5/29 鳩の真似 「デッポー」
(「デッデー・ポッポー」と鳴くのはキジバトで求愛のサインです。一方、童謡の中にある「ぽっぽっぽっ」はドバトの鳴き声。)
鳩に豆鉄砲
5/28 替えのズラに傷 蛙の面に水
5/27 焦がした魚は美味しい 逃した魚は大きい
5/26 ガンジー反旗
(マハトマ・ガンジーは1920年に不服従運動を始めます)
半信半疑
5/25 概算明朗にして鼠一匹潜り込めず
(東京オリンピックでどんぶり勘定予算に巨大ネズミが何匹も潜り込めましたが、大阪万博はどうでしょうか?)
大山鳴動して鼠一匹
5/24 虹もかからずば歌われまい
"Over the Rainbow" はミュージカル映画『オズの魔法使』(1939) で主人公ドロシーを演じたジュディ・ガーランドが歌う劇中歌)
雉も鳴かずば撃たれまい
5/23 バタコを怒らす
(ちなみに、ジャムおじさんとバタコさんに血縁関係はなく、それどころか二人は妖精が正体です。また、ドキンちゃんコキンちゃんも姉妹ではありません。二人の関係は叶姉妹と同じで、いわば芸能ユニットです。)
寝た子を起こす
5/22 朝に抗がん剤漏らして夕べに瘢痕となる
こういう症例、多いです。)
朝に紅顔ありて夕べに白骨となる
5/21 恍惚に鞭打たれる
(レーオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホ、斯く語りき。ちなみにジョゼフ・チェンバレン、七代目市川団蔵と同い年)
老骨に鞭打つ
5/20 高値の花
(「高嶺の花」とかけて「高値の花」と解きます。その心は「手が出せません」)
高嶺の花
5/19 薔薇千本買っても彼氏にはなれぬ 藁千本あっても柱にはならぬ
5/18 シチューにカツで揉める
(シチューにトンカツを入れたら「そんなものを入れるな!」と彼氏と喧嘩になった・・・の図)
死中に活を求める
5/17 分別(ぶんべつ)し過ぎれば苦になる
(ごみ焼却炉の多くはプラスチックも一緒に燃やせる仕様らしい)
分別過ぐれば愚に帰る
5/16 愛に懲りた
(阿部定事件をベースにした1976年公開の映画。いい子は見ちゃ駄目だぞ!)
愛のコリーダ
5/15 暴言停職 少し金 巧言令色鮮し仁
5/14 王家も昔はポンプなり
(ブルボン王朝もハプスブルク家もロマノフ王朝も、上水道はなく地下水をポンプで汲み上げていたんだよ、という社会インフラの暗黒時代)
仏も昔は凡夫なり
5/13 阿呆は寝て待つ 果報は寝て待て
5/12 ズラの中が暑い 面の皮が厚い
5/11 俺様はマゾ
(なお、「奥様はマゾ」は禁じ手とします)
奥さまは魔女
5/10 人は癌のみにて死ぬにあらず
(ガンが撲滅されても人間が不老不死になるわけではない、という古代ローマの教え)
人はパンのみにて生きるにあらず
5/9 兵足り難く税足り難し
(プーチンの悩み。ちなみに「兄:けい」、「弟:てい」と読みます。)
兄たり難く弟たり難し
5/8 杉樽に楢 及ばざるが如し
(樽材として楢は杉に及ばない、という樽業界のことわざ。樽と楢はよく似ています。)
過ぎたるは猶及ばざるが如し
5/7 トロい親戚より有資格の他人 遠い親戚より近くの他人
5/6 馬鹿者が常識を破る
(常識あるお利口さんは「消毒しないと傷が化膿するのは常識だ」と言い、馬鹿は「化膿するかどうかは消毒を止めてみないとわからない」と考える)
正直者が馬鹿を見る
5/5 マスク病みの頬かぶれ
(マスクによると思われる両側頬部皮膚炎/湿疹の患者が多い今日このごろです)
暗闇の頬冠
5/4 妙高の崖
(新潟県妙高市に崖があるかどうかはよー知らんけど)
怪我の功名
5/3 手水の縁から水が漏れる 上手の手から水が漏れる
5/2 米を貰えばおじやも貰え
(私は米もおじやも食べないけどさ)
嫁を貰えば親を貰え
5/1 ミスで過誤生む 籠で水汲む
4/30 木を見て鳥を見ず
(興味のないものは目に入らない、という意味の警句)
木を見て森を見ず
4/29 You are easy, action is difficult. 言うは易く行うは難し
4/28 暴虐婦人
呂雉、西太后、武則天
傍若無人
4/27 小島多し
(松島や ああ松島や 松島や。芭蕉の句ではないけどね)
好事魔多し
4/26 信ずれば鈍する
(無批判に信じ込むからこんな事件が起こります)
貧すれば鈍する
4/25 意地と聞いて自由にさせる
(意固地になっている人は聞く耳持たずなので好きにさせるしかない、という意味の古代イスラエルの警句)
一を聞いて十を知る
4/24 勘がいい子にナビをさせろ 可愛い子には旅をさせろ
4/23 弱い目(=視力低下)に爛れ目(=眼瞼縁炎) 弱り目に祟り目
4/22 貧に楽なし
(出典は「論語」学而)
楽は貧にあり
4/21 闇夜の硝子
(危ないもののたとえ)
闇夜の烏
4/20 川を引けば実が付く
(1万年前、小麦栽培が始まった頃にメソポタミア地方で生まれた格言)
皮を引けば身が付く
4/19 ヤバい! 生徒なり
(出会系アプリで見つけた相手が自分が勤務する高校の生徒だった・・・という教師が詠める)
習い性となる
4/18 ショウリョウバッタ
こういうやつ
跳梁跋扈
4/17 効かぬ薬ほど効を書き 能書きほど薬は効かぬ
4/16 駄目と無知
(あと、「駄目と無慈悲」とかね)
飴と鞭
4/15 アイデアの無い喧嘩は勝てない
(まともな戦略なしに戦争を始めたのはあの御仁)
相手の無い喧嘩はできない
4/14 野(フィールド)の中 独り舞台
(大谷翔平)
野中の独り謡
4/13 減塩の肴
(酒の肴は味が濃いほうが美味い)
犬猿の仲
4/12 情愛総じて仇になる 寵愛昂じて尼になす
4/11 海芋もヤマノイモも食わない
(海芋はサトイモ科オランダカイウ属の観葉植物。ヤマノイモはヤマノイモ科ヤマノイモ属の多年草)
海の物とも山の物ともつかない
4/10 愚は落語のネタ
(尾瀬あきら『どうらく息子』より。「落語に出てくる人はみなバカです。そのバカっぷりを笑うのが落語です。でも、憎めません。それは演者がこっそりと抱きしめてやっているからです」)
苦は楽の種
4/9 辞して後 病む
(「論語」泰伯より。ゴヤが『俺はまだ学ぶぞ』を描いたのは80歳。)
死して後已む
4/8 宦官の威張り
(清朝はこれで滅びました)
汗顔の至り
4/7 猫に小判 お女郎にまたたび
(好物でないものを与えても効き目がない、という江戸時代の警句)
猫にまたたび お女郎に小判
4/6 猫にご飯
(ネコ科の動物は完全な肉食動物なので人間のご飯(=穀物など炭水化物)>を与えてはいけない、という古代エジプト(・・・ネコはエジプトで家畜化された)の警句)
猫に小判
4/5
(安倍晋三は国民の声に真摯に耳を傾け、ジョージ・ブッシュはイラクの大量破壊兵器所有を正確に見抜いていた)
壁に耳あり障子に目あり
4/4 「レ」前に 「ミ」 「ソ」を並べる
(2日続けて音楽系のネタ。「レ」の前に「ソミ」といえば『君が代』の2小節目)
手前味噌を並べる
4/3 「ファ」を捨てて「ミ」をとる
(中国の5音音階には「ファ」と「シ」がなく、「ドレミソラ」の5つの音で成り立っています。ちなみに、「実」は「み」でなく「じつ」と読みますけどね)
名を捨てて実を取る
4/2 瓦礫は邪魔で災い 枯れ木も山の賑わい
4/1 石屋の不用心
(石屋は商品を外に並べていて不用心に見えるが盗難は案外少ない、という意味の江戸時代の諺・・・という見てきたような嘘)
医者の不養生
3/31 無駄におだてられりゃ気に障る 豚もおだてりゃ木に登る
3/30 「トゲ痛ぇ!」仕掛けの俺んち
(映画『ホーム・アローン 1』)
時計仕掛けのオレンジ
3/29 難儀な敵を排せよ 汝の敵を愛せよ
3/28 犬がゴロン
(降参のポーズをする犬)
犬に論語
3/27 手前に味噌を並べる
(味噌が名物の食料品店)
手前味噌を並べる
3/26 今日の怠けは明日のブタ
(弟子の怠惰を戒めた孔子の言葉・・・というのは嘘)
今日の情けは明日の仇
3/25 座して動ぜず
(役に立たない宴会幹事。出典は「論語・子路」)
和して同ぜず
3/24 青山六本木 到る処に人間あり
(ちょっと語順を入れ替えただけ。江戸末期の僧侶、月性の「将に東遊せんとして壁に題す」という詩の末尾です)
人間到る処に青山あり
3/23 バカラの持ち腐れ
(バカラのグラスはあるがトップバリュのPBウイスキーしかない)
宝の持ち腐れ
3/22 火は半鐘にあり
(江戸の花といえば喧嘩と何?)
