54歳女。
 平成27年10月14日,頭部有棘細胞がんで腫瘍切除術(〇〇大学付属病院皮膚科)。一部頭蓋骨表面も削ったため,その場では植皮せず,肉芽が上がってから皮膚移植と説明された。その後,肉芽が覆い上皮化してきたため,皮膚移植はしないで保存的治療へと治療方針を変更。石鹸でよく洗うように指導され,軟膏とガーゼの処置を続けた。平成28年7月にヒルドイドソフト®,その後アクトシン軟膏®に変更。いつまでも治らないため,10月に自分でネットで検索してプラスモイストを購入して自分で貼布。3日で上皮化が完了した。それを見せたらヒルドイドソフト®が処方され,塗布したらすぐに潰瘍が再発。潰瘍がいつまでも治らないため,12月2日にアクトシン軟膏®に変更。この大学病院の医者では治せないと見切りをつけ,ネットで検索し,再びプラスモイストを当てておいた。
 2016年12月16日,練馬光が丘病院傷の治療センターを受診。小さな潰瘍があるのみで,ハイドロコロイド被覆材で治療。「あとは自分で治療します。治らなかったらまた来ます」とのこと。

12月16日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2531/index.htm】