の皆さまのご意見、お待ちしています。うちの病院はこのような整形外科医ばっかりで息がつまりそうです。




[462]糖尿病壊疽に対するウジムシ治療  投稿者/たけ  投稿日/2004年10月29日(金)

以前このサイトでも話題になったウジムシ治療についての発表を聞いてきました。かなり反響があって質問の嵐でした。

岡山大学からの発表でしたが、糖尿病壊疽6例に対して治療を行ない、うち4例で大切断を回避できたとのこと。かなりの成績だと思います。どれもひどい壊疽症例でまずアンプタを選択されるようなものばかりでした。ビデオでウジムシが創部でウヨウヨ動いているのを見ると、さすがに気持ち悪かったですが、これで切断が避けられるのであれば非常にいい治療だと思います。

ちなみにハエは札幌産で、ウジムシはさなぎになる前に処分するそうです。

このセッションはDiabetic footについてでしたが、ほとんどの施設が創部を消毒あるいはイソジン加生食で洗浄してガーゼ保護といった従来の治療法をしており、ある大学の教授なんか壊疽の部を濡らしたら感染が増悪するので絶対に濡らしたらいけないなどと宣っておられました。それについて座長が少しつっこみかけましたが、会場から全く反応はありませんでした。

来年は創処置についての演題を出してみようと思いました。




[465]褥瘡治療に関するネタを募集します 投稿者/toriyabe@ラップ療法 [HOME]  投稿日/2004年10月30日(土)

褥創の治療で「ちょっと悲しかった体験」を教えてください。できれば、寸劇風にお願いします。
ラップ療法以前の治療法をしていたときの体験、石や、看護研修で洗脳されて帰ってきたWOCナースにラップ療法を頭ごなしに否定されたこと、皮弁手術後創が開いたときの体験など、なんでも結構です。
執筆中のラップ療法の本の中で使わせていただきます。
採用の暁には、2005年秋、「ラップ療法プロジェクトX・横浜」にご招待します。ただし、食事代実費はご負担いただきます。
掲示板に出すのはちょっとー」という方は、メールでお願いします。

(例)
大転子のポケットに軟膏ガーゼを詰め込んで処置をした翌日。ガーゼを取り出すと赤黒い壊死組織が出てきました。

(医師)「こうやってデブリドマンするんだよ。ラップ療法なんてのは、壊死組織をそのままにしておくから感染を起こすんだ。素人はなんにもわかっていないんだから」
(看護師)「先生。でもポケットがだんだん深くなってきました。摂子を入れると10センチも入っていきます」
(医師)「どれ、かわりにやってみましょうね」(摂子は、大腿に沿って15センチも入っていきます)
    「あれ、出血が止まらないね。すこし黒っぽかった血が赤くなってきた。あーっ、どんどん出てくる。エッ、拍動性?!。動脈性の出血だ。止血ガーゼ、止血ガーゼ!すぐに人呼んで!手術室に連絡して。あと、採血と交差!」
(看護師)「ハイッ…」(バタバタ…)

(これはフィクションです。ある有名な褥瘡裁判になった事件を再現したものではありません)




[461]手術件数 投稿者/hongmei  投稿日/2004年10月29日(金)

当院の経営改善委員会(仮称)で「特に手術件数が減っているので、外科系は手術件数を増やす様に」と言われています。でも、うるおい治療をしていると、特に当科(形成外科)の場合手術はより簡単なものとなり、入院は必要なく、外来でできたり、手術点数が減ったり、手術しなくてもよくなって件数が減ります。
当科はリストラに遭いそうです。(苦笑)




[450]CDCガイドライン原理主義  投稿者/よう@整形外科  投稿日/2004年10月21日(木)

当院では感染対策委員が最近立ち上げられ(いままで無かったのかよ!)、委員長に麻酔科の9年目の先生が就任されて、院内ガイドライン作成に根回し中です。
この先生は、1年前に就任後、院長・医局長の全面バックアップのもとに、まずは、院内でBLS・ACLSコースをたびたび主催している理論派で活動的な方です。
ただ一つ難点があり、CDCガイドライン信奉者・原理主義者なのです。
何かにつけ、CDCではこうだからと、聖書の如く引用されています。
もちろんCDCガイドラインは科学的理論と統計学的調査に裏付けされた論文を元に書かれているのでしょう。しかし夏井先生も再三述べられているように、論文には必ず著者の意思というバイアスがかかり、コンセプトそのものがおかしい論文もあります。
その先生の主張することにも、時々?ということがありますが、CDCが基にしている論文を読んでいないため、正面きっては指摘していません。
(理論武装しきっていないということもあります。)
ただし院内ガイドラインが完成するまでに一戦交える必要がありそうです。
もちろん消毒原理主義者が委員長であるよりは、はるかにましなのですが、このような先生は、どのような点がウィークポイントで、何処から攻めていけばいいのでしょうか。
(夏井先生はどうされていますか)




[458]本日 投稿者/カネコ@北海道  投稿日/2004年10月29日(金)

 院内勉強会に町内の養護教諭・訪問看護ステーションの看護婦さんを招き、布教活動いたしました。

 1時間少々の講演+質疑応答で、それなりに聴講者の受けも良く、活発な質問があり上手くいったんではないかと思っています。こちらとラップ療法のHP、「これからの創傷治療」の宣伝も最後の方ですがちょっとさせて頂きました。

あ、そうそう。私も読み原稿無し派です(笑)<と言うより脱線しまくったり、スライドより先に内容をしゃべちゃったりしました(爆)




[454]ビタミンCの威力について  投稿者/アイアイ  投稿日/2004年10月27日(水)

