71歳男性
下行結腸癌の多発肺転移があり,当院外科で化学療法を受けているが,治療開始後,陰嚢に強い痒みがあり,掻いているうちに傷ができ,治らなくなり,当科紹介となった。
陰嚢部全体にビランがあり(正常陰嚢皮膚が全く残っていない),両側大腿内側にもビランが広がっていた。
2014年4月28日,当科受診。ワセリンを塗布したラップで陰嚢全体を覆い,両側大腿内側もラップで覆い,そのままパンツを履いてもらった。5月2日には明らかに上皮化認められ,5月14日には陰嚢も大腿内側も全て上皮化した。
場所が場所なので,今回は写真はなし。
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/818/index.htm】