美は乱調にあり
3/21 カビの絶えざる家
(皆様御存知、アダム・スミスの『国富論』ですが、Wikipediaによるとキリスト教の終末思想に由来する言葉だそうです。)
神の見えざる手
3/20 法螺を世に話す
(ミュンヒハウゼン男爵とかミュンヒハウゼン症候群とか・・・)
虎を野に放つ
3/19 瓶も蓋もない
(ほかに「非も無駄もない」とか「胃も負担がない」とか。)
身も蓋もない
3/18 天道虫 人を殺さず
(テントウムシに殺せという方が無理。<ちなみに、猛毒を持つ昆虫として有名なのが体内にカンタリジン(ヒトの致死量30mg)を持つツチハンミョウ科のマメハンミョウ。)
天道人を殺さず
3/17 2×8+100(ニ掛ける八だが百に足す)
(ガッキー主演のTBSドラマは2016年放送でした。ちなみに、「逃げるは恥だが役に立つ」はハンガリーの"Szégyen a futás, de hasznos." という諺。)
逃げるは恥だが役に立つ
3/16 弁は以て意を騙るに足る
(弁舌の巧みさで人を騙す、という古語。『史記』の「偽殷本紀」より)
弁は以て非を飾るに足る
3/15 阿漕に品(ひん)なし
(ちなみに「遊び」は江戸弁では「あすび」と発音)
遊びに師なし
3/14 柱切る馬鹿 爪切らぬ馬鹿
(ピアノをマジで練習すると爪の伸び方が早くなります。頻繁に爪切りをしないと鍵盤に爪が引っかかりそうになって危ないです。)
桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿
3/13 貧寒五十年 ゲソ天・チクワを食らうれば 湯気幻の如くなり
(炎に包まれる本能寺で『敦盛』を舞う信長。ちなみに、戦国時代では「人間」は「世の中」のことで「じんかん」と読んでいたようです)
人間五十年 化天のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり
3/12 ま、しょうもない女 魔性の女
3/11 苦にやつれて癌があり 国破れて山河あり
3/10 訓示の始まりは長きこと未曾有の如し
(こんな院長訓示を毎日聞かされる病院は嫌だな)
君子の交わりは淡きこと水の如し
3/9 ウニとホヤよりホタテ小屋
(カキ小屋もいいけどね。ちなみに私はホヤ大好き人間です)
生みの親より育ての親
3/8 「無知/愚痴/無理/不知/武器/齲歯/ルフィー 」は禍の元
(無理やり詰め込みました。ルフィーはもちろんあの世界的漫画でなく、この事件の人
口は禍の元
3/7 若い賤の女と一つの山吹
(落語『道灌』のワンシーン)
赤いきつねと緑のたぬき
3/6 手に入れても偉くない
モンドセレクション金賞とかからあげグランプリ金賞とか・・・。)
目に入れても痛くない
3/5 秋田で道を聞けば「ゆんべ どさ」とばかり
(「どさ?」「ゆさ」は最も一番短い会話としてギネス入りしている(?)秋田弁の会話。ちなみに私は生まれも育ちも秋田ですが、初期研修をした秋田県某市の病院では、爺ちゃん婆ちゃんからの病歴聴取に看護師さんの同時通訳が必須でした)
朝(あした)に道を聞けば夕べに死すとも可なり
3/4 死は半畳になり
(富貴な人も麗人も死ねば半畳に収まる、という仏教の教え)
美は乱調にあり
3/3 ヤク買ってしらを切る
(江戸時代の警句には意味がわかりにくいものがありますがこれはその一つ。「酒おごって尻蹴られる」のほうがまだわかりやすいかも・・・)
酒買って尻切られる
3/2 会計で恥
(「今日、割り勘ね」と自分から言ったのに、PayPayだけで現金の持ち合わせがない時の気まずさを詠める。出典は『史記』の「越王勾践世家」。臥薪嘗胆という言葉が登場するのもこの書です)
会稽の恥
3/1 桂斬る馬鹿 公家斬らぬ馬鹿
(幕末、公武合体反対派の合言葉と伝えられています。桂小五郎を斬るのは馬鹿だが、公家社会を温存するのも馬鹿だ、という意味らしいです。)
桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿
2/28 醜聞 急に増える 風雲急を告げる
2/27 情を捨てて財につく
(尾崎紅葉『金色夜叉』)
小を捨てて大につく
2/26 大概は些事
(人生も仕事も膨大な数の些事からできている、というペルシャの賢人の言葉)
対岸の火事
2/25 五経で知識を飾る
(四書五経の名前をスラスラとそらで言えたら、ちょっと格好いい)
故郷に錦を飾る
2/24 使徒も憤怒して無謀を説く 人の褌で相撲を取る
2/23 春の睡蓮 キノボリウオ
(キノボリウオは空気呼吸ができて地面も移動できるけど木には登れないようです)
猿の水練 魚(うお)の木登り
2/22 ユダに逡巡
(イスカリオテのユダがナザレのイエスを裏切ることを決意するワンシーン)
豚に真珠
2/21 野暮に盛る人 がっつく人 そのまたわらじカツを作る人
(埼玉県秩父地方の名物と言えばこれ)
駕籠に乗る人 担ぐ人 そのまた草鞋を作る人
2/20 暴言冷笑 少なし品(ひん)
(「少なし品」がちょっと無理やりだけどね)
巧言令色鮮し仁
2/19 両刃が先の杖
(「座頭市」と言えば勝新の当たり役)
転ばぬ先の杖
2/18 来る客や 定時はとっくに 無理になり
(閉店間際に面倒くさい客が飛び込んできて、「今日は残業かな」と嘆く従業員が詠める)
降る雪や 明治は遠く なりにけり
2/17 二度問う者は一度では覚えず 二兎追うものは一兎をも得ず
2/16 知恵は肥やしにするな
(「知恵は使ってこそ意味がある」というユダヤの古い教えです、と言ったら6割の人は騙せそう)
知恵は小出しにせよ
2/15 甘ったれ 意固地で迂闊 雨垂れ石を穿つ
2/14 カジモドに気が付く
(ビクトル・ユゴー『ノートルダムのせむし男』で集まった群衆がカジモドを見つけるシーン)
足下に火がつく
2/13 猿の山 ひねもすノミ取りノミ取りかな 春の海ひねもすのたりのたりかな
2/12 紅斑なき腿(もも)に膨疹あり 恒産なきものは恒心なし
2/11 廃墟に挑まない
(そこ、県内最恐の心霊スポットですよ)
枚挙に暇がない
2/10 幇間 鼾
(落語「三助の遊び」のワンシーン。判官の読みは通常は「はんがん」ですが、歌舞伎や浄瑠璃では慣習的に「ほうがん」です。源九郎判官義経は「みなもとのくろうほうがんよしつね」が正式の読みで、古来は「ほうがん」が正式でした。「はんがん」はその後に生まれた読みです)
判官贔屓
2/9 将門で怯えぬ人なし
(日本三大怨霊といえば崇徳天皇、菅原道真、そして平将門。いずれも、非業の死を遂げた御三方ですが、その中でも将門は「非業の死」界のボスキャラ的存在です、将門の首塚は大手町にあり、皇居や東京駅からすごく近いです)
我が門で吠えぬ犬なし
2/8 治癒は安く損なうは高し
(病気や怪我は治癒させるとそれ以降は診療報酬は入ってきませんが、病気や怪我を医者が悪化させるとずっと診療報酬が入ってきます。ちなみに11月8日にも同じネタで遊んでいます)
言うは易く行うは難し
2/7 贅は美を助ける
(美は乱調にあり、贅なるものに趣あり)
芸は身を助ける
2/6 ヤケで飲んでも困らせるな
(ヤケ酒は人に迷惑をかけない程度にね、という古来からの教え)
酒は飲んでも飲まれるな
2/5 とろろのように歯が立たぬ
(「郷に入っては郷に従え」と同義)
所の法に矢は立たぬ
2/4 腫れが引いた 腫れが引いた どれが効いた? たまに効いた? 後で効いた? どれも効いた?
