30歳男。東京都八丈島
 2014年12月29日,ワイヤーに左示指を巻き込まれて不全切断受傷。〇〇病院を受診し,直ちに△△病院に救急ヘリ搬送され,形成外科で緊急手術(再接着術)となったが,生着せず,手掌部で切断⇒断端形成の予定だったが,患者の叔母(東京在住)がカンボジアで湿潤治療をしているKEN CLINICの奥澤先生と知り合いだったため,当科で一度診てもらったほうがいいとアドバイスされ,セカンドオピニオンで当科を受診。
 当初はラップで被覆(ワイヤーのためにプラスモイストではうまく覆えなかった)。1月21日,22日にワイヤー抜去。3月に入ってから突出した骨を骨鉗子で切除(無麻酔で大丈夫だった)。3月19日,八丈島に戻った。
 2017年4月,奥澤先生から「元気に漁師をしていました」という写真付きメールを頂いた。

12月29日 1月13日 背側 掌側

  
1月15日      1月20日  

  
1月23日      1月27日  

  
2月2日      2月3日  

  
2月9日      2月16日    

  
2月23日      3月2日  

  
3月9日      3月16日  

  
3月19日       

2017年4月9日
817日後

2021年7月9日:2369日後
生活にも仕事にも特に差し障りなし。
断端部痛なし。Tinel's sign陰性。知覚鈍麻なし。


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1381/index.htm】

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