66歳男。
 2017年11月に右第1趾の爪囲炎で当院を受診(それまでも幾つかのクリニックで治療を受けていたが治らなかった)。テーピングの方法を指導した。12月11日,爪が浮いて不安定なためにテニスができないことを主訴に再受診。爪甲が半分以上爪床から浮いていて,その原因はそれまで受けていた頻回の消毒により爪床が壊死して瘢痕化し,爪母で作られた爪甲が爪床に生着できないことと考えられた。瘢痕化した爪床を切除することで爪甲が復活する可能性がある旨を説明。
 局所麻酔下に抜爪し,瘢痕化していた爪床を丁寧に切除。ヘモスタパッドで創部を被覆。翌日からはズイコウパッドで治療。

術前 爪甲は浮いている 白い部分は瘢痕 瘢痕除去
2017年12月11日

12月22日 12月16日 12月20日 12月27日

2018年1月5日
25日後
1月12日
32日後
1月20日
40日後
2月7日
58日後

3月3日
82日後
4月11日
121日後
6月4日
175日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2836/index.htm】
【なついキズとやけどのクリニック】
【新しい創傷治療】