1歳2ヶ月男。
2016年11月14日,母親が子どもの食事用にサツマイモのスープをカップに作っていたところ,子どもが手を伸ばしてひっくり返し,顔面,右背部に熱傷受傷。すぐに流水で冷やし,〇〇病院に救急搬送され,低体温症で救急救命センター入院となった。顔はプロペト塗布,体はボディソープで洗った後に軟膏ガーゼ。深い火傷ではないようだと説明された。
16日に退院し,18日から△△皮膚科に通院。「一部は非常に深い火傷になっていて,特に背部は皮膚移植が必要だろう」と説明を受けた。
両者の説明に矛盾しているため,母親はネット検索。18日昼に当科外来に電話で相談。同日夕方,当科を受診。「顔は浅い熱傷,背中もちょっと深いだけで,傷跡は残らない」と説明して母親を安心させ,顔はハイドロコロイド被覆材で,背部はズイコウパッドで治療。
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2530/index.htm】