46歳女。千葉県北西部
 2020年1月5日,湯たんぽで左下腿に低温熱傷。6日,〇〇皮膚科を受診し,ステロイド軟膏が処方され,深くないヤケドと説明された。10日後に再受診し,非常に深くなっていると説明され,ゲーベンクリーム®が処方され,石鹸でよく洗うように指導された。その後も毎日のように通院しているが,行くたびに傷が深くなっていくばかりで治らず,医師に質問しても「治ります」としか言わないため,医師に不信感を持ち,この医者ではダメかもと思ってネットで検索。
 2月26日,当院を受診。低温熱傷の経過について説明し,なぜ深くなったのか,ゲーベンクリームと石鹸線上で傷が深くなるメカニズムについて詳しく説明。局所麻酔下に壊死組織を切除し,切除部位はヘモスタパッドで被覆して止血し,創周囲の広範なカブレ(接触皮膚炎)ごと大きくズイコウパッドで被覆した。接触皮膚炎にはステロイド軟膏を処方。翌日からはズイコウパッドの被覆のみ続けた。

2月26日 2月29日 3月4日

3月14日

 コロナが怖くて外出したくない,とのことで以後は自分でドレッシング交換を続けてもらうこととした。
 9月7日に再受診。

9月7日:194日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/3434/index.htm】

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