こんにちは。急激な気温の変化のためか、ここ1ヶ月ほど子どもたちが体調を崩しやすく、小児科にお世話になっています。そこで疑問に思ったのですが...。以前にも掲示板で、抗生剤とかぜ、抗生剤の乱用が耐性菌をつくり、重症感染症に...といった話題があったと思います(ずいぶん前ですが)私が注目しているのが、ビタミンCサプリメントの摂取です。一日の推奨される摂取量としては100mgくらいまでのようなのですが、500〜1000〜2000mgを風邪の引き始めから状態に応じて飲むと効果的、とあります(サプリメント本より。)風邪のみならず、あらゆる症状に効果的と書いてあるのですが、これまで積極的にビタミンCを処方してもらったことはないし、勤めていたときも処方している先生はいませんでした。ビタミンCの威力が本当であれば、大手を振って子どもたちにも飲ませることができるのですが....。内科の先生方、いかがでしょうか?是非、ご意見いただきたいです。




[452]日本形成外科学会基礎学術集会での発表を終えて 投稿者/Dr.さんちゃん in NAGOYA  投稿日/2004年10月23日(土)

いつもホームページを拝見し勉強しております。褥瘡学会では、お世話になりました。ところで、日本形成外科学会基礎学術集会で、ラップ療法と他剤(PG-o,bFGF)との比較検討した演題を発表してきました。帝京大学のた○先生、川崎医科大学の森○先生やその他たくさんの創傷治療をおこなっている
トップクラスの先生方は、ラップ療法に対して、否定的な意見を持っていらっしゃる印象を持ちました。同じ形成外科医として残念!!そして座長の先生からは、被覆材は保険適応もあり、ラップ療法よりいいので是非、次回は、ラップ療法と被覆材との比較を検討して下さいとテーマを与えられました。何か、少し侘びしい学会でなりませんでした。みなさんの御意見を聞かせて下さい。すいませんこんな内容で。




[456]布教活動 投稿者/なお@整形  投稿日/2004年10月27日(水)

明日近所の開業医の先生方に布教活動してまいります。日整会教育研修講演の単位もつけて頂き、少々緊張です・・・原稿棒読みかも(^^;; ・・・ということは日整会は閉鎖療法認めてるって事か〜?(なわけないか・・・題名しか見てないし・・・)




[443]口腔内の粘膜大欠損 投稿者/よう@整形外科  投稿日/2004年10月19日(火)

口腔外科の先生に相談されました。
82歳女性、歯槽から上顎骨にいたる感染で、右上顎骨を歯5本つけて切除掻爬し、口腔内が右上1/3が粘膜欠損(3×4cmほど)し、海綿骨がむき出しの状態です。
この患者さんの粘膜形成促進にはどうしたらいいかと。
まずはアルギン酸塩をつめることを勧めてみました。
止血効果ありますし飲み込んでも大丈夫でしょうから。
ただしすぐ取れてしまうと思います。
口腔外科の先生は人工真皮を考えていたようです。
口腔内は常に浸潤環境なので何もしないというのも一つの手と思っているのですが。
どなたかお勧めの方法がありますでしょうか。




[453]新潟県中越地震  投稿者/夏井@管理人  投稿日/2004年10月24日(日)

昨日の地震,すごかったようですね。私は何ともないのですが,皆さんはいかがでしたか?

恐らく,新潟県内の病院はけが人,病人で一杯だと思いますが,けが人の多くはアルギン酸+フィルム材,あるいはラップ+プラスチベース(ワセリン)で対処できるはずです。アルギン酸があればとりあえず縫合も不要ですから局所麻酔薬も不要。もちろん消毒薬も不要。
災害現場でこそ,この「外傷のうるおい治療」は必要とされるんじゃないか,とそんなことを考えていました。




[451]創傷被覆材は何が必要か? 投稿者/カネコ@北海道  投稿日/2004年10月22日(金)

 うるおい療法の根元的な問題かと思います。

 現時点で私はフィルム(未滅菌サージットロール)、ハイドロサイト、カルトスタットの3種類しか事実上使っていません。あとはたまにワセリンを併用するぐらいです。一応デュオアクティブETはあるのですがコスト面を考えると今のところとうてい使う気にはなれません。

 フィルム、ハイドロサイトに較べて他の被覆材が明らかに優れていると言う症例をご経験でしたらぜひ教えて頂けないでしょうか?何せ買うにも結構高いものですから、周囲を説得できる材料が欲しいのです。




[448]レセの単価記入 投稿者/クロス [HOME]  投稿日/2004年10月21日(木)

事務的な事で申し訳ありません。まだ被覆剤を使用し始めて1年程で、たまに減点されたりはしていましたが、先日「レセに被覆剤の単価が書いていない」との事で返戻されました。これは一般的に要求される物なのでしょうか?(私は愛知県です)また、そうだとすると...なぜ?




[440]PRPゲル 投稿者/きっしゃん@獣医整形  投稿日/2004年10月18日(月)

当方、動物病院を開業しています獣医です。再生医療に興味があり、いろんな組織に組織工学的手法を用いています。皮膚に関しては、動物の皮膚欠損症例に対して 自己血液から採取した血小板に富む血漿(Platelet Rich Plasma)(PRP)のゲル化したものを用いています。もちろんPRPゲルを使用した直後から閉鎖療法です。いままで治りにくかった皮膚欠損例や褥創例が、従来よりも はるかに速いスピードで治癒していくという実感を持っています。ヒト医学ではPRPを皮膚に適用することは、されていますでしょうか?私の知り合いに形成外科の方が居られないので、手探り状態で、よく分かりません。どうかお教え下さい。




[446]褥瘡のガイドラインについて 投稿者/薬剤師Y  投稿日/2004年10月20日(水)

