海外の治療はどうなっておるのか? −草の根通信−


【フランス留学中の黒住先生からの報告】

 以前ドイツに留学していた際にもメールしたと思いますが、こちらも消毒大国です。皮切の直後に消毒、ドレープが少し剥げても消毒、当然縫合前には消毒。
 電気メス使いまくりで手術は早いです。当然皮膚縫合はホッチキスです。
 下手すると10分おきには消毒している印象です。これで数年前は2%以上あった感染が1%以下になったと豪語してます。
 手術が上記のようですので、外来や病棟でもおして知る由で、清潔な手袋はいて仰々しく消毒してます。
 その一方では皮膚欠損に対してVACシステムや神経テープのようなものを使ってのエラスティック縫合で植皮を避ける努力はしています。こちらもこれでここ3年程植皮は必要なくなったと豪語してます。よく見ていると植皮されている症例もいくつかはありますが・・・。

(2007年8月)


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