66歳男。
糖尿病で通院中。足趾の知覚鈍麻あり。
2015年1月23日ころから右第4趾の色が変化し,その後,傷ができたため内科より紹介される。
1月28日受診。第4趾に膿瘍形成を認め,痂皮形成があったため,直ちに果皮を除去。ドレナージルートは確保されていると判断されたため,切開は追加しなかった。創部はヘモスタパッドで被覆。
2月21日に38℃の発熱があり,創部の臭気が強くなった。24日に受診し,骨が露出し,25日には腐骨が取れ,悪臭は収まった。その後も3月12日に小さな骨片を除去(SDカードとサイズ比較)。
浸出液の量も多かったため,3月13日にナイロン糸ドレナージ用のこより状にしたナイロン糸(サイズは0号)を創内に入れて3重のループとして糸同士を絆創膏で固定,ドレナージとした。これ以後,浸出液は次第に減少し,3月25日に抜去。以後はプラスモイストでの被覆のみとし,4月20日に創は閉鎖した。
1月28日 | 痂皮が付着 | 痂皮を除去 |
2月2日 | 2月12日 | 2月25日 | 3月2日 | 3月12日 |
3月13日 |
3月25日 | 3月31日 | 4月6日 | 4月20日 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1417/index.htm】