3歳7ヶ月女児
 1月31日夜,オーブントースターのトレーにぶつかって鼻根部に熱傷受傷。自宅近くの〇〇皮膚科クリニックで治療を受けているが,治療に対する説明が全くなく,話も聞いてくれないため両親が不安になり,ネットで熱傷治療について検索し当科を受診。
 当科では,創傷治癒のメカニズムについて説明し,同程度の顔面熱傷の経過写真を見せてどの程度まで治るのかを説明。ハイドロコロイド被覆材で治療した。「安心したので,あとは自分たちで治します」との事だった。

2月4日


 医者からすると「この程度のヤケドで病院に来ちゃうの? 何を大騒ぎしているの?」だが,親からすれば初めてのヤケドであり,しかも女の子の顔面である。どの程度まで治るのか想像もつかないはずだ。だから不安になるのだろう。
 そういう「不安」がわからないから,患者が逃げるのだ。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/726/index.htm】

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