褥瘡のガイドラインについて日ごろ疑問に考えていることを書かせていただきます。
黒色期、および黄色期にゲーベンクリーム、ユーパスタが推奨されてます。
黒色期、黄色期とも壊死組織のデブリが治療だと認識しておりますが上記の両薬剤にはどう謙って考えてもそういう薬効は無いと思うのですが・・・。
皆さんはどうお考えでしょうか?
できれば褥瘡学会の会員の方々の意見を聞きたいです。
ちなみに私も会員です。




[430]切断の部位決定について教えて下さい 投稿者/内科のりーちゃん  投稿日/2004年10月12日(火)

透析歴17年で全身の動脈硬化が強く、心筋梗塞もシャント閉塞もあちこちの動脈狭窄もある62歳の男性です。閉塞性動脈硬化症がある方ですが左踵に潰瘍病変が生じ拡がっていきました。プロスタグランディンもアフェレーシスも左大腿動脈狭窄部拡張してもダメ。(膝下の動脈拡張は不可能とのこと。)疼痛がひどく切断を決め整形外科のある病院を紹介しました。
先日帰院されましたら膝上切断でした。
踵の4cm大潰瘍でそこまで切られるとは予想できませんでした。
膝下の動脈硬化が強かったからでしょうか?切断部位はどうやって決めるのでしょうか?
教えて下さい。




[447]近況  投稿者/カネコ@北海道  投稿日/2004年10月20日(水)

その1
 某M製薬より案内が来て、11月12日の札幌外科医会講演に出席できることになりました。夏井先生にお会いできるのを楽しみにしています。

その2
 本日、ちょうど怪我をした子供に付き添ってきた養護教諭の先生とお会いし、町内の養護教諭の先生向けに講演をすることが決まりました。また一歩うるおい療法を広めることが出来ます。養護教諭の先生も私が書いた町広報やテレビなどを見て興味を持っていたそうです。

その3
 院内では完全にうるおい療法のみとなっていますが、まだ基礎的な知識がついていない人がいるので、10月29日に院内向けにも講演をすることになりました。

その4
 11月9日にF地域医師会の研究会でうるおい療法の発表をしてきます。
 結語は

  1. 入院・外来の創傷管理において消毒・ガーゼ貼付を廃止し良好な成果を上げた。
  2. 創傷治療において消毒・ガーゼは何ら益がないだけでなく、害悪であると思われる。
にしようかなと思ってますけど、過激すぎるかな?(笑)
 こちらのサイトでかなり理論武装させて頂いてますので、ちょっとやそっとの質問なら撃破できると思っています(笑)




[441]ハイドロサイト+オプサイト 投稿者/ヤスダ  投稿日/2004年10月18日(月)

429のスレでhongmei先生が「ハイドロサイト+オプサイト(褥瘡には禁忌)」と書き込みをされているのですが、これって禁忌なのですか?ハイドロサイトが却って圧迫になることや、摩擦の原因になりそうなことから、寝たきりの方には禁忌かなと思いますが、自分で体位変換できるような方の表皮発赤程度の褥瘡でも禁忌になりますか?
今働いている病棟では、このような軽い褥瘡の方にクッション効果を期待してナースがハイドロサイト+オプサイトをよく使っています。私自身は「あまり意味がないなぁ」と思いながらも、わざわざ文句をいうのもどうかと思っていたのですが、禁忌ならそうもいきません。禁忌になる理由を教えていただけませんか?




[444]ごく基本的なことかもしれませんが・・・ 投稿者/ほし@某救急センター  投稿日/2004年10月20日(水)

皆さんこんにちは。いつもこちらで勉強させていただいています。

受傷後にできるカサブタですが、カサブタの下というのは一種の”閉鎖療法”のような状態になっていると考えてよいのでしょうか?カサブタは受傷直後にできるわけではありませんので、その点からも受傷直後からのラップなどによる閉鎖療法にアドバンテージはあるかと思いますが、カサブタは生体自ら行っている”閉鎖療法”なのでしょうか。




[442]うがいはどうしたらよいでしょうか。 投稿者/Basil  投稿日/2004年10月19日(火)

 いよいよ冬が近づくと私が診療しております高齢者の方には風邪がはやって参ります。毎年私は小さなパンフレットに風邪にかからないためのガイドラインを書いて配っていますがその中にうがいのことも書いております。イソジンガーグルが今までは定番だったのですが最近は紅茶でうがいなども取り入れているのですがおすすめのうがい法に関してのご意見がありましたら教えてください。




[436]こんな商品が・・・ 投稿者/MCMC@内科  投稿日/2004年10月13日(水)

果たして効果はいかがなものでしょう?

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

明治製菓、かぜ対策の「イソジン」マスク

明治製菓は、風邪・インフルエンザ対策の「イソジンプロテクトマスク」を8日に発売する。「イソジンうがい薬」の主成分、ポビドンヨードを化学結合させたフィルターを併用し、ウイルスや細菌を吸着、破壊する。看板製品のイソジンブランドを使い、マスク市場で初年度5億円の売上高を見込む。
マスクとフィルター各1枚、あてガーゼ2枚入り。希望小売価格は577円。




[429]赤い肉芽(肥厚性瘢痕orケロイド?)の処置について  投稿者/ED  投稿日/2004年10月12日(火)

ちょっとご相談です.
10×15cmほどの肩の擦過傷でした.ほとんどの部分は速やかに上皮化したのですが,ごく一部(2×2cmほど)創が深くて,治りの悪いところがありました.ハイドロコロイド貼付にて観察していたところ,1週間ほど私が休んでいる間に(その間はナースが交換してくれてました),赤い肉芽が2-3mm正常の高さより盛り上がっていて,触ると痛みが強い状態です(えぐれた状態の時でも触ると痛みはありましたが).周囲に感染徴候はありません.浸出液が多めなので,ハイドロサイトに取り換えたところです.このやや盛り上がった肉芽の上に,正常な上皮化が起こるのか,今の赤みの強い(触ると痛い)肉芽を見ていて不安になりました.現在 受傷より3週間以上経過しています.ケロイド好発部位ではあるものの,今のところ真皮の受傷範囲を超えてはいないようなので,肥厚性瘢痕>ケロイドかと思うのですが.今後の処置はどうしたらよいでしょうか?