(今日2月4日は「立春」。この日のために温めておいたネタ。腫脹に対していろいろな薬を処方して結果的に腫れは引いたけど、何が効いたかわからない藪住まいのお医者様)
春が来た 春が来た どこに来た 山に来た 里に来た 野にも来た
2/3 トドでまつり
(今年1月16日、東京湾に出現した珍客さんで、ネットはお祭り状態に)
とどのつまり
2/2 浅い和歌も深く語れる
(内容の浅い和歌でもあたかも内容のある和歌のごとく説明できるのが、話芸ってもんよ)
浅い川も深く渡れ
2/1 エコにコバンザメ
太陽光発電とか・・・)
猫に小判
1/31 愚痴からマジに疎まれる
(愚痴っぽい人は嫌われる、という古来からの成句)
口から先に生まれる
1/30 セクハラは止められない
(そして、「だって、それがセクハラだって知らなかったから・・・」と言い訳する)
背に腹は代えられない
1/29 先に杖でも転ぶ
(杖をついていても転倒する高齢者の悲哀をうたった言葉。私もいずれ、そうなるんでしょう。)
転ばぬ先の杖
1/28 泣くぜ難癖 無くて七癖
1/27 鬼神 蛇の如し 帰心矢の如し
1/26 吉事が惨事
(銃がそこらにある国ではこういう事件が起きています。)
一事が万事
1/25 どうする? 家、安い!
(すごく安いお買い得物件があったんだけど、これって事故物件? 大島てるで確認したほうがいいよ。)
どうする家康
1/24 残骸に価値なし 酷道にホテルなし
(語呂だけ合わせただけの内容のない言葉遊び。【各人の心がけ一つで三界(欲界・色界・無色界)へも六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)へも行ける】、という仏教の教えです。)
三界に垣なし六道に辺なし
1/23 驚嘆やまず
(「どうすれば瓢箪で鯰が捕らえられるか」、という禅問答の公案から生まれた言葉)
瓢箪鯰
1/22 老アルパカは唾をかける
(若いアルパカも唾を吐きかけてきますけどね。アルパカはラクダ科の草食動物で3つに分かれた大きな胃を持ち、胃に生息する常在菌がセルロースを分解しています。アルパカの「唾」はこの第1胃の内容物です。人間で言えば「ゲロ」に相当するため、猛烈に臭いのです。)
能ある鷹は爪を隠す
1/21 信を掴む者は非道をせず
(一つのことに熱中している者は周囲のことが見えなくなる、という意味。出典は『列子』)
金を攫む者は人を見ず
1/20 愚行 邪魔を尽くす
(『列子』の「湯問編」にある説話。文化大革命で毛沢東が演説の中で引用したことから広く知られる文言となりました)
愚公山を移す
1/19 ヒ素 身に障る
(『荘子』の「天運」に登場する言葉。物事の本質を考えずに上辺だけ真似るおバカさんのこと)
顰みに倣う
1/18 発酵一途
(小泉武夫先生の本からどれほど多くのことを学んだことでしょうか)
八紘一宇
1/17 胴 樽型は爪を切れず
(「お腹が邪魔で爪が切れないのよ。切ってくれる?」という患者さんが案外いらっしゃいます。)
能ある鷹は爪を隠す
1/16 横領に尽力 惣領の甚六
1/15 嘘は臭えど 義理売ると
(「嘘っぽい話でもとりあえず信じたふりをして義理を売れば後で見返りがある」という古来からの知恵)
いろはにほへとちりぬるを
1/14 馬鹿らしい意図を諌めよ
(大江健三郎は最初期の作品から『万延元年のフットボール』くらいまでは大体読んでいますが、ご子息の光さんを登場させたあたりからついていけなくなり、それ以降は全く読まなくなりました。そういえば、その後大江光は作曲家として脚光を浴び、「心が洗われるような名曲」と度々演奏会で取り上げられるようになりました。私もピアノ曲の楽譜を買いましたが最初の数小節を弾いただけで買ったことを後悔しました。あえて演奏する意味も価値もないピアノ曲だったからです。当時、大江光の作品を絶賛しまくっていた方々、今でも彼の作品を演奏していますか?)
新しい人よ眼ざめよ
1/13 義理も積もれば邪魔となる 塵も積もれば山となる
1/12 邪を持って取り巻きと和す
(廐戸皇子=聖徳太子は実在の人物だが、その業績・偉業とされているものは後世の天智天皇のでっち上げ、というのが定説)
和を持って貴しと為す
1/11 覗かれしブラの透け
(歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」の有名なセリフ。落語『淀五郎』にも登場します)
遅かりし由良之助
1/10 黴びた端は切り捨て
(カビ毒、甘く見ちゃダメだよ)
旅の恥はかきすて
1/9 ギャグ物買いの銭失い
(ギャグっぽい商品を衝動買しては後で必ず後悔・・・が私の日常です)
安物買いの銭失い
1/7 病棟のぴのこ
(マンガ『ブラックジャック』のワンシーン)
遼東の豕
1/6 病人に怪我なし
(病気で寝込んでいる人は怪我をしない、という古来からの諺)
用心に怪我なし
1/5 トラノオを踏む
(トラノオ(サンセベリア)はキジカクシ目キジカクシ科スズラン亜科ドラセナ属の多年草。原産地はアフリカの乾燥地域)
虎の尾を踏む
1/4 1時間幸せになりたいなら賭けをしなさい 3日間幸せになりたいならツマミをなとりにしなさい 7日間幸せになりたいなら無駄な供奉を止めなさい 一生幸せになりたいなら無為を楽しみなさい 1時間幸せになりたいなら酒を飲みなさい 3日間幸せになりたいなら妻を娶りなさい 7日間幸せになりたい豚をつぶして食べなさい 一生幸せになりたいなら釣りを覚えなさい
1/3 妄言 意味を成さず
(ちなみに、門前仲町(もんぜんなかちょう)は「永代寺(=富岡八幡宮の別当寺)の門前町」・・・が名前の由来。永代寺は明治の廃仏毀釈で廃寺となって、寺跡地に現在の深川公園が作られます(日本で最も古く作られた公園)。大手町から東に一直線に拡がる「永代通り」、隅田川にかかる「永代橋」の名前も、永代寺にちなんだものです)
門前市を成す
1/2 御供えあれは無礼でなし 備えあれば憂いなし
1/1 ドジの始めのダメ押しとして
(お正月ですからこのネタで)
年の始めの ためしとて
12/31 苦悩を止めて悔いを糊塗す 角を矯めて牛を殺す
12/30 咲かぬ種は蒔かぬ
(こういうタイプの人間とは友だちになりたくないな)
蒔かぬ種は生えぬ
12/29 タワケも過ぐれば仇となる 情けも過ぐれば仇となる
12/28 資源疎化
(一番最初に枯渇する資源は土壌、次が淡水かな?)
