51歳女。
2019年8月1日深夜,カップめんを落として右大腿熱傷したが,泥酔していたためそのまま冷やさずに寝てしまった。8月3日,自宅近くの〇〇皮膚科医院を受診し,昭島病院外科の上原先生を紹介されて受診。プラスモイスト,ズイコウパッドで治療。一部が壊死してきたため,当院紹介となった。
8月26日,当院を受診。右大腿前面を壊死組織が覆っていたため,局所麻酔下に数箇所に割を入れてズイコウパッドで被覆。以後もズイコウパッドで治療。
なお,壊死組織は割を入れるのみとし,全て除去しないほうがいい。壊死組織の下に毛根が生き残っていることが多いが(この症例の10月25日の写真を見ると毛根からの上皮化がよく分かる),外科的デブリードマンをすると毛根まで切除してしまう危険性があるからだ。
8月28日 | 9月4日 | 9月10日 |
9月17日 22日後 |
9月24日 29日後 |
10月2日 37日後 |
10月15日 50日後 |
10月25日 60日後 |
11月6日 72日後 |
11月19日 85日後 |
2020年1月7日 134日後 |
5月15日 263日後 ドレニゾンテープ開始 |
6月20日 299日後 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/3328/index.htm】