74歳男。千葉県。
 2017年4月8日,植木剪定用バリカンを使っていて左小指裂傷。〇〇病院外科を受診して,縫合してもらった。その後,毎日のように同科に通院しているが,日ごとに痛みが強くなり,仕事に支障が出るようになった。知人が当科受診を薦められた。
 4月12日,受診。左小指末節部は縫合されていたが,創縁は黒色であり,末節部は大きく貼れていた。圧痛と発赤あり。直ちに抜糸を行ったが,血腫が溜まっていた。血腫除去後,ズイコウパッドで被覆。その後も創縁の皮膚は循環不良で先端は黒色壊死となった。5月10日からハイドロコロイド被覆材での被覆に切り替えた。これにより,黒色壊死は自然に融解して取れ,自然な形の指尖部が再生した。

4月12日

4月14日

4月19日

4月26日:14日後

5月10日:28日後

5月24日:42日後

6月5日:54日後

6月19日:68日後

7月3日:82日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2654/index.htm】
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