1歳9ヶ月男。
 2015年3月8日,テーブルの上の紅茶ポットをひっくり返し,右上腕熱傷受傷。〇〇大学付属△△病院救急室を受診し軟膏で治療。翌日からは同院形成外科に通院。最初はアズノール軟膏が処方され,2週間後からはゲーベンクリーム®,その後フィブラストスプレー®,その後はアクトシン軟膏®。上皮化後はヒルドイドソフト®が処方されている。1週間前に受診した際,就学前に手術が必要と説明された。
 知人から当科のことを聞き,6月30日に当科受診。瘢痕拘縮も運動障害もない肥厚性瘢痕だったため,手術が必要になることはないと説明。

6月30日


 〇〇大学付属△△病院形成外科の医者は,なぜこの患者さんの両親に「就学前に手術が必要」と説明したのだろうか? 医学知識がない医者なんだろうか。
 それと,処方された薬が全て「クズ」というのもすごいなぁ。最初のアズノール軟膏(これは救急医が処方)だけがまともで,あとは「クズ薬の精鋭」を集めた感じです。これでも治るんだから,人間ってすごいなぁと思います。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1749/index.htm】

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