84歳男。
2015年7月ころから左第5趾外側に皮膚潰瘍があり,蜂窩織炎合併とのことで,7月31日に当院皮膚科に紹介され,軟膏と抗生剤で治療。蜂窩織炎は治まったが,第5趾の壊死が進行。9月18日に当院心臓血管外科紹介となり,ASOの診断で入院し,血行再建術。術後,右下腿の血流は改善。第5趾の処置につき当科紹介。
10月19日,当科初診。第5趾はMTP関節部より遠位が完全壊死しミイラ化していた。基節骨を含め,MTP関節部で離断する(無麻酔で処置したが痛みなし)。創部は「穴あきポリ袋+紙おむつ」(勝手に鳥谷部先生のサイトにリンク)で被覆。以後,壊死組織を少しずつ切除し,突出していた第5中足骨骨頭も骨鉗子で削って除去(これも無麻酔で痛みなし)。
11月中旬で自宅退院となり,以後は外来通院にて治療。翌年2月中旬にはほぼ上皮化し,通院終了となった。
2015年10月19日 | 10月20日 | 10月26日 |
11月2日 14日後 |
11月9日 21日後 |
11月18日 30日後 |
11月27日 39日後 |
12月4日 46日後 |
2016年1月8日 81日後 |
1月22日 95日後 |
2月19日 123日後 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/〇〇/index.htm】