過去のBBSを検索したところ,2003年08月07日の田中@ネオケミアさんの投稿に,

「ハイドロコロイドにはいくつかの欠点があり...
また、ラットの創傷実験で強烈な起炎作用を確認しました。これがハイドロコロイドによる肉芽形成促進の正体のようです。ただ、炎症が強いと傷痕がきれいにならなかったり、ケロイドなどを惹起したりする危惧を抱き、...」
という記述がありました.ハイドロコロイドの影響もあるのでしょうか???




[438]表皮上に肉芽 投稿者/hongmei  投稿日/2004年10月15日(金)

メッシュ状の遊離植皮した患者様で、うるおい治療を続けていると(水切り用ポリ袋+おむつ)5mm×2cm程の植皮片(生着しています)の上に肉芽が覆ってしまいました。こんな事は今まで経験した事がありません。この肉芽を追い払わないと表皮は張ってきません。皆様このような経験をお持ちでしょうか? 線維芽細胞と表皮細胞は発育しやすい環境を微妙に調節しなければならないような気がします。




[434]地元紙に閉鎖療法の記事が 投稿者/NM@外科  投稿日/2004年10月12日(火)

兵庫県で一番読者の多い(多分)神戸新聞に、この会の会員でもある、さくらいクリニック桜井隆先生が医療コラムを連載されています。楽しいコラムで私もファンなのですが、今回のコラムの内容は閉鎖療法でした。内容はこのHPの主旨どおりで、アドレスも載っています。きっと兵庫県民からのアクセスが殺到するでしょう。
私も桜井先生ほどには行きませんが、地元民相手に細々と啓蒙を続けるつもりです。




[439]「手の熱傷は手袋ドレッシングで」を拝見して 投稿者/hongmei  投稿日/2004年10月15日(金)

私もこのBBSに参加してから手の熱傷にはこの方法を行っております。通常はなかなか良い感じですが、治療期間は従来法と大して変わりません。ある方は男性で手があまりにも腫脹しており、無理矢理入れると虚血になりそうで、使えませんでした。ある程度腫脹がひいてから手袋にしました。それまではラップ+おむつの「ドラえもん状態」でした。おむつから母指が出るようにしてミトン状態にしたり、なんとかQOLを高めようと四苦八苦・・・。
また、ハイドロサイトの踵用は普段は使いものになりませんが(苦笑)、手掌や手背の熱傷には踵の閉じた所を指が入るくらいに切ると、指なし手袋のように使える可能性があると思います。(もったいないので使っていませんが)




[431]拡大した胃瘻の閉鎖法 投稿者/のうち@児外/NST  投稿日/2004年10月12日(火)

夏井先生からのご紹介により初めて症例を提示させていただきます。
私は小児外科医ですが、栄養管理が専門で当院ではNSTのディレクターをしています。

さて、患者は

PEGは胃の萎縮のために断念し、外科が胃瘻を作成しました。通常の尿道バルーン(太さ16Fr程度)を入れていましたが、すぐに胃瘻周囲が感染?をおこし、胃瘻周囲が大きくえぐれてトンネルを造ったようになり、胃液の漏れがひどいと胃瘻造設後8日にコンサルトがありました。培養では、MRSAと緑膿菌が出ていますが、特に抗菌薬は使用してません。

感染のフォーカスとなるためバルーンカテーテルを抜去し5日たちますが、直径2x1.5cm程度の大きな瘻管ができており、ずっと奥に胃粘膜が見えていて、瘻管表面の肉芽の色調は白っぽく、瘻孔は塞がる気配がありません。こんなことは初めてですが、原因としては、原疾患による創傷治癒遅延、ステロイドの副作用などが考えられます。
NGチューブで胃内を減圧していますが、胃液がかなり漏れるため周囲の皮膚の発赤は胃液による皮膚炎を起こし、洗浄後にデュオアクティブETにて被覆しました。
瘻孔は非常に大きく、胃液のリークが続く限り治りそうにありません。
瘻孔内にカルスロットを詰めてみようかと思いましたが、胃液の漏れが続いている状態ではあまり効果がないように思います。細いバルーンカテーテル(バルーンの平らな腎盂用)を再度挿入し、胃液の出るのをブロックしてみようかと思っています。

何か良い手がありますでしょうか。経験豊富な先生方に御教示下されば幸いです




[433]抗真菌剤のクリーム・軟膏の使い分け 投稿者/NN@神戸の整形外科  投稿日/2004年10月12日(火)

初めて参加させていただきます宜しくお願いします。足(足趾)部の真菌症についてなのですが、当院は療養型病床のためか、寝たきりの状態で紹介されてくる方が多く(比較的ADLが高い方もいますが)基礎疾患の影響(DM、動脈硬化による下肢循環障害など)や、長期臥床による関節や筋力の廃用性萎縮のため十分な清拭が出来ずにかなりの確立で足部・足趾の真菌症を合併している方がおられます。足浴や入浴などで出来るだけ頻回に清拭して抗真菌剤(当院ではクリーム剤)を使用してますが、中には改善せず(最初のうちはある程度よくなるが頭打ちになったり)に再発を繰り返す例や更には蜂窩織炎になる例が結構あり対処に困っています。抗真菌剤はクリームと軟膏とをどう使い分けたらよいのでしょうか?また耐性菌などのため抗真菌剤自身を変えた方がいいのでしょうか?爪白癬にはローション使用や40%尿素含有ビフォナゾールクリームによる密封療法などで対処してます(包括医療のためできるだけコストがかからないように)。




