1歳5ヶ月女児。長野県在住。
 1月20日,テーブルの上のお茶に手を伸ばしてひっくり返し,前胸部に熱傷受傷。〇〇病院形成外科を受診し,デュオアクティブで治療。27日に同科を再診したが,「傷が化膿して深くなっている」と言われ,ゲーベンクリームを処方され,石鹸でよく洗うように指導された。
 処方されたゲーベンクリームを受け取った調剤薬局で,「ゲーベンクリームは傷を深くする軟膏なので使わないほうがいい。軟膏を使わない治療をする病院の方がいい」と説明され,自宅近くの△△形成外科クリニックを受診し,透明なフィルム(ジェルシート?)で治療してもらった。しかし,帰宅後に家族が「そんな治療でいいのか」と言ったため不安になり,また〇〇病院に戻り,ゲーベンクリームの治療になった。
 31日朝,傷が明らかに深くなっていることに母親がショックを受け,この軟膏はおかしいと直感し,ネットで調べて当科に電話相談。当科では,積極的に湿潤治療を行っている松本市の赤羽医院を紹介し,プラスモイストでの治療開始となった。
 一度見てほしいとのことで2月4日に当科受診。赤羽医院での治療で間違いないですよ,と説明。

2月4日 2月24日 4月1日
6月12日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/736/index.htm】

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