1歳4ヶ月女。埼玉県川口市。
 2015年7月4日,けいれん発作で〇〇病院小児科に入院したが,人工呼吸器管理が必要になり,同日夜,都内の△△病院に転院となり,NICUに入院。転院時,左前腕屈側の腫脹が指摘されていて,点滴漏れかも,と説明された。その後,水疱ができて破れて潰瘍になったため,同院皮膚科を受診。リンデロンVG軟膏で治療。9日に退院となり,10日に◇◇病院皮膚科を受診し,アズノール軟膏が処方された。その後,傷が深くなったため,〇〇病院形成外科を紹介され,ゲーベンクリーム®が処方された。20日,皮膚移植しなければ治らないと説明されたため,両親がネットで検索。
 7月23日,当科受診。左前腕屈側に白色壊死が覆っている6×3センチの深い潰瘍を認めた。プラスモイストで治療。

 ちなみに,〇〇病院小児科では点滴は左手背に入れており,△△病院での「点滴漏れによる前腕の潰瘍」という説明がおかしいことは,素人でもわかる。

7月23日 7月27日:4日後 7月31日:8日後 8月3日:11日後

8月10日:18日後 8月18日:26日後 8月25日:33日後 9月15日:54日後

2016年1月4日
165日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1788/index.htm】

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