四面楚歌
12/27 メシアひとりローマに来る
(クリスマスネタかな。ちょっと無理やりだけど、なんとなく語感が似ているから、これでよし・・・と。ちなみに、村上春樹の作品は読んだことはありません。)
ねじまき鳥クロニクル
12/26 博打は勢い
(ロシアの戦い方って博打っぽくないですか)
破竹の勢い
12/25 棚転び 屋根落ち
(来年は大地震がない年になって欲しい)
七転び八起き
12/24 淫すれば貪す
(度を越して熱中するとさらに多くを欲するようになり歯止めが効かなくなる、という中国の故事・・・と言うのはウソです。)
貧すれば鈍する
12/23 人望 今もなし 貧乏暇なし
12/22 抜けが毛の消耗
(日本語がちょっと変だけど、まぁ意味は通るでしょう)
抜け駆けの功名
12/21 やっかみの奸物
(『坊っちゃん』の赤シャツ)
高みの見物
12/20 白皙の娟
(いかにも中国の古典にありそうなものができちゃいました。「白皙」は白い肌、「娟」は艶やかで美しいこと。
薬石の言
12/19 常軌逸すべからず 好機いっすべからず
12/18 ヒト 酒を飲む ヤケ酒を飲む サメ 人をのむ
(サメ映画は永遠に不滅です)
人酒を飲む 酒酒を飲む 酒人を飲む
12/17 野菜は力
(野菜嫌いで肉大好き人間の私は「肉は力」)
病は気から
12/16 特技で味噌をつける
(得意にしていることは慢心して失敗することがある、と戒めることわざ)
徳利に味噌を詰める
12/15 海苔かかったスフレ
(うまいかどうかはよー知らんけどな)
乗りかかった船
12/14 鮎釣り仕様 阿諛追従
12/13 常陸のごじゃっペ
(茨城県人以外には意味不明)
鼬の最後っ屁
12/12 人追う者には嫉妬覚えず
(他人の言動を鸚鵡返しに話す人は相手にしない、という故事から)
二兎追うものは一兎をも得ず
12/11 理解を知恵となす
(意味がいまいち通らないな、語呂はいいんだけど・・・)
四海を家となす
12/10 求人の稿を一気に書く
(読みは全く同じです。意味は「画竜点睛を欠く」とほぼ同じ。)
九仞の功を一簣に虧く
12/9 奢れる者はババを掴む
(ちなみに「ネコババ」のババがこれ)
溺れる者は藁をも掴む
12/8 自立は饒舌より貴なり
(他人の意見や考えを饒舌に語るより、自分の考えを持つことのほうが大切である、という古来からの教え)
事実は小説よりも奇なり
12/7 看板空いてます
(最近の地下鉄駅の風景。ちなみに私が開業した当時は看板の値段はものすごく高価でしたが、この数年はかなり下がっているようです)
肝胆相照らす
12/6 「時価」で寒鰤をたのまず
(いまだに「時価」の文字を見ると注文を躊躇います。貧乏性がにくいです。ちなみに、「回らない寿司屋」には一度も入ったことがありません)
李下に冠を正さず
12/5 名も金も貯まらず 矢も盾もたまらず
12/4 爆撃の美化
(ウクライナの民間施設にミサイルを撃ち込み、「軍関連施設だから狙った」と強弁するプーチン。世界の常識では、それは間違いなく戦争犯罪です)
白璧の微瑕
12/3 沈む背あれば浮かぶ背あり
(脂肪だらけのおデブちゃんは水中で簡単に背中が浮いちゃうけど、脂肪のない全身筋肉人間は沈んじゃうんだよ)
沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり
12/2 立ち枯れの野菜 高騰
(敗戦後の余燼燻る1948年の歌謡曲。歌ったのは岡晴夫。当時の日本人にとってのハワイは月より遠かったのです)
憧れのハワイ航路
12/1 原憲の品格
(原憲は孔子の門弟。清貧な生活に甘んじ、瀟洒な身なりをした子貢をたしなめた、という故事に由来)
原憲の貧
11/30 怠けは駄目な人ならず
(のんびり釣り糸を垂れる太公望と、その能力を見抜いた周の文王)
情けは人の為ならず
11/29 精進忘るべからず
(初心を忘れずに精進を積み重ねれば65歳でもVolodosが弾けるはず・・・と妄想混じりの虚仮の一念!)
初心忘るべからず
11/28 高血糖のおなかにはビスケットが一袋
(子どもの頃から「叩けば割れるけど量は変わっていないよね」と思っていた変な歌詞)
ポケットのなかにはビスケットがひとつ
11/27 近くて遠きはダンジョンの中
(ゲームのダンジョンに入り込むと近くの部屋なのになかなかたどり着けないんだよね)
遠くて近くは男女の仲
11/26 陶器と甑
(甑は古代中国の土器で、米や豆を蒸す用途に使われていました)
王子と乞食
11/25 吸引が塞がる
(その時、看護師の顔から血の気が引いた!)
11/24 矢を持って脅しと為す 和を以て貴しと為す
11/23 買えざる物は買わざるに
(ご利用は計画的に)
カエサルの物はカエサルに
11/22 春物は置かず
(この時期のデパート紳士服売り場)
去る者は追わず
11/21 宗派をおちょくる 秋波を送る
11/20 皿物はヒビに弱し 去るものは日々に疎し
11/19 文は点にあり
(句点をいい加減に打つ者に碌な文章は書けない、という古来からの教え。句点・句読点が全く無いスペースと改行だけの文章を見ていると、書いた人は馬鹿なんだろうな、と密かに考えています。)
運は天にあり
11/18 伴侶 子を成さず
(ちょっと前までの日本の離婚原因はこれ)
短慮功を成さず
11/17 コネに小判
(「越後屋、そちも悪よのぉ」は時代劇定番のセリフで、これもそのパロディーですが、TVの時代劇を見ない/見たことがない世代には、チンプンカンプンだろうな。そういえば、ある世代より下には「13日の金曜日」が通じませんね。)
ネコに小判
11/16 牡蠣の時価は店による
(「Rのつく月」になったら使おうと寝かしておいたネタ)
秋の鹿は笛に寄る
11/15 タブーをつついて辺鄙に出される 藪をつついて蛇を出す
11/14 高い靴履いてた男の子 美人さんに連れられて行っちゃった
(「赤い靴のおんなのこ」は実在の人物で明治35年生まれの岩崎きみさん。母親は未婚の母で子どもを育てられなかったため、アメリカ人宣教師の養女となりますが、きみちゃんは結核にかかり9歳で死亡。麻布十番のパティオ十番に「きみちゃんの像」があります)
赤い靴はいてた女の子 異人さんにつれられて行っちゃった
11/13 騙る女衒は鬼まがい 渡る世間は鬼ばかり
11/12 好投無下
(「大谷投手は15奪三振の好投を見せました。なお、エンジェルスは試合に敗れています」)
荒唐無稽
11/11 足袋は草臥れ 予備は無さげ
(「くたびれる」の「くた」は「くたす(腐す)」と同源。「くたばる」の「くた」も同じような意味。「草臥」は詩経(中国最古の詩集で五経の一つ)に登場する言葉で、「疲れて草の上に臥す」の意味。)
旅は道連れ世は情け
11/10 香りあるだけ 味染みず
(松茸とかトリュフとか?)
