1歳2ヶ月男。
 2016年1月16日,コンロの上の味噌汁の鍋に入っていた玉杓子の柄を引っ張って鍋を落とし,顔面,左胸腹部,左上肢に熱傷受傷。〇〇大学付属△△病院に救急搬送されて形成外科入院となる。入院中はゲーベンクリーム®エキザルベ軟膏®,トレックスガーゼで治療。両親がネットで熱傷治療について検索し,退院したいと申し出て1月18日に退院。
 1月18日,当科受診。プラスモイストで治療。帰宅後に40℃の発熱。19日に受診し,当院小児科紹介。創部に発赤などはなく,川崎病疑いにて◇◇医療センターに転院となる。
 転院した19日には解熱し,以後は発熱していない。川崎病も否定的であった。◇◇医療センターでは創部は湿潤治療を継続。
 1月25日に退院となり当科を受診。創部はやや深いが感染症状などはないため,自宅から近い芝浦スリーワンクリニックの望月吉彦先生に紹介し,そちらに通院することとなった。3月には全て上皮化。
 肥厚性瘢痕に対し,ドレニゾンテープで治療中とのこと。

1月18日

1月25日:7日後

2月10日:23日後

3月3日:45日後

3月17日:59日後

2017年3月27日:434日後

9月22日:613日後

2018年3月8日:780日後

2019年3月8日:1104日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2077/index.htm】

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