57歳女。埼玉県。
 2017年6月11日,スクーター運転中に転倒して左下腿を強打。翌日から〇〇クリニックに通院しているが,数日後,皮膚が壊死しているので皮膚移植が必要と説明された。知人が当科で治療を受けたことがあり,紹介状を書いてもらい受診。
 6月20日,当科受診。左下腿外側は腫脹し,著明な発赤を認める。直ちに局所麻酔下に切開して血腫を除去。ペンローズドレーンを写真のように留置。7月13日,2箇所のポケットが残っていたため,写真のようにドレナージ。創部の被覆はズイコウパッドで行った。
 10月以降は門前仲町への通院が大変なため,何か変化が起きたら受診していただくこととした。

 ちなみに,紹介状には「圧挫のための壊死」とあるだけで,血腫の存在には全く気が付いていないようだった(患者さんにも血腫の説明はなかった)。

6月20日 ドレーン留置 6月23日

6月26日 7月3日:13日後 7月13日:23日後

7月13日:ペンローズドレーンの固定法の工夫

7月25日:35日後 8月8日:49日後 8月29日:70日後 10月2日:104日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2726/index.htm】
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