7ヶ月女。
 2015年12月26日,テーブルの上においてあったスープに手を伸ばしてひっくり返し,右手と左下腿に熱傷受傷。〇〇病院救急室に救急搬送され,△△大学付属病院形成外科への紹介状を書いてもらい,翌日から通院。フィブラストスプレー®が処方された。1月初め,医師から「深いヤケドなので傷が残る」と説明されたため,傷跡が残らない治療についてネット検索。
 2016年1月7日,当科受診。手指はミトン型にしたプラスモイスト,下腿もプラスモイストで治療。乳児の手掌熱傷では瘢痕拘縮が起こる可能性が高いことを説明。
 3週間程度で上皮化が得られ,2月9日の時点では瘢痕拘縮は起きていなかったが,3月16日では小指基節部掌側に瘢痕拘縮を認め,軽度伸展障害を認めた。母親に将来的に手術が必要になることと,手術は大学病院形成外科,あるいは手外科専門医が行っていることを説明。

1月7日

1月12日

1月19日:12日後

1月25日:18日後

2月9日:33日後

3月16日:69日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2080/index.htm】

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