1歳6ヶ月男。
 2019年1月5日,ティファール電気ケトルのコードを引っ張ってテーブルから落とし,左上腕,左足背に熱傷受傷。〇〇大学附属病院に救急搬送され,形成外科入院となった。1月7日に左上腕に皮膚移植術が行われ,1月29日退院となった。その後,傷跡が盛り上がってきたため医者に治療してほしいと要求したが,治療の必要はないし,もう通院しなくていいので受診しないようにと言われた。途方に暮れてネットで検索。
 3月11日,当院を受診。左上腕に数カ所の軽度の肥厚性瘢痕を認め,移植皮膚の範囲は指末節部程度の面積であった。受傷から2日後に皮膚移植が行われていることから,最初から「軽症でも皮膚移植をする」と決めて入院させたのだろう。ミニサイズの皮膚移植を強行する意地汚さに驚いてしまった。
 肥厚性瘢痕の程度が軽度であったため,経過観察するように説明した。

3月11日:左上腕


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/3227/index.htm】

【なつい式湿潤療法®
【なついキズとやけどのクリニック】
【新しい創傷治療】