香り松茸味しめじ
11/9 変わらぬ髪に謀り(たばかり)なし
(髪くらいしか自慢するものがなくなっちまったぜ)
触らぬ神に祟りなし
11/8 治癒は難く 損なうは易し
(高血圧や高脂血症、糖尿病のような「ずっと薬を飲まないといけない病気」に治癒という状態は訪れない。「治療中」の状態が死ぬまで続く。しかし、医者は薬を処方するたびに「高血圧が良くなりましたね」と説明する・・・)
言うは易く行うは難し
11/7 続投の不満(プーさんの3期目とかね。) 極道の妻
11/6 フケ・禿の攻防(私は15年前にシャンプーを止めて「湯シャン」にしてから、フケと抜け毛と頭皮の臭気が激減しましたけどね) 抜け駆けの功名
11/5 万卒は得難く一将は変え易し(ロシアでは動員を嫌って公務員が逃げ出したり、囚人に恩赦を与えて兵士にする有様で、「万卒は得難い」状況です。一方、司令官は戦況悪化の責任を押し付けられて退任・交代させられています。これが「一将は変え易し」です。) 万卒は得易く一将は得難し
11/4 なりが金融業(『ナニワ金融道』の部長の服装(なり)を見るといつも思っちゃう) ナニワ金融道
11/3 反証にキレる 半畳を入れる
11/2 師長にガッツを求める(師長とは看護師長のこと。昔は婦長と言ってましたね。「やる気のない師長は仕事の邪魔」と看護師が言っております) 死中に活を求める
11/1 自棄(やけ) 意地でミス(どこぞの戦争の風景) 焼け石に水
10/31 害を遺すは下、仕事を残すは中、美徳を遺すは上とする(後藤新平が三島通陽に言った言葉として有名。オリジナルは中国の『菅子』の一節【一年の計は穀を樹(う)うるに如(し)くはなし、十年の計は木を樹うるに如くはなし、終身の計は人を樹うるに如くはなし】とされています。) 財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする
10/30 自軍の頭(トップ)の駄目を問え(トップが駄目だと、大抵は負け戦) 自分の頭の蝿を追え
10/29 投下した 死ぬべし(核ボタンを押したプーチンが言いそうなこと) 灯火親しむべし
10/28 絵に描いた誤字(絵に間違った文字を書き込んでしまうと、後で修正できないので恥ずかしいことになる、と美大生は最初に教わります・・・・というのは真っ赤なウソです。) 絵に描いた餅
10/27 回虫より肺線虫にて死するもの多し 海中より盃中に溺死するもの多しかいちゅうよりはいちゅうにできしするものおおし
10/26 万事唐風(遣唐使かぶれの奈良っ子たちは唐の風俗を真似て何でも唐風にしたんだぜ・・・というのは見てきたようなウソ。) 馬耳東風ばじとうふう
10/25 動員 邪の如し(今、ロシアで起きていること) 光陰矢の如しこういんやのごとし
10/24 愚痴にミスあり 馬鹿にげんなり 口に蜜あり腹に剣あり
10/23 急に終わる(ジャンプ連載漫画あるある。「俺達の戦いはまだ続く」という突然のシーンで連載終了!) 杞憂に終わるきゆうにおわる
10/22 容貌 夢を選べず(我が顔を鏡で見て嘆息す) 弘法筆を選ばず
10/21 カンニング クロの子がキレる(「お前、カンニングしただろ!」と言われてキレる子はクロかもね) かんにんぶくろのおがきれる
10/20 ヤクザが来たりて詰めを急く(この業界では指詰め(エンコ詰めというらしい)は過去のもので、今はすべて金銭で解決するそうです。) 悪魔が来りて笛を吹く
10/19 書ければ漢文 書けねば俗文 勝てば官軍負ければ賊軍
10/18 ペソは円より強し(円安はどんどん進むし、物価は高くなるのに給料だけ上がらないし・・・。そのうち、冗談ですまなくなったりして・・・。) ペンは剣より強し
10/17 伊豆を歩けば椿に当たる(棒と椿、漢字が似ているから間違えちゃったよ。) 犬も歩けば棒に当たる
10/16 百億の蛭と千億のmoth(光瀬龍がこのSF小説を「SFマガジン」に発表したのは1965年。日本SF界で最も壮大な物語と言われています。私は高校生の頃読んでいますが、宗教色が強すぎて途中で断念しました。ちなみに、mothは蛾ですね。) 百億の昼と千億の夜
10/15 照りの出来は煮方(私は料理の心得が皆無なんで、思い付きと想像で書いています) 敵の敵は味方
10/14 重力 頬を制す(年を取って頬が垂れてブルドッグ顔になるのは頬の皮膚が重力に負けたからです。重力がにくいです。) 柔よく剛を制す
10/13 引くべきところでミス多発(何事も引き際が一番難しいのです。ウクライナ戦争のロシア軍とか・・・。) 低き所に水たまる
10/12 ハッチは泣かない(往年の『みなしごハッチ』より。あと「ハッチが開かない」という「潜水艦の悪夢」なんてのもあるね。) 埒が明かない
10/11 竜女の怪(聊斎志異にありそうなタイトル) 柳絮の才
10/10 無理言葉に多義言葉(私が毎日このコーナーでやっていること) 売り言葉に買い言葉
10/9 軍を典韋に任せる(三国志に出てきそう) 運を天に任せる
10/8 嘘の答弁(捻りなさすぎ。「嘘で抗弁」とかね) 嘘も方便
10/7 醜聞の多い料理店(そういえば、こんなニュースがありましたね) 注文の多い料理店
10/6 移植の皮が突っ張る(皮膚移植の移植皮膚は術後、必ず収縮してきます(特に薄い皮膚や手掌植皮では)。これは形成外科の常識なんだけど、何故か植皮したがる医者が多いのです。理由の一つは、皮膚移植しか治療法を知らない医者だから・・・。もう一つは、熱傷入院患者は手間だけかかり、植皮手術をしないと儲けにならないから・・・。) 欲の皮が突っ張る
10/5 ラムもあたるも「好き」の不運(『うる星やつら』を15文字以内に説明せよ。) 勝つも負けるも時の運
10/4 キュウリ ネギとハム(「キュウソ」と「キュウリ」を間違えちゃった。てへっ、ペロッ!) 窮鼠猫を噛む
10/3 なぜ山に籠もるのか。そこに邪魔がないから。 なぜ山に登るのか。そこに山があるから。
10/2 鈍な心と恥の法螺 女心と秋の空
10/1 賄賂は続くよどこまでも 山こえ川こえ森こえて(2022東京汚職リンピックといえばAOYAMA、KADOKAWA、そしてMORI(?)・・・) 線路は続くよどこまでも
9/30 蛾眉は嬌を兼ねる(これ、中国の古典にありそう) 大は小を兼ねる
9/29 落胤と目される(ご落胤騒動といえば昔のテレビ時代劇の定番ネタ。他には「役員を降ろされる」とか) 烙印を押される
9/28 言語、読みの「ごんご」知らず 論語読みの論語知らず
9/27 邪で無垢は誘(いざ)なう罠の如し(邪(よこしま)なる心と無垢な外見を併せ持つ人には気をつけよ、という諺) 禍福は糾える縄の如し
9/26 盛夏を待って海で焼く(ちょっと季節外れのネタだけどね。ただし、日光皮膚炎にはご注意を。) 蛍火を以って須弥を焼く
9/25 友人は二軍でも使えず 忠臣は二君に事(つか)えず
9/24 時価 慄くべし(いつの日にか、銀座の寿司屋のカウンターで時価の値段を聞かずに頼んでみたいものですが、昼食はファミチキか唐揚げ、夕食はせんべろ立ち飲み屋、という身には夢物語です。) 奇貨居くべし
9/23 健忘 大概 得てして隠せず(そういえば、中学から高校にかけて覚えたショパンのワルツやエチュード、バラードなどはいまでも楽譜を見ずに暗譜で大体弾けますが、50代以降に練習した曲(ホロヴィッツ、カプースチンなど)はいくら練習しても、ちょっと弾かなくなるとすぐに弾けなくなります。どうやら「脳みその記憶の格納場所」が違っているようです。) 天網恢恢疎にして漏らさず
9/22 硝酸硫酸 触るとヤバイのね そうよ塩酸もヤバイのよ ぞうさんぞうさんおはながながいのね そうよかあさんもながいのよ
9/21 血を見るよりも怖い(血みどろ&死体だらけのスプラッターホラーよりサイコホラーの方が怖いと思う)
9/20 病めば腕切る子(ちなみに,自傷行為は保険診療の対象外ですが,「うつ病」などの病名があれば保険診療で治療できます) やればできる子
9/19 老人にグミ(殺す気満々) 老人と海
9/18 ツミレの生 焼くところ すみれの花咲く頃
9/17 暗君成りて乱国なり 乱君有りて乱国無し
9/16 性とは子ども子孫なり(生物学的にはこうなります) せいては事を仕損じる
