61歳女
 2015年2月頃から右環指の爪の脇に傷ができて治らなくなった。7月に都内の〇〇大学附属病院形成外科を受診。悪性のものかもしれないと言われ,組織検査を受けた。検査後,「悪性でも壊疽でもない」という説明しか受けず,ゲンタシン軟膏が処方され,それをつけていれば治ると説明されたが,全く治らない。家族がネットで検索し,当科を受診。
 2015年8月31日,当科受診。単なる肉芽でしょうと説明し,局所麻酔下に肉芽を切除し,ヘモスタパッドで被覆して止血。翌日,止血を確認してプラスモイストでの治療に切り替えた。

8月31日 切除後

9月1日 9月4日 9月11日 9月15日


 肉芽を見て「悪性かもしれないので検査します」と説明する形成外科医がいる大学病院が都内にはあるらしい。怖いことである。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1862/index.htm】

左側にフレームが表示されない場合は,ここをクリックしてください