[437]伝染性膿痂疹 投稿者/瑞木  投稿日/2004年10月13日(水)

本サイトをごらんの皮膚科の先生にご質問です。
伝染性膿痂疹の局所の処置は如何すべきでしょうか。
昨年、私の息子のとびひがなかなか治りませんでした。もともとアトピー性皮膚炎です。
近所の皮膚科(アレルギー科)から出された抗生剤はなぜかクラリスでした。あまりに切れが悪いので、大学の皮膚科に頼んでセフゾンに変えてもらったら劇的に軽快しました。ちなみに局所の培養ではMSSAがでました。
大学の皮膚科で、ヒビテンで消毒して、亜鉛華軟膏をリント布にぬって局所に当てるようにという指示が出ました。この処置では、クラリスを飲んでいるうちはかろうじて局所の広がりをくいとめただけで、次々に新しい病巣ができており、とくに顔の病巣が悲惨で、家内は半狂乱になって処置をしていました。ところが、セフゾンにしたとたん、当日からあきらかに局所の浸出が減り、痒みもとれ、翌日からは新病巣は出現しなくなり劇的に軽快していくのが眼に見えて分かりました。抗菌力を考えれば当然と思われ、適切な抗生剤の全身投与が局所処置よりも優先する病態であることが改めて実感できました。とすれば、局所はよく洗って放置か、あるいは軽くワセリンを塗るくらいでもよかったのでしょうか。それとも、痒みを抑えるためにステロイド?
創傷処置の観点から、かきむしったとびひの局所処置をどのようにするのがおすすめなのでしょうか。皮膚科の先生方、あるいは普段、閉鎖療法を実践されている先生方のご意見をいただけるとありがたいです・・・ラップ療法などで膿痂疹ができた場合は、膿疱をつぶしてびらんにしてから閉鎖がよいというようなことを眼にした気がしますが・・・




[432]余った被覆材について 投稿者/ほし@某救急センター  投稿日/2004年10月12日(火)

皆様、こんにちは。

余った被覆材についてHPには言及されています。
私もHP中の3番で行っています。HPにおいて「私は前述のように,滅菌していないそこらに置いてある鋏で切り分け,残った分はそのまま袋に戻し,次の患者に使っています(請求がちょっと面倒になるけど)。これで全く問題ありません。」とあります。この”請求 がちょっと面倒になるけど”というのはどういう意味でしょうか?続けて来院された二人の患者さんに1枚の被覆材を使ったとします。保険請求上は2枚使用したように請求してよい??(公にはダメでしょうけど・・・)どのように対応したら良いのかお教え下さい。




[426]術後感染創は誰が治療する?  投稿者/hongmei  投稿日/2004年10月09日(土)

通行人だったのですが、ちょーむかついたので書かせていただきます。(苦笑)
当科以外の外科系の医師が手術した創が術後1週間で創縁から弁状に剥離した皮弁が虚血に陥り、その治療を皮膚科にコンサルトしてきました。微熱が続いており、創部や周囲の熱感もあることから皮膚科医は「術後感染が疑われるから開創した方がよい」と担当医にアドバイスしたところ、口調が荒くなり「誰がするんですか!?」との返事。「そちらでお願いします」と皮膚科医が返すと「今すぐやらなければならないのですか?すぐにはできないかもしれません!」とのこと。患者様の事を考えるとすぐ開創するべきなのでしょうが、皮膚科医は手術に立ち会っておらず、どんな手術内容かもわかりません。誰が手術したのか?合併症の対処もできないのか?情けなくなりました。




[424]golden hourについて 投稿者/よう@整形外科  投稿日/2004年10月08日(金)

開放創を閉じるか否かという場合、golden hour 6(〜8)時間と教科書で習ってきました。
これを過ぎると感染の危険性が高くなるから、縫合すべきでないと。
最近この根拠は何なのかとふと思いました。手元の医学書にははっきりしたものは書かれていません。
経験的に設定されたものなのか、科学的な根拠が有るのか、どうなのでしょうか。
個人的には、細菌の細胞分裂・増殖の周期からくるのかなと想像しているのですが。
不勉強ですいませんが、教えてください。




[428]ラップ療法の浸軟、真菌性皮膚炎対策について  投稿者/Dr.ケンケン  投稿日/2004年10月12日(火)

初めて投稿します。いつもこのサイトを見ながら勉強しております。ところで、我々の施設でもラップ療法を開始しはじめて、一定の効果は得ておりますが、最近問題になっていることで、御相談したいことがありまして投稿いたしました。ラップ周囲の浸軟および真菌性皮膚炎についてです。シルキーポアによるかぶれか?浸出液過多によるものか?し尿が多いことによるものか?わかりませんが浸軟や真菌性皮膚炎で難治する症例があります。対策としてskin careを一日2から3回行ったり、必要に応じて抗真菌剤を塗布したりしておりますが、症例によっては、改善傾向が見られない方がおります。病棟差もかなりあります。もし、何か良い考えがありましたら、経験豊富な先生方に御教示下されば幸いです。




[413]たこの削り方 投稿者/須田民男  投稿日/2004年10月01日(金)

70歳代のご婦人で右足小指の胼胝がいたむのでけずってほしいとの要望がありました。2mmほどのものなのですが本人は靴に当たって痛むようです。うまい削り方を教えてください。
    小田原市マナクリニック 須田民男