9/15 神奈川 きび餅(湯河原名物といえば) 棚からぼた餅
9/14 二重視の瞳(物が二重に見える現象は正確な医学用語では「複視」ですね。上方視した時に二重に見えたら眼窩底骨折はほぼ確定的) 二十四の瞳
9/13 奢る平家は庇貸さず(庇を貸して母屋を取られる、の逆バージョンにもなっているし) 奢る平家は久しからず
9/12 蟄居は人によりては苦にならず 吉凶は人によりて日によらず
9/11 加減に九九を入れる(古代、数学は加算と減算のみだったが、乗算が加わったことから「加減乗除」という四則演算が生まれた・・・のかも) 瓜田に履を納れず
9/10 供養で成仏 無用の長物
9/9 膨疹と膿(波動を触れなければとりあえず抗生剤投与/波動があれば直ちに切開) 老人と海
9/8 卑屈と横着 弄してもクズ 理屈と膏薬はどこにでもつく
9/7 赤燐に触れる(黄燐は触るとヤバいけど、赤燐はまぁ大丈夫) 逆鱗に触れる
9/6 付け馬の目を欺く(『付け馬』は江戸落語のネタの一つ。『早桶屋』というタイトルで演じられることもあります) 生き馬の目を抜く
9/5 勝てばカイジにも驕りあり(福本伸行『賭博黙示録カイジ』に出てきそうな言葉) 待てば海路の日和あり
9/4 死体を金となす(落語の『らくだ』を7文字にまとめてみました) 四海を家となす
9/3 品性 悪ありゃ愚もあるさ 人生楽ありゃ苦もあるさ
9/2 見目拠り所(我ながら、いい出来だと思う) 見目より心
9/1 のどぐろ五年 牡蠣四年(ノドグロのオスの寿命は5年、養殖牡蠣の寿命は4年) 桃栗三年柿八年
8/31 父さん倒産 お金がヤバイのね そうよ 破産も近いのね ぞうさんぞうさん おはながながいのね そうよ かあさんもながいのよ
8/30 「け」の上の「こ」「ぶ」/「め」の上の「こ」「ゆ」(「け」の上に「こ」「ぶ」をつけると「苔」、「武家」になります) 目の上の瘤
8/29 古着を集めて新しきと売る 故きを温ねて新しきを知る
8/28 上着落とし久我山(京王線) 小銭落とし紀ノ川(南海電鉄) 兎追いしかの山小鮒釣りしかの川
8/27 どんぎつね 元気明朗ナレドモ 闇深シどん兵衛の意味深なコマーシャル、皆様覚えていますか? ちなみに、元ネタは1905年、日露戦争でバルチック艦隊との日本海海戦の前に秋山真之中佐が大本営に打電した文面の一節。) 本日天気晴朗ナレドモ波高シ
8/26 生薬口に苦し 良薬口に苦し
8/25 山にゲーセン 海に源泉(あっても役に立たないもののたとえ。) 海に千年山に千年
8/24 バズ物買いの銭失い 安物買いの銭失い
8/23 春服 一万弱 隣の店で アルプス一万尺小槍の上で
8/22 野暮 恥思わず 虻蜂取らず
8/21 ハイソでは苦でない(タワマンの広告を見るたびに「ハイソの方々なら買えるんだろうなぁ」と嘆息。あと、「ハイソには売れない」ものに駄菓子、袋麺、ファミチキ、魚肉ソーセージとか・・・。) 無い袖は振れない
8/20 ダンテだろ〜 パンセだろ〜 デリダか ハイデッガーだろ〜 なんでだろ~ なんでだろ~ なんでだなんでだろ~
8/19 病弱 愚痴に活かし(「体が弱いもんですみませんねぇ」という言い訳ってあるよね。他には「情弱 無知に近し」、「橋脚 淵に近し」なんてのもあります。) 良薬口に苦し
8/18 威張る着飾る司馬去る(246年、司馬懿は曹爽と一時袂を分かった、という史実を元にちょっと脚色しちゃいました。曹爽さんは威張ったり着飾ったりしない人物です。) 見猿聞か猿言わ猿
8/17 カゼインに柚子を入れず(牛乳に酸を加えると凝固します。他にも「河川に屑を入れず」、「科研費に愚痴を言わず」ってのもありますね) 瓜田に履を納れず
8/16 酷暑勘弁 死 自ら感ず 読書百遍意自ら通ず
8/15 An old IKEA, not-buy to become sound of water.(むちゃくちゃ英語シリーズ) 古池や蛙飛び込む水の音
8/14 「季語 ちゃんと」と叱られる(季語を間違うと、有名な方の夏井先生に叱られます) チコちゃんに叱られる
8/13 五十路(いそじ)に近し 残せよ お米 いのち短し 恋せよ乙女
8/12 坊さん坊さん お話しが長いのね そうよ母さんも眠いのよ ぞうさんぞうさん お鼻が長いのね そうよ母さんも長いのよ
8/11 山でひび テルモスぽたりぽたりかな(8月11日は「山の日」。生まれ故郷の丹後与謝の山中に入った与謝蕪村は、そこで初めてテルモスにヒビが入っていることに気が付き、悲しみを込めてこの句を詠みました。) 春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな
8/10 パシリの私(今を去ること20余年前に山形市の病院に勤務していましたが、外科の若手たちとの飲み会で「俺たちって病院のパシリだよなぁ」と意気投合し、その場で発作的に全科横断的な【パシリの会】を思い付き、翌日,医局のホワイトボードに【第1回 パシリの会を開催】と掲示しました。参加条件は「自分はパシリだと思っている医者なら誰でも可」。すると、研修医~中堅の「自称パシリ」20人から参加希望があり大宴会を開催。その後も毎月一回開催しましたが、最後の頃は外科部長までが「実は俺もパシリだ。混ぜてくれ!」と大盛況でした。) 矢切の渡し
8/9 日持ち たばかれば 鯵恐ろし(賞味期限切れの鯵、恐ろしや) 命長ければ恥多し
8/8 足らぬ安眠 するは惰眠 成らぬ堪忍するが堪忍
8/7 言わんでいいぞ 君はイリイチ(超苦しかったっす。日本語として成立するかどうか、ギリギリっす。ちなみに、レーニンはペンネームであり、本名はウラジーミル・イリイチ・ウリヤノフ。) イワン・デニーソヴィチの一日
8/6 銀は一価なり/燐は三価なり 朕は国家なり
8/5 貴と聞くに貧(『徒然草』の【周囲に自分は貴人と吹聴していたのに食べ方が卑しくて身分がバレた男の話】から生まれた言葉・・・というのは嘘です。) 機を見るに敏
8/4 宦官 男子の玉逸す(すみません、下ネタに走りました。「判官 賛辞をたまにミス」という『鎌倉殿』ネタとか、「看板 漢字をまたミス」とかもあったけど、やっぱ、こっちのほうが面白いもんで・・・。) 艱難汝を玉にす
8/3 大きな桃の木の下で 貴方達と私 熱く誓いましょう 大きな国にするために(桃園の誓いを童謡風に) 大きな栗の木の下で あなたとわたし 楽しく遊びましょう 大きな栗の木の下で
8/2 カツオが図星(毎週日曜日の午後6時45分頃のカツオくんのセリフ。「姉さん、またおやつ食べたでしょう! ずるいよ!」) カツオノエボシ
8/1 鱈が減ってもイクラは減らぬ 腹が減っては戦ができぬ
7/31 皿が減っては 菊 袈裟で切る(家宝の皿を割った罪をお菊になすりつけて、青山鉄山はお菊を袈裟懸けに切り捨て井戸に投げ込み・・・というご存知『播州皿屋敷』の一場面。なお、『番町皿屋敷』ではお菊が古井戸に自ら身を投げて死を選んだ、となっています。) 腹が減っては戦ができぬ
7/30 陽はまだ昇る(午前中でもう30℃超えてるのに太陽はさらなる高みを目指して頑張っています) 陽はまた昇る
7/29 An awful dog is unbeaten. 尾を振る犬は叩かれず
7/28 痕は「あと」なり やまいだれ 後は野となれ山となれ
7/27 おでんに加える乾麺はねえだ(元ネタはジャッキー・チェンのカンフー映画のワンシーン、と思われていますが、実はそんなシーンはなかった、というのはプチ有名な話) おめえに食わせるタンメンはねえだ
7/26 禽は墨家なり(墨家は中国戦国時代に活躍した墨子を始祖とする思想家集団。平和主義・博愛主義を説き、その平和主義に基づいて各地の守城戦に協力した。墨翟を初代とし、禽滑釐を二代目とする。一時は儒家に匹敵する集団となったが、秦の建国とともに消滅した。) 朕は国家なり
7/25 時効に感謝する(犯人は時効制度に感謝し、被害者は時効制度に泣く・・・) 人口に膾炙する
7/24 変装とレイバン 戦争と平和
7/23 ジョーズも鰓から水を漏らす 上手の手から水が漏れる
7/22 悪意 善意を騙る(「悪食 便意に走る」なんてのも考えたけど、品位に欠ける(?)ので却下) 悪事千里を走る
