58歳女。
2015年7月22日,台所のコンロの火が衣服に引火し,右上肢,右背部などに熱傷受傷。同日,〇〇クリニックを受診,ゲンタシン軟膏が処方され,△△病院皮膚科に紹介状を書いてもらったが,義理の息子さんが素早くネットで検索し,湿潤治療を発見!
7月22日午後,当科を受診。受診時,傷みがひどく腕が動かせなかった。
火炎による熱傷は深い熱傷になり(炎の温度は400℃くらいと高いから),治療には数ヶ月を要することを説明。湿潤治療について説明し,ワセリンを塗布した穴あきポリ袋で創部を被覆し,吸収シートでその上を覆った。これで痛みが軽くなり,腕が動かせるようになった。
9月初めころより右肩関節のリハビリテーションを開始。現在,左上肢の動きは正常。
【右肩〜腋窩〜上腕内側】
7月22日 | 7月24日 | 7月27日 | 7月29日 |
8月3日:12日後 | 8月11日:20日後 | 8月18日:27日後 | 8月25日:34日後 |
9月1日:41日後 | 9月8日:48日後 | 9月29日:69日後 | 10月20日:90日後 |
11月24日:125日後 | 12月25日:156日後 | 2016年1月21日 183日後 |
2月4日:197日後 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1786/index.htm】