[425]イソジン屋さんが文章を書くと 投稿者/のり@整形  投稿日/2004年10月09日(土)

「診療と新薬」(第41巻・第8号)
EBMに基づく感染予防対策〜感染予防対策における合理的手順と実践  より

>近年、一部に「消毒剤は創傷治癒過程に影響を与えるので使用すべきでない」という論調がある。果たして、創傷部位に消毒剤を使用しなくて良いのであろうか。消毒剤は有機物(病原体や生体細胞の区別なく)と接触すると直ちに化学反応する薬剤である。このため、生体に用いる際は細胞毒性を生じないよう短時間の使用にとどめる必要がある。また消毒剤は接触した表面でしか反応できないため、組織内で増殖している病原体に効果は期待できない。生体に消毒剤を使用する際の主な留意点をまとめると表11のようになる。 創傷治癒過程は、壊死組織の除去、殺菌、血管新生、肉芽形成等の一連の過程で、それぞれの役割を担う細胞が仕事をする自然のシステムである。この過程を阻害せず、うまく進むような環境(湿潤環境等)を保てば創傷は治癒する。また、病原体が創傷部位に定着していても、創傷治癒過程への影響は少ない。しかし、創傷部位の組織内に病原体が侵入・増殖し、宿主の反応(発赤、疼痛、発熱、腫瘍、浮腫、浸出液等)が起きている状態(感染創)は、感染をコントロールしないと、創傷は治癒できない。したがって、創傷部位が感染創の場合や創傷部位が病原体に汚染を受けた可能性がある新鮮外傷の場合は、創傷処置時に消毒剤を使用する(表12)。また表11の留意点を守れば、消毒剤の使用は創傷治癒過程には影響を与えない。
間違い探し(論理の矛盾)に使える文章かもしれません
昨年も似た内容の文章だったような記憶があります。腫瘍>腫脹の間違いはさておき、一見随分譲歩している様な内容にもみえます。イ○ジンの責任者であった方が書かれた文章なので、最後の一線を越えられないような苦しい文章にも思えます。




[421]ステロイド軟膏の使用方法  投稿者/Yama薬屋  投稿日/2004年10月06日(水)

茨城県で病院薬剤師をしている者です。
創傷治癒とは少し離れてしまうのですが、こちらは整形外科の先生が多いので教えていただきたく書かせていただきます。
 当院では整形のOPE時、仰向けの体位を長くとらせた場合、OPE後に膝や肩などにリンデ○ンVG軟膏を塗布することがあるそうです。理由はOPE後に、「これらの場所が赤くあるのでこのステロイド軟膏を塗ると赤みがすぐひく」とのことでした。
 私はOPEに立ち会ったことはないので、はっきりとした状況はわからないのですが、整形外科では常識的な使い方なのでしょうか?
 個人的には、ただ圧迫されて赤くなっているだけなのでは…?と思うのですが…
 よろしくお願いいたします。




[427]外来小手術の手洗い、ガウンテクニック 投稿者/hongmei  投稿日/2004年10月10日(日)

外科系の皆様におうかがいします。
外来手術室を使用し、1日4-5件以上。1回あたり30分以内の手術を行う場合術者、介助者の手荒いやガウンテクニックはどうなさっていますか?

  1. 手洗い、ガウンテクニックは患者様毎に行っている
  2. 手洗いははじめの1回のみで手袋、ガウンのみ替えている
  3. その他
理想的には1ですが、時間がかかり、術者や介助者の手あれの原因になる、滅菌ガウン(1枚500円以上)のコストがかかるなど困った問題も起こります。CDCのガイドラインにも明確には書いてありません。私は複数の病院に勤務しましたが、1.2.3.様々でした。
皆様の施設ではどのようになさっているか、上記の問題点をどのようにクリアされているかご教授いただければ幸いです。




[419]皮膚に露出した悪性腫瘍 投稿者/カネコ@北海道  投稿日/2004年10月06日(水)

>夏井先生

 抗菌剤含有軟膏については基本的に否定派の私ですが、唯一皮膚に露出した悪性腫瘍の場合のみ、これを肯定しています。ただし、ゲーベンクリームやゲンタシン軟膏ではありません。
 むしろ看護師さんの方がこれに詳しいかもしれませんが、メトロニダゾール含有軟膏はこの手の悪性腫瘍の悪臭を著明に改善させます。この軟膏のレシピですが、メトロニダゾール(フラジール膣錠を使用)800mg、マクロゴール軟膏70g、キシロカインゼリー10g、精製ラノリンおよびマクロゴール400を適量というものです。

 効果があるのがメトロニダゾールではなくてマクロゴールじゃないのか・・・というツッコミはありそうですし、キシロカインゼリーを使うより8%の噴霧用キシロカインを使うようがより良いのではないか・・・という論点もありそうですが、このレシピの軟膏が悪臭に対して明らかな効果があるのは事実です。

 悪臭の原因は嫌気性菌によるものと言われており、では「嫌気性菌に対する抗菌剤を内服する方が良いのでは?」という考え方もあるかもしれませんが、コストの点、長期にわたる場合の腸管合併症のことを考えると現時点ではこれより優れた方法が思い当たりません。

医薬ジャーナルVol.35,No12,p.3148,1999年
月刊薬事Vol.39,No.5,p995,1997年

などに論文が載っていますので一度ご覧ください。




[423]割創内の毛髪 投稿者/上中  投稿日/2004年10月07日(木)

