65歳男性。
7月15日から右手背の腫脹が出現し40℃の発熱があった。外傷の記憶はない。17日に〇〇大学△△病院皮膚科を受診し,直ちに入院が必要と言われたがベッドが満床のため,◇◇病院を紹介され入院となった。
抗生剤の点滴で炎症は治まったが,手背の主張が続いたため,31日に切開。海は溜まっていなかった。それでも腫脹が消退しないため,当科紹介となった。
当科では直ちに局所麻酔下に切開を広げた。手背の皮下組織全体が腫脹していたが膿瘍形成は認めなかった。ヘモスタパッド(R)で圧迫止血の後,ズイコウパッド(R)で被覆。発赤などの炎症症状はなかったため,抗生剤は投与しなかった。
以後はドレッシング交換のみ行い,創の自然閉鎖を図った。
結局最後まで,なぜ突然腫脹し高熱が出たのかは不明のままだった。
8月2日 | 8月2日 | 8月5日 |
8月12日 | 8月16日 | 8月23日 |
8月28日 | 9月4日 | 9月13日 |
9月25日 | 10月4日 |
10月25日 | 機能的にも問題なし |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/461/index.htm】