42歳女。
2016年1月30日,土鍋をひっくり返して右大腿外側に熱傷受傷。〇〇病院に救急搬送されて軟膏ガーゼで治療。その後は同院形成外科に通院。フィブラストスプレー®とワセリン,ガーゼで治療。石鹸でゴシゴシ洗うように指導された。2月10日ころ,「皮膚移植手術をしないと治らない。すぐに入院しましょう」と説明されたが,手術を避けたい一心でネット検索。「熱傷は保険診療では治らない。私費診療でないときれいに治らない。秘伝の軟膏で治療!」と宣伝している△△医院を受診。初診日,1日の治療費は8000円と説明されたが「おまけで6500円にします」と説明された。以後,毎日通院しているが,いつまで通院しなければいけないのかについて説明がなく,治療に不信感をいだき,サイドネットで検索。
2月15日,当科受診。右大腿外側に熱傷創を認めた。遠位半分は既に上皮化寸前の状態だったが,近位半分は乾燥していて3度熱傷の状態と思われた。ズイコウパッドで治療。
4月初旬に全て上皮化したが,その後,頭側の創縁に軽度の肥厚性瘢痕を生じ,痒みと痛みがあったため,5月よりドレニゾンテープでの治療を開始。
2月15日 | 2月17日 | 2月19日 | 2月22日 |
2月26日:11日後 | 3月4日:18日後 | 3月11日:25日後 | 3月18日:32日後 |
3月25日:39日後 | 4月7日:52日後 | 5月13日:88日後 | 6月17日:123日後 |
7月15日:151日後 | 9月16日:214日後 | 10月17日:245日後 | 11月25日:284日後 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2108/index.htm】