初めてお目にかかります。
有毛部の割創を縫合しながら、ふと浮かんだ疑問なのですが。

  1. 一方の創壁内に毛根を残し、創洞を通って対側の創壁に入り皮膚面から生え出ている毛髪
  2. 創壁内に毛根を残し、創洞を通って創口から上に出ている毛髪
は、どうしたらいいのでしょうか?
(1)の場合は、毛根部の表皮も合わせる天才的な縫合ができるならば、そのままがいいと思いますが、そうでない場合および(2)では、創傷治癒の観点からは異物でしかないと考え、とりあえず抜去しました。
出口を失った毛髪が毛母からまた出て来るのだろうなあ、と思いつつ。




[414]ソ〇ラチュールの有効利用 投稿者/よう@整形外科  投稿日/2004年10月03日(日)

当サイトでは、悪者の親分クラスであり、非難轟々のソ〇ラチュールですが、私はある時に限定して使用しています。
それは、皮膚欠損の無い”縫合創”の時です。
通常、圧迫止血と出血を吸い取るために、縫合創には2.3日ガーゼと包帯をして、一度開創をした後はフィルムドレッシングをしています。
しかし、その開創時にガーゼに縫合部が固着し、
取り除くと出血するためまたガーゼということが少なくありません。
患者さんも痛がります。
(生食・水道水でやわらかくしても無理なことが多いです。
縫い方が荒いと言われればツラいところですが、
術後は整形外科では形成外科のように細かく縫う余裕がありません)
そこで、ソ〇ラチュールを術後に縫合部の上にのせてからガーゼをするようにすると、
開創時には固着することなくはずせます。
患者さんの痛みもほとんどありません。
術後創・外傷どちらでも、皮膚欠損なく縫合できたときのみ使用しています。
ト〇ックスやア〇プティックでも同じです。
早い話が、ワセリンをガーゼに塗ればよいのでしょうが、術後創ではさすがに勇気がありません。
出血にはアルギン酸塩ですが、手術で使うとレセプトがヤバそうです。
ソ〇ラチュールの不良在庫を抱えておいでの先生、一度試してみてください。




[416]創傷治療と蜂蜜 投稿者/hongmei  投稿日/2004年10月03日(日)

創傷治療に蜂蜜を用いているというHPを見つけました↓
http://www.salaryman-style.com/health/ikinokori/hatimitu.html
使い方次第ではうるおい治療となる可能性がありますが、ボツリヌス症を起こさないかと心配です。↓
http://micro.fhw.oka-pu.ac.jp/microbiology/anaerobe/botulism.html




[422]はじめまして 投稿者/薬剤師Y  投稿日/2004年10月07日(木)

薬剤師Yです。
私自身薬剤師ですので創傷治療における薬剤の使用について述べたいと思います。
今回の内容は、ア○トシン軟膏の適正使用について少々書かせていただきます。
以前、某病院にてア○トシン軟膏について実験しました。
実験内容はア○トシン軟膏の放出性についてです。
ア○トシン軟膏の効能書きを見ると1日1〜2回とされていますが、みなさんはどう思われますか?
メーカーに問い合わせたところ納得した答えはいただけなかったです。
でア○トシン軟膏をセルに入れ37度恒温槽につけ攪拌(要するに溶出試験です)すると主成分は2時間で全部放出されてしまいました。
これから考えられることはア○トシン軟膏は1日12回の交換を必要とする薬剤であることになります。
また白色ワセリンを同等に混合すると24時間後、主成分は約30%しか放出されませんでした。
これは水と油を混ぜた結果ですから仕方の無い結果だと思います。
これからどんどんレスさせていただきます。
よろしくお願いします。
ちなみに私の病院は褥瘡が発生したらラップ療法です。




[418]口腔内びらん、潰瘍の局所治療 投稿者/hongmei  投稿日/2004年10月06日(水)

今までこれらには原因がなんであろうとステロイド含有口腔内外用薬しか選択肢がありませんでした。耳鼻咽喉科ではもっと野蛮な方法(治療法とは言えません)もあります。(苦笑)最近ワセリンを使用しておりますが、創部にとどまらず、治癒するまでの痛みはなかなか消えません。創部にとどまり痛みを軽減させるものがあればいいな、と考える今日この頃です。




[417]10分&13枚  投稿者/じょなさん(整形内科医)  投稿日/2004年10月04日(月)

 ○○県の医師会が主催する○○県医学会総会(こちらは夏井先生の未講演地域です)で新しい創傷治療の布教活動をしてこようと思っているのですが、10分の発表、質疑応答は2分、スライドは13枚(わざわざ「枚数厳守」と書かれています)というかなり窮屈なしばりがあります。効果的なプレゼンテーションをするためにアドバイスなどいただければ幸いです。
 夏井先生にいただいた症例写真だけでも軽く枚数を越えてしまうので困っています。




[415]ある雑誌 投稿者/hongmei  投稿日/2004年10月03日(日)

治療,85(10): 153-155, 2003.ですが、この雑誌では夏井先生はじめ多くの方は創傷治療に「消毒不要、湿潤創傷治療」を唱えておられます。(書いてる事とやってる事が違うんじゃない?という方も。笑)しかし、この雑誌の中でも従来法(消毒、抗菌剤配合外用剤使用)を書いていらっしゃる方もあり、同じ出版社内どころか同じ雑誌内で意見が違うと読者はかなり混乱するのでは?と思いました。編集者の方も内容をよく吟味してから掲載するべきではないでしょうか・・・。




[420]うじ虫によるデブリ 投稿者/みかパパ  投稿日/2004年10月06日(水)

