44歳男。
2016年10月1日,左第3趾の突然の腫脹と発熱で〇〇病院を受診し,糖尿病の診断を受けて緊急入院となり,インスリン治療開始となり退院。2018年7月,右第3趾糖尿病性壊疽で入院となり,第3趾切断術。11月28日,右第2趾切断も行ったが,創が治癒せず,VAC(陰圧吸引)療法開始。2019年1月23日に退院。
2018年9月に糖質制限を知り,直ちに食事を変更。内服薬を飲んでいたため低血糖となり,医師と相談の結果,内服薬は全て中止となった。その時点で血糖もHbA1cも正常であった。
2019年1月23日,ネットで調べて当院受診。足底正中遠位に創離開を認め,ズイコウパッドで治療開始。10日ほどで傷は上皮化した。
同年6月,右第5趾に潰瘍が出現。腐骨除去を行い,創部はズイコウパッドで被覆。
2019年1月23日 | 2月4日 12日後 |
2019年6月10日 138日後 |
6月17日 | 6月24日 | 7月1日 |
8月19日 208日後 |
8月28日 217日後 |
9月2日 222日後 |
9月9日 229日後 |
9月18日 237日後 |
10月2日 252日後 |
3月23日,右足背に膿瘍形成を認め,切開排膿を行う。4月4日には切開創は閉じ,膿瘍再発なし。
4月10日,右足底に腫脹があり,切開排膿。その後,一旦治まったが,4月15日に再度腫脹したため,足底から足背に貫通型のペンローズドレーンを留置。
4月20日,足底の傷から中足骨の骨頭軟骨と思われる薄い骨片が自然に出てきた。
6月1日 495日後 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/3179/index.htm】