7/21 ゆるキャラの中では勝てずして 鹿・桃とも水が合わず(ご存知、『方丈記』の冒頭ですが、日本語としての完成度があまりにも高すぎ!そこで、せんとくん(鹿のゆるキャラ)やももぼん/もーも(桃のゆるキャラ)の力を借りて無理やりまとめてみました。) ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
7/20 力得た旅(たまにはきれいにまとめてみました。「口から出たカビ」、「胃から出たカビ」、「口から出た詫び」なんてのもありますが、どれも捻りがイマイチなんで全て却下。ちなみに、旅で力を得たと言えば、消毒法の開祖ジョゼフ・リスター。ヨーロッパではなかなか普及しない消毒法でしたが、1880年代にアメリカに招かれて各地で講演したらバカウケ & 称賛の連続! これですっかり自信を取り戻したリスターは怯むことなく敵対勢力に挑んでいった、という近代外科の有名な一場面です。) 身から出た錆
7/19 カマとアラ 鰤鮭見れば腹が鳴る 烏賊・蛸ナマに 煮てしツミレも 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも
7/18 我がルーツを焼いたネロ(西暦64年7月18日夜に出火。本当にネロが放火したかどうかは不明とされています。なお、キリスト教徒が放火したというのはネロのでっち上げで間違いないようです。) 長靴をはいた猫
7/17 歯無しジョーズは死期ジョーズ(サメは生きている限り歯が生え変わるんじゃないっすか? というツッコミは無粋だぜ) 話上手は聞き上手
7/16 猿住みて 懐きにけらし 実を食べの 子どもが追う蝶 朝の猿山 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
7/15 鬼の托卵カッコウに托卵されしヨシキリの夫婦が悲嘆のうちに告発。カッコウ、性格悪すぎ!) 鬼の霍乱
7/14 罰しても当然のミスを問わず 渇しても盗泉の水を飲まず
7/13 風邪は天下の流行りもの(今回は手抜きネタ。「天下」を変えずにそのまま使っているのも減点対象ですな。電化とか殿下とか転嫁とか点火とか添加とか、いくらでもあるのにね。) 金は天下の回り物
7/12 革靴に吐いた下戸(まして、ゲロを吐かれた靴が John Lobb とか Edward Green だった日には目も当てられません。お酒を無理強いしてはいけないとシャルル・ペローも戒めております。 長靴をはいた猫
7/11 活け締めの 鱈の白子の 焼き割くは 京この辺に 鳰居ぬるかななお、鳰(にお)は鳥のカイツブリ(カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属)の古名で、鳰鳥(におとり)と使われることもあります。万葉集では【鳰鳥の潜く池水 心あらば君に我が恋ふる心示さね ~坂上郎女~】などで使われています。 いにしへの 奈良の都の 八重櫻 けふ九重に 匂ひぬるかな
7/10 一愚痴 ニまだ? 三欠伸(「ダラダラした社長の訓示/乾杯前の長々とした祝辞/運動会の校長先生のお話」・・・を聞かされし皆の心の内を代弁) 一富士ニ鷹三茄子
7/9 雀 山中に入りて山栗になる(「楓 海に入りて海星になる」/「なた豆 湖に入りて金の斧になる」) 雀海中に入りて蛤になる
7/8 月見は格段の価格にして 海苔巻く餅も はや 味 見とうなり 月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり
7/7 ほっともっと 区切れば「暑さ増す」なる/喉元過ぎても不味さ忘れず 喉元過ぎれば熱さを忘れる
7/6 周囲 印象 ヤバいっしょ! 注意一秒怪我一生
7/5 粥ものに凝りてカマスと河豚 羹に懲りて膾を吹く
7/4 隣の千葉は広い 隣の芝は青い
7/3 日も暮れど 味噌煮に入れにけり 川鯉は モツやおきゅうと 干物食うまで 忍ぶれど 色に出でにけり わが戀は 物や思ふと 人の問ふまで
7/2 雄弁に 将来見たり 彼オバマ若き日のオバマの弁論大会は既に大物の気配を漂わせていたらしいです 幽霊の正体見たり枯れ尾花
7/1 愚論でも無料(ただ)では説かぬ 転んでもただでは起きぬ
6/30 主食で老ける 酒色に耽る
6/29 味みての 蛆 蟋蟀も 喰らうれば 羽化したものを 驚かざりけり 逢ひ見ての のちの心に くらぶれば昔はものを 思はざりけり
6/28 我 何故にドジ踏んだ? 破れ鍋に綴じ蓋
6/27 銭 カラでは帰られぬ 背に腹は代えられぬ
6/26 弁と栓 点と線
6/25 あらまぁ、祖父の兄弟? カラマーゾフの兄弟
6/24 無理も矢理も 減らせば気軽 瑠璃も玻璃も照らせば光る
6/23 今週もカナダに/鈍重の体に/呑舟の魚に 恩讐の彼方に
6/22 出来を知り 驕りを知らずば 弱点ありとて危うからず 敵を知り、己を知れば、百戦して殆(あや)うからず
6/21 身から出る カビとも知らずタムシかも 腹蒸れてないのに 水疱(みずぶくれ)とは ちはやぶる 神世も聞かず たつた河 から紅に 水くくるとは
6/20 貼る物は肘に鬱陶しい 去る者は日々に疎し
6/19 蚤の目にも阿弥陀 鬼の目にも涙
6/18 河豚 水温で孵らず 覆水盆にかえらず
6/17 法螺か道化に逃げ込む 洞ヶ峠を決め込む
6/16 それ食うな! 蝿も手こずる 味がする やれ打つな 蝿が手をする 足をする
6/15 鼻の疣は 伝染りにけりな 膝裏に 我が胃も鈍る 歯が滅せし間に 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
6/14 直(じか)にギャンブルを糾さず 李下に冠を正さず
6/13 聖護院とモッツァレラ 柚子湯葉も入れよ 将を射んと欲すればまず馬を射よ
6/12 黄身固め 羹(あつもの)に入れて 肴食う 生薯蕷(なまとろろ)手に 串炙りつつ 君がため 春の野にいでて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ
6/11 パクチー 芹とバジル 悪事千里を走る
6/10 膝肩の 痛みおぞけき 厄の日に 秘すどころでなく 涙落つらむ ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ
6/9 抗(あらが)うとも 青葉若葉も 死に至り あらたふと青葉若葉の日の光
6/8 美味(うま)さよ! これがパイの実だ 翼よ! あれが巴里の灯だ
6/7 天を語り 意はニセ騙る 詐欺側の ばれても既にあかんとぞ思う 瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ
6/6 戦費は嵩むよ どこまでも 度を越え キャパ越え 阿鼻向けて 線路は続くよどこまでも 野を越え山越え谷越えて
6/4~5 顎の裏に 膿出でてくれば うろたえの 数値も高目で 指震えつつ 田子の浦にうち出でてみれば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ
6/3 梅雨来たりなば 夏遠からじ 冬来たりなば春遠からじ
6/2 糖化の危惧 齲歯化も高め 十日の菊六日の菖蒲
6/1 賃貸しの居に壁沿いの傷見えて 省みざれば軒傾きぬ 東の野にかげろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ
5/31 冬来たりなば 貼る唐辛子 冬来たりなば春遠からじ
5/29~30 汁(つゆ)は薄めて。指の触れたるは 吸うべきにあらず 紫蘇の色黒きも また 鱈でもいいと 寒きに火鍋急ぎ沸かして 寿司持て待ちたるも 芋・蕗尽くし 冬はつとめて。雪の降りたるは、言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、また、さらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もて渡るも、いとつきづきし。
5/28 葱青菜 卵ととじる ハムカツを 目に青葉 山ホトトギス 初鰹
5/27 無茶苦茶 惨事は 違反船
