42歳男。埼玉県在住。
 2016年4月8日,裁断機に右手を巻き込まれ,中指,環指の指尖部を切断。直ちに〇〇病院を受診し,整形外科で縫合のみ行った(=composite graft)。その後,断端は壊死したため,切除して短くする手術をしないと治らない,と主治医から説明された。その説明に納得できず,ネットでさまざま検索。湿潤治療を知り,ガーゼでなくラップで覆うようにした。
 4月25日,当科を受診。創部はプラスモイストで被覆し,さらに熱可塑性プラスチックでシーネを作成。3ヶ月ほどで,ほぼ元通りの指が再生した。

4月25日:ラップで覆っていたため壊死組織は軟化している

5月2日:7日後

5月10日:15日後

5月23日:28日後

6月17日:53日後

7月8日:74日後

8月12日:109日後


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2240/index.htm】

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