米国で「治療用うじ虫」の生産が倍増 from wired news

http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20041005306.html

なかなか示唆に富んだ面白い記事だと思うのですが、いかがでしょうか。

とっても理にかなっているような、でも自分はやりたくないような・・・(笑)
先人の知恵は偉大ですね。




[412]布教活動してるけど・・・ 投稿者/田舎医者田中  投稿日/2004年10月01日(金)

hongmei先生 はじめまして
田舎で布教活動を細々としています。話がそれてしまいますが、周囲の学校や幼稚園の先生はうるおい療法に理解を示してくれました。しかしこの地区のデイサービスセンターの看護士やヘルパーさんが手ごわいです。消毒の有害性に一応の理解を示すのですが、センター利用者の老人とその家族が納得してくれなかった時に、信頼関係が損なわれてしまうのが怖くてできないというのです。ですからいまだに老人がケガをすると、イソジンとガーゼ処置で来院します。自分の力不足に悲しくなります。




[407]やけどの季節がやってきます・・・ 投稿者/しゅんママ  投稿日/2004年09月29日(水)

やけどの患者の増える季節になってきました。さっそくきました、上肢のやけどのおばあちゃん。処置に一時間かかります。処置の終わった後の上肢、まるで整形のギプス固定のようです。そして、説明がステキ。「二週間で治らなければ手術を考えた方がいいです」・・・。夏井先生の治療、みせてやりたいです。でも、この先生わかってるんです、自分のしてることがどんな意味があるのか。自分のやり方に固執してて曲げれないんです。治らないって分かってるのに・・・。もう趣味の世界としか言いようがありません。こんなイシャもいるんですよ・・・。あと、ソフ○チュー○もうちではまだ大手を振って活躍してます。処置にそれを使うと要求されたときは悲しい気持ちになります。ううう・・・。




[404]低温やけど 投稿者/NM@外科  投稿日/2004年09月29日(水)

低温熱傷
下腿の小児手拳大の低温熱傷に湿潤治療を施行しています。3ヶ月くらいで創は肉芽で埋まりましたが、これ以上上皮化しません。しかも肉芽も不良肉芽ポイのです。昨日、この不良肉芽を掻爬しました。すると、その下には一面の硬い黄色の瘢痕組織の層が形成されているのです。
コレは上皮化しないはずですし、肉芽もぶよぶよした不良肉芽しか生えてこないはずです。 このままでは、絶対に上皮化しそうにありません。
どうしたらいいのでしょうか?




[405]はじめまして 投稿者/ほし@某救急センター  投稿日/2004年09月29日(水)

皆様、はじめまして。ほしと申します。
閉鎖療法について夏井先生の著書&HPで勉強させていただいております。まだ”初心者”ですので恐る恐る行っているのが正直なところなのですが、感触は非常に良いです!すべての症例にというわけにはいかない(=自分が慣れていないためです)のですが症例を少しずつ増やしているところです。きれいに治りますし痛みもないですね!驚きました。先日はついに患者さんから「このやり方は痛くないですよね」と言わしめました(^^)v。この方、従来療法と閉鎖療法が事情があって混在してしまったのですが、従来療法より痛くなくて治りがはやいことを私が言わなくても自ら実感してくださりました。外傷が結構来院される病院なので少しずつ症例を増やしていきたいと思っています。宜しくご指導願います。ネックとしては定期の外来を持っていないので自分でフォローアップがし難く、閉鎖療法を理解されていないところでは「?」となる可能性があることです。事情でやむ得ず”従来療法”で処置を行うこともあります・・・。




[409]布教活動してるけど・・・  投稿者/hongmei  投稿日/2004年09月29日(水)

新研修医に創傷治療の講義でうるおい治療を教えてます。「消毒は使うな!」と、被覆材の種類ばかり教えてゲーベンクリームやユーパスタの事は教えてません。この研修医達が3年目になって、もし違う病院に行ってうるおい治療をやってたら、「お前はなにを考えてるんだ!?消毒しろ!」と先輩に叱られ肩身の狭い思いをしないだろうか?とちょっとだけ(笑)心配です。




[411]ハイドロジェルドレッシングの院内調剤 投稿者/hongmei  投稿日/2004年10月01日(金)

NSTの先進病院の医師の講演でハイドロジェルは高いから院内調剤で同様のものを作って塗っていると聞きました。
どなたかこのレシピご存知ないですか?




[408]生理食塩水査定  投稿者/hongmei  投稿日/2004年09月29日(水)

今日当院の保険担当の医師から連絡があり、当科で洗浄用に使用した点滴用生食キットが査定されたとのことです。処置の請求に「生食100ml」と書いたからこのキットを請求してしまったのでしょう。(レセプトは医療事務の人が作っています)理由は用法違いということです。そして、「洗浄用の生食500mlのボトルはこのキットより安いのでこっちを使う様に」、とのことでした。




[397]布教活動して来ます 投稿者/vaquero@獣医科  投稿日/2004年09月15日(水)

9月20日、動物看護士向けのレクチャーで、「うるおい療法」の布教活動をして参ります。
http://www.jbvp.org/index6.html
夏井先生の講演の「パクリ」みたいになるかもしれませんが、お許しください。




[403]在宅自己注射のアルコール綿花  投稿者/hongmei  投稿日/2004年09月25日(土)

当院では今まで在宅自己注射の際皮膚消毒用のアルコール綿花は患者様の自己負担としておりました。今回1枚パックのアルコール綿花導入に伴い、患者様にこのアルコール綿花を御渡ししてはどうか?という意見がありました。(費用は自己注射管理指導料に含まれるので病院の持ち出し)欧米では衣服の上から自己注射しているのが一般的な昨今(と意見したら、内科医達は知りませんでした)、こんな事は必要なのか?しかし、日本でのコンセンサスが得られていないのなら負担やむなし、病院経営の圧迫となります。皆様の施設はどうなさってますか?