(劉邦軍に追われて北海道に渡った項羽は愛妾虞姫を連れて逃走を続けるが、ついに知床半島で四方を取り囲まれて四面楚歌の状態に追い込まれる。そこで項羽は、虞姫だけでも助けようと停泊中の観光船『かずいち』に乗せ、船は無事に岸壁を離れていく。港に身を潜めていた項羽だが、なにやら港は騒然としている。聞けば、「船は座礁し沈没したらしい。この水温では助からないだろう」との声が耳に入る。「嗚呼、違反船と知っていれば虞姫を乗せなかったのに!」、と項羽は自らの命を絶った。)
虞や虞や汝をいかんせん
5/26 虞や虞や 『かいじ』は2番線
(JR中央本線塩山駅で劉邦軍に四方を囲まれて「四面楚歌」となった項羽が、虞姫を伴って特急『かいじ』で逃走を図るも乗り場を間違えた、という有名な悲劇の場面です)
虞や虞や汝をいかんせん
5/23~25 秋は夕餉に 牛脂のサシで 亜麻の葉 芋チコリ成りたるに ワラスボ・ノドグロ・鱝(エイ)食うとて 蜜 モツ クワス リッツなど 栃味噌加え 甘目なり 焼いて鴨など並べたるが 身も小さく 煮ゆるは芋麩菓子 秋は夕暮れ 夕日のさして 山の端 いと近うなりたるに からすの寝どころへ行くとて三つ四つ 二つ三つなど 飛び急ぐさへあはれなり まいて雁などのつらねたるが いと小さく見ゆるはいとをかし
5/22 前任 矢面 横領後飛ぶ 指南は役人の親 善人なおもて往生を遂ぐ、況んや悪人をや
5/21 非通知詐欺の新ボス 羊たちの沈黙
5/17~20 此比俄に困るもの 幼稚暴走 似非人事 飯独活 河馬熊 野良銅像 鎌釘眷族 生酒漬け 膠戒名 魔女干物 暗闘温情藁藺草 怨霊離ルルお上人 梵鐘擬したる姑息面 此比(このごろ)都ニハヤル物/夜討(ようち)強盗謀綸旨(にせりんじ)/召人早馬虚騒動(そらそうどう)/生頸還俗(げんぞく)自由出家/俄(にわか)大名迷者/安堵(あんど)恩賞虚軍(そらいくさ)/本領ハナルヽ訴訟人/文書入タル細葛(ほそつづら)
5/16~17 去るは歯・毛ども 渺渺狭くなりゆく生え際 強き歯無しで グラつき落ちたる 食うもの細く 萎びにたる 春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。
5/12~15 寿限無 Je t’aime 牛蒡の売り切れ 会社に推挙の水上バス・雲海待つ・風害増す Schubert頃に 河豚処 櫓工事の裏小路 ハイポ海保タイポの駐輪館 住民間の風鈴街 通勤代の本舗コピーのコンポ来ないの超有名の宗主家 寿限無(じゅげむ) 寿限無(じゅげむ) 五劫(ごこう)のすりきれ 海砂利(かいじゃり)水魚(すいぎょ)の水行末(すいぎょうまつ) 雲来末(うんらいまつ) 風来末(ふうらいまつ) 食(く)う寝(ね)るところに 住(す)むところ やぶらこうじの ぶらこうじ パイポ パイポ パイポの シューリンガン シューリンガンの グーリンダイ グーリンダイの ポンポコピーのポンポコナの 長久命(ちょうきゅうめい)の長助(ちょうすけ)
5/11 この粉をば固めよと思う 餅好きの 食べたることも勝ちと思う この世をばわがよと思う望月の欠けたることもなしと思えば
5/9~10 猿は獣 猩々広く鳴き行きたる山際 すこし猛りて 群れ 先立ちたる 雲の如く 高み来たる 春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。
5/8 追った娘に怯えられる 負うた子に教えられる
5/7 溺れちまった翡翠に 汚れちまった悲しみに
5/6 寒中 木鶏 蹴るも騒がず 三十六計逃げるに如かず
5/5 我いまだ傍系にもなりえず 我いまだ木鶏たりえず
5/4 ハイセンスのショーは贅で飾らず 敗戦の将は兵を語らず
5/3 変じるジキル 彼知る人死す 天知る地知る我知る人知る
5/2 変装でシャアを躱す 臍で茶を沸かす
5/1 詰めの甘さを善意で褒む 爪の垢を煎じて飲む
4/30 税は高く利は安し 生は難く死は易し
4/29 天は人の腕に脾洞を造らず 人の舌に気道を造らず 天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず
4/28 服従するは我になし(ウクライナ ゼレンスキー かく語りき) 復讐するは我にあり
4/27 天気を知り 驕りを知らずば 客船危うからず(2022年4月、知床の海にて詠めり) 敵を知り己を知れば百戦殆うからず
4/26 開戦の将 和平を語らず(2022年3月、プーチンは) 敗戦の将は兵を語らず
4/25 碑を見て文字を見ず 木を見て森を見ず
4/24 一応聞いて自由にする 一を聞いて十を知る
4/23 野暮を続けて下卑を増す 藪をつついて蛇を出す
4/22 暴徒系の阿呆もちゃんと待て 仏の顔も三度まで
4/21 神の味噌汁 神のみぞ知る
4/20 君よ 軍部の馬鹿を語れ 君よ憤怒の河を渡れ
4/19 十日 移動中 膝にくるね 東海道中膝栗毛
4/18 杏より瓜が安し 案ずるより産むが易し
4/17 画力天性を欠く 画竜点睛を欠く
4/16 天と地 ヒーローの神 探し 千と千尋の神隠し
4/15 アクセント身に付かず(秋田県人あるある) 悪銭身につかず
4/14 戦闘地 疲労の病み 深し(2022年3月、ウクライナにて詠めり) 千と千尋の神隠し
4/13 偽書売ろう 三冊目には損を出し 居候三杯目にはそっと出し
4/12 師に酒を注ぐ 木に竹を接ぐ
4/11 盤上 戦いにして 手を同じゆうせず 男女七歳にして席を同じゅうせず
4/10 有終の美を騙る 有終の美を飾る
4/9 匙は投げられた 賽は投げられた
4/8 先ず 和解より始めよ(と、マンデラはデクラークに手を差し出した) まずは隗より始めよ
4/7 先ず 破壊より始めよ(と、プーチンは命令した) まずは隗より始めよ
4/6 ブルータス,お前モカ? ブルータスお前もか
4/5 芹のみじんも一本から 千里の道も一歩から
4/4 韻書借りて麗筆を知る 衣食足りて礼節を知る
4/3 友 ありえん方から来る また他の市からずや 朋あり遠方より来る また楽しからずや
4/2 この木 パンの木 木になる実 この木なんの木気になる木
4/1 儲けの不足 胡乱げな話 盲亀の浮木優曇華の花
3/31 樹皮リグニン 酒池肉林
3/30 急死に一生を終える 九死に一生を得る
3/29 銭や意地やの者ばかり 千夜一夜物語
3/28 悪事せん 理をば知る 悪事千里を走る
3/27 我が才は寝込んでいる 吾輩は猫である
3/26 転調展開フーガ独奏 天上天下唯我独尊
3/25 砂金出(いず)ればヴィトンを制す 先んずれば人を制す
3/24 かつてシッダールタ 真の帰依 勝手知ったる他人の家
3/23 なんで馬謖を斬る? 泣いて馬謖を斬る
3/22 一揆当然のツァーリども 一騎当千の強者
3/21 首領(ドン)より焼香 論より証拠
3/20 咲くは芍薬に蝶 酒は百薬の長
3/19 先代は豚バラより勘八 栴檀は双葉より芳し
3/18 飛んでビニール茄子の虫 飛んで火に入る夏の虫
3/17 記事も長くば読まれまい 雉も鳴かずば撃たれまい
3/16 むせ返る 混ぜるな一気に コツがあり 痩蛙負けるな一茶ここにあり
3/15 自損で駄目に備前買えず 児孫のために美田を買わず
3/14 ヤバい高校に入る 病膏肓に入る
3/13 猛然と小僧並ばず廟を踏む 門前の小僧習わぬ経を読む
3/12 愚痴は言わねどただ用心 武士は食わねど高楊枝
3/11 禁止 駄目なアンチョビ 禁じられた遊び
3/10 同居なら損 東京マラソン
3/9 ゾンビが墓を倦む 鳶が鷹を生む
3/8 わりとギリギリっす アリとキリギリス
3/7 ギャルも気から老いる 猿も木から落ちる
3/6 全ての未知はロマンに通ず すべての道はローマに通ず
3/5 運 汚点に負ける 運を天に任せる
3/4 我慢じゃの男 ラ・マンチャの男
3/3 かなりの芝は青い 隣の芝生は青い
3/2 魚粉海苔を練る 漁夫の利を得る
3/1 田が駄目に 金離れる 誰がために鐘は鳴る
2/28 牛暴れた動機を求めて 失われた時を求めて
2/27 策士先に溺れる 策士策に溺れる
2/25 進め吐くまで囮座れず 雀百まで踊り忘れず
2/24 初航海 舳先に立たず(映画【タイタニック】のあのシーン) 後悔先に立たず
鈍重の魚は枝流で游げず 呑舟の魚は枝流に游がず
虎穴に入るルンバ掃除を得ず 虎穴に入らずんば虎子を得ず