89歳女。
 2016年11月27日,自宅の階段で転倒し,動けなくなった。29日,姪が電話をしても連絡が取れないため様子を見に来たら,額に怪我をして右手が痛みで動かせないと訴えたため,救急要請し,当院に搬送された。右前腕骨折があり,整形外科入院となったが,右前頭部裂傷について当科紹介となった。
 右前額部に5センチ近い裂傷があり,骨膜に達していた。受傷から48時間以上が経過していたため,しばし躊躇した後に縫合。皮下縫合はせずに皮膚のみ縫合し,ペンローズドレーンを留置し,圧迫した。その後は特に感染を起こすことなく経過し,6日後に抜糸した。

11月29日

11月29日 縫合後 11月30日 12月5日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2513/index.htm】

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