55歳女。
 6月23日,自転車走行中に雨でスリップし,ブロック塀に衝突。右膝蓋部などを打撲し,当院に救急搬送された。打撲部については湿布と安静で様子を見ていたが,膝蓋部の腫れが引かず,痛みが出てきたため,7月8日,当科紹介となった。
 初診時,膝蓋部に波動を伴う主張を認め,直ちに局所麻酔下に切開して貯留していた大量の血腫を除去,2本のペンローズドレーンを挿入し,ズイコウパッドで被覆した。7月10日には発赤は消退した。7月15日にドレーンを抜去し,遠位の創にナイロン糸ドレナージを行った。2日間は痛みなく経過したが,7月18日に近位の創の外側に疼痛を訴えたため,局所麻酔下にナイロン糸ドレナージ挿入。7月22日にはドレナージ終了し,プラスモイストで被覆。25日に治癒した。

7月8日 切開,ドレナージ 7月10日 7月15日
7月18日 7月22日 7月25日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/〇〇/index.htm】

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