7歳女。茨城県。
 生後9ヶ月の時にティファール電気ケトルを倒して左腕にヤケド。〇〇病院に救急搬送されて皮膚科入院となった。当初は浅いヤケドと説明されたが,その後,手術が必要と言われ,頭皮からの皮膚移植を受けた。傷痕がきれいにならないため,ネットで調べて受診。
 2021年5月18日,当院を受診。左上腕に肥厚性瘢痕と瘢痕拘縮を認めたが,運動障害はないため,経過観察とし,肥厚性瘢痕にはステロイド含有テープが有効であることを説明。
 なお,頭皮からの植皮を受けたということだったが,どの部分が移植皮膚なのかはよくわからず,手術が失敗して移植皮膚が生着しなかったと考えられた。ちなみに,この症例の治療を行った医師と同一人物である。


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