75歳男。腎臓がん,人工透析中。
 2017年2月5日,歩いている時に自転車がぶつかってきて左下腿を強打。透析を受けている医院から整形外科受診を薦められ,14日に〇〇病院整形外科を受診。湿布と鎮痛剤のみ処方され,様子を見るように言われた。21日,痛みがさらに強くなり再受診し,当科紹介となった。
 左下腿内側遠位に腫脹と波動を触れ,中心部の皮膚は壊死していた。局所麻酔下に壊死組織を切除し,用手的に血腫除去。さらに遠位に切開を追加し,ペンローズドレーンを貫通させて固定。ズイコウパッドで被覆。
 2月28日にドレーン抜去し,ナイロン糸ドレナージを挿入してハイドロコロイド被覆材を併用して固定。3日後にナイロン糸ドレナージ終了。

2月21日 ドレナージ

2月28日

3月7日 3